【A-Studio+】俳優・清水尋也(ひろや)さん「早すぎる母の死と素顔」(2025年8月8日放送)

2012年 中学生・13歳で俳優デビュー(ドラマ「高校入試」(2012年フジテレビ))

ここ近年話題の映画(映画「東京リベンジャーズ2血のハロウィン編」(2023年)など)やドラマ(ドラマ「Eye Love You」、ドラマ「海に眠るダイアモンド」(2024年TBS)など)に出演。

悪役から好青年まで演じ分ける若きカメレオン俳優。

 

藤ヶ谷太輔「身長どれぐらいあるんですか?」

清水尋也「187(㎝)くらいですね」

藤ヶ谷太輔「おっきいな~」

鶴瓶「かわいらしい顔してますよね」

清水尋也「あ、ほんとですか?ああ、ありがたいです。嬉しいです」

鶴瓶「色んな役出来るやろね、この顔」

藤ヶ谷太輔「ビジュアルがまたね、役によって全然違う」

鶴瓶「色んな役しとるよね?」

清水尋也
「そうですね。ホントに連続殺人鬼とか。そういうちょっと偏った役から。
最近はこう割と普通といいますか。
好青年だったり、そういうさわやかな役とかもやらしていただけることが…はい」

 

俳優になったきっかけ

先に兄がスカウト…兄主演の映画を観に行き、事務所の人に誘われる

鶴瓶「あのなぜその俳優になろうと思ったの?」

清水尋也
「僕は元々あのー4つ上に兄がいるんですけど。
兄も役者をやってまして(兄:清水尚弥さん)。
僕より先に兄が街でスカウトされて
で、兄の主演の映画の試写に母親と一緒にお邪魔した時に、当時のマネージャーさんに「弟くんも一緒にやってみないか?」ってお誘いをいただいて」

鶴瓶「兄がこの世界いてるっていうのはいいよね?」

清水尋也「そうですかね?」

藤ヶ谷太輔
「それってでも、強い味方が近くにいるって時もあれば、なんかこう意識しすぎてしまうっていう時期もあったり?」

清水尋也
「でも僕、兄が僕に対してどう思ってるかは分からないんですけど。
僕は割と役者としてはずっと兄の事はもう尊敬しかないと言いますか。
やっぱり兄のお芝居はすごく素敵だと思うし。
やっぱり一番僕の事知ってる存在ではあるので」

 

育ってきた家庭環境と幼少期

小学校1年生の時に母子家庭に…21歳の時に母が亡くなり…

鶴瓶「え、で、お母さん亡くなったんよね?」

清水尋也
「そうですね。元々自分が小学校上がるタイミングで母子家庭に…父親が出て行って母子家庭になったんですけど。
自分が21(歳)の時に母親がちょっと心臓系の急な病気で亡くなっちゃいまして

鶴瓶「いや~だからこれ。ね、こうやってA-Studio+出てると喜ばはると思うよ」

清水尋也
「いや、出てほしいって言ってたんですよ、ずっと。
だから僕も出たいと思ってて。で、今回出さしていただけると…。
喜んでると思います」

鶴瓶「21ぐらいの時か?」

清水尋也
「はい。21の時ですね。ホントに急だったんで。
で、まあ兄と2人でっていう。
まあ、当時実家だったんですけど。
そこをそのタイミングで、まあ2人とも…兄弟2人で地元に住んでてもっていうので。
2人ともそこで家を出るってことになって。

まあ、住んでた実家を引き払わないといけないってなったんですけど。
その時ちょうど僕が現場に入ってて、忙しいタイミングだったんで。
そういうのも兄が全部、家の事とかは全部やってくれて。
僕になるべく負担が無いように。

やっぱりあん時はね、絶対兄も精神状態的にも不安定だったと思うし。
僕もその気持ちが分かるんで。すごいホントに兄には感謝してますね」

 

中学受験…毎日夜0時まで勉強

鶴瓶「え、勉強はどっちができたの?」

清水尋也「・・・・・僕って言っときます」

鶴瓶「学校は中高一貫の学校行ってたわけ?」

清水尋也「はい。中学受験して」

鶴瓶「中学受験したんや?」

清水尋也「はい。頑張りました」

藤ヶ谷太輔
「じゃあ結構、ここのタイミングで勉強頑張ったなってあるんですか?」

清水尋也
「やっぱ小学校5,6年生は、もう学校終わって…でも友達と遊ぶのも大好きだったんで。
学校終わって、17時まで友達と外でバスケットボールして。
家帰って、(夜)0時とかまで勉強してましたね、毎日

