アンガールズ
山根良顕さん(48歳) 田中卓志さん(49歳)
2000年 コンビ結成
2004年 ジャンがジャンがでブレイク
2006年 『24時間テレビ』チャリティーマラソンに挑戦
2008年 『紅白歌合戦』出演
2013年 山根さん結婚
2015年 山根さん 第1子女児誕生
2017年 『キングオブコント』決勝進出
2023年 田中さん結婚
コンビ結成のきっかけ
ハライチ澤部「え、コンビ結成が幾つの時なんでしたっけ?大学で一緒で」
アンガールズ山根「23(歳)ぐらい?」
アンガールズ田中
「23ね。大学卒業して上京してきて。23~24(歳)位の時、コンビ組んで」
※田中さん…広島大学工学部第四類(建築系)卒業 山根さん…広島修道大学法学部国際政治学科卒業
神田愛花「どちらからだったんです?お声かけたの」
アンガールズ田中
「いやそれは、俺が山根ん家の廊下であの「組もう」って言ったんですけど。山根が「いや、俺から声かけた」みたいな。
なんか、先に声かけたっていうのをすごい取り合ってるんですよ。(笑)
やっぱ先に声かけた方がカッコイイじゃない。
先に声かけた方がいい。うん。
でも、声かけられた方がいい?」
ハライチ岩井「声かけられた方が良くないですか?コイツ俺の事面白いと思ってたんだって」
アンガールズ田中
「いやいや。そこに勝機を見出したのはだって、声かけた方じゃない。
受け手なんてただ生きてただけだもん。
そのコンビ組めばいけるっていうその第一歩が一番勇気いるんですよ。
どっちが言った?」
ハライチ澤部
「あのー俺からです。
だって結構、うちらって、元々もう1人いたんです。コクシくんって。
そいつが俺を誘ったんです、まず。
で、2人でやろうと思ってたんです、その子は。
でも俺はもう1人岩井が欲しいつって。「3人でやろう」つって岩井を誘って。
で、そいつはいなくなっちゃったの、すぐに。
「大学でアメフトに専念する」つって」
ハライチ岩井
「でも早いっすよね、でもね。
6年目でチャリティーマラソン出てるんだから。6年目っすよ。
で、紅白8年目で出てるんだよ」
アンガールズ田中「あれはもう『ヘキサゴン』ファミリーでCD出してて。ファミリーで」
解散危機
山根の大遅刻事件
○解散危機1回はあったっぽい
山根→○ 田中→×
アンガールズ山根
「解散危機というか、ライブにしか出てない頃。
俺がハチャメチャに遅刻してさ。
ライブのもうエンディングも、俺間に合わなかったの。
あの、飲んで、次の日もう夕方ぐらいまで寝てたの」
アンガールズ田中
「中野でライブで。で、その頃蕨(わらび)に住んでたの、埼玉県の。
で、俺がもう先に入り時間入ってて。山根がいないと思って、電話したらもう出ないんですよ。
で、何回かけても出なくて。ヤバい、もう始まるぞみたいになって。
で、やっとライブが始まるぞみたいな時に山根が(電話に)出て。
「う、うわ、今起きたよ」みたいな。
「早く来いよ。まずいぞ、マジで」みたいに言って。
そう、それで、蕨から中野って2時間くらい。
で、俺ら若手の頃だから、出番早かったの。
どんどん後ろにずらしてもらって。
そう。で、もう最後の人が終わっても来なかったから、もうエンディングって全員出て。
じゃあ、お疲れさまでしたって時に、山根が入ってきて。
「すんません…」みたいな。(笑)
で、「すいません」つって、申し訳ないんですけど、1回先輩たちに出てもらってネタやったんすけど。
だから、その後メチャクチャ楽屋で怒った…」
アンガールズ山根
「正座して、田中の説教を受けて。俺はだから、それ解散危機かなと思って○出したんだけど。お前はそうも思ってなかったってこと?」
アンガールズ田中
「いやいや、あれは別にもう。解散してもしょうがないじゃん、だって。
こんなさ、細長いヤツもういない…(笑)」
ハライチ澤部「別に、別にそろえなくてもいいっすよ、別に」
アンガールズ田中
「いやいや。これ細長い同士っていうのがいいっていうのが、俺なんとなくある。
俺前違う、ちょっと背低めの人とコンビ組んでて。
1年ぐらい、あのアンガールズ来る前に活動してて。
ワタナベエンターテインメントのネタ見せ行ってたんだけど。
全然受かんなくて。全く。
で、もう解散して向こう。
で、山根と組んで、そのネタ見せ行ったら。
ネタやってないのに、向こうの人が「えっ!?君たちどこで出会ったの?」」(笑)
ハライチ澤部「そんなバカな!って?(笑)」
アンガールズ田中「食いつきがすごくて」
ハライチ澤部「この2人が揃うなんてって?」
アンガールズ田中
「そう!で、もう何もしてない。大したこと言ってないのに笑うんですよ。
で、これは絶対いいやと思ってたんで」
ハライチ澤部「でも最初出てきたときもそういう印象でしょ?やっぱり」
ハライチの解散危機は?
