坂東龍汰(ばんどう りょうた) 27歳
2017年 デビュー。
すると、翌年 2018年 舞台に出演し、さらにドラマでは主演を務める(NHKドラマ「花へんろ特別編 春子の人形」)
その後も、人気ドラマや映画に出まくっている
(2022年ドラマ「ユニコーンにのって」、2024年ドラマ「ライオンの隠れ家」)
鶴瓶
「ほんで俺とやった(共演した)のが、その(映画)「閉鎖病棟」っていう(2019年)。その時はほとんどしゃべらへん役やったんやな?」
坂東龍汰「はい。一言もセリフは…」
鶴瓶
「なかったんやな。
で、今回調べたら、メッチャよう喋るし。
いろんな人がそう言うてんねんけど。
俺はでも何喋ってた?割と」
坂東龍汰
「メチャメチャ喋ってました。
結構みんな集めていただいて。しょっちゅう宴会開いて…はい。
で、その撮影が終わって。番宣みたいなので2人で大阪に行って。
一緒にお好み焼き?あと、寄席も観に行かせていただきました。新宿で」
キャーキャー言われたい
鶴瓶「そこからの、いろんなもの出て、キャー言われるようになりよったから嬉しかったわ。なあ?」
藤ヶ谷太輔「やっぱこのキャーキャー言われるようになったのは、嬉しいですか?」
坂東龍汰「(笑)嬉しいです。はい」
藤ヶ谷太輔「プライベートでもキャーキャー言われたいなとか」
坂東龍汰「それはあんまり…はい」
藤ヶ谷太輔「それは別なんですね」
坂東龍汰「別ですね。あんまりキャーキャー言われないので。はい」
鶴瓶「アイツもメッチャ具合悪い顔しとったよ」
坂東龍汰
「今すごい悪い顔してますよね。今…今なんか引き出そうとしてましたよね?」
藤ヶ谷太輔「聞いた話と違いますよね?」
鶴瓶「全然違うよ」
(鶴瓶さん、藤ヶ谷さんが坂東龍汰さんのご両親に取材している写真が映る)
坂東龍汰「あれ?ちょっと待って!ちょっと…お父さん」
藤ヶ谷太輔
「地元に帰った時に、なんか母校に久しぶりに行こうと。で
で、まあ行ったら、思ったより、写真撮ってくださいもなければ、キャーキャーもない。
帰ろうかってお母さん運転して。
そしたらなんか急に、「ちょっと隣の高校行こうかな」って。
全然関係ない高校。
で、お母さんに「え、なんで?」って言われたら、「だって、キャーキャー言われたいじゃん」って言って」(笑)
坂東龍汰
「今思い出しました。全部を。はい。
もう、キャーキャー言われたいって言ってました。はい。
ちょっと先輩風吹かして」
藤ヶ谷太輔「で、行ったらそうでもなかった?」
坂東龍汰「そうでも…はい。スルーされちゃって。寂しかった」
シュタイナー教育で育つ
テレビ・ゲーム・ネットを見ない…芸能人や流行りの歌も知らず
鶴瓶「でも、そういう学校やんか」
坂東龍汰「そう。そうなんですよ。シュタイナー教育」
鶴瓶「シュナイター?」
坂東龍汰「シュタイナーです。シュタイナー教育」
鶴瓶「そういう自然な教育やんな?」
坂東龍汰
「テレビとかゲームとかを一切(やらない)。
インターネットとかもある程度歳が行くまで見ないっていう教育なので。
知らないっていう人も」
鶴瓶「うん。知らないホンマ。俺って知ってたの?会う時」
坂東龍汰「知ってましたよ、もちろん。知ってました。でも、上京した時は知らなかったです」
鶴瓶「せやろ?」
藤ヶ谷太輔「上京したのはいくつですか?」
坂東龍汰「あ、19(歳)ぐらい。東京出てきたのは」
藤ヶ谷太輔「でも例えば、なんか番宣番組出たときに、その世代のヒットした曲クイズとかってなった時に…」
坂東龍汰
「全く分からないんですよ。浜田歌謡祭っていうあれで早押しクイズみたいのが順番に回ってきて。もう1個も答えらんなくて。
でもとりあえず姿勢だけはこうやって(すぐに押すぞという態勢をとって)。
