【日曜日の初耳学 未公開SP! 】俳優・本木雅弘さん「意外な性格、結婚秘話、人生最大の助言者」(2025年2月2日)

本木雅弘さん
1982年、16歳の時、「シブがき隊」で歌手デビュー。
2008年 42歳の時、映画「おくりびと」で日本映画史上初となるアカデミー賞外国語映画賞を受賞

 

すごく慎重な性格

本木さんの芸能界唯一の大親友・小泉今日子さんが語る本木雅弘さん
小泉さんは本木さんと同学年で、共に1982年に歌手デビュー。

昨年(2024年)、映画「海の沈黙」で32年ぶりの共演を果たした2人。

 

小泉今日子
「ホントに買い物とか行っても、すごく時間がかかります
1つのものを買うのでも。

ずっとあの、ウエイトコントロールしてて(※撮影のために10㎏減量)。
まあ、それが解放された日に、「じゃあ美味しい物食べに行こう」って言って。
あの、レンタカーを借りてたんで私が運転して行ったんですけど。

「やっと解放されたから、ちょっと部屋でワインとか飲みたい」って言って。
ワインとか売っている所に、寄ろうって言って、寄ったんですけど。
ずっと店の人に質問してて。
「全然終わんねぇな」と思って。
外でこうあとの3人なんか「山がきれいだね」とか言って待ってたみたいな(笑)

そうです。なんか、すごく慎重なんですね。
傘1つでも、絶対選び抜いたなっていう感じなんですよね。

私とか良い傘買っても、忘れてきちゃうから、結局ビニール傘みたいなタイプなんですけど。
なんだろう。私の中では、貴族っぽいっていうか。憧れます」

本木雅弘
「やっぱりすごくこうなんか、結論を出すまでに時間がかかるし。
永遠迷っているし。グチャグチャグチャグチャしてるところがあるので。
そのことがいつも悩ましいんですけど。
こういう性格どうしたらいいんでしょうかね?」

 

内田裕也さんの娘・也哉子さんとの結婚秘話

意外にも自分に自信がなく、とにかく優柔不断。
何事にも慎重で、迷いなく突き進むことができないという本木雅弘さん。
そんな彼が人生で最も苦戦した出来事が…
義理の父で、永遠のロックンローラー内田裕也さんへの結婚の挨拶

 

也哉子さんが事前に内田裕也さんに前振り

本木さんが結婚したのは、1995年の29歳の時
一方、妻で内田裕也さんの娘、也哉子さんは当時まだ未成年の19歳
大反対を食らうことを見越して、也哉子さんが事前に両親に地ならしをしていたという。

本木雅弘
「一応ちょっと少し妻の方が前振りはしておいたので。
しかもそれは、学校を卒業してその卒業旅行っていうので、初めて、その裕也さんと樹木さんで出て。
で、その帰りの飛行機で、東京に飛行機が着陸するっていうランディングの時に、告げたんですね。
あのー「本木さんと結婚することになると思います」って。
(裕也さんが)「おおお…何だおおい今そんな時に…」みたいな」(笑)

林修「一番逃げ場のない時を見計らって」

本木雅弘
「そうそう。その場で色々大声も出せないしっていうので。そこで前振りしておいたっていうのがあるので」

 

結婚挨拶で内田裕也さんの言わせない攻撃

しっかりとした準備が整ったところで、いよいよ迎えた内田裕也さんへ結婚の挨拶当日。

本木雅弘
「銀座の料亭を予約して。事務所社長と出向いて。
それで裕也さんがもうまったくこちらにもう一筋も目を合わせないで。
ずーっと違う業界の話、旅の話…いろんなもう別の話をして。
とにかく、言わせない攻撃なんですね。

帰ろうとするのかと思ったら、「ちょっと連れてきたい店があるから、もう一軒付き合え」って言われて。「はい」って言って。
そこでまた同じように永遠。
場所が変わっても終わらない

それで、最後の最後に、もうお開きってなりそうなところで、「言う」っていう感じの勢いをもう最大限にアピールした時に、「わかってるよ、ヨロシク!って言われて。

だから、「わかってるよ、ヨロシク!ロックンロール」ってついてないけど、もうその感じ」

 

樹木希林さんは人生最大の助言者

おごらず 人と比べず 面白がって 平気に生きればいい

実はこの結婚により、本木雅弘さんの俳優人生はさらに輝きが増していく。
その最大の恩人が、義母である樹木希林さん
本木には、彼女から言われた忘れられない言葉がある。

本木雅弘
「(樹木希林の人生訓)「おごらず 人と比べず 面白がって 平気に生きればいい」。

自分のダメさも引き受けて認めて、それを面白がっていくみたいなことにつながる。
平気でごく普通に、「これが自分です」っていう姿勢でいればいいのよって。
もう色んな意味が込められた。
本当にもう人生の最大の助言者でしたね」

なにかと悩みがちな本木雅弘の背中を押し、支えてくれた人生の大先輩がいたからこそ、日本映画史上初となるアメリカのアカデミー賞を受賞するまでの俳優になれたのかもしれない。

 

今後の人生のモットー

程々に希望して人生を楽しく諦めていく

本木雅弘
「一応、モットーとしては、「程々に希望して人生を楽しく諦めていくこと」みたいな。
なんかそれが自分のこうなんかベストな感じなので。

樹木さんも何かで読んで。
人は誰でも生きてきたように死ぬ」って言ってますね、なんか。
まあある種やっぱり、この今自分が生かされてる事に感謝して謙虚に
で、かつ人と比べない

なんとなく、きっと分かんない…年をとりながら、あれも出来なくなった、これもできなくなった、これも…っていう風にどんどん…なんかいい意味で諦めていって

なんかすごい青空のポワ~ンとしたところで、次の季節が巡るっていう時に、「譲りま~す」って感じでなんか大の字で消えていくみたいな。
そういう僕はイメージですけどね」

人生を楽しく諦めていく。
執着を手放し、ありのままを受け入れながら、これからも本木雅弘は人生を楽しんでいく。

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