シンガポールで母智実(さとみ)さん(61)&兄賢吾さん(38)と家族旅行!
母智実さんの最初の夫は2人が幼い頃に亡くなり(母智実さん26歳、麻貴さん4か月の時)、その後再婚した夫も15年前に他界。
福田麻貴「私が生まれた時のことは覚えてる?どんな感じやった?」
福田母
「破水して、あら~破水しちゃったわって行ったら、1時間くらいで産まれたけど。
でも肩がな。麻貴肩が張ってんねん。
せやから、これ(肩)が引っかかってなかなか出えへんから」
どんな子だった?
子ども2人ともメッチャいい子だった
福田麻貴
「どんな子供に育てようと思ったとかある?育てたいなぁみたいな。」
福田母「別に…」
福田麻貴「勝手に育った?」
福田母
「勝手に育った。勝手に育ったし。
もう親バカやけど、賢吾も麻貴もめっちゃいい子やわと思うとったから、私。
ウチの子どもはええ子やわ~ええ子やわ~と思うとったから。
こうなってほしいとか全く思わんかったわ」
メッチャ走るのが速いのが誇らしかった
福田麻貴
「子供の頃の私とか賢吾で、なんか誇れる事とか自慢できることとかあった?」
福田母
「一番誇れたのは、私がめっちゃ運動神経ないんですよ。
この子らめっちゃ走るのが速くて。もう絶対1等か2等やったりとか。
もうそれが自慢で、「賢吾!麻貴!」みたいな。もうすごい自慢やって。
頭も別にとびきり良くはないけど、そこそこできるから。
私は両方でけへんから」
福田麻貴「アホで運動神経悪いもんな」
福田母「せやねん」
福田兄「どうしようもないな」
福田母「どうしようもない(笑)」
家では無口、面白いことも言わない子
福田麻貴「その私が芸人やってて。困ったこととか嫌だったことってある?」
福田母「全くない」
福田麻貴「ウソやん」
福田母「なんで?」
福田麻貴「反対してたやん、芸人になるの」
福田母
「いやそれは…それはだから、ビックリしてん。そんな子じゃなかったやんか。
めっちゃ家で無口やし。面白いことも言えへんし」
福田麻貴
「学校では言ってたのよ。でもあの賢吾と中学ん時に、なんか「コンビ組んでNSC入ろう」とか。賢吾がなんなら率先してな」
福田兄「お笑い好きやったから」
福田麻貴
「ほな、びっくりしたん?初めて舞台立ってる私見たときは」
福田母
「感動した。すごい、素晴らしいと思って。感動して。
もう毎回つぼみ(=デビュー当時に所属した女性アイドルユニット)のライブな。
もう行くたんびに、泣きながら観てた。すっごい良かった。
めっちゃ面白かって。これ絶対売れると思って。
もう私色んな人連れて行ったもん。
いや面白かったからびっくりして。すごいやんと思って」
(スタジオで…)
深澤辰也
「自分もきいたことがなくて。
初めて自分がデビューさせていただいて。
歌って踊ってる姿どう思った?とか(母に)聞いたことないんで。
そういうのはちょっと改めて聞いてみたいなっていう風に思いました」
2人の父親…実父と育ての父
若くして亡くなった最初の父
福田麻貴
「育ててくれたお父さんはもちろん出会いからずっと覚えてるけど。
あんま産んでくれたお父さんのこと聞いたことないから。
どんな人やったんかとかちょっと聞きたいなと思って」
最初の父は2人が幼い頃に亡くなり、再婚した2人目の父も15年前に他界。記憶にない最初の父について初めての質問
実父は兄賢吾さんとそっくり…メッチャモテる、外には優しい
福田母
「前(最初)のお父さんは、賢吾とそっくりやねん。見た目も中身も。
でも亡くなったんが25歳やから。人間性でいえば、ちょっとよう分からんねん。
楽しいだけできてるからさ。
中3で知り合って、高校の時に付き合って、22(歳)で結婚してるから。
お互いにわがままも言うて、もうケンカばっかりして。
もう23歳ぐらいまでってさ、自分の我しかないやん。
25(歳)くらいから、色んなこう人も見えるし。思いやりとかも出てくる。
それまでってわがままやん、全てが」
福田麻貴「どういうキャラやったん?じゃあ、学校の時」
福田母
「モテキャラで、すごいモテてて。もうなんせ、賢吾そのもの」
福田麻貴
「(兄・賢吾は)モテるんですよ。ホンマにびっくりやと思うんですけど」
福田兄「モテキャラなんです」
福田麻貴「そんなわけないやろと思うけど、めっちゃモテるんすよ」
福田母
「だけど、ここも一緒で。
表面的にめっちゃ優しくて、いっぱい友達もおって、いっぱい彼女もできんねんけど。
家に入ったら、もう内弁慶やから。
もう言いたい放題で、わがままで、もう自分の我を通す」
福田麻貴
「あ、(賢吾)一緒やん。