アンガールズ田中「ハライチは?ある?解散危機」
島崎和歌子「2人でも仲いいもんね?」
ハライチ澤部「ウチ別に仲悪くはないですし」
ハライチ岩井「なんかネタ合わせぐらい。そのライブシーンみたいな時に1回ありました」
ハライチ澤部
「ネタ合わせを近所の駅でやってたんですよ。
ハライチ駅っていう、地元の駅があって。
そこに2人で集まって。次の日ライブでね。
で、コイツがネタ書いてますから。
ネタ渡されて、俺が。
で、俺がやっぱこうなんか納得いかなくてみたいな」
ハライチ岩井「何にも分かんないのに」
ハライチ澤部
「ダメだ。これ明日できない、みたいな(笑)
そういうのまあ言っちゃって。
そう。そしたら、そりゃ怒るじゃないですか。
そしたら、急にバーンってぶん殴られて。(笑)
気づいたらもう駅にワーってなって(倒れて)」
島崎和歌子「マジで!?」
ハライチ澤部「そうです そうです」
ハライチ岩井「柔らかいパンチですよ。柔らかいパンチ」
ハライチ澤部
「で、俺もう涙止まらなくなっちゃって。(笑)
「もう解散しよう」って」
アンガールズ山根「なんでダメだなって言っちゃったの?」
ハライチ澤部
「いやいや、なんかそれもう分からない。なんかとがってたんですかね、俺もその…。
ライブもなんか結構ウケない時期が続いてたから。
なんか懸ける思いはあったと思うんですけど。
で、俺が「解散」って言ったら、コイツもなんか冷静になってというか。
「それ(=解散)は…それはないな。それはないな」って。
俺が泣きながら提案したのを却下された」
ハライチ岩井「なんか引いちゃってね、なんか。泣くんだ、大人がって」(笑)
ハライチ澤部「そんな殴り合いはないですか?」
アンガールズ田中「殴り合いはないね。もうそういうのは、互いに弱いって分かってるから」(笑)
一緒にいるだけで嫌になった時期
ハライチ澤部「でもコンビ仲。25年やってると、ちょっとこう仲悪い時期というか…」
島崎和歌子「倦怠期みたいなね」
アンガールズ山根「忙しい時期とかね」
アンガールズ田中
「なんか楽屋とかでも、もう一緒にいるだけでもうなんか嫌になってくるじゃない。
で、山根がなんか、この中華弁当のザーサイ食べてたのよ。
でもその音が、コリッコリッ。ムカつくな~みたいな。その音もむかつくっていうか。
忙しかったってのはあるね。あんま寝てないし。だから基本イライラして」
ハライチ澤部「だし、毎日会うから。どんどん溜まってっちゃうみたいなことなんですかね」
アンガールズ田中「互いに若手だから、ウケない時もあって。まあ、ストレスみたいな」
ハライチ澤部「山根さんなかったですか?」
アンガールズ山根
「いや、ムカつく…髪切っててもムカつくし。キレイにしやがってって思うし。シャツが出ててもムカついたし」
ハライチ岩井が相方に腹が立ったとき
アンガールズ山根「ハライチはないの?倦怠期」
ハライチ岩井
「腹立った時ありましたよ、別に。なんか、ライブの衣装で赤いTシャツを着てた時があったんですよ、澤部がね。
「お前、赤いTシャツのヤツになっちゃうから、やめろ」って言ったんですよ。(笑)
赤いTシャツは赤いTシャツのヤツになっちゃうから。
だけど、頑なに脱ごうとしないからね」
アンガールズ田中「なんかよく分かんない。文句言ってる方もね。赤いTシャツの人になっちゃう…」
ハライチ岩井
「赤いTシャツで出てきたやつって。赤いTシャツの奴になっちゃうじゃないですか。脱げなくなっちゃうぞ、赤いTシャツをって」
アンガールズ山根「でも、白熊のやつだったじゃん、でも」
ハライチ澤部
「白熊がかいてあるトレーナーをずっと。アラスカって書いてある。
