【あちこちオードリー】歌手 Ado 自分らしいスタイルを貫く姿勢と素顔(2024年7月31日放送)

テレビあちこちオーどりー 歌手・音楽家

オールナイトニッポン仲間

オードリー若林「我々でもね。オールナイトニッポン仲間っていうか」

Ado「そうですよね」(Adoのオールナイトニッポン 2023年4月から1年間放送)

オードリー若林「ラジオは楽しかったんじゃないんですか」

Ado
や、新鮮でしたね。やっぱり私は歌が主軸ですので。最初話がきたときは、からかわれてるんじゃないかみたいな」

オードリー若林「それであのやってみようと思ったのはどういう?」

Ado「やっぱり殻を破りたいじゃないですけど。ちょっと頑張ってみるぞじゃないですけど」

オードリー若林「ああ。ラジオ面白いし、向いてるんだろうなと思って聴いてたんすよ」

Ado「はい、嬉しいです」

オードリー若林
「いや、久しぶりにあんな女性パーソナリティで本番中に怒鳴ってくれる人出てきたなと思って。たまに絶叫してましたもんね?
結構ラジオ聴いてて思ったのが、Adoさん結構街をうろちょろしてますよね?」

Ado「うろちょろ…そうですね、してますね」

オードリー春日「すれ違ったりしてる可能性もあるってことでしょ。わかんないだけで」

若林「うーん。でも春日も相当隠して歩いてるから。プライベートAdoさんに近いもんな」

春日「そうなのよ。プライベートAdoやってんのよ、私」(笑)

 

Adoさんの学生時代「陰の人間だった」

若林「学生時代は学校ではどんな子だったんですか?」

Ado
「基本的にはもう教室の隅でプリントの端っこに絵を描いてるような。

その、好きなアニメのクリアファイル持ってきて、仲良い友達だけに見せびらかして。

で、全然仲良くないクラスメイトの男の子に話しかけられたら、「え?それ何のアニメ?」って聞かれたら、「あ、いや…あの…あの…あれだよ。言っても分からないと思う」みたいな感じで。

陰の人間でした」(笑)

 

14歳の時、動画投稿の開始

絵を描くのを諦め、これならできるかもと始めた動画投稿

若林
「2017年(14歳)にニコニコ動画に動画を投稿して(「歌ってみた」初投稿「君の体温」)、あの歌い手としての活動を始めたんですね」

歌い始めたきっかけは?

Ado
「もともと絵を描きたくてイラストレーターみたいなのになりたいと思ってたんですけど。
ま、ちょっとなんかでも人から「お前下手くそだな」って言われたりとかして。ガーンと落ち込んで。
で、そうなった時にその「ニコニコ動画」で歌い手として、今の私のような活動・スタイルをとってる方たちに出会って。「これなら私もできるかも」って思って憧れて始めました」

 

歌が上手いかも?と思ったのは動画が認められた16歳位

若林
「あの、子供の頃、何歳ぐらいから「私ちょっと歌うまいな」って思った?
絶対…僕は高1の時に「あ、おれ面白いな」って思ったんですよ(笑)。
いや、そうじゃないと始めないじゃん」

Ado
「そうだな。でも、「他と違うことしてるぞ」って思ってたのは、それこそ動画投稿した時から思ってて。で、「私は歌うまいぞ」ってちょっと思ってたのが、17(歳)とか16(歳)とか」

若林「そうなんだ」

春日「動画投稿した後ってことですか?」

Ado
「結構色んな方に観ていただけたり。
そう、コメントとかでも「スゴいの見つけた」みたいな風に言われると、「私ってすごいかも」って思ったりして」(笑)

若林「数字で結果が見えるようになってきてから思ったんですね?」

Ado「そうですね。やっぱり自信になりましたね」

若林「でもAdoさんぐらい上手かったら子供の頃さ」

春日「家族の人に「上手い」「歌手になれんじゃないの?」って言われるとか」

Ado「いや、でも、親には最初「あんたそんな歌い方いいの?」って言われたりしてて」

春日「独特だったってことですか?当時から」

Ado
「そうですね。やっぱり当時15,16(歳)くらいから、がなってたので。
ずっと(がなった声で)「はあ?」とかって言ってたので」

 