やる気だけはある。で、毎回僕で止まるっていう」
藤ヶ谷太輔「それでも、シュタイナー教育を受けて、良かったなっていうところもあるんですか?」
坂東龍汰
「そうですね。自分でいろいろ見つけて行かなきゃいけない。
何をして遊ぶかとか。ゲームもないし、携帯もないし、テレビも帰って見れないってなったら。
だからよく焚火をおこして。
近くにある釘とかを拾ってきて、燃やして、金づちで打って。
ちっちゃいナイフとか作ってました」
鶴瓶「余計危ないやん、そんなん」(笑)
坂東龍汰
「やって遊んでました。それでなんかジャガイモ切ったりとか。
ジャガイモ焼いて食べたりとか」
Wi-Fiをめぐる父との戦い
父が腕相撲で勝てばWi-Fiを入れてあげると約束
鶴瓶「でもそんなん、ゲームにハマりすぎてどんどんゲームしたい時期あったやろ?」
坂東龍汰「あります」
藤ヶ谷太輔「そうなると、やっぱ家にWi-Fi必要じゃないですか?」
坂東龍汰
「(笑)ハハハハハッ!お父…バラしたんですね、この話。
僕携帯を持ってなかったので、アイポッドタッチって昔あったんですよ。
携帯じゃないけど、ほぼそれに近いみたいな。
で、Wi-Fiがないと、ただの音楽を聴くだけの(機械)。
Wi-Fiが繋がると、それこそ世界と繋がれる。インターネット調べられたり、YouTubeが見れたりとか。
で、もう僕はどうしてもWi-Fiが欲しいとお父さんに(言った)。
でも、Wi-Fiは入れない。決まりだから。インターネット禁止だから」
藤ヶ谷太輔「それちなみにいくつの時ですか?」
坂東龍汰「高校1,2,3ですかね」
藤ヶ谷太輔「1,2,3のどれか(笑)?」
坂東龍汰
「たぶん、1か2だと思うんですけど。
どうしてもWi-Fi入れてくれ!って頼んで。
そしたら、母親の方は、もう絶対ダメと。
でも、親父は…あの、メチャクチャ腕相撲が強いんですよ。
腕相撲で勝ったらWi-Fiを入れてやるって。で、腕相撲。
最初もう絶対勝てない。
で、そっからもう僕も日々鍛錬。筋トレ。」
藤ヶ谷太輔「「Wi-Fiのために?」」
坂東龍汰
「そう。右腕ばっかり。もう、絶対勝つ!
もうWi-Fiのために半年ぐらい筋トレして。
で、そのためにダンベル買いましたから。
もう何回挑んだかな…数えきれないぐらい」
鶴瓶「いつ挑んでもいいわけや?」
坂東龍汰
「そうです。だから、ご飯食べ終わったら、毎回「腕相撲」。
もう勝てないからみたいな。受けてくれない日もあったりして。
で、毎日。鍛えて鍛えて。
で、今日絶対勝てるっていう日があって。
なんか「今日いける」って思ったんですよ。
もう、今日絶対倒せる。Wi-Fiゲットする。
で、そのための誓約書も書いてますから、最初に」
藤ヶ谷太輔「あ、負けたら要は父が入れると、Wi-Fiを」
坂東龍汰
「そうです。で、サインも書かせてます。
で、もう紙で用意して、横に。
書いてますね?あなた。もう負けたらWi-Fi入れますね?」
藤ヶ谷太輔「公式の試合みたい」
坂東龍汰
「はい。もう公式戦です。で、もう母親レフェリー。で、弟ここで見てて。
母親は(父親に)「絶対負けないでね」みたいな。
「お父さん絶対もう、意地でも勝ってね」。毎回なんですよ、それは。
(父親は)「でも、まあ、余裕、余裕」みたいに言ってて。
そしたらもう、バチーンって。バーン倒したんですよ。
で、もうメッチャ嬉しくて。
わいふぁ~い♪!みたいな踊りをしてたんですよ。Wi-Fi踊り」
藤ヶ谷太輔「わ~いじゃなくてね。わいふぁ~い」
勝負にやっと勝ったが…
坂東龍汰
「Wi-Fi踊りをしてて。
もうあれ。契約書があるんで。男に二言はないぞと。
「入れて!Wi-Fi明日から」って言ったら、急に父親が、「左でもね」って言い始めたんですよ。