あれは何も言われなかったですよ、別に」
お互いの嫌いな所
田中「山根は芸人を諦めてる」
田中→山根「芸人を諦めてる」
アンガールズ山根「諦めてはないのよ」
アンガールズ田中
「諦めてはないんだけど、なんかもう、自分が芸人として死んでるから」
アンガールズ山根
「死んでるんじゃないのよ。俺の使い方が分かるディレクターがいないのよ。(笑)難しいんだと思う」
アンガールズ田中
「だって山根がディレクターでも、「俺は山根を使わない」って言うの」
島崎和歌子「自分自身でも?」
アンガールズ山根「うん。もっと分かりやすく、明るいヤツ使うかなって思うんだけど」
ハライチ澤部「でもそっちに寄せるみたいな努力は…こう」
アンガールズ山根
「寄せるとさ、なんかウソっぽくなっちゃうんだよね。
昨日もさ、あのテレビのカメラの画面に思い切って走っていって、「山根で~す!」って言ってくださいって言われて。
俺頑張ってやったんだけどさ。なんかしっくりきてないんだよね」(笑)
島崎和歌子「そういうイメージもないしね。走ってね、無理して」
山根「田中の嫌いな所は「ほぼない」」
アンガールズ山根
「昔はネタやる時にツバ飛んでくるとか、そういうのも嫌だなと思ってたけど。
今もうほぼないっすね。20何年も付き合ってりゃ。
もう親とかより長く一緒にいるじゃないですか。
そうすると、イラつくとこもないっすね」
アンガールズ田中
「山根はだって、我が家の杉山と飲んだ時に、杉山がもう酔っ払って、山根に対して「お前おもしろくねぇな」つって、ツバかけても…」
アンガールズ山根「アイツ酔っ払ってたからね」
アンガールズ田中「うん。山根ツバかけられたんですよ」
ハライチ澤部「後輩ですよね、我が家の杉山さん。後輩に…」
アンガールズ田中「それでも笑顔で座ってた(笑)」
ハライチ岩井
「俺は山根さんと飲んでた時に、ベロベロの杉山さんが来たときあったんですよ。
で、飲み会グチャグチャになって。みんなに説教してたんですよ。
山根さん怒んないのに対して、俺マジでムカついてたもん」(笑)
ハライチ澤部「一番上が言ってくれよって」
ハライチ岩井「そう。言わないとって」
アンガールズ田中「制さないからね」
島崎和歌子「怒んないの?」
アンガールズ山根
「言っても無駄。杉山、言っても無駄じゃないですか。(笑)
もう、もうたぶん、いなくなるなと思ってたから」(笑)
ハライチ岩井「いずれ。ほっとけば(笑)」
アンガールズ山根「そう。ほっときゃいいな(笑)」
島崎和歌子「これ一番怖いタイプ」
アンガールズ山根「直してやってもなっていう」
アンガールズ田中「放っとくのがコイツが一番仕事が減るから(笑)」
アンガールズ山根「そうそうそうそう。自分で体験しないと分からないから」
ハライチ澤部「恐ろしい潰し方」
事務所の最初のスターだったハライチ
ハライチは特待生で学費免除
アンガールズ田中
「ハライチっていうのはもうワタナベ(エンターテインメント)スクールが…コメディーエンターテイメントスクールっていうのができて。
そこの最初のスターなんですよ。
そう。だからハライチだけなんか学費免除とか」
アンガールズ山根「特待生みたいなんで入って」
ハライチ澤部「そうです そうです。だから、40何万払ってないですからね」
アンガールズ田中「すごい実力ある人はその免除みたいな感じで。それの最初の人だからね。スーパースターなんですよ」
ハライチ澤部「スーパースターってことないですけど。免除してもらってね」
事務所は澤部のクローンを大量産してる
アンガールズ田中
「で、澤部とかもメチャクチャ早く…もっと岩井よりも早く売れたでしょ?
