【おしゃれクリップ】俳優・遠藤憲一さん(64)「夫婦二人三脚で歩んだ45年の俳優人生」(2025年10月19日放送)

妻と二人三脚。俳優人生45年

山崎育三郎
「エンケンさんメチャクチャ優しいから。何聞いても大丈夫。
奥様がマネージャーってね、有名ですけど。今日もスタジオに来てらっしゃるんですか?
やっぱちょっと意識されますか?」

遠藤憲一「注意を受けないように(笑)」

井桁弘恵「あ、奥さんどんな方なんですか?」

遠藤憲一「まあ、基本は明るい人ですよ。だけど、夫婦はみんなそうなると思うんですけど。やっぱり、女房の方が強いじゃないですか」

山崎育三郎「何対何ぐらいですか?」

遠藤憲一「主導権は、もう10あったら、9は女房ですよ」

山崎育三郎「怒られたりするんですか?」

遠藤憲一
「怒られますよ。ちょっと口答えする時もあるわけ。ね。そうすっとやっぱり、倍返しですね。(笑)
よく考えると俺が悪いんだろうなって感じで、謝りますけど」

 

広瀬アリスさんにインタビュー

撮影現場では妻の昌子さんともお会いしていて…

広瀬アリス
「でも、圧倒的に奥様が強いって感じ(笑)
横にも並べないです、遠藤さん。
で、SNSとかも「遠藤さん、メッチャ面白いですね」って言うと、(奥様が)急に携帯パッっと出して「1・2・3。1・2・3。たぶん、何かやりなさいってことだと思うんですけど、なんか謎にこうやって踊ってましたね、遠藤さん(笑)
拒否権ないんで、遠藤さんには。はい。
ホント癒されますよね。

最初だけですよね、怖いのって。喋ったら、ただの5歳児なんで(笑)。
暇さえあればすぐ何かして遊んで
2人でキャキャキャキャキャって遊ぶ。
えっと、座頭市ごっこと進撃の巨人ごっことチンパン(ジー)ごっこしてます。
意味わかんないんですよ。楽しいのは私たちだけ、2人。
「本番よーい」までふざけてるんで、遠藤さんって

(スタジオで)

遠藤憲一「くだらないことを見つけて遊んでる感じですね」

子どもっぽい一面もありながら、おもいやりを感じた出来事も

広瀬アリス「数年前に、私がちょっと休養を取った時に、たぶん元気づけようと思ってくださったのか、動画が送られてきて。
まずこうカメラセッティングする所からスタートして、ギターをじゃんじゃんって弾いて。
で、またボタンを押してくるところで終わったんですよ。
久々に大笑いして(笑)。救われました。
でもあの緩さみたいなのが、やっぱ色んな方から愛されるなぁって思います。
色々な現場で言われます。「遠藤さん、最高でしょ」って。はい」

 

夫婦二人三脚で歩んだ俳優人生を奥様のアンケートと共に振り返る

20代:役者の世界へ&妻と出会う

山崎育三郎「そもそも役者になろうと思ったきっかけは何なんですか?」

遠藤憲一
「電車の中吊り広告に、タレント養成所のこう募集広告があって。
「こういうの募集してんだ!」みたいな感じで。
で、応募して。で、そこに受かって。(当時18歳)
で、その中に劇団があって。その演劇を始めたとっから、こう好きになってったっていうか。」

井桁弘恵「悪役じゃないオーディションとかも元々受けられてたってことですよね?」

遠藤憲一
一番受けたのは20代の頭の頃かな。
ほとんど…ほとんどおっこっちゃったけどね。
CMなんか1本も受からなかったし。
唯一残ったのが、“ピンポンパン”って知ってる?
体操のお兄さんなの。子供番組なんだけど。
体操のお兄さんのオーディション、なぜかラスト2人までいって
で、最後におっこっちゃったけど。」

山崎育三郎「で、奥様と出会ったのもこの時期?」

遠藤憲一
「そうですね。25歳ぐらいだったのかな。
友人に頼まれて舞台の脚本書いて演出した時に、(妻に)手伝ってもらったのね。
で、それがきっかけで好きになって、付き合うようになったって感じで。
だからちょっと、一目惚れでしょうね、きっとね。可愛らしかったし。」

山崎育三郎「そういう時はもう結構積極的にいけるんですか?」

遠藤憲一「結構、積極的に、終わってからも年がら年中電話しちゃったりとか」

山崎育三郎「次いつ会える?とか?」

遠藤憲一「うん」

奥様に聞いた最初の印象…

奥様
『あまり強い印象は無いです。背が高いなと思った程度です。』(笑)

交際中に印象的だった出来事は?