外に対しては優しいし、コミュ力高いねんけど、家におったらめっちゃ我がままやな」
実父のコミュ力の高さが麻貴さん似
福田母「コミュ力はやっぱ麻貴やわ。実は」
福田麻貴「え⁉そうなん?」
福田兄「人見知り?」
福田母
「うん。実は、実はそうやわ。
自分からこう積極的に喋ったりはしない。
でも、でも、みんなに好かれてた。人間性はすごく良かった」
福田麻貴「どういうところが好きやった?」
福田母
「だから、モテキャラの雰囲気。チャラ男じゃないかっこよさやな。
あのーシャイなかっこよさ。なんかめっちゃモテとったし。大好き!」
育ての父のおかげで今の自分たちがある
努力、根性、愛情、礼儀を全部教わった。頑張ることを全力で肯定
福田母
「じゃあ話はまた変わるけど。
再婚して、人生がもうガラっと180°変わりました。
(※母の再婚は麻貴5歳、賢吾7歳)
それ(再婚)って、よかったのか、悪かったのか?そこを」
福田麻貴
「絶対よかったよ。(拍手する福田母)
いやもう、今の自分は絶対おらんもん。
ほんまに、その努力とか根性とか愛情とか、全部お父さんから教わったし。礼儀とかそういうことも全部お父さんから教わったから。
お父さんおらんかったら、絶対売れてないと思うねん。
こう、なんかを頑張るみたいなことをほんまに全力で肯定してくれる人やったから。
「あ、頑張ることって、こんな褒められんねや」みたいな。
なんか鬱陶しいなってこともいっぱいあったんすよ。厳しすぎるから、なんか。
ちょっと目の上のたんこぶじゃないけど」
福田兄「愛情のな、裏返し」
福田麻貴
「あんなその愛情深い、義理人情の人も見たことないし。あんな怖い人も見たことないし(笑)」
福田母「両方やったな」
福田兄「いいお父さんやったな。お父さんのおかげで今の俺らがあるな」
福田麻貴「そう。ホンマにそう。ほんまに助かった(笑)」
(スタジオで…)
ハライチ澤部「やす子が芸人になる時とかは?」
やす子「はい。2年前まで母に言ってませんでしたね、芸人やってるって」
ハライチ岩井「え、言った時はどうだったの?」
やす子
「営業で山口県に行った時に、一番前にいたんですよ。
で、全然うまくできなくて。その後に(母が)楽屋に来てまして。
で、「実はあのー芸人やってたんです」って言いましたね。
「あ、みんな知ってるよ」って言われて」
母について&母の想い
要領悪い母…
福田母「まあ、私って子供たちにとってどんなお母さんだった?」
福田兄
「でも、要領悪いなとはめちゃくちゃ思ってた。
同じことで(父に)怒られてるし。同じ失敗するし。
こっちがこうして生きていかなアカンねやってめちゃくちゃ考えさせ…反面教師」
福田麻貴「私もお母さんに怒られても、聞いてなかったかもな」
福田母「はいはい。麻貴はもう要領がいいから」
福田麻貴
「よそのお母さんみたいなリスペクトはなかったかもしれない」(笑)
福田母
「じゃあそこを踏まえて。親ガチャに成功ですか?失敗ですか?(笑)」
福田麻貴「失敗って言われたらどうするん?」
福田母「いや、それはそれでなんか勉強になるやん」
福田麻貴「いや、成功やろ。それは成功やろ」
(福田母、驚いた表情。笑顔で拍手する)
福田麻貴
「いやほんま普通のお母さんやけど。思想強いとかもないし。
なんかちびまる子ちゃんとかサザエさんに出てくるお母さんって感じやから。
良かったよな」
福田兄「うん」
福田母「わ~嬉しい~」
(スタジオで)
Snow Man深澤辰也(32)
「家族と旅行なんてもうほんと何十年も行ってないので。
今行ったら逆に、何話すんだろう?って緊張しちゃうかもしれないです。
だから、自分の下の名前の由来とかもちゃんとこう聞いてないとか」
ハライチ岩井
「え⁉大人になってからなんか聞いてみようみたいなタイミングない?なんか」
深澤辰也「まあ、とにかく踏み出せなかったです」
藤本美貴「やだまだ思春期やってる」
ハライチ澤部「Snow Manの思春期担当」(笑)
母を1人置いて上京する事への葛藤
福田兄
「友達とかにさ、麻貴のなんか俳句?めっちゃいいやんって言われるけど。
俺全然知らんから。それ何がいい?」
福田麻貴
「プレバト!!って番組で、お母さんが絡んでる俳句を提出したら、めちゃくちゃ絶賛されて。その先生に」
福田母「私もう泣いた。もうあれは、めっちゃ泣いたで。内容言うたってえよ」
福田麻貴「『冬天(とうてん)よ 母を泣かせて 来る街か』っていう句やねんけど」
福田母「あの…(目が潤む母)」
福田兄「泣いてる」
(泣き出す福田母)