「おいおいおいおいおい!」って。左はないだろと。」
鶴瓶「女々しい」
藤ヶ谷太輔「しかもなんか聞いたら、左手骨折…ね?」
坂東龍汰
「なんか昔、中学の修学旅行でモンゴルに2週間行ったんですけど。
初日に落馬してしまって。野生馬だったんですよ。
で、ワーッてもう初日から強歩っていうパカラパカラっていう走り方をして。
そしたらネズミの穴に馬の足が引っかかっちゃって。ゴーンっていって。
腕がおれちゃって。で、そっからなんか変な引っ付き方しちゃって。
病院もなかったんで、モンゴルに。
で、こっちの腕がうまく力が入らない。のにもかかわらず!」(笑)
藤ヶ谷太輔「それ知った上で?」
坂東龍汰「知った上で!」
鶴瓶「ひどい…(笑)」
坂東龍汰「ひどいですよね?」
鶴瓶「よっぽど悔しかったんやろな?」
坂東龍汰
「よっぽど認められなかったんですよ。
で、Wi-Fi入んなかったっすからね。入れなかったですから。
でもう、ブチギレましたからね、僕。さすがに
死に物狂いで鍛えて。「左もだよ」とか言って。
びりびりに破きましたからね。僕、その(契約書)。
もう2度と約束しない!って」
藤ヶ谷太輔
「取材でお父様が、アイツまだ根に持ってるかなぁって心配されてたんですけど。その答えっていうのは?」
坂東龍汰
「根に持ってますよ。はい。これはもう許されない事ですから。父と息子の約束。
でもやっぱり。そのおかげで出逢えたことがたくさんあったんで、僕は」
学校&自宅でなんとかWi-Fiを探し
鶴瓶「学校でWi-Fi使こうてた人いてたの?」
坂東龍汰「いました、いました、いました、それは」
鶴瓶「それはあかんのちゃうの?シュナイターは」
坂東龍汰
「シュナイター…いや、シュタイナーです。
あかんです。でも、それもやっぱ高校に入ると情報の授業っていうのがあって。
それをやれば、お母様にお父様に委ねますっていう」
鶴瓶「学校にWi-Fiはあるわけ?」
坂東龍汰
「学校にWi-Fiが…図書室の端だけあるんですよ。
だから僕はアイポッドタッチを昼休み…図書室と理科室の間の柱らへんが入る」
藤ヶ谷太輔「なんか狭くない?Wi-Fiの範囲」
坂東龍汰
「そうなんです。で、そこでこうやってずっと拾って。
で、家も実は…そう!思い出した!思い出した!
家も実は、Wi-Fiを入れないでいいっていう理由があるんですよ。
僕2階に部屋があったんですけど。
2階の部屋こう出て、そこに窓があるんですよ。
で、その窓を開けて手を出すと、隣の隣の奥の役場のWi-Fiが飛んでくるんですよ。(笑)
FREE Wi-Fiが。
で、それを僕は必至で手を伸ばして。
1回キャッチすれば、意外と繋がるんですよ。家の中でも。
なんかこうギリギリのラインで」
鶴瓶「よう見つけたなそれ」
坂東龍汰「そう」
藤ヶ谷太輔「探すってことは、ウチないかな?を結構やってたってこと?」
坂東龍汰
「犬の散歩しながら、ずっとこうやって探してたんですよ。
フリーWi-Fiこの村にないかなって。で、見つけて。
で、そっから姉貴と一緒にこう(窓の外に)手を出して。
お姉ちゃんここ繋がるよ。
で、もう冬はヤバいですよ。北海道の冬なんで。暴風。吹雪の中、(窓の外に)手出して。
あ~つかまえて、繋がったっていったら、ちょっと家の中に入って」
父親は変わった経歴
色々な職業に就いてきた父
(鶴瓶さんがワインを持っている写真を見て)
坂東龍汰「あ!キムンカムイ!」
鶴瓶「お父さんはワインを作ってはんねん」
坂東龍汰
「そうなんです。北海道で。ブドウから。
だから急に…アメリカに僕家族で住んでて。
ワインがすごい好きで、父親が。
で、父親がワインを作りたいっていう思いもあったのか、北海道。
変なんですよ、ウチの父親。