だから、ワタナベエンターテインメントの事務所はもう澤部がすごすぎるから、澤部のクローンを今大量生産してんの。
ハナコの岡部とかあばれる君とか。丸刈りで好感度のいい奴を。
で、岡部には澤部と同じようにこう『なりゆき街道旅』をそのまま引き継がして。
で、バスケもやるでしょ。ほんで、役者業もやる。
もう完全にジェネリック澤部を。
で、あばれる君はちょっと、そういう風にしようとしたんだけど、ちょっと失敗しちゃった(笑)」
島崎和歌子「方向性がね」
アンガールズ田中「そう。丸刈りにはしたんだけど、ちょっとやっぱ内面が違いすぎて」(笑)
アンガールズ山根「で、あばれる君からの派生が、バッドナイス常田だよね」(笑)
神田愛花「澤部さんはどう思うんですか?このクローン化はどう思ってるんですか?」
ハライチ澤部「澤部クローン化計画に関しては、ここに辿り着いちゃったから、田中さんは。もう殺すしかないです」(笑)
アンガールズ田中「俺気づいちゃった。やってるな、と思ったよ。もう事務所が」
後輩が驚くほどついてこない
悪いことを注意するも、修正しないので大事件に
岩井
「田中さんは時に後輩を厳しく叱ったりとかすることもある。
で、愛のある先輩に薄っすらなろうとしてるけど、驚くほど後輩がついてきていないっぽい」(笑)
アンガールズ山根「めちゃくちゃ頑張ってるじゃん。後輩連れて」
アンガールズ田中
「ホントそう。そう、いってるし。
ホントになんか悪いことをしたときは言ったりしてんすけど。
それ以降、そいつが修正しないから。
なんかその後大きな事件になったりとかが、結構あったりしたんですよ。
だからなるべく俺の言うことは聞いた方がいい。
俺も普通のことじゃ言わないですよ。
もうこれはやってたらさすがに今の時代大変なことになるっていうことだけパッと言うんですよ。
言ってるんだけど、向こうが「う~ん、ああ~もう分かんないっすね」みたいな顔をしてるのは見るな。
だからそん時ヒザが震えるんだ俺。
いや、そういえば澤部も、すげぇ後輩に…澤部が事務所のスクールがあって、そのスクールの卒業ライブのMCかなんかにハライチで行った時に。
その卒業生代表として、MCで。
で、そこで、澤部がね、合間にね、トイレ行ったんすよ。
そしたら男性トイレだから、隣にこう後輩芸人が来て。
その後輩芸人が真横で、「俺澤部さんで笑ったことないっすわ」とかって。
澤部そこから、おしっこがでなくなった(笑)」
島崎和歌子「それはちょっとね。怖いよね」
アンガールズ田中「それで「やられましたわ」って俺んとこ泣きついてきた(笑)」
ハライチ澤部
「怖くて。怖くて注意できないじゃない、その。
怒ろうってならないです。
「ハライテだかハライチだか知らねぇっすけど」って言われて。
「へへ、へへ(笑)またまた~(笑)ハライチ ハライチ」って」
島崎和歌子「後輩に媚び売っちゃって?」
ハライチ澤部「震えちゃって(笑)」
アンガールズ田中「まあ、そんな奴はもう当然いなくなりましたけどね、もう」
ハライチ岩井「そういうヤツはね」
ハライチ澤部「さすがにね」
島崎和歌子「でも、怒らない?」
ハライチ澤部「怒れないっすよね」
アンガールズ田中「びくついちゃってね~」
島崎和歌子「びくついちゃって(笑)」
夫婦喧嘩絶対負けるっぽい
「結婚する時幸せにするって言ったじゃん!」で戦意喪失
2人とも○
ハライチ澤部
「山根さんはだって全部言うこと聞くんでしょ?だって基本奥さんの」
アンガールズ山根
「でも、調子に乗ってさ、言い訳したりとか、そっちだってって感じでやってると、若干ケンカの感じになるじゃん?空気が。
結局、言い負かされるね。論破されちゃう。
論破されちゃうし、これ言われるともうどうしようもないなっていうのがあるんだけど。最終兵器というかさ。
「結婚する時に、幸せにするって言ったじゃん」って言われるとさ。
もう勝ち目無いよね」
ハライチ澤部「それ言われたことあるんすか?」
アンガールズ山根
「ある。あるある。何度もある。
だって喧嘩してる状況がまず幸せじゃないから。
うわ~もうダメだって思う。「あ、すいませんでした」って言って」
ハライチ澤部「嘘ついちゃったことになりますもんね?(神田さんは)そんなん言ったことないでしょ?さすがに」
神田愛花
「ウチはね、プロポーズ、夫側が「僕を大事にしてください」だったんですよ。
そう。先手を打たれた感じ。
だから結構ケンカしても私の方があの、自分の中で、はい」
島崎和歌子「ああ、それは大変だね」
神田愛花「でもね、もう。かわいいからしょうがないです」(笑)」
ビジネスパートナーから友達に戻る!?
