13歳で出演したドラマ「家政婦のミタ」(2011/日本テレビ)で注目を集めると、連続テレビ小説「なつぞら」(2019/NHK)、映画「碁盤斬り」(2024)など続々と話題作に出演。
藤ヶ谷太輔「(鶴瓶さんは)やっぱり若いころから知ってるけど、今も若いという」
鶴瓶「今も若いしやね」
中川大志
「たぶん一番最初にA-Studioの取材でお会いした時は、僕多分中学生とかだったと思うんですけど(2013年3月に出演。当時14歳)」
藤ヶ谷太輔「今26歳?」
中川大志「26になりました」
芸能界のきっかけはスカウト
ダンスレッスンの帰り、父親と買い物中に(小学校4年生)
鶴瓶「もともとスカウトされたやんか?原宿かどっかでか」
中川大志「原宿の竹下通りっすね。小学校4年生の時ですね」
藤ヶ谷太輔「その時の記憶ってあるんですか?」
中川大志
「あります あります。
もうずっとダンスを習ってたんですけど。
そのダンスのレッスンの帰りに父親と原宿の竹下通りで買い物してまして。
で、そん時にそのスーツの大柄の男の人に…竹下通りの端から端までその人がついてきて。(笑)
怖かったですね(笑)」
藤ヶ谷太輔「じゃあ、まあ小4で芸能界入り?そっからずーっと楽しいですか?」
ドラマ「家政婦のミタ」に出演し、大ブレイク!(中学1年生)
中川大志
「結構その中学校1年生の時に、「家政婦のミタ」というドラマ(2011/日本テレビ)。
これ13歳の時だったんですけど。
なんかこれをきっかけにすごく忙しくさせていただくようになって。
当時は本当にギャップはありましたね。
その当時、地元茨城だったんですけど。
茨城の普通の中学生の時の自分と現場でこう華やかな時間とっていうののギャップが結構あって。
その時は結構、うん…精神的にもちょっと悩んでましたね。
だから、後にも先にも、中学校2年生の1年間とかが一番忙しかったんじゃないかなっていうぐらい。まあ、学校も行ってたので。」
鶴瓶「まあ、自覚したよな?もうこれで食っていこうという想いっていうか」
中川大志
「中学校2年生ぐらいの時に、この仕事を大人になってもしていくだろうなって思いましたね。漠然とですけど、はい」
趣味が多い
釣りが大好き
鶴瓶「北海道でロケした時にめっちゃワカサギ釣ってたな?」
中川大志「釣りました」
鶴瓶「釣り好きなの?」
中川大志
「釣り大好きなんですよ。
ドラマ「Eye Love You」(2024年)の北海道ロケがありまして。その合間に。
皆さんはドラマの撮影をしてるんですけど、僕だけ1日休みで。
ずーっとワカサギ釣ってました。(笑)
ものすごい釣れました、ワカサギが。全部天ぷらにしました。美味しかったですね。
釣り好きで、はい。アウトドア好きですね」
ゴルフ
藤ヶ谷太輔「結構趣味がね?多いって。あとゴルフ」
中川大志「そうなんです。ゴルフも。ゴルフもかれこれ3,4年ぐらいになるんですかね。」
藤ヶ谷太輔「結構22,23(歳)くらいで出会って?」
中川大志「出会いましたね」
鶴瓶「行く時間ないやんか?」
中川大志
「いや、結構いけます。行きます。朝っぱらから。
釣りもゴルフも朝早いじゃないですか。でもすっごい好きなんですよ。
自分でこう車運転して。
まだ暗い時間からこう出て。
だから、よく日焼けして怒られるんですけど」(笑)
藤ヶ谷太輔「それどういうメンバーで行くんですか?ゴルフとか」
中川大志
「ゴルフはでも全然同業ではない方とも行きますし、役者の先輩と行くときもありますし。
でもやっぱ先輩とかと回ると緊張します。ほんとに緊張します」
サウナ
藤ヶ谷太輔
「でも分かります。その暗いうちから、なんかプライベートで今日こんなに自分でこの時間を使えるんだっていうか。いいですよね。
で、帰りちょっと早めにいい時間、夕方くらいに帰ってきて。
じゃあちょっとサウナ行こうかなとか。
サウナもね、お好きだって?」
中川大志
「サウナも大好きです。
結構サウナもゴルフも旅行にくっつけられるんですよ。
旅先でゴルフもしたい。サウナがついてるホテルがいいなとか。
なのでこう、色々地方のサウナ行ったりとか。あのーそういうのは好きですね」
飯塚健監督とプライベートでも仲良し
高校生で飯塚組のオーディションへ「ピリピリした雰囲気で怖かった」