動画の再生数が伸び、デビュー

初投稿100再生→1万再生→100万回再生

若林
「その、投稿して結構数字がこう見えてくるじゃないですか。
そしたら、レコード会社の方に声をかけてもらうみたいな流れなんですか?」

Ado
「その初投稿から100再生から始まって、1000再生とか1万再生で、「すごいこんな数字見たことない」って私の中で。
「1万人にも観てもらえたんだ」「1万回も再生された」って喜んで

その後、結構一気に50万再生、100万回再生っていう数字に一気にいった時に、結構色んな方に知っていただけたんですけど。
今の事務所の方に声をかけていただいたのもその時期とかだったかなって」

若林
「先ほど結構「がなる」歌い方っておっしゃってたじゃないですか。
それはなんか自分で気持ち良いからそう歌い始めたんですか?
なんかこうどういうきっかけで、こういう歌い方がいいなって思ってったんですか?」

Ado
「いろんな先輩の歌い手様みたいなのもうたくさんいらっしゃいまして。
やっぱみんな私の憧れでして。
で、こんな人みたいなこう出したい、低音出したいとか、こういう方みたいに歌いたいとかで、自分で色々マネをしてる中で、「メガテラ・ゼロさん」(男性シンガーソングライター。歌い手としてニコニコ動画などで歌ってみた動画を投稿)っていう歌い手さんがいらっしゃるんですけど、その方が結構ファンキーというかロックで。
男性なんですけど、がなる歌い方をしていたんですよ。
これかっこいい!って思って。で、そこから私もやってみたいと思って。
自分なりに(がなりながら)「はあ?」とかってやったりして。
で入れてたら、それが結構自分の声質にハマってるかもなと思ってやり続けてましたね」

若林
「「ニコニコ動画」の歌い手さんにちょっと憧れてって所なんですね。
この「ニコニコ動画」にアップするのが中学3年くらいじゃないですか。
なんか例えば学校のね、文化祭とかそういう所で歌ってみたりしたことはあるんですか?」

Ado
「いやー。うちの学校は、文化祭みたいなのがなくてですね。なんかずっと妄想してました。「あ~あ、ステージに立って無双してやりてぇ」って思ってました」(笑)

春日「1万とかね、見られてるわけだから」

若林「人前立ったらいけるけどねっていう気持ちで」(笑)

Ado「思ってました」

若林「でも、人前には立ちたいという欲求はあったっていうことですよね?」

Ado「ああ、そうですね。承認欲求大人間だったので。そう思ってましたね」

 

レコーディングも1人で 納得するまでやる

若林「あの、レコーディングもなんかおひとりでされるってなんか噂で聞いたんすけど」

配信していたころからクローゼットを防音室に改造し、歌を1人で収録していたが、メジャーデビューしてからもレコーディングは1人。

若林「歌い手として可能なんですか?」

Ado
「いや、でも特殊な方ですよね。基本的にはエンジニアさんがいてブースに入って、じゃあ、テイク1行きますみたいな感じでやっていくと思うんですけど。

私は「うっせえわ」のレコーディングからずっとマイクだけセッティングしてもらって、自分のお家から持ってきたパソコンをつないで、あぐらかいて歌うっていうのをずっと」

若林
「それあの、自分で録るじゃないですか、まず。
で、個々の部分もう1回歌いたいってなったら、そこを歌ってを繰り返してるんですか、1人で」

Ado「そうですそうです。もうやれるまでやるみたいな」

若林
「えっ、それじゃあ自分で最後の最後納得した時に、なんか1人で「オッケー!」とか言うんですか?」

Ado「「よしっ!できたぁ帰ろ」って言って」

春日
「それって分かるもんなんですか?自分で歌ってなんかね、聞きなおしたときに、ここを。
なんかイメージで的に向こうからいて「ちょっと今の所「あ」のところをハネるように」みたいなすごく細かくあるじゃん。
今のあの言い方をもうちょっと…とかなんか細かく言われてたりする映像を観たことがあるんですけど、ミュージシャンの方とか。
そういうのって分かるもんですか?自分で聴き直して」

