【人生最高レストラン】U字工事「高1で出会い、高3でテレビ出演&町工場で一緒にアルバイト」(2025年6月28日放送)

U字工事…福田薫&益子卓郎

加藤浩次「ホームがあるっていいよな。栃木というホームをちゃんと売りにしてるから」

益子
「栃木県がラッキーだったのは、近かったんで、思ったより。
すごい遠いっていうイメージが。
新幹線で宇都宮まで50分で行けるんですよ」

加藤浩次「だから家どうなってるの?栃木なの?今」

福田
「いや、それは18(歳)で大学出てくるときに、もう栃木からは東京に出てきてはいるんですよ」

益子「杉並に家建てました、この人は」

福田「コイツ世田谷ですからね」

加藤浩次「ちょっとヤバくね!?それ。いや、ヤバいよね」(笑)

益子「出稼ぎですね。栃木から出稼ぎで。仮の住まいで」

福田
「コイツは、栃木でロケしてる時に、「あ、こっちの人は…こういうのは苦手なんですね」って栃木にいる時に言ったんですよ。
そん時に俺は「あ、コイツ東京の人になっちゃった」って思って」

加藤浩次「こっちの人って言ってんだもんな!?お前東京の人ってことだもんな!?」

益子
「いや、この人も上沼恵美子さんに「地元のおまんじゅう」つって、杉並のおまんじゅう渡してたんですよ」(笑)

 

19歳で上京し、東京都町田市の町工場でアルバイト

熱心にアルバイト…社長に可愛がられ、外国人にも慕われ

1品目 工場バイトのご褒美 東京都町田市「満留賀(まるが)」 そば定食(そばに焼肉やごはんが付いている定食)

益子
19歳で町田市に上京してきたときに、バイト先の工場に勤めてたんですけ
ど、2人で。
そん時の社長がたまに連れて行ってくれたお店なんですよ」

福田「ちっちゃい町工場で2人ともアルバイトしてたんですけど」

加藤浩次「え、どんな町工場だったの?」

福田「マグネシウム製品の研磨・バリ取りを主にやってました」

益子「パソコンとか。我々扱ってたんですけど。パソコンとかバリつって…」

福田「金型からあがってきた状態のものですね」

加藤浩次「あ~プラモデルの端っこみたいなやつか」

益子「それを我々やすりで削って整えるって作業とか」

加藤浩次「で、そこの社長さんが連れてってくれたお店?」

益子
「普段はやっぱりお金もなかったんで、立ち食いそばとか牛丼を主食に食べてたんですけど。
たまにこう社長が土曜日とかに、「益子さん、福田君行くぞ」つって」

加藤浩次「え?なんでそんなバイトの2人連れてってくれんの?」

福田
「土曜日出勤する方が他はいないんですよ。社員さんとかお休みで。
忙しいんだって時に、「いや俺らはやりますよ」つって行ったら、「あ、わりぃな」つって昼飯連れてってくれたりすんですよ」

加藤浩次「あ、めっちゃ可愛がってもらってたんだな?」

2人「そうです そうです」

福田「東京のお父さんみたいな感じで」

益子
「ほんとずっとアルバイトも熱心にやってたんで。
我々も結構担当する製品があったりとかしたんですよ。
クレーム来たら、自分でハイエース運転して、埼玉まで修正行ったりとか」

加藤浩次「え、クレーム処理してたの?」

益子「もやったり」

福田
1日の出入りの出荷の数とか電話でやり取りして、「今日何個いけます」とか。
で、ライブの日とか、2人同時にいなくなるんすよ。その主要メンバーの。
そうすっと、取引先から「なんであの2人がいないんですか!?」ってなるんですよ」(笑)

益子
「(満留賀で)これ(そば定食)をたまに食べれるときがすごい幸せだったんですね。やったー!ってなって。
あ、で、ここの店のカレーにも思い出があって。
町工場で出稼ぎの外国人の人がいっぱいいたんすよ。スリランカ人の人が主にいて。
今でも名前忘れないんですけど。
ハミード、フォワード、サラット、サマンとかいっぱいいて。
結構、俺が仲良くて。色々「これやってくれ」とか、色々」

