【徹子の部屋】別所哲也さん「デビューはハリウッド映画。奥様との出会いはホームステイ先」(2025年8月4日放送)

徹子
慶応大学卒業後、ハリウッド映画にデビューして43年
16歳になったお嬢様との微妙な距離感に戸惑っているそうですけど。
あなた大きいですね、背がね。何㎝でしたっけ?」

別所「186です」

徹子「そうですよね。やっぱり大きいね、ずいぶんね。見上げちゃう(笑)」

別所「人には3m60㎝あるんじゃないかって言われてます(笑)」

 

舞台「レ・ミゼラブル」

4人交代でジャンバルジャンを演じた

徹子「ハリウッド映画で華々しくデビューなさいました。
その後ドラマや舞台でご活躍。
で、ターニングポイントは舞台「レ・ミゼラブル」(2011年)」

別所「はい。ジャンバルジャンをやらせていただきました」

徹子「これ皆交代でなさってますよね」

別所「そうです。あのー僕が出た時には、4人でやらせていただいて」

徹子「共演者、今でも仲良いんですってね」

別所「そうですね。あのー本当に色々な方々と出会って。
まあ中でも「レ・ミゼラブル」は長いことやってらっしゃるのは、森公美子さん。
森公美子さん、もう本当にお姉さんのように色々食事作ってご飯食べさせてくれたりとか」

徹子「えー森(公美子)さん宅のお食事会にも参加なすった。
で、食事会ってどういう方々がいらっしゃったの?」

別所「結構あのー森公美子さんって、あのー交流が広くて。
あのー例えばパイロットの方とか、キャビンアテンダントの方とか。色んな業種業態の方。
金融業界の方とか。
もちろん僕たちの舞台をやっている仲間とかもいるんですけど。
本当に色んな方々いて。
あのーコンピューター業界の方もいて」

徹子「で、食通の森さんの家には、とてもいいことには、産地直送の食材とか、お取り寄せのグッズがダンボールで来てる」

別所「そうなんですよ。あの方やっぱりグルメだし、お料理がチャチャッと早くって。お取り寄せの色んな食材をご存知で」

 

共演した森公美子さん「別所さんは世界一のせっかちさん」

徹子「さて、今日は別所さんの素顔をご存知の森公美子さんからコメントいただいてます」

森公美子(VTRでコメント)
「別所君なんですがね。彼はスゴイですよ。
ラーメンの、カップラーメンの3分が待てないんです。
もう3分待たないでババッと食べちゃうんですよね。
それと、飲みに行きますよね。それで、飲み物が出ました。はい、飲みました。
で、「ご飯遅いな」って言ってなにか来ました。
ガーッと食べて、もうサッサと帰っちゃうんですよ。
考えられます?
ほんっとに。世界一のせっかちさんです」

徹子「そうなんですか?」

別所「そうなんですよ。せっかちで。もう舞台終わって、その後ご飯いっしょに食べに行ったら、そのご飯食べに行ったところでもう飲み物も食べ物も出てるのが好きです」

徹子「分かります、そういうの。ね、ずーっとおしゃべりしながら待っててもいいですけど。できることなら早く食べて、早く済まして、早く帰りたい。で、早く寝たい(笑)違う?」

別所「それもありますね。でもまあ、せっかちなせいで、カップラーメンもそうですし、食べたらすぐに洗い物で洗いたいタイプですし」

徹子「ああ、そうなんですか。それはちょっと違うな、私と。でも、森さんに一言どうですかね」

別所「いや~ありがたいです。もう本当に森公美子さんには若かりし頃から本当にお世話になって。
いろんな旅行番組とかでも、同じような立場で出演をしていたりすることがあるので。
そういうことでもありますし、ミュージカルの俳優としても色んなお互いに同じ時期を同じような形で過ごして。夢の作品にそれぞれ出会って」

 