Ado
「そうですね。自分の中でこの「こういう歌い方をしたい」「このニュアンスを絶対出したい」みたいになんかもう固まってたり。
あと1回歌って、いやもうちょっと面白くできるかもって思って、頭の中の物を再現してみたいな感じで。モノづくりみたいな感じでやってますね」

若林
「いろんなこう何て言うんだろう?歌い方?声色?なんかこの中で「こう歌ったら面白いかな」と思ってやってみて、合わせてみてみたいな感じなんですか?」

Ado
「そうですね、本当に。だから、「唱」とかもそういった感じで作っていって。時間かかりましたね」

春日
「こんなん全然分からない。私ポケモンのさ、アニメ出してもらったのよ。春日役で。
で、「トゥース」をもちろん言うんだけど、何回もNG出るのよ(笑)。
「トゥース!」とか言って、そうするとなんか厳しいね、女が…ベテランの厳しい監督さんみたいな「もうちょっと強く」とか「もうちょっと叫ぶように」「遠くの人に言うような感じで」とか。
全部「トゥース!」ってやってるんだけど。全部自分の中では同じ「トゥース」なのよ

だけど、ずっとダメだしされてさ。もうわっかんないの。うん。
私の私が言ってるからそれがもう本物のトゥースなわけよ。私のなんだから」(笑)

若林
「わかるわかる、その感じ。俺も星野(源)さんとやってたあの…星野さんがこう言ってくれるのよ、向こうから。
「今若林さん攻めてるじゃないですか?」って。「ちょっと落ち着いてるバージョンも録ってみます?」って言われて。
「あ、俺攻めてたんだ」と思って。(笑)
一番恥ずかしかった(笑)。」

Ado
「いやでもそのわたしも、歌は大丈夫なんですけど、コメント撮りなどとかで、「Adoさん、じゃあ次もうちょっと元気よくやってください」って。私元気じゃないのか…って」(笑)

 

これまでになかった顔出ししないスタイルを貫く強さ

若林
「これって、Adoさんのキャリアの中で、なんかその1人でレコーディングすることとか顔出ししないこととかをね、なんか「そのやり方はどうなの?」みたいに言ってきた人もいるんですか?」

Ado
「いや、いっぱい、いまだにやっぱりいますね。
それで「なんで出ないの?」とか「バーチャルなの?」とか「変だけど」とかって言われたりしますけど。
「知らないよそんなの」みたいな」

若林
「そうじゃなきゃ。だってすごいことやってますよね、Adoさんね。
これがありに本当にしたんだから。
前人未踏だらけっていうか。
場所的にもキャパ的にもそのやってることでも。

気持ちがないとどっかで「あ、そうなんだ」ってなっちゃいますよね、これね」

Ado
「いや、そうなんですよ。
しかもこうやっぱり私自身も「そんなこと言われても」って思いもありますし。
この私のスタイルを好きで信じてくれてる方。
で、実際ライブも私が立ってやってますし。
この方たちが信じてるんだからって。私はこれがいいんだみたいなのはありますね」

春日
「あーでもそれは大事ですよ。私もやっぱそうだもんね。やっぱね。

ピンクベスト。
やっぱりこう「もういいだろう」。
「ピンクベストとか風呂なしのアパート、もうそろそろいいんじゃない?」って言われて。
2年目とか3年目くらい。テレビ出始めて。
「もうネタ代わりに住んでるのもうキツイって」とかって言われる時期ありましたよ。