数々の作品でタッグを組んだ飯塚健監督(映画監督・脚本家)に取材
藤ヶ谷太輔
「聞いたら、なんか1本目終わってすぐぐらいに、もう次の作品の話をしてた。
だから、なんか監督の中でも、「あ、中川大志いいな。次もやりたい」と思ったみたいですね」
中川大志
「監督と初めてお仕事させていただいたのが、たぶん高校生ぐらいの時なんですけど。
(当時17歳 ドラマ「REPLAY&DESTROY」(2015/MBS))
それも、このドラマのオーディションだったんですけど。
これぐらいの世代の10代、20代の世代の男たち。
もう大量に集められてて。この飯塚組のオーディションだったんですけど。
まーあ、ピリピリした雰囲気で。
めちゃめちゃ監督もこの頃まだまだ…何て言うんですか、とがってて。すっげぇ怖くて。
もう今柔らかく。優しいですし。
いやーもう今とは考えられないぐらい僕はもう最初に印象はドキドキしてたんですけど。
そこからでも、何度も何度もご一緒して。
今でもご自宅遊びに行かせていただいたりとか」
お酒を飲んで、監督の家で寝る
藤ヶ谷太輔
「しかもなんか、すぐにでも寝られるような格好で行くらしいですよ。(笑)
酔っぱらったら、ちょっとそのまま寝ちゃおうかなみたいな」
中川大志「良くないですよね、それが。すぐ寝ちゃうんですよ。僕酔っぱらうと」
鶴瓶「だいぶ飲むの?」
中川大志「お酒はもう、すごい好きで。結構毎日飲むんですけど」
鶴瓶「毎日飲むの?」
中川大志「毎日飲みますね。家でも飲むんですけど」
鶴瓶「そんな雰囲気せえへんよな。何飲むの?」
中川大志
「まずビールから始まって。僕ビール大好きなので。
もう延々とビール飲んでる時もありますし。で、そこから焼酎が好きですね。焼酎。
あと食事によっては日本酒だったり、ワインだったりとか」
藤ヶ谷太輔「でもね、その監督は、だから酔っぱらって変わるってことがないから」
中川大志
「そうですね。たぶん変わる前に寝てますね。寝ちゃうんですよ。
ほんとにだから最近、反省してます、本当に」
鶴瓶「疲れてんねやろ」
中川大志「いやいや、ちょっとまあでも気心知れた面々としかもう飲むことないので」
普段の悩みや色々語り合う中で企画した「レストランで始まる芝居」
鶴瓶「いやだから、監督と気心知れて、行けるっていうのはいいよね」
中川大志
「いつも監督とは、普段の悩みとか、生活のことも話しますし。
次何やるかってこう企みを考えたりとか。
この企画おもしろそうだよねとか。この原作面白いよねとか。こういうことやってみたいよねみたいな話は、要所要所でしてますね。
色々と映像だけじゃなくて、生のエンターテイメントも2人で。
これなんですけど。
※コントと音楽Vol.05「楽園はどこだ」(2023)
飯塚監督が立ち上げたプロジェクトなんですけど。
※「コントと音楽」:飯塚健監督が演出・脚本・選曲を手掛ける芝居×食×音楽の会場一体型エンタメショー
ニューヨークとかこう海外とかでよくあるんですけど、レストランの席の一席で、お芝居が始まるんですよ。
で、お客さんたちは食事したり、お酒を飲んでて。そこで芝居が始まって。
なので感覚としては、隣の席のこう会話を盗み聞きしてるような設定と言いますか。
だからほんとに何が起きるか分からないんですよ。
過去ホントに何ステージもやってきたんですけど、お皿が割れたりとか、フォークが落ちたりとか。
気持ち良く酔っぱらわれてる方もいらっしゃいますし。
でも小学校6年生の時にニューヨークに行ったんですけど。初めて。父親と2人で行って。
僕のおじさんがずっと20年以上ニューヨークに住んでたんですね。
で、ニューヨークに遊びに行ったときに、レストランがあって、このレストランではブロードウェイのショーを目指してる役者の卵の方たちが働いてるんですよ。ウェイターさんたちとして。
で、食事を運びながら、急にショーが始まったりとか、歌が始まったりとかするんですよ。
ちょっとそれに近いような。なんかこう今までない形の。
かなり鍛えられます、これは。怖いです、ほんとに」
新しいことを常にやりたい「自分が自分に驚きたい」
藤ヶ谷太輔「そう、監督とも話してて、たぶん大志は五角形をこう大きくしようと…」
中川大志
「グラフというか、自分のスキルというか?