奥様
『新宿の街の中のポストの前に、郵便物が落ちていたのをエンドウが見つけてそれを拾い、「これを落とした人いませんか!」と叫んだのですが、そのようなすぐ行動するタイプの人と付き合ったことが無かったので新鮮でした。
後から思えば、そんなことをしなくても郵便物をそのままポストに入れれば済むのに。
そこに考えが至らなかった私たちはかなりおバカたちだと思います。』

井桁弘恵「エンケンさん自体は交際中の印象的なエピソードって覚えてますか?」

遠藤憲一
「なんかでも、俺が夢中になりすぎて。一緒に食事してる時にもう1人友達がいて。
なんかそいつも(妻が)好きなのかなっていうような。別にそんなんじゃなかったのに。
怒っちゃって。怒っちゃったんだよね。
なんか嫉妬しちゃったんでしょうね、きっとね。
思いが溢れて
女房も覚えてないかもしれないけどね。
あんまりこの話したことないから。
女房はでも付き合ってる時は、常にキラキラしたイメージしかないんで、自分の中で」

山崎育三郎「どういう所が好きなんですか?」

遠藤憲一「(笑)こんなにいっぱい女房のこと聞かれるの初めてだなぁ。
結婚前は、ふんわかして不思議さんみたいな感じだったんだよね。
恥ずかしい(笑)」

 

30歳頃 結婚&悪役として活躍

スイッチが入って急にプロポーズ…決意が変わらないように近所を回って結婚を宣言

井桁弘恵「これ結婚されたのは何歳ぐらいで?」

遠藤憲一「(自分が)29(歳)で。女房が1個上なんで、30(歳)の時ですね」

山崎育三郎「その、なんでそのタイミングだったんですか?」

遠藤憲一
「渋谷で『どついたるねん』という映画をやってて。
それの帰りに急になんかスイッチ入っちゃって。
「あ、もう結婚しよう」と思って。
で、急に、「結婚しよう!」つって
で、もうこの決意変わんないように。ちょっと近所の知り合いに全部紹介しようと思って
で、すぐ自分の住んでるところに女房連れてって。
で、何軒かトントンつって。で、出てきたら、「あ、結婚するわ!俺」つって、こうやって紹介して
で、また次のとこ行って、トントントンつって。で、「結婚するわ!俺」つって。「この人と」って。
それ4~5軒回ったのかな」(笑)

山崎育三郎「それどういう意味なんですか?」

遠藤憲一「決意が変わらないように。それで行こうと思った」

井桁弘恵「そして、奥様にもですね、プロポーズされた時の気持ちを伺いました」

プロポーズされた時の気持ちは?

奥様の回答
5年ほど結婚の話もなく付き合っていたので、もう結婚はしないだろうと思っていたので、拍子抜けしたというか。えー、、、という感じでした。
笑うポイントが同じなので、それでいいかと思い結婚しました。』

山崎育三郎「笑うポイント一緒ですか?」

遠藤憲一「一緒ですね。結構吹いちゃったりするのも一緒ですね。ささいなことだけどね。うん」

 

悪役時代について

29歳で4畳半ギリギリの生活

遠藤憲一
「刑事ドラマが全盛の時だったんで、まあ犯人役
で、あと時代劇だったら、斬られ役。最後に斬られて死んじゃうとか。」

山崎育三郎「じゃあ、役者としては仕事は結構もう順調には?」

遠藤憲一
「俺は29歳まで、4畳半のアパートでギリギリだったんで。
女房もまあ仕事して、結構、あの俺より仕事してたんで、収入合わせれば平気だと思ってたのが。
結婚した途端「辞める」って言われたんで。
だから、ちょっと焦った。
3万5000円の家賃でいっぱいいっぱいだったのに、急に10万円になっちゃったんで」

山崎育三郎「それ自分でやってかなきゃいけないっていうので」

遠藤憲一「だからしばらくは、結構借金してたんじゃないかな。うん。何年かはね。」

井桁弘恵「ここで、悪役時代を知るこの方にお話を伺いました。」

 

恩人・哀川翔さんにインタビュー

哀川翔さんは遠藤さんにとって、役者人生を支えてくれた恩人

哀川翔
「「キャスティングなんですけど」って言った時は、「ちょと遠藤憲一呼んでくれない?」っていう話はよくしてました。
たぶん、共演者の中で一番やってるんじゃないのかな。
一時期は絶対遠藤がいたもんね。
安心感しかなかったっすよ。」

山崎育三郎「哀川さんはどんなそんざいですか?」

遠藤憲一
「いや、Vシネ(マ)時代に結構やっぱ敵役でどんどん呼んでくれたんで。
それで生計も立ったし。表現の実験もさせてもらったんで。
ものすごい感謝してます。」

30年来の付き合いの哀川さんが知る素顔の遠藤さんとは?