それを耐えるとやっぱね。うん。ああすごい確立できますから。

本当にあのAdoくん頑張って。(笑)

今一番言われる時期かもしれない。
もうね「そろそろ顔出しした方がいいんじゃないの?」とかね言ってくるやついるのよ。
そうじゃない。そこ超えたらもうそれがスタイルになるから。うん」

若林「ピンクベスト1枚でさ、Adoに並ぶなよ」(笑)

春日
「全く同じなの。「もういいよベスト脱いで普通の格好すれば」とか。
ちょっとあるのよやっぱり」

若林「でも、エネルギーになるってことですよね?Adoさんね、そういう時もね?」

Ado「そうですね。それでも、いやだからこそ私はみせるぞっていうのがありますね、はい」

 

このままだとニートになるから、ワンマンライブをしよう!

若林「ライブやりたいなと思ってたのはいくつくらいからなんですか?」

Ado
「ずっと思い続けてはいたんですけど。活動始めたときから。

「ワンマンライブやらなきゃ」って思ったのが、それこそ17歳くらいの時で。

なんか唐突に「私は今ここでワンマンライブとかをしないと、ニートになる」ってなんかふと思って。

私はなんか勉強も運動もやっぱり取り柄がないっていう風に自分を卑下するような、自分が嫌だみたいなタイプだったで。
なんか今ここで頑張らないと、私は親のすねかじりで引きこもりになってしまうってなんかふと思ってしまって。

で、そこで私はその初めて行ったライブの会場が「Zepp Diver City」っていう場所だったんですけど、「私そこでライブしたい っていうかしなきゃ」って思って。

17歳の時になんか当時YouTubeライブをやったんですけど、視聴者数200人ぐらいの前で、
「10代のうちに「Zepp Diver City」でワンマンライブします」ってなんか宣言して。
自分を追い込んでましたね」

若林
「あっ、あの僕もね。あのー全然勉強できなくて、スポーツもなんか推薦とか取れないレベルで
ゲーセンにいてね、学校行かないで
なんかサラリーマンがいるんですよ、結構昼のゲーセンって。サボって。
「ああなるな」って思って

これはどう考えてもああなるな、やばいなって思ってのなんかお笑い芸人なんで。
なんかあんまり目指した夢みたいな感じじゃなくて、「危ねえな」と思ってそうなったんですよね。

Adoさんもなんか社会で、普通に例えば会社員として働くとか、そういうの無理そうだなとか思ってたんですか?」

Ado「いや、もう絶対無理だと思ってました」

若林「それは、何でなんですか?」

Ado「やっぱなんかポンコツなので」(笑)

若林「それは小さい頃からの積み重ねで、「私ちょっとポンコツかもな?」と思ってたんですか?」

Ado
宿題とかやっぱギリギリに提出するタイプだったので。ま、たぶん納期は守らないし、たぶん上司の方に怒られてる姿ばっかり想像してしまって

若林「ちょっとちゃんと歌をしっかりやっていかないと、人生でヤバいかもなという思いもあった?」

Ado
少なくとも自分は歌には今自信を持ってるなら、今がむしゃらにやってみようと思って。
なんかしがみついてましたね」

若林
「あーそうなんだ。ほんとなんかね、俺らが言うのも変ですけど、歌があって良かったですね、Adoさん」

Ado「ほんとに」

春日「危なかったっすね。危なかったよ」

若林「お互い、お互いですけど」(笑)

春日「うーん、ギリギリよ」(笑)

 

ワンマンライブ→国立競技場でライブ

Ado経歴
2017年     歌い手としての活動開始
2020年10月  「うっせえわ」でデビュー
2021年3月   ビルボードジャパンにて「うっせえわ」で総合1位を獲得
2022年4月   1stライブ「喜劇」をZepp Diver Cityで開催
2022年8月  「ONE PIECE」でウタの歌唱を担当
        さいたまスーパーアリーナで2ndライブ「カムパネルラ」開催
2022年10月  さいたまスーパーアリーナで「超パーティー2022」で初のフェス出演
2023年4月  「Adoのオールナイトニッポン」開始
2023年12月  紅白出場
2024年2月   ワールドツアー「Wish」敢行
2024年4月   新国立競技場でのワンマンライブ