あの10代の頃からそうなんですけど。
意識的に、今もそうですけど、やったことない新しいことはもう常にやりたくて。
で、見てくださるお客さんたちを驚かせたいのはもちろんなんですけど、自分が自分に驚きたいっていうのもあって。
あ、俺こんなことできんだなとか。
まあ、逆もしかりなんですけど。あ、俺これ苦手なんだなとか。
やっぱり発見は新しいところにしかないかなっていう考えもあって。
なので、やったことないことをやりたいなっていうのはありますね、常に。」
俳優・小栗旬さんから学んだ多くのこと「現場を良くするため戦い続ける」
鶴瓶「それでまあ、俺も会いたかったから行ったんですけど、小栗旬に会うたんですよ」
中川大志
「え!?ありがとうございます。それこそゴルフもよく行かせていただいたりだとか。
出会いはそうですね。
「花のち晴れ」というドラマをやらせていただいてまして
(※ドラマ「花のち晴れ~花男Next Season~」(2018/TBS))。
そのドラマがですね、小栗さんが出演されていた「花より男子」の数年後を描いた作品で。
あの、スペシャルゲストで小栗さんが出演されていて。
これの打ち上げで、たぶん初めてお会いしたんすかね。
それから「鎌倉殿の13人」というドラマ(2022/NHK)。
大河ドラマでガッツリと共演させていただいたのが初めてで。
これがすごく大きかったですね、この作品が。」
鶴瓶「まあまあね。(小栗旬は)いい男だからね。見てみいな、これ笑ろうとんの」
中川大志
「会いたいですね。もう急に連絡ポンといただいたりとかして。
食事したりとか、お家遊びに行かせていただいたりとか」
藤ヶ谷太輔「誘い遅い時ないですか?1時半とか」
中川大志「あります。」
鶴瓶「俺でもやで。誘うのそんなん」
中川大志「でも本当に後輩想いで、ほんとに。」
藤ヶ谷太輔「ゴルフ行ってる時の、プライベートの旬くんって、なんかどういう感じなんですか?」
中川大志
「ほんとにゴルフ大好きで、ほんとストイックなので。
一時期だから、職業ゴルファーみたいになってるときありました。一時期。
ゴルフの合間に大河ドラマ撮ってるって言ってる時ありました。
それぐらい何事も真剣に突き詰めてらっしゃるんで。
大河の現場でも、学ぶことが多かったですね。
ほんとスタッフへの配慮だったりとか、チームの現場づくりだったりとか。
ほんとに時に自分が矢面に立って。
でも絶対にあきらめずに、現場を良くしていこうと戦い続けてる姿を見てるので。
やっぱりなんていうんですかね。
現場で2つ以上の違う意見がこう出ることもあるじゃないですか。
でも人とこう意見を交換するのってやっぱ大変だし、エネルギーも使うし。
でもそういう所、あきらめないですね。
作品をよくするため、現場をよくするために。
ほんとにずっと戦ってるので」
鶴瓶「まあ、強いよね。芯のあるやつや」
終わりに…中川大志さんの愛される人柄
鶴瓶
「まあ、これだけ長いことずーっと見てて聞いててしてたら、この人の人間性が分かるし、あの中島プロデューサー(ドラマ「Eye Love You」プロデューサー)が言うてたんですけど、「とにかく嫌なところが無い」と。
まあ、そうやわね。
「だから逆に聞きたいんです。あなたの嫌なところあるの?」って聞きたいって言うんですよ。
「自分の考え方に対する自由っていうんか。ひらめきをスゴク大事にしてる人やと思う」って言うんです。
年上から見ても年下から見ても同世代から見ても好かれるっていう。
愛されてるってやっぱ素晴らしいし、これからもっともっと中心になってくる人やと思います」