福田兄「なになに?教えて」
福田母
「(泣きながら)麻貴が…(泣く)東京行ったやんか。
賢吾が先に(家を)出て。まあお父さんが亡くなって。
賢吾が戻ってきてくれたんです。お父さんが亡くなったから、かわいそうやと思って。
で、「もうええかな?大丈夫?」って言うて。
「もう、いいで」って言うて。
ほんで、麻貴と2人でおったけど。
今度は麻貴が(家)出ることになって。
「ほな頑張り~」って言うて、独りぼっちになったじゃないですか。
(涙を流して泣く母)お母さんを1人で悲しい思いさせてまで、上京してよかったんかなっていう意味やってんでっていうのをテレビで言うてくれたから、すごく感動して(泣く母)」
福田麻貴「アハハ(福田麻貴さんも涙が溢れる)」
福田母
「(泣き続ける母)アハハ。なんかそれ見ても泣いてしまう。そういうことです」
上京した娘が自分を思っていてくれたことが嬉しかった、母智実さん。
福田麻貴
「大阪に絶対おりたかったし。実家におりたかったけど。
でも、売れるにはやっぱ東京行かなアカンなと思って。
お母さんをそういうさみしい思いさしてまで来る街かっていう句なんですけどね」
福田母
「そういう話をしたのをテレビの視聴者さんが見て。
ほんとや。私もお母さんに会いに行こうとかそういうので人のためになる。麻貴の発言がね。結局、人のためになるじゃないですか。」
福田麻貴「こんな立派な子に育つと思わんかった?」
福田母「思わんかった」(笑)
人はいつ死ぬか分からない
福田麻貴「何歳まで生きたいとかある?」
福田母「88(歳)までは絶対生きる気がする」(※現在61歳)
福田麻貴「80代までは生きそうやなぁ」
福田母
「もうみんな言うねやんか。
「あんた絶対長生きするよな」みんなに言われんねんやんか。
嫌やねん」
福田麻貴「ええやん!なんでなん?」
福田母「いやや。1人残るやん、それこそ。みんな死んで」
福田麻貴
「いや、なんで先にこっち死ぬ前提なん?死ねへんやん。なんで?」(笑)
福田兄
「いやもうずっと死んでいってるから、お母さんの周り。死に慣れてんねん」
福田母
「まあ、お父さん2人亡くなってる時点で。
もう最初のお父さん亡くなった時点で。
人って何歳で死ぬって分からんよなって」
福田麻貴「ほんまに ほんまに」
福田母
「順番ってないよ、絶対。
いつ死ぬか分からへん。
だから、今の間にしたいことしときみたいな」
嬉しかった…2人の子どもが初給料からくれたお金
福田麻貴「今までの人生で一番嬉しかったことってある?」
福田母
「あのね、あのーこれは言うてなかったけども。
麻貴がやっぱずっと芸人になって苦労しとって。
で、自分は売れてないねんけど、つぼみの台本とかもめっちゃ書いてて。
そのたんびに、東京から大阪に来て。まあ、新幹線代かかるわけやんか…」
3時のヒロインを組む前は、吉本のアイドルユニットつぼみの脚本や演出も担当。
公演は大阪で行われていたため、上京していた麻貴は実費で東京と大阪を移動することが多かった。
福田母「つぼみさんが、麻貴にお金くれてんな?」
福田麻貴「台本のギャラな」
福田母
「あ、せやな。ギャラとして麻貴にお金くれて。
だから、それは麻貴は初めてもろうて嬉しかったんやけど、それを私にくれたんですよ」
福田麻貴「そうやったっけ?」
福田母
「うん。そうやってん。封筒に入れて。
「お母さん持っとき」言うてくれたんが、めっちゃ嬉しくて。
自分も(お金)困ってるのに…(涙が出そうになる母智実さん)。
だからそれ封筒に入れて、私も。
もうクシャクシャに…ずっと財布の中に入れてた。
嬉しかったから、ずっと財布の中に入れて。
クシャクシャになってもずーっと持ってて。
賢吾も、お父さん亡くなって、車の仕事始めて。
で、初任給じゃないけど、初めてめっちゃもうけた時に、「お母さん持っとき」って「俺こんだけもうけたわ」言うて、3万円この子もくれたんですよ。
それも財布に入れてお守りみたいに持って…もうクシャクシャ クシャクシャになってきたから、今は金庫に保管してます、そのまま」
福田麻貴「覚えてないな?」
福田兄「覚えてない」
福田母
「口では出さへんから。「いつもありがとう」みたいなの絶対ないから。
「え、感謝してくれとったんや」みたいな。うれしかったです」
福田麻貴「感謝はしてるよな」
福田兄「してる」
福田母
「いつもこうイジってばっかしや。ぼろくそ言われてるから。
せやから、そんな感謝してもらえてるなんて思ってなかったから。
このロケでもこういう言葉いっぱいもらえて嬉しい。
もうホントいい2日間やったわ」