 

Zepp Diver Cityで初めてのワンマンライブ

そんなAdoさんですが、「うっせえわ」でデビューした1年半後、夢であったZepp Diver Cityで初のワンマンLIVEを行います。

若林
「この2022年4月のファーストライブ「喜劇」。これあのーライブ自体が初めてってことなんですか?」

Ado
「ちゃんとワンマンライブっていうのをするのが初めてでして。
やっぱ夢を叶えられるっていう喜びと「ヤバいワンマンだ」っていうので緊張してましたね。」

若林
「それでこうステージ出てライブ始まってこうお客さんがいるわけじゃないですか。どういう感情でした?その時は」

Ado
「いや、なんかこう、ずっとやっぱり客席側だったので、私は。
ペンライト振るのもずっと私でしたし。
もうステージに立ってる人を見るのもずっと客席側だったのが、この光景が全部自分のものなんだっていう。すごい夢が叶った瞬間ってこんなにも綺麗なんだって思ってました」

初のワンマンライブ「喜劇」を終えて、わずか2年後には国立競技場でのライブをするまでに成長しました。

若林「こういう大舞台…正念場はライブが始まっちゃったらガンガン行けちゃう人なんですか?」

Ado
「いや、でもなんかスイッチが入るといいますか。
やっぱりそれこそいつもは暗くて陰キャの私ですけど、やる時やるんだぞっていう気持ちで挑みたいって思い続けてたので。
こうステージに立つと「やってやるぞ」「ブチかましてやるぞ」じゃないですけど。
結構前に前に行きますね」

若林
「じゃあ、結構…僕もなんかそういう陰というかタイプなんですけど、「よく芸人になったね」って言われるんですけど。
なんか陰で前に出れないからこそ、なんか圧縮された承認欲求みたいのありますよね?」

Ado「ありますね。本当にそうなんですよ」

 

国立競技場でライブ「Adoすごくなったな」

若林「会って話してみたいなって人はいますか?」

Ado「いや、あのなんか恐縮で。なんかこう、私なんかが会っていいのか?みたいな」

春日「いいでしょ、もう。国立やってんだから。なんだっていいし、どこだって入って行っていいよ、別に。フリーパスで、もう」

若林「自分では思ってらっしゃるってことだよね?

でも、なんか、いやほんと全然Adoさんとはレベル違うけど、俺も東京ドームライブをやったんすね。で、終わった時に、「さすがにすごいな」って思ったんですよ、自分で
俺も全然なんか自信ない人間なんだけど、なんか「あれはさすがにすげぇな」って思ったんですよ。

でも国立競技場2days全国ツアーだったら思いません?
なんか自分を何て言うんだろう、受容できるというか。うん。ありませんでした?」

Ado「私「Adoすごくなったな」と思ってました」(笑)

春日「そうでしょう」

若林
「どこかでね。なんかちょっと距離あるっていうか、自分のことなのに。

でも、なんかあれでも僕はね、東京ドームライブが終わった4日後ぐらいの「スクール革命」で、あのクイズ外して、変な空気にして、めちゃめちゃ反省して帰ったんですね。
で、「4日後にこれかよ」ってガッカリしたんですよ(笑)。

また、別の角度からくる悩みが別だったりしますよね。やっぱ、結局ね」

Ado
「それこそ、国立競技場が終わった後、その世界ツアーから立て続けでずっとライブしてたので、ちょっと1か月くらいお休みをいただいたんですけど。
葛西臨海公園にピクニックと四つ葉のクローバーを探しに行ったんですよ。
四つ葉のクローバーを私はずっと夢中になって探してたんですけど、友達とかに「あんた先週国立 立ってたんでしょ?」って言われて。
草むらにずっとはいつくばってるんですよ」