哀川翔
(仕事)が終わると、すぐ飲み行ってましたよ。
隊長だもん、遠藤(笑)。
一番驚いたのがね、(ロケ地の)島に着いた時にね。もう酒屋をリサーチしてたのね。
それくらい俺たちは飲んでましたね。
明るい泥酔なんで。だからたち悪いよ(笑)。
どっちかっていうとお茶目ですよ。うん。人懐っこいしね。酒飲むと特に、もっと。
優しい男だからね。言葉遣いもすごく丁寧だし。
全然凶暴ではないんだけど。顔だけだよね。怖いのはね。」

人懐っこくて優しい。その真逆ともいえる悪役については…

哀川翔
「悪役うまいよね。うん。
悪い道を通ってきたような感じでもないから。(悪役を演じるのが)すごく大変だと思うんだよね。
俺らみたいにさ、なんか子どものころ暴れちゃったりね。そういうタイプではない感じがするから。
やっぱりこの役をどういう自分の中のフィルターを通して、ステキなキャラクターにしていこうかっていうところは、ものすごく研究してると思うね。
カットがかかってもまだやってるんだから、芝居
一回乱闘シーンがあって。(遠藤が)バタバタバタって動き出したのよ。
俺ヤバいことしちゃったかなって思うぐらい。
それぐらい情熱的な芝居をするわけ。もうこっちが分かんないぐらいの。
真面目なんだよね。すごくね。うん」

 

普通の悪役は面白かった&ダンスは苦手

(スタジオで)

遠藤憲一
普通の悪役は面白かったこういう悪いやつでも純粋なものを持ってるんだって勝手に役作りして
ただ段々ね、Vシネみたいので、極道のボスみたいな。そうすると、ドシッっとこうしてなきゃいけないんで。そこは結構ね、大変だったかな。
普段落ち着いてドシッとしてる雰囲気じゃないんで。
ちょっとボスみたいな役が来るようになったら、結構苦労した。うん」

井桁弘恵「その悪役を多く演じていた時期についても奥様にお話を伺っています」

奥様の回答
『悪役とか、いい人の役とかは、特に気にしたことはなかったです。
悪役でもいい作品であれば嬉しい、といった感じです。
戦隊モノの悪役をやった時に、歌を覚えないといけなくて、全然覚えられなくて、いつも教えてあげてました。
こんなに歌やダンスを覚えられない人がいるんだ!とびっくりしています。
そういう意味で、人一倍やらないと覚えられないのに、頑張ってチャレンジしているなと感心しています。」

遠藤憲一「これ(ダンスが苦手なの)は今もなんですよね。
TikTokとかで、こういう風に踊ってくださいとか、番宣のために。
(普通の人は)もう1時間ぐらいで覚えちゃうんだろうけど。
もうホント数日かかるんで。
まずは女房が振りを覚えて
「“前、左、後ろ、右“まで覚えて」つって。それをやって見せて。
(僕)「右、左、右、左」。(妻)「はいもう1回」。(僕)「左…」。(妻)「だから、右だから!右!」。
っていうような感じで。
もう何日もかかる
でも、相当じれったくなると思うんだよね。教える方も。
だから気長に本当にやってくれてますね。」

 

40代 奥様がマネージャーに&役の幅を広げブレイク

3年頼んでやっと…「わがままで面倒臭い人なので、仕事まで関わるのがイヤだった」

井桁弘恵「40代に入ると、奥様がマネージャーにということですが」

山崎育三郎「これはどういう経緯でっていいますか…」

遠藤憲一
「前の事務所のマネージャーさんには、大変お世話になったんすけど。
もう結構高齢になられた時に、「私の代で終わり」って言われて。
どっかおっきなとこ(事務所)に行くっていうイメージもなかったんで。
(妻に)「マネージャーやってくんないかな?」って言ったら、(妻は)「もう、絶対やだ!」。
頼んで頼んで、3年かかってようやく

妻に頼み続けること3年。ようやくマネージャーに

井桁弘恵「奥様にも。マネージャーになって欲しいと言われた時の気持ちを聞いてみました」

奥様の回答
わがままで面倒臭い人なので、仕事まで関わるのはとても嫌でしたので、断り続けました
どこか事務所に入っても衝突が多いだろうと思うと、他の方法が見つからず。
遠藤も遠藤の両親も働き者だったので、この先も本人は一生懸命働くだろうと思い、そこは安心材料だったので渋々引き受けました。』

遠藤憲一
「俺、集団生活が苦手なんですよ。
こう事務所もおっきな所行っての人間関係みたいなのが、その大変だろうなっていう部分があるんで。
まあ、その部分を見抜いてくれて、まあ引き受けてくれたんだと思うんですけどね。うん。
ありがたいっすね」