もともと特殊メイクアップアーティストで。
ハリウッドで働きたいって言って、ロスに20歳ぐらいの時に渡って。
で、そっから映画の仕事は一旦諦めて。
歯科技工士…歯科技工士の会社やって。
ハリウッドスターとかも結構来てたみたいで」
藤ヶ谷太輔「へえ~。なんかあの、脚本も書かれたりしてるじゃないですか」
坂東龍汰「そう。今映画の脚本書いてる」
俳優への道
卒業式で父に言われた言葉で
鶴瓶
「ほな、そっちは役者になりたいいうのをお父さんに言うたやろ?それは、自由にやれっていうことやったの?」
坂東龍汰
「僕すごい覚えてるのが、(高校の)卒業式の時に、「お前は器用貧乏だ」と。
もう全校生徒の前で。
卒業式の時に、自分1人で話す時間と両親が話す時間があるんですよ」
鶴瓶「どえらい学校やな。メッチャ長いことかかるやん」
坂東龍汰
「あ、でも、9人しかクラスメイト(いないんで)。
そこの。しかもみんなの前で。
「お前は器用貧乏で、1個1個やる趣味とか色んなことにある程度の所まですぐ行けちゃう。
でも本当の意味でのおっきい壁には今まであたったことがないから、今後もし役者を東京出てやるんだったら、大きい壁にぶち当たって帰って来る」
みたいなことを言われたんですよ。
「なんじゃ、われ」と思って。
「死んでも帰ってこんぞ」と思って、そん時」
兵庫でバイトをし200万貯めて上京
藤ヶ谷太輔「それでじゃあ、東京行って?」
坂東龍汰
「あ、まず兵庫に行ったんですよね。
有馬の六甲山で2年住み込みの旅館のバイトをして。
資金集めで200万ぐらい貯めて。上京してきて」
なかなか事務所が決まらず、村上虹郎さんの事務所へ
藤ヶ谷太輔「スタートはどういうスタートなんですか?」
坂東龍汰
「上京して。でもなかなか事務所が決まらな…半年くらい決まらなくて。
それこそ、(同じシュタイナー教育を受けた先輩で俳優の)村上虹郎くんに連絡を取って。
いい事務所ないですか?って聞いて。
で、彼が今いる鈍牛倶楽部っていう事務所があるよって言われて。
僕知らなくて。鈍牛俱楽部っていう事務所。
なんか、ハンバーガーかな?と思って。美味しそうな名前だな。
最初出てきたのはハンバーグ。はい。」
クビにならないよう必死だった1か月…最後に決まったCM
藤ヶ谷太輔「それで、最初入ったとしてもそっからはどうなるかですよね?」
坂東龍汰
「だからもう最初は、ホントに。
1か月以内にオーディション1個決めないとクビになるって僕思ってたので。
必死でした。最初の1か月。
でもう何十個も受けて。
最後もう7月の30何日に受けたオーディションがNIKEのエアーマックスのCMで(2017年)。はい。それが決まったんです。ギリッギリ。
一気にふーって。首の皮繋がったと思って」
鶴瓶「すごいな、よう」
坂東龍汰
「そんな1か月で決めれなくてもクビになることはなかったとは思うんですけど。
そこから徐々に色んなあのオーディション受けて」
姉&幼なじみの話
鶴瓶「え、何人きょうだいなの?」
坂東龍汰「3人です。姉、弟、僕です」
鶴瓶「みんな北海道におんの?」
坂東龍汰「今、みんな北海道にいます」
鶴瓶「スキー場におんの?姉は」
坂東龍汰「スキー場ではい働いてます。オーストラリア人の彼氏と」
鶴瓶「そうやんな」
坂東龍汰「えっ?せやな?」
(姉と幼馴染が鶴瓶さんと話している写真が映る)
坂東龍汰
「えっ?オーマイガ!えーっ!えーっ!(幼馴染の)たっちゃん(タツキさん)。りょうちゃん(リョウスケさん)。ちょっと待って。えっ。嬉しい。
3歳、4歳とかからずっと一緒なんですよ。
(小さい頃の姉と2人の幼馴染と撮った坂東家での集合写真が映る)
アハハハハ(笑)
ずーっともう。学校もずっと一緒で。
うわーA-studioすご!