鶴瓶「すごいな。いやでも、お父さんいなかったんやろ?」

清水尋也「そうですね。あの、もう、僕はホントに記憶がないぐらいちっちゃい時」

鶴瓶
「お母さんよう。お金の面もあんねんで。心配やな、この人らの将来のこと考えたら。
お母さんもな、仕事しはるしやな。強い人やで~」

清水尋也「はい。もうホント尊敬しかないですね、母には」

 

厳しかった母…松竹歌劇団でダンサーをしていた

祖母と祖母の妹に取材
祖母(愛称 もこちゃん)と祖母の妹(愛称 あいしゃん)の写真が映る。

清水尋也「マジっすか。うわ~」

藤ヶ谷太輔
「でもお2人でやっぱ尋也くんが出る映画とかを観に行くってのが、すごい楽しいって」

清水尋也
「祖母の方は千葉の方に住んでるんですけど。
あのー千葉の方から、舞台挨拶とか僕がそういう露出のあるタイミングで、よかったら来てよって連絡をして、チケット取って。
来てくれるんですよ、東京まで。」

鶴瓶「いやそれ、言うてくれるいうのも絶対嬉しいと思うね」

清水尋也
「いやもうホントになるべく少しだけでもこう何か返していけたらなっていう風に思うんで。
もちろんお金だけじゃないと思うんですけど」

鶴瓶
「いやお互いやんか。やっぱりこの人らはお母さんがそれを見れなかったから。お母さん厳しい人やったんやてな?」

清水尋也
「そうですね。まあ、怖かったですね、怒ると、はい。もう怖かったです」

藤ヶ谷太輔「お母さん要はエンタメの世界っていうか」

清水尋也「あ、そうです。元々ダンサーをやってて。松竹歌劇団

鶴瓶「SKDってすごいとこよ。」

清水尋也「所属してました」

※松竹歌劇団(SKD)…宝塚と並び称された名門歌劇団。数々のスターを輩出

鶴瓶
「このラインダンスがものすごい有名で、SKDっていうところは。やっぱりその血やな、やっぱり」

 

体を使って表現するのが昔から好きだった

藤ヶ谷太輔「その2人でって、なんかその表現とかなんかあるのかな」

清水尋也
「でも、ちっちゃい時から好きでしたね。歌を歌うとか。
あとは僕はダンスを習ってた時期もちょっとだけあったんですけど。

そういうこう自分の体を使って何かを表現するっていうのは昔から好きだったのかもしれないですね、無意識に」

鶴瓶「だからお母さんも嬉しかったやろな、その頃」

清水尋也「そうですね。だからすごいやっぱ応援してくれてて」

 

怖がりだった幼少期

藤ヶ谷太輔
「でもだから、昔はやっぱりこう子供の頃、例えばモノレール乗るにしてもこの(電車とホームの)隙間を見て、「もう乗れない」って怖がってたから。

こういう役(東京リベンジャーズで金髪にした不良役)したりとか、車の上えアクションやったりとか。
なんかヒヤヒヤするけど、なんか頑張ってっていう」

清水尋也「ああ~嬉しいですね。そんなこと思ってたんですね」

鶴瓶「虫も怖かったんやろ?」

清水尋也「あ~今でも虫は一番嫌いですね」

 

俳優・監督との関わり

矢本悠馬さん「お前は天才だ」

鶴瓶
「でも評判は、矢本悠馬って知ってるやろ?俺も知ってんねんけど。
矢本悠馬が言うとったらしいけど、あんなすごい役者が出たっていうのを言うてたらしいで」

清水尋也
「ありがたいっすね。そうあの…そうっすね。
矢本君は「ちはやふる」(2016)って映画で最初に共演させていただいたんですけど。
その時に、本当にありがたい言葉ですけど、「お前は天才だ」って言ってくれて。
で、それをでも、僕はまあやもっちゃんって呼んでるんですけど。やもっちゃんに一個クレームがあって。
いろんな人にやもっちゃんが僕の事をもちろんいい意味で話してくれるんですよ」

藤ヶ谷太輔「アイツは天才だと」

清水尋也
「はい。で、こう初めて会った先輩とかに「あっ、天才の清水君だね」って言われて。
もうプレッシャーでしかないじゃないですか。
ハードルが一気にグンって上がって」

 