 

遠藤夫妻の仕事場での姿は…奥様が強い

哀川翔(64)
確実に彼女の方が強いね。そういう印象だったよね。
でもその方がいいんだよ。
やっぱり、助言もしなくちゃいけないし。
マネージャーの方が強くないと。うん。
俺たちみたいなのは、言うこと聞かないから
遠藤のことやっぱり一番よく分かってて。
やっぱりこう私生活の中でそういうのって分かるから。」

妻がマネージャーになって以降、それまで演じてこなかった父親役。
さらには、バラエティ番組でも活躍の場を広げ、ブレイク。

哀川翔
「結構不器用じゃない、彼は。だから、そういう所がバラエティーにはいいんじゃない。
いや、緊張してるんじゃない?うん。やっぱりバラエティだと。
やっぱり地に足がついてない遠藤憲一が面白い。うん。
あのバタバタしているあの様がすごくバラエティしてる
彼女(遠藤の妻)が(マネージャーとして)現れたっていうことによって、遠藤がバーンって伸びていったから。
やっぱ優秀なんだろうね。ものすごくね。」

 

奥様のアドバイス「テレビにもっと出た方がいい」…共演者が怖がっていたので、素を知ってほしかった

井桁弘恵「奥様がマネージャーになられてから、仕事のやりやすさだったり、雰囲気とかってどう変わったんですか?」

遠藤憲一「まず、テレビにもっと出た方がいいっていう風に言われて。
バラエティーを断ってたんで
だって、自分でもポンコツってわかってるから。バレちゃなんかやだなっていうのもあって。
初めのうちは、やっぱりちょっとケンカになりながらでしたけど。
それから、バラエティーとかも出るようになって。」

井桁弘恵「奥様にバラエティーの出演を勧めた理由伺ったところ…」

奥様の回答
『現場に同行した際に、共演の方が遠藤を怖がっているのを見て、この人は怖い人だと思われているのかと気づき、素が見えるバラエティーに出て、ただのすっとぼけたおじさんであることをみなさんに知ってほしかったからです。』

井桁弘恵「現場を見ていらっしゃるからの気付きですよね」

遠藤憲一「でも、(バラエティーに)出といてよかったかなって」

山崎育三郎「奥様から褒められることってあるんですか?」

遠藤憲一「たまに褒めてくれますよ。ドラマも始まったら、まず女房に見てもらって。
「よかったよ」って言われたら、観る

山崎育三郎「へえ~。それ今でもですか?」

遠藤憲一「今でもです。やっぱりなんか言ってくれる時っていうのは、やっぱりなんか理由があるんだなって思ってるんで。
ドキッとしちゃうけど。ちゃんと聞くようには」

山崎育三郎「一番よく見てくれてる方であるから」

遠藤憲一「怖いんだよね、反応が。うん」

 

妻からのメッセージ

借金を抱えた下積み時代から、妻としてマネージャーとして二人三脚で歩んできた二人…

妻から普段伝えられない想いが…

妻からのメッセージ

『うさぎとカメにたとえると、私はいつもうさぎで遠藤はカメなので、結局遠い後ろからやってきて、気が付くと抜かしていくパターンが多いです。
コツコツやり続けられるのは、素晴らしい才能だと思います。
理解力とか判断力が私より劣っているので、ちょっとさげすんでいましたが、結局頑張って頑張って、なにかと高評価につなげることができるので、立派だなと思います。
せっかくお酒もタバコもやめたので、健やかに過ごして欲しいなと思います。

山崎育三郎「いかがですか?」

遠藤憲一「ありがたいですよね。まあ、女房に関してはホントにずっと感謝しかないんで。
本当にやりたい仕事をしてる訳じゃないんで、女房はね。
だからそれをずっとやってくれてるっていうのは、ものすごいありがたいですよね。

山崎育三郎「普段メッセージもらったりすることってありますか?」

遠藤憲一「ないですよ。だから、今日凄い恥ずかしいんですよ、なんか」

 

遠藤憲一さんから奥様へのメッセージ

遠藤憲一
「まあ繰り返しになりますけど、ホントはね、やりたいような仕事ではないのに、日々一生懸命やってもらってるので、本当に感謝しています。
え~身体には本当に気を付けて。え~これからも元気で、よろしくお願いします(笑)」

山崎育三郎「奥様OKでしょうか?」

遠藤憲一「あ、いたいた。スタジオにいた」

山崎育三郎「改めて、ご自身気付きとか何か感じたことありますか?今日」

遠藤憲一「まあでもホントにね、普段何もない人間なんで。
いっぱいいっぱいで生きてる人間なんで。
仕事では共演者とかスタッフさんに全部支えられてるんで。ありがたいなっていう。」

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