友達に戻るのはまだ早い
2020年の田中さんのインタビューで、
山根さんは
「ビジネスパートナーみたいになっちゃったから、もう一度友達に戻りたい」と田中さんに言うが、
田中さんは「この業界でそんな甘っちょろいことを言ってたら、この先2人とも仕事がなくなり路頭に迷うのだけは嫌。今は何とか自分が引っ張って、80歳位で2人旅ができるようになるために頑張るんだ」と言っていた。
アンガールズ田中
「まあ、元々友達だから、大学生の時の。
だからそっからまあ、だいたいケンカしてビジネスパートナーになるじゃないですか。
でもビジネスパートナーでもいなきゃいけないところもあるでしょ。
こうこうこうだからってやらなきゃいけないし。
山根が考えが甘すぎる、もう。
早く友達に戻ろうって、まだ早いから。(笑)
おじいさんになって、「う~ん、やまね…」っていうぐらいになってから、友達になって旅行すればいいし。いつでもなれるから」
島崎和歌子「山根君は、ホントに2人で旅行行きたいの?今でも」
アンガールズ山根「ヒマがありゃあね。行きたいですよ」
ハライチ澤部「2人っきりで?」
アンガールズ山根「まあ、どうなるか。嫌かどうかもわかんないし。やってみると」
アンガールズ田中「嫌だろ。俺が全裸で出てきたらどうすんのよ、その」
アンガールズ山根
「いや、全裸も別に見てるし。普段から。風呂のロケとかで見てるし。
別に何の違和感もないよ」
ハライチ澤部「それ田中さんは山根さんが全裸でお風呂上り出てきたら?」
アンガールズ田中
「「や~ま~ね~!!」って。
ビジネスになっちゃうよ。ビジネスが始まっちゃう」
アンガールズ山根「誰も見てないよ」
アンガールズ田中「そう。だから、素になれないっていう、結局」
アンガールズ山根
「あ~。だから心配なのよ、もう。
田中って人だったのに、もうホントに人じゃなくなっちゃったのよ。
お笑いの塊になっちゃったから」
ハライチ澤部「アンドロイドみたいになっちゃったから」
アンガールズ山根
「で、家にいる時でもなんか面白いことを探すとかさ。もうずーっとそれだから」
アンガールズ田中
「お前も探せよ、お前!(笑)
そろそろ探して、山根がグイグイ引っ張ってくれるようになったら、俺ももうちょっと穏やかになれるかもしれない」
ハライチ澤部
「すごいですね。田中さんが人間じゃなくなっちゃって、山根さんが芸人じゃなくなっちゃう(笑)」
アンガールズ田中「そうなのよ。うまくいかないもんだよな」
ジャンガジャンガの誕生秘話
武藤敬司さんの決めポーズ+メロディーをつけて
島崎和歌子「ジャンガジャンガって何なんだろう?と思って」
ハライチ澤部「そもそもね。ジャンガジャンガは何なんですか?」
アンガールズ田中
「そもそも、あのネタやってたのは、ロッチのコカドくんいるでしょ?