電車通学で、みんな。一両しかないんですよ、電車が。チンチン電車っていうのがあの…」
鶴瓶
「でもリョウちゃん言うてた。そのチンチン電車で、他校生に話しかけるねんて」
坂東龍汰「アハハハハ(笑)」
鶴瓶「コミュ力がすごい言うてたもん」
坂東龍汰「はい、そうですね。人と話すのはすごい…」
鶴瓶「せやせやな。で、芝居も。親の前で芝居したやろ?自分で台本書いて?」
坂東龍汰「そうです。はいはい。3~4歳ぐらいですかね。」
鶴瓶「で、招待状も送ったり」
藤ヶ谷太輔「みんなで本書いてみたいな?」
坂東龍汰
「そう、そうです。友達と脚本書いて。で、家族とか呼んで。
あと、作曲とかして。はい(姉が実家で主催した舞台)」
鶴瓶「覚えてるやろ?」
坂東龍汰
「覚えてます。「アスミルとフェアリー」っていうあの脚本を書いて。
「アスミールとフェアリー♪」って言って手をつなぐ瞬間しか覚えてないです。
で、ミュージカルやったんですよ。
で、姉と見つめ合って手を繋いで、「アスミールとフェアリー♪」。お姉ちゃんと。
で、ライオンキングとかやってるんですよ。
劇団四季のライオンキングを僕がまだ幼稚園の時に観に家族で行って。
どうしても姉がライオンキングのミュージカルがやりたいって」
鶴瓶「姉が言いよったん?」
坂東龍汰
「姉(マヤさん)が言いよったんですよ。
僕を演劇の世界に引きずり込んだのも姉なんですよ。
もともとずっと姉が演劇をやってて」
藤ヶ谷太輔「あ、そういえばお母様からね。あの「これ覚えてる?」って」
(坂東龍汰さんが小学校に上がる前に作ったライオンのパッチワークと坂東さんが描いたライオンの絵が藤ヶ谷さんから渡される)
坂東龍汰「うおーっ。めっちゃ覚えてます。アハハ!これライオン」
鶴瓶「ライオン好きなんよね?」
坂東龍汰「そうです。僕ずっと昔から大好き、ライオンが」
鶴瓶「(これ作ったの)いくつなの?うまいよね」
坂東龍汰「小学校入ってないですね。幼稚園…」
藤ヶ谷太輔
「でもさ、こうして今こうライオンの作品っていうのはさ、何か結びつくっていうかね」
鶴瓶「今もそうやな。ドラマ出てるけどやな」
坂東龍汰「柳楽優弥さんと一緒に。「ライオンの隠れ家」という(ドラマ)」
芸能界の親友 俳優・山岸健太さん
家に泊めてくれるも、シャワーは貸してくれず…
親友・山岸健太さん(俳優・ミュージシャン)を取材。
(藤ヶ谷さんと山岸健太さんの2ショット写真が映る)
坂東龍汰「うわーハハハ!山岸健太!うわー!」
鶴瓶「えっ?こっちに出てきてどのくらいで知り合うたって?」
坂東龍汰
「彼は、僕が東京に上京してきて初めてやったあの岩松了さんって方の舞台(舞台「三人姉妹はホントにモスクワに行きたがっているのか」(2018年、坂東さん当時20歳)
藤ヶ谷太輔「いや、この時仲良くなって。でもすぐ、家来たら?つって、泊めてくれたんだって」
坂東龍汰
「僕らホントに初めての舞台・お芝居だったので。
やっぱりこう皆さん経験ある方がいて。孤立してたんですよ、我々2人は。
なんか妙に仲良くなってしまって。
彼は埼玉の方に住んでて。で、僕がちょうど下北沢に住んでたので。
稽古場が下北沢で。埼玉まで帰るお金がないみたいになって。
で、ウチに期間中ずっと泊めてあげてました」
藤ヶ谷太輔「でも、シャワーは貸してくんなかったらしいです」
鶴瓶「なんでやねん」
坂東龍汰
「もう…やめてよ。いや、そう。だから僕もお金なくて。