間宮祥太朗さん「メッチャ好き」…間宮さんはお兄ちゃんのよう

鶴瓶「誰に言われたん?」

清水尋也
「えっと最初は、えー間宮祥太朗くんに初めてお会いした時も、(間宮さんが)「ずっと会いたかったんだよ」。
「やめてくださいよ…」みたいな」

(先輩間宮祥太朗さんに取材 鶴瓶さんとの2ショット写真が映る)

清水尋也「(笑)」

鶴瓶
めっちゃ好きや言うとったで。いや、マジで。
いやもっと喋りにくい暗いヤツかと思ったら、そうやないです。
メッチャ明るい喋りやすいヤツやって言うとったわ」

清水尋也「でも祥太朗くんが僕のこと好きなのは、結構僕も感じますね」(笑)

鶴瓶「え、分かんの?分かんの?」

清水尋也
「結構でもやっぱ男前っていうか、こう男気のある兄貴肌なんで。

まあもちろん、仕事のこともプライベートのことも、こう悩み相談したら、「いやそれこうなんじゃないの?」とかって話聞いてくれるんですけど。

結構こう一緒にお酒飲んだりとかもするんですけど。

こう良い感じになってくると、結構僕がちょこちょこちょっと祥太朗くんのこといじったり。
「しょうちゃん」って呼んでみたりとかすると、結構うれしそうな顔するんですよね」(笑)

藤ヶ谷太輔「結構じゃあ相談とかするんですね」

清水尋也「しますね、はい」

鶴瓶「相談できるっていうのがええやんか」

清水尋也
お兄ちゃんって感覚ですね。ウチの兄とちょっと似てるんですよ、僕が思うに。
なんかそれがすごく僕は重なってて。
だから凄く接しやすいのはもちろんあると思うし、うん」

 

英勉監督(代表作「東京リベンジャーズ」)「大好き」…更新した自分を見せたい

藤ヶ谷太輔「でもその好かれるで言うと、この監督ももう大好きだつって」

(藤ヶ谷さんと監督の2ショット写真が映る)

清水尋也
「(笑)リベンジャーズの英 勉監督ですね。
18…17,18ぐらいに初めての映画でご一緒させていただいて。」

藤ヶ谷太輔
「そう僕もだから英さんあのご一緒したことあって。
あのーメチャメチャ優しくて、すごく人の好きな素敵な監督ですよね」

清水尋也
「そうですね。僕出会った監督さんの中で、唯一毎朝、僕達がメイクしている前室に絶対にいらっしゃるんですよ。
たぶん全員の入り時間とかも把握した上で、1人ずつ絶対に「おはよう。今日はあのシーンだけど、こういう風にやろうと思ってるから、よろしくね。じゃあ」みたいな。
本当に役者に慕われる監督だろうなって思います

※英 勉監督作品 映画「3D彼女 リアルガール」(2018年)、映画「妖怪人間ベラ」(2020)にも出演

藤ヶ谷太輔
「でも尋也を使ってる俺らカッコイイだろ感もあるつってましたよ。
であと、もしだからこれからね、なんか例えばすごい大きな例えば賞を受賞したとかなったらエピソードで、「監督とったよ」って言って欲しいと。

で、結局そうすると、色んな監督が「あれ?これ俺かな」って思うよね。
でそん時に、「いや、あれ俺のことだよ」って言いたいんですって」(笑)

鶴瓶「オモロイ人やなこの人」

清水尋也
「面白いですね。でも毎回やっぱ試されてるなっていう感覚は若干やっぱあるっていうか。
毎回毎回僕も監督に合うたびに、何か更新した自分を見せないとっていう意識があるんで。

その大事なシーンとかであえて「好きなようにやって」って言うんですよ。
全部投げてくるんですね。

で、その時はやっぱりこうその自分の提示したもので監督を納得させないといけないっていう、そういうこうちゃんとピリつく気合いの入る瞬間も監督はこう意識してなのか作ってくださるんで」

 

母が亡くなって変わった考え方・向き合い方

頑張る理由・原動力が母だった

鶴瓶
「で、いつごろからそんなん思えるようになったの?すごいよね、それ。
役者やるいうといてやな、それで誰にもまあそんなに演技指導もされてないし。
でもスイッチここで入れようとかっていう、分かるんでしょ?」

清水尋也「う~ん、いやでも…」

藤ヶ谷太輔「なんかその思考みたいのって、いつぐらいに大きく変わったんですか?」

清水尋也
「考え方はやっぱりまあさっきもお話しましたけど、母のことがあってから、やっぱガラッと色んな物事に対しての考え方とか向き合い方っていうのは、変わった自覚はあるので」