コカドくんがロッチ組む前に、ギャルソンズっていうコンビ組んでたんですよ。
で、同期だったから、ワタナベ(エンターテインメント)で。
アンガールズとギャルソンズでギャルガールズっていうライブやってたんですよ。
その中で4人でやるネタがあって。
で、そのコカドと組んでたもう1人の人が、ギターを弾いて。
(その人が)ギターやって、残り3人…コカド、田中、山根でショートコントやって。
で、そのショートコント終わったら、このあの武藤敬司さんのこれ(決めポーズ)をやるっていう(この手の形やポーズがジャンガジャンガに似ていた)。
で、その時ギターの音でジャンガジャンガジャンガジャンガ…つって。
そのメロディーを作ったのがあの(ギターを持ってる)キラくんっていう。
で、このコカドくんのコンビギャルソンズが解散してしまって。
そん時に、じゃあせっかくだから、2人でできるネタはやろうよつって、やって。
で、そん時にギターは弾けないから、もうギターの音は口で言おうつって。
「ジャンガジャンガ」つってて。
でこのプロレスラー風のポーズは、もう手を広げて戻すだけにしようつってやったら、なんかそれがハマっちゃって。
そう。だから、なんか不思議な感覚なんすよね。
ウケないだろうと思ってたから。
たいしてウケてなかったんですけど」
ハライチ澤部「最初は?」
アンガールズ田中「はい」
ハライチ澤部「よく続けましたね。たいしてウケてなかったのに」
アンガールズ田中
「いや、ただ、フジテレビのオーディションになんか行ったんすよ。
で、その時になんか5分ネタのネタのオーディションに行って。
それでネタ終わった後に、そのフジテレビの作家さんとかいて。
「なんかショートコントとかあるんですか?」って言われて。
「ないです」って言ったんですよ」
アンガールズ山根「なかったから(笑)」
島崎和歌子「よくいえたね」
ハライチ澤部「オーディションでね」
アンガールズ田中
「そんなこと言ったらダメじゃん?
何でもいいからやればいいのに。「ないです」って言って帰ってきたら、事務所の人に「なんか変なこと言った?」って言われて。
たぶんなんか態度の悪い若手が来たみたいな」
アンガールズ山根「とがった若手がね」
アンガールズ田中
「そんなんなって。え!って。ないってこと言っちゃダメなんだとか。
で、ショートコントなんか作んなきゃってなって。
とりあえずあのショートコントをやるしかねぇってなって、やったんすよ。
で、それをなんか別の局の番組のなんか…ちょっと変な芸人を集めるコーナーがあったんすよ」
アンガールズ山根
「『エンタ(の神様)』にも『笑金(=笑いの金メダル)』にも普通のネタ(番組)に出れない芸人みたいな」
アンガールズ田中
「それのオーディション行ったら。で、それでジャンガジャンガやったら、「いいね」みたいになって。
そっからなんかやるようになりましたね」
コンビで一番悔しかった思い出
お笑いの大会で優勝したのに審査員の評価はイマイチで…
お笑いホープ大賞で優勝したのに、高田文夫さんに違うと言われた
アンガールズ田中
「優勝して、ステージ上で全員上がるじゃないですか。
それで、審査委員長の高田文夫さんが出てきて。
「えー、アンガールズが優勝だったんですけど、僕はキングオブコメディの方が面白いと思いました」って。
「え~!!」って言って。
嫌でしょ?裏で言うんだったらいいけど、ステージ上で言うの。
で、他の大会でまた優勝した時に、今度違う大会出て優勝したんですよ。
そしたら、そこの審査委員長の泉谷しげるさんが「俺はバイキングの方が面白かった」って。
俺ら優勝2回してて、2回ともなんか、「う~ん…」みたいな」
アンガールズ山根
「でも、これずーっと言ってたらさ、高田(文夫)先生は謝ってくれた。
「あん時悪かったな」って言ってくれたんだけど。
泉谷さんはまだ謝ってない」(笑)
ハライチ岩井・澤部「泉谷さんは謝んない。ロッカーですからね」
アンガールズ田中「許されないよ、ステージ上で言うのは。裏で言ってくださいよ、もう」
ハライチ澤部「泉谷さんはしょうがないですよ」