だから、携帯の充電も渋々貸してあげてました。(笑)
で、ちょうど稽古期間真冬だったんですよ。
で、僕も家賃4万円ぐらいの、本当に今にも倒れそうなマンションに住んでて。
もう、超風入ってくるんですよ。もうピューピューピューピュー。
僕も羽毛布団でも寒いぐらい寒くて。
でも、エアコンは絶対付けない。電気代。
でも、僕のベッドに入ってこられたらいやだ。気持ち悪い」
鶴瓶「なんで泊めたったんや」
坂東龍汰
「で、もう敷布団が2枚あったんですよ。奇跡的に。
だから、もうその上に乗っけて。あのハンバーガーみたいにはさんで敷布団で。
それで寝かせてました」(笑)
鶴瓶「で、今はもう大親友やろ?」
坂東龍汰「大親友ですね。もうそっからずーっと仲いいです」
藤ヶ谷太輔「なんかキャッチボール今やってんすよね?」
坂東龍汰「そうです。暇さえあればキャッチボールみたいな」
藤ヶ谷太輔
「なんか青春みたいな。そのキャッチボールしながら、「最近どうなの?」とかっていう」
坂東龍汰「そういう会話をずっと」
藤ヶ谷太輔
「でも、だから、相当負けず嫌いらしくて。
やっぱ思ったこと言うタイプらしいんで。
口論みたいにちょっとなるじゃないですか。熱量持って。
そうしたら、もう埒が明かないから相撲で決着だっていう」(笑)
共演者の方からメッセージ
柳楽優弥さん
坂東龍汰のここがすごいなあと思う所
→絵がうまい、写真撮影が上手い、コミュニケーション能力が高い(誰とでも仲良くなれる)
藤ヶ谷太輔「やっぱもう現場とかでも?」
坂東龍汰「喋って、その人を知るっていう。人間にすごく興味があって」
齋藤飛鳥さん
坂東龍汰のここが変だよと思うところ
坂東龍汰「ああ、たぶんいっぱいあると思います」
→初めての会話で、他人に自分の家の家賃を教えるのは、できればやめた方がいいかなと思います。
坂東龍汰
「ハハハ(笑)ちがう~。教えたんじゃないんですよ。
初めて(齋藤さんと)話したんですよ、その日。
で、齋藤さん旧車とか興味あるんですか?みたいな。
興味があるみたいのをYouTubeで見さしていただいたので、たまたま。
で、あります。
どんな旧車乗りたいんですか?っていう話の中で、家の話になったんですね。その流れで。
で、なんか僕が…言っちゃったんですね、はい。」
最後に 鶴瓶さんのはなし
「お父さんとにかく素敵な方で。さっきも腕相撲の話出たけど。
ライオンっちゅうのは、千尋の谷に我が子を落とすというのは、これはどういうことかっていうと。
本当に深い愛を持って、成長させるために落とすと。
で、これ腕相撲事件もそうなんですよね。
龍汰がゲームばっかりするから、Wi-Fiつけたらあかんとずっと思ってたから。
腕相撲は自信あったからね。
俺に腕相撲勝ったらつけてやる言うたんでしょ、おとうさんは。
ほんだら、龍汰はそれをずっとダンベルでやって。簡単に負けたみたいですね。
それでもWi-Fiつけなかったって。これ愛情なんですよ。ほんとに。
だから、その威厳を全部捨てて息子を常習性から守ったんですね。
自分が千尋の谷に落ちて、それで息子を救ったんですよ。
それをね。本当にありがたい。素晴らしいと龍汰も思えるっていうのは、それは素晴らしいよ。役者ってね、やっぱ愛情なんで。
その父親の愛に守られてるというのは素晴らしいと思います。
これからもいい俳優で、もっともっとすごい人間になっていくと思います。