ハリウッド映画でデビュー

就職活動せず、俳優の道へ…父が見つけたオーディションの広告

徹子「そうですか。別所さんの徹子の部屋初出演の映像がありますので、ご覧になってみます?どうぞ」

1990年放送 当時24歳

別所哲也(当時)
大学3年と4年の間には。もう忘れもしないんですけど、1月11日だったんですけど、両親にハッキリ言って。
僕は就職しませんから。リクルート活動は一切しません。で、俳優としてやらせたください」って。
で、「25(歳)か27(歳)までは精いっぱいやってみます」」

徹子(当時)「そしたらご両親は何ておっしゃいました?」

別所哲也(当時)
両親はですね、全くそういう感覚が分からないみたいですね。
元々そういう畑の人が一人もいないんですよ。
ですから、何をまた自分のバカ息子が言ってるのかなっていう感じで」

 

徹子「どうします?24歳ですよ。若い頃のご自分ご覧になってどんなふう?」

別所
「なんか恥ずかしいっす。声がもう若いですね。当たり前かもしれないんですけど。
これはあの、ちょうどアメリカのハリウッド映画に出演をさせていただいて。
それで、映画でハリウッドデビューさせていただいて、日本に凱旋で戻ってきて、作品が封切られて。
その頃に初めて憧れの徹子の部屋に出さして頂いて。」

徹子「何ていう映画でしたっけ?それは」

別所「『クライシス2050』というSFXの映画で」

徹子「そのハリウッド映画の公募をお見つけになったのはお父様?」

別所
「そうなんです。うちの父が、あのー「哲也ね、お前俳優になって英語のお芝居で…」英語劇で大学時代俳優になることを決めたので。
新聞に出てたその『ハリウッド映画 日本人の宇宙飛行士募集』っていうのがあって。
その公募の記事を、「お前こういうの受けたらどうだ」と。
それまでまあ、何て言うんですかね。賛成してるんだか反対してるんだかよく分からない父が、そうやって勧めてくれまして。
それがきっかけで、こうやってあのー今があるというか」

徹子「でもお出になったんですよね、ハリウッドで。で、受かったってことですよね?」

別所「はい。あのー5次審査ぐらいまでオーディションがありまして。
もう最初は書類審査。その後にまあ英語で即興劇をやったり、カメラテストがあったり、色んなことをやって、現地のハリウッドのスタッフに見ていただいて、最終的に「別所さんになりました」って。
もうその時は本当に嬉しかったです」

 

家族の話

祖母の影響で憧れたアメリカ映画…リビングには常に辞書と世界地図

徹子「まあ、静岡のご出身なんですね。ご両親は今お元気?」

別所「はい。おかげ様であのー85歳になりまして。あのー2人とも元気に夫婦で過ごしております」

徹子「徹子の部屋がお好きで、いっつも観てくださってるんですって?」

別所「そうなんですよ、もう。この(両親の家の)玄関入って左側にあるピアノが置いてある部屋があるんですけど。
そこには徹子さんと出た時の2ショットの写真が(ピアノの上に飾られてます)。
ちゃーんと、いまだに。
もう毎日母親が見ていますし、もう番組も楽しみにしております」

徹子「でも、時には手料理を振る舞うこともある?」

別所「はい。父も母も元気なんですけれども、でも手の込んだことはできないところもあるので。例えば料理は家に帰ったら朝ごはん。まあ、ご飯炊くのとかは両親やりますけど。
例えば鍋をやって食材を料理したりとか。
そういうことは僕が、帰った時には。まあ、そんなことぐらいしかできないので」

徹子「お子さんの頃は、ご両親が働いてらしたのね?
あなたはおじい様、おばあ様と

別所「そうですね。あのー父が銀行員で、母が美容院を経営してまして」

徹子「でも一緒にいらしたおじい様おばあ様とも一緒に遊んで。
おばあ様とも世界地図をよく見せてくださった

別所「そうなんですよ。ウチのおばあちゃん、祖母は、中学の先生だったので、常に辞書と世界地図っていうのがあってですね、リビングに。
で、なんか分からない言葉があると、「はい、辞書引いてごらん。字引を引いてごらん」って言って(笑)で、見せてくれて。
で、あのー色んなテレビ番組で世界中を見せる番組を観て、「うわー気になるなここ」と思うと、「その国はここにあるんだよ」とか。
だからすごくそれが刺激になって。
おばあちゃんと話すのがとても楽しかったです。」