若林「四つ葉のクローバーもういらねぇだろって友達からしたら。なにを叶えようとしてるんだ」

春日「もう幸運はいらないだろ」

Ado「探したくなっちゃって」

若林「で、見つかりました?結局」

Ado「見つかって。何なら五つ葉とか見つけたんですよ」(笑)

若林
「ハハハハハ。やっぱもってんな、おい。言われたでしょ、友達に。「やっぱ持ってんな!おい!つって」(笑)

 

好きだからこうしたい!を貫いて今がある

若林
「2017年からこの2024年の今日まで、なんかずっと歌い手としては良い感じでやってこれたんですか?
なんかこう、壁とかそういうのはあんま感じなかったですか?」

Ado
「やっぱりでも最初は、ボーカロイドとかボカロとか歌い手とかって言っても、「なにそれ?」とか「全然分からない」とか「動画投稿?よくわからない」みたいなメジャーデビュー前とかは言われたこととかもありましたし。

売れるとか人気になる確実な根拠とか明確なこう結果っていうのがない。

「ただ私が好きだからこうしたい」っていうのを貫いていたので。

本当に私の好きで通してたところがありました」

春日「我々のズレ漫才と一緒だね」

若林「いや、だから並ぶなよ。ベスト1枚でお前」(笑)

春日「散々言われたの。ネタ見せで。「そんなの漫才じゃない」とかね」

若林「たいしたことねぇよ。ネタ見せの作家はシカトすりゃいいんだよ」(笑)

春日「みんなに反対されたんだから、うん。それを貫いてね。今の我々があるわけで」

若林「そんなたいしたもんじゃないよ」

 

普段のAdoさんは?

休みの日の過ごし方

若林
「Adoさんオールナイトニッポンやってる1年とかって、なんかめっちゃ忙しいじゃないですか、こうやってみると。なんか忙しさとかは大丈夫だったんですか?」

Ado
「あの、幸いこの活動スタイルというのもあって、パジャマみたいな格好で出歩いてても、何も誰にも言われないって言うので。そういうストレスフリーじゃないですけど。そういう楽な部分もあったので」

春日「休みの日は何をやってるんですか?」

Ado
「基本いっぱい寝てるか、ずっとゲームばっかりしてるか、ずっとZOZOTOWNみてるかとかですかね」(笑)

若林
「いいですね。我々と一緒ですね。そこまで買うわけじゃないんだよね、ZOZOTOWNね。迷ったりした挙句買わないやつね。」

 

夜中まで起きて、朝方に寝て、朝マックを食べる

若林
「ま、先ほど聞いてて、なかなかこう締め切りがね、あ、宿題がね、できないとか。
その日常生活って結構朝起きて夜寝てっていう生活だったんですか?」

Ado
「いやあ、でも、夜中まで起きてて、まあ朝方に寝るじゃないですけど。
なんか夜に色んなことをやって、そのまま起き続けて、起き続けた挙句朝マックの時間になって、朝マックを食べて寝るみたいな。」(笑)

若林「一番何もしてなかった頃。21歳、大学生の頃の俺だよ

 

整理整頓・片付けが苦手

若林
「なんか、その性格でもそうですし、仕事のことも、あれ直したいことってあるんですか?自分で」

Ado
「いや、でもまだまだいっぱいありますね。
全然私生活とかでは、整理整頓とか片付けができないんで。部屋散らかし放題なんで」

若林「てか、Adoさん、さっきから聞いてると部屋散らかってそうですよね。」

Ado「散らかってるんですよ、私の部屋」

若林「結構もしかしたら、若手芸人みたいな部屋してるのかもしれない(笑)。

 

Adoの反省ノート 『結局いまだにプライドが邪魔をする』

春日「これはどういった場面で?」

Ado
「なんか変なプライドが特に身内とか親とかにはありまして。
最近、あの食生活が適当すぎて、いろんなものをやっぱ食べちゃったり、なんかUberEatsしたりが多いんですよ。