福田
「マシーコさん、マシーコさん」ってすごい慕われてたんですよね。
外国人も優しかったんですよね」

益子
「なんか分かんないすけど。それで、ある日社長が、いっつも結構残業あったんですけど。
「ちょっとスリランカのみんないるから、カレーなら食えんだろ」つって、「カレーとってあげろ、出前」つって。夜7時か8時。
満留賀からカレーとったんですよ。
そしたら、スリランカの人はお祈りしないとお肉が…」

福田「お祈りしたお肉じゃないとダメだったんですよ」

益子「だけど「社長には言わないでくれ。社長がかわいそうだから」つって」

福田「せっかく取ってくれたのに申し訳ないっていう」

益子
「社長がかわいそう。だから「マシーコ フクダ食べてくれ」つって。
だから、俺と福田で計6人前を食べて」(笑)

加藤浩次「社長またやんなかった?また取ってやれってなんなかった?」

益子
「やっぱり俺ら、後々伝えてたと思います。
「社長、こういうわけなんで、あの大丈夫なんで、もうカレーは」つって。
お互いの間を取り持って、俺が」(笑)

 

出会いは高校時代

掃除の班が同じで…

一緒にバイトするほど仲が良い2人。
その出会いは高校時代。

福田「出会いは高校1年生が初めてです」

加藤浩次「え、小中は違うんだ?地域も違うの?」

益子「(栃木)県の北部なんですけど、隣町同士だったんですよね」

加藤浩次「じゃあ、全く面識なかったのね?え、どんな出会いだったのそれは?」

福田「同じ掃除の班なんですよ。保健室掃除で」

益子「入学式んときな?」

福田
「うん。僕がゴミ集めて。
卓郎っていうんですけど、その卓郎くんが塵取り持ってくれて。
「いい?」つって、こう集めたのが、コンビ初の共同作業」(笑)

 

漫才をやりたくて声をかけまくったが断られ…最後に誘った益子と一緒に

加藤浩次「そこから、なんで仲良くなってったの?」

福田
「そこまで派手なグループにもいず。控えめな方のグループでなんとなく気が合ったのもあります」

(2人で写ってる高校時代の写真が映る)

福田
「これは漫才とか教室でやるようになった後ですね。遊びでやってたんですよね、友達の前で漫才を」

益子「俺、誘われたんで、僕が」

加藤浩次「誘ったんだ?」

福田
ラグビー部で最初は先輩に無理やり「漫才やれ」って言われて
太った子とコンビで先輩の前で最初無理やりやらされたんですよね。
で、結構楽しくて、教室でもやりたいと思ったんですけど。
明るい子とか面白い子とかに声かけまくったら、全員に断られて
最後の最後に「卓郎くん、誰もやってくんねぇから、やってくんねぇけ?」つったら、「いいよ」つって組むようになったんですよ。

益子「そうです。最後の残り物だったんです」

 

おとなしかった益子…バイト先でのあだ名は”ニヒル”

加藤浩次「え、益子は大人しい子だったのか?」

益子
「俺はどっちかつったら、おとなしいタイプですね、たぶん。
(栃木)県も北部の(旧)黒羽(町)ってういう田舎育ちで。
そっから、まあまあ街中の学校に行った。その地域では結構街中の学校に行ったんで。
この人も都会の人にすごい見えて。
周りの人がみんな都会の人に見えるっていうか。
それでもう、こう静かにしてて
町田市のバイト先でも、あんまり静かにこう黙々と仕事してたら、バイト先で俺「ニヒル」っていうあだ名がついたんですよ、俺」(笑)

島崎和歌子「かっこいいじゃん(笑)」

 