鶴瓶「それはそうやわな」

清水尋也
「なんかこれまでは、母子家庭だったし、その経済的にもすごい裕福な家ではなかったので、母親を楽にさせてあげたいっていう意識が兄も僕もたぶん強かったんです」

藤ヶ谷太輔「自分のためとか、なんか好きなことというよりは、その思いの方が大きかった?」

清水尋也
「だからこういうあのーこういうお仕事を続けてきたっていうのももちろんあると思うんですけど。
でもそれがその頑張る理由、原動力みたいなものが母親だったのが、まあ急にスポッといなくなってしまった時に」

鶴瓶「それはショックやったやろ?」

清水尋也
「そうですね。だから何を理由に頑張ればいいか分からなくなっちゃって
本当に芝居をやめようと思った時期もあったし。

でもそのタイミングで、朝ドラのお話をいただいたんですね。ホントちょうどそのタイミングで。※NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(2021)

で、朝ドラもずっと母が出てほしいって言ってた番組だったんで。
そこでこう「あ、続けろ」って言われてるなって、そこでなんとなく思って。
で、そっからこう仕事に対しては切り替えて頑張ろうってなれたんですけど」

鶴瓶「いやでもようそこで朝ドラポンと決まったな。それはお母さんやで」

清水尋也「それはだから作品にもほんと恵まれてるなっていう風には思います」

藤ヶ谷太輔「運命って面白いですね、なんかね」

鶴瓶「いい作品いっぱい出てるもんな」

清水尋也「ありがたいです」

藤ヶ谷太輔「ちょっとぜひその賞取ったら、「監督とったよ」って。「監督見てる?」って言って欲しいです」

清水尋也「監督。ちゃんと言いますんで」

 

鶴瓶さんの一人語り

鶴瓶
「尋也のお母さんは尋也とお兄さんを女手一つで育ててはるんですよ。
尋也が21歳の時に他界されたんですよね。

で、『アウトサイダー』っていう映画に出ると、高校の日数が足らんので、退学することになるんですよ。それは分かってるんです。
だからお母さんから「卒業してほしい」と。「役者である前に、1人の人間として考えてほしい」って言われたんです。

でもその母の言葉で、チョット投げやりになって、「もう「アウトサイダー」やらずに学校行くわ」ってちょっと投げやりに言うたんですよ。

ほんだら、「本当にあんたそれでいいの?母親として卒業してほしい気持ちは変わらないけど、自分の人生自分で決めなあかんねや」と「お母さんが言うたからそうしたんだと言うのはずるいよ」っていわれたんですって。

その時、ドンときて、そこで土下座して、「アウトサイダーに出たい」って。「もう一度やらして下さい」って
お母さんに言うたみたいです。

お母さんがねその時…お母さん言うたって若いやん。まだ40ぐらいやんか。
その40代のお母さんが、彼がそう言うたところで即答できるって本当に子供のことを愛してて。
まあ、一人で育てた自負があるからそういうこと言うたんだと思うんですよね。

尋也の後ろには必ずお母さんがいるという強さがあると思うんですよね。母は強しですよね。
今日のゲストは清水尋也さんでございました。」

※Netflix映画「アウトサイダー」(2018)に出演。当時17歳

 

【衝撃!ニュース】大麻取締法違反で逮捕(2025年9月3日)

・俳優の清水尋也(26)容疑者が、東京・杉並区の自宅で乾燥大麻を所持したとして、麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された。

・容疑を認めているということです。

・警視庁によると、2025年7月10日ごろ東京・杉並区の自宅で、乾燥大麻相当量を所持していた疑いがもたれている

・警視庁は9月3日午前4時半ごろに清水容疑者の自宅に家宅捜索に入り、約2時間後の午前6時半前に、捜査員に連行された。

・また、清水容疑者と同居していた20代の女性も、麻薬取締法違反の疑いで逮捕したとのこと。

・調べに対し2人はいずれも容疑を認め、清水容疑者は「大麻を持っていたことは間違いありません」と供述。

・2025年1月に清水容疑者が大麻を使用している疑いがあるという情報を得た警視庁が捜査を続け、逮捕に至った

・ 清水容疑者の自宅の家宅捜索では、部屋のテーブルから袋に入った大麻とみられる植物片や使用器具が見つかった。

・常習的に大麻を使用していたとみられている

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