徹子「大きくなったらこんなとこ行ってみたいなんて思ったの?」

別所「そうなんです。だから、僕がアメリカの映画に出たり、英語っていうものに興味を持ったのは、おばあちゃん…祖母の影響はすごく強いですね、はい」

 

ロサンゼルスにホームステイへ

徹子「じゃあ、子どもの時から憧れてた?」

別所「憧れて 憧れて。で、途中でもうお小遣い貯めて。ホームステイしたくって。
それ色んなホームステイのパンフレット集めて
で、行こうと思ったんですけど、親は許してくれなくて

徹子「あ、許してくださらなかったんだ?」

別所「ダメだって。でも、それが良かったのかもしんないです。
自分の中にこう行きたい行きたいっていう気持ちがすごく溢れて。
で、最終的に自分の夢を叶えるハリウッド映画っていうので初めて」

徹子「それがきっかけ?」

別所「はい。アメリカロサンゼルスに」

 

奥様はホームステイ先のお嬢様…出会いから20年後に結婚

徹子「で、奥様とはどういったとこでお会いになったの?」

別所「はい。ウチの妻と会ったのは実はその初めて行ったアメリカのロサンゼルスの、そのハリウッド映画に出た時の現地の後見人というか、ホームステイ先というか。
そこのお嬢様。はい」

徹子「そん時何歳ぐらいだったの?お嬢様」

別所「僕より1つ下だったんで。当時まだ大学…UCLAの大学生。
で、僕も映画のまあ仕事で行ってましたから。
そんなになんていうか…まあ、あのー彼女と何て言うか、こう…何て言ったらいいですか?交流するということがなくて。彼女がチラッとその…。
僕はそのうちの今の妻のお母さんに会いに行って。日本料理を振る舞ってもらったりしてたんですけど。
そん時にこうチラッと帰ってきて。「ああ、どうも~」っていう感じで。それがきっかけで…」

徹子「あんまり見た事は無かった?」

別所「そうなんです。で、その後、彼女が大学卒業して、日本で就職すると。
で、日本の不動産会社の社長さんの秘書になって、あの日本に暮らすことになったから…」

徹子「日系4世なんですって?」

別所「そう。日系4世なんですけど。
それで、「あのー哲也、あなたをロサンゼルスの時にね、お世話したから、今度ウチの娘が行くんで、あのー何かあったら一緒にご飯食べたり、分からないことあったら手伝ってあげて欲しいと。もうそう言われて。
で、そこから…それがでももう、知り合ってから数年経って。
で、僕は当時、もうトレンディ俳優時代なんで。もう忙しくて、過密なスケジュールで。
あのーまあ、何て言うんでしょう。ドラマ2本抱えたり、飛び回ってましたので。
全然こう一緒にいることは多かったわけではないんですけれど。
折に触れてお互いにこう話すことがあったし。
お互い太平洋挟んで、お互いのアメリカと日本っていう国で。
まあ、彼女は日系4世で、日本にルーツを持ちながら、アメリカ。
で、僕は日本人で静岡生まれですけど、まあアメリカに憧れて。
アメリカという国で、あるいは世界と仕事したいと思っているというところで…。
まあ、とっても気持ちが合って。」

徹子「良かったですね。ちょうどいい塩梅の方とお会いになって」

別所「でも、結婚したのが20年後なんですよ(笑)」

徹子「すごいですね!20年後!?」

別所「そう。ですから…20…まあ正確には20年経たないぐらいなんですけど。
出会って…出会ったのが23(歳)とか24(歳)ですから。
そこから40代に入って、はい、ようやく結婚しようと」