高3の夏休みオーディションに合格し、テレビに出演

加藤浩次「益子は誘って、いけると思ったの?福田は」

福田
「いや、最初は僕がボケたくてボケたくてしょうがなくて
卓郎くんは「なんでだよ」って言ってくれればいいからつって。
「やろうよ」つって誘ってやってたの。
だから、「なんでだよ」「なんでだよ」つってて。
コイツほんとに「なんでだよ」しか言わねぇな」つって。
じゃあ「変えっか」つって、今のスタイル」

加藤浩次「なんで変えたの?」

福田「あまりに「なんでだよ」しか言わなかったからです」

加藤浩次「それでウケたの?結局」

福田「いや、友達の前では全然ウケないよね」

益子「ウケないっすね」

加藤浩次「でも続けようと思ったわけでしょ?」

福田
「はい。その高3の夏休みの時に、当時「AHERA」っていうお笑い番組があったんですけど。
そこに、素人大会募集みたいなあって。
「じゃあ、やってみっか」なんつって送ってみたんすよ。
そしたら、オーディションに呼ばれて。
で、オーディション行ったら、全員の審査員が〇出してくれたんですよ、僕らに。
ほんで、受かって。そのテレビ番組に、夏休み出たんすよ」

加藤浩次「すごいね」

島崎和歌子「すごい。エリートじゃん」

加藤浩次「それどうだったの?ウケたか?」

福田
みんな褒めてくれるんですよね、高校生だから
「面白いね 面白いね」つって。
そっからの勘違いはありました」

加藤浩次「うわ~俺らいけんじゃない?ってなったのね」

益子「そうなんです。それが勘違いっすね」

加藤浩次「いや、勘違いじゃないでしょ。ここまで来てるんだから」

益子
「いやいや、でもやっぱりそれで東京出てきてから、やっぱりオーディションとか行ったら、やっぱり全然通してもらえなかったんで。
あれ?あれ?って」

福田「ライブにすら受からなかったです」

加藤浩次
「そっか。1回目が上手くいきすぎちゃったのかな?
で、それから全然ダメだった?」

福田
「で、落ちて。「訛りを売りにしてんだ」って言われて。
「いや、そんなんじゃない」って標準語に直す

加藤浩次「あ!標準語に直そうって言った時期があったのね」

2人「ありました」

加藤浩次
「え、どんな感じなの?覚えてる?ネタ。さわりだけちょっとやってみてくれる?標準語で作ったネタ」

益子「いや~薫くん、昨日テレビ観た?」

福田「俺見たんだけどさ~」

加藤浩次「訛ってるよ お前!(笑)全然標準語じゃないじゃねぇかよ。栃木丸出しじゃねぇかよ」

益子「だけどそれがぎこちなくなっちゃって。まさにその通りで。上手く喋れなくなっちゃって。おかしくなっちゃったんですよね」

福田
「やってる時に、当時浅草キッドさんが自主ライブやられてて。
そこに行った時に、普通にやったつもりなんですけど
「その訛り…訛ってんね」って言われて。
訛りをもっと出した方がいいぞ」ってお2人に言っていただいて。
キッドさんは2人とも漫才好きで見てたんで。
スゲェあんな好きな人にそんなアドバイス貰ったつって。
じゃあやってみっかつって、訛ったんす。
訛ったっていうか、栃木弁を全面に出すようにしてみたんですよね。
そしたらやっぱオーディションとか受かるようになって

加藤浩次「キッドさんも恩人じゃん」

2人「そうです そうです」

加藤浩次「で、ボケとツッコミはどこで変わってんの?」

益子「あ、もうそん時には僕がボケてましたね。で、福田がツッコミやってましたね」

加藤浩次「それは福田がボケを考えるわけ?」

福田「僕ら2人で作ってたんですよね、当時から」

益子「2人で。部屋行って」

加藤浩次「今でもそう?」

2人「今でも」

※AHEEA(1996年放送)…お笑い芸人のネタ披露がメインのバラエティ番組

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