さすがにまずいぞと思って、ネットとかで調べてると、「炭水化物はやっぱさつま芋を摂るといいよ」みたいなのが書いてあって。
さつま芋食べようかなって感じで、自炊あんましないんですけど、さつま芋を買ったんですよ、いっぱい。

うわーさつまいもが届いたって。で、届いた日とかは消費してたんですけど、やっぱあのだらしないんで、もう三日坊主とかで、全然元のカスみたいな食生活に戻ってるんですよ。

それで、親がその定期的に一人暮らしの家に掃除をしに来てくれるんですけど。

私の大量に入ったさつま芋の箱を見て、「大丈夫これ?一人で食べきれる?」みたいな。
「ママ持って帰ろうか?」みたいな感じで言ってくれて。
正直私の中では「ああ、確かに食べきれないな。確かにそうしてもらえると助かるな」って思うんですけど、その時の私は、「いいよ!自分で食べるから!」。
で、「そう?自分で食べなね」って言って帰って行って。

そのまま私はさつま芋たちに留守番をさせてツアーに行ってしまったんですよ。
結局、さつま芋が眠ったままですね」

若林「うん。いやなんかこれ、歌い手としてのプライドかなと思ったら、さつま芋の話でしたか。いいですね」

春日「普通のなんか上京した女子大生と親みたいな。普通の話」

若林
「なんかね。「一人前なんだ私だって」っていう。「さつま芋食べきれるんだ」(笑)

何となくわかる、うん。
自分で決めたことだしね。「さつま芋生活をするんだ私は」と」

Ado「そうです。「それも叶えられない私はダメだ」みたいな、なんか変なプライドが」

春日
「なんか言われるのがやっぱ腹立つってのがありますわね。
いまだにやっぱ言うもんね、親には。

実家帰った時に、夜遅くまで…それでも夜0時過ぎくらいよ。
そんな遅くないけど、テレビ観てたらなんか寝床から起きてきてさ。
「早く寝なさい」とか言われて。
「うるせぇ」つって。
もう45(歳)とかで(笑)。
構われるのが。やっぱプライドが邪魔すんのよ、いまだに。プライドが邪魔する」

若林「お前のはプライドじゃないよ」

春日「「12時過ぎくらいで眠いわけねぇだろ」つって。「うるせぇ、早く寝ろよ」つって」

若林「そんなのプライドじゃないんだよ。
親にあの番組が終わること言われるの嫌なのよ、俺。
「あの番組終わるらしいわね、9月で」つって。
「うるせぇ」つって(笑)」

春日「言ってんじゃん」

 

音楽でモテてる人が羨ましい

若林
「Adoさんね、今21歳じゃないですか。なんか同世代の過ごし方っていうか、なんか人達見て、なんか羨ましいなと思うこととかもあります?」

 

Ado
「でもやっぱ、音楽でモテてる人とか見ると、「いいなあ、モテて」とかって。(笑)

なんかイケメンの同世代の顔がいい人たちとかの、そのアーティストさんとかシンガーソングライターさんとかがモテてたりとか。

「昨日は同じ世代の○○さんと飲みに行ってきたぜ」みたいなインスタの投稿みてると、「いいなあ、それできて」みたいな。

私もなんかそうやってやりたいなと思って」

 

春日「そうだよね。だってこっちは1人で朝マックだもんね?」

若林「毎日じゃないから。毎日じゃないからね(笑)

Adoさんもたまにでしょうけど、たまに「モテてぇ」って思う時ありますか?」

 

Ado「くそー私こんな力を持ってるのにモテたいなって」(笑)

 

若林「そうか。でもなんか、今こうやって話してて、いっぱい話聞かせてもらって、分からんでもないよね。「モテてぇからカードきってやろうかな」みたいな」

春日「カードは持ってんだよ、こっちはよ」つって。切らないだけでね」

 

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