徹子「でもよく、そんな長い間どっちも結婚しないでね。ねえ?」

別所「そうですね(笑)でもお互いに、まあ何というか、仕事が好きで。あの、それぞれやってることがありましたし。
そしてあのーお互いが、なんだろう…まあ、特に僕ですけど。
この何だろう人生の中で、一緒にこう時間を過ごしたり分かち合うのに、彼女ステキだなって思ったっていうのが。はい、はい」

徹子「ちょうどよかったですね(笑)ちょうどいいって言うと、悪いんだけど」

別所「照れますね。こういう話すると(笑)」

 

娘さんは16歳…ボーイフレンドを家に連れてきて…

徹子「ただ、お嬢さんが大きくなって。今、お嬢様との距離感が難しいんだって(笑)?」

別所「そうですね~。今娘が16歳」

徹子「あ、ああ。一番難しい時だね」

別所「ちょうど思春期に入りましたし。まあ、ここ数年がやはり、まあね、お父さんとあんまりこう過ごさない(笑)というかコミュニケーションとらないというか。
うん。そういうこともあるし。
朝の僕はラジオの番組をやってるので、朝出会わなかったりとか。
なんか、そうっすね。大変ですね。コミュニケーションね。」

徹子「そうね。でもボーイフレンドを家に連れてきたりするんだって?」

別所「そうなんですよ、もう。これが困りましてですね~。」

徹子「何が困る?」

別所「いやだって、どう対応していいか分かんない。
でも、向こうから握手求めてこようとしてきたりとか。
拒むわけにもいかないですしね」

徹子「でもあなたが俳優だと思って、握手求めてくるの?それは」

別所「もう、まあありがたいんですけど。でも自分の娘のボーイフレンドですからね。
なんかそんな安易に握手していいのかどうかね。
なんか認めたことになるような感じがして(笑)」

徹子「安易たってそんな(笑)」

別所「なんか変な対抗意識も生まれちゃったりして。
まあでもウチの娘がお家に連れて来てくれるのは、ありがたいですね」

徹子「あ、そうですよね。あっち行っちゃってね、どんな人だか分かんないよりはね」

別所「そうそう。お家に呼んで、ちゃんと「パパ、友達の○○です」って紹介してくれるのは嬉しいなとは思います」

徹子「いや、いいですよ」

別所「ただ…気持ちは複雑ですよ」

徹子「相手の人見ると?」

別所「そうです そうです」

徹子「自分とどうだなんて比べちゃったりする?」

別所「そうなんですよ~。またインターナショナルスクールに行ってる海外の方だったりするから。まあ、日本語すごい流暢なんですけど。こうやって握手求められて、チョットね。はい。(笑)
でもそういう所からちょっとずつ距離を縮められたらいいかなとは思っております」

徹子「でもそういうの家に連れてくるっていうのは、お父様のこと信じてるからでしょうね、きっとお嬢さんがね」

別所「そうですかね~」

徹子「そうですよ、やっぱり」

別所「自分の娘の部屋にバーッと行っちゃわないように、「リビングで遊びなさい」みたいな感じの(笑)」

徹子「そっちに閉じこもらないで(笑)2人でいないで」

別所「そうそう。それで俺ずっとキッチンでやることもないのにこう、洗い物もないのに洗ったりして(笑)
あのね、いたりする自分が」

徹子「奥様はどんな風に対応してらっしゃいます?」

別所「ウチの妻の方が大らかですかね、そのことに関してはね。もうウェルカムで。
あのー「もういいじゃない」って感じで。
ボーイフレンドできたなんて素敵じゃないみたいな」

徹子「そうね。そこ違うかもしれないわね、男親とね」

別所「そうですね~。やっぱりこうオープンだし。
まあ、アメリカ育ちなので、ウチの妻は。
そういう所もあって、こう、非常にこうカリフォルニア育ちのなんか明るさがあるというか(笑)」

徹子「いいですよね。いいじゃない」

別所「そうですね。はい。それはありがたいですけどね」

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