加藤浩次「いやーでも、もう何年ですか?ジャイアンやって」
木村昴「20年経ちました。だから、先輩たちが26年やったんですよ。もう背中見えてきてる」
加藤浩次「だってまだ30代だもんね?」
木村昴「今34歳です」
加藤浩次「いえいえ、まだまだじゃん。あと30年いけるでしょ?」
木村昴「やりたいっすね」
木村昴さん
当時14歳という若さでジャイアン役に大抜擢。
その後、人気アニメや吹替を担当した数は、200作品以上。
さらに、俳優、ラッパーなどマルチに活躍する木村昴さん
ドラえもんのオーディションは3次審査まで
加藤浩次
「あれドラえもんのオーディションって、当時なんとなく僕も覚えてるんだけど、全国から声優オーディションしますよってなったでしょ?
あれ、どのくらいの審査だったの?」
木村昴
「結果、3次審査までありました。
1次はテープオーディションと呼ばれるもので。
ジャイアン役を受けさせてくださいって申告しますと、台本が届くんですよ。
で、MDレコーダー…こうやって喋ってるのを録音して、郵送したんですよ。
で、やっぱり2次審査に進んだ時の話なんですけど、要はグループオーディションなもんで。
で、みんな集まって。
「これからジャイアン役のオーディション始めます」とか言って。
ジャイアン候補の皆さんですじゃないですけど。
「あ、よろしくお願いします。よろしくお願いします」みたいなことで顔合わせまして。」
YOU「え?子供いた?」
木村昴「僕だけでしたね」
島崎和歌子「やっぱり皆さん、目上の方?」
木村昴「もうプロの方々です」
加藤浩次「そりゃそうだよな」
木村昴
「そうなんです。で、もう審査員の方々20名ぐらいいらして。で、こう座ってるわけですけど。
そこで、1人ずつ前に出てお芝居をしなきゃいけないんですよ。
で、もうこれ事前に言われてたのは、「絶対モノマネしないでください」。
要は真新しいジャイアン」
加藤浩次「だって、刷新するのに意味がないもんね。モノマネされてもね」
木村昴
「で、1人目が前に出て、ジャイアンやるじゃないですか。
「うまっ」みたいな。「この人じゃん!」みたいな。「絶対合格じゃん」みたいな。
子供だから、「すっげぇな」みたいな。
で、僕そのオーディション受けるのに、学校を早退してそのオーディション行ってるんですよ。
ほんで、同級生たちにも「ジャイアンのオーディション行ってきま~す!」みたいな。
担任の先生も「昴君がオーディション行くってよ~!みんな応援しましょう!ね、頑張れ~!」みたいな感じで」(笑)
加藤浩次「最悪な状況じゃない?」
木村昴「はい、もう超自分を追い込んじゃってるんですよ」
ジャイアン役に選ばれたことは2カ月口外禁止…興味を失ったクラスメイトの反応
加藤浩次「で、実際に受かったって来るわけじゃん。学校のみんなにどういう風に伝えたの?」
木村昴
「で、実は情報解禁が2か月後だと。
で、「くれぐれも、くれぐれも口外しないように」。
で、学校戻ったら、そりゃそうですよ。
その同級生たちが、「おい、どうだった!!!」みたいな。
もうそこで僕はもう「…どうなんだろうねぇ?」って茶を濁すしかないんですよ。
1週間、2週間はみんな「どうだった?どうだった?もうそろそろ来たの?」みたいな。
「いや、まだ来てないんだよねぇ…」っていう風に茶を濁し続けたら、ちょっとアイツ落ちた臭いから、「もうチョットこの話するのやめよう」みたいな。
で、同級生の誰かが「ドラえもん!」とか言ったら、「いや、その話やめろ!!
(昴くんの前で)ダメダメ」って。
要はもう触れてやるなみたいな空気になっちゃって。
情報解禁されたころには、もう同級生の熱冷めきっちゃってるんで。
「おお~」ぐらいの感じだったんですよ。「お前やるんだ」みたいな」
- 少年時代の思い出が詰まった揚げ玉焼き ささき屋(現在閉店)
地元の新小岩にあるお店。
木村昴さんは生まれはドイツ。父親がドイツ人。で、日本に来たのが7歳の時。
その時から通った地元の駄菓子屋的なお店。
100円で食べられる揚げ玉焼き。小麦粉の生地に揚げ玉と紅しょうが、鰹節、青のりだけをのせたチープなもの。30円追加するとマヨネーズをかけてくれる
小学校の目の前に会ったお店。
1人喋りが上手な理由は…
落語を教わった過去 寄席に出たことも
YOU
「なんかでも、余りに1人喋りが上手いから、1人で舞台やればいいのにと思った。
噺家(はなしか)さんみたい。」
島崎和歌子「落語聴いてるみたい」
加藤浩次「え、だからそういう経験もあるんじゃないの?」
木村昴「あの実は僕、立川志ら乃さんっておっしゃる。まあ、志らくさんのお弟子さん…」
YOU「あんのかい」(笑)
木村昴
「で、その志ら乃さんにずっと教わってて。実はその寄席とかにも出していただいたことがあって」
YOU「そりゃあ、上手だわ」
加藤浩次「やってるのよ。めっちゃ足場固めてるのよ」
木村昴「アハハハハハ(笑)」
YOU「すごいね~」
日本語を教えてくれた言語学者の祖父…一緒に浅草演芸ホールへ
木村昴
「恥ずかしい!いや、これあの~落語をやるきっかけも、実はその地元にあって。
僕おじいちゃんが、言語学者さんだったんですね。
そん時僕、7歳で日本に来るまで、一切日本語が話せなかったんですね。
そうなんですよ。母国語がドイツ語なんで。
で、その時に丁寧に僕に日本語を教えてくれたのが、そのおじいちゃんだったんですね。
で、そのおじいちゃんが、よく浅草の演芸ホールだったりっていうところに連れてってくれたんですね」
加藤浩次「へ~。落語とかそういうの好きだったんだね、おじいちゃんが」
木村昴「おじいちゃんが大好きで」
実はすごい家系 芸術的才能に溢れた家族
言語学者、書家、オペラ歌手、ソリスト、ブロードウェイで女優
加藤浩次「すごい家系なのよ。おじいちゃんが言語学者で。おばあちゃんが?」
木村昴「書家です」
加藤浩次「書家。で、お母さんが?」
木村昴「あのーバロック音楽のソリストで。まあ、声楽家ですね」
加藤浩次「声楽家よ。で、お父さんが?」
木村昴「オペラ歌手です」
加藤浩次「オペラ歌手。で、妹は?」
木村昴「ブロードウェイでミュージカル女優やってます」
YOU「いや、すごい」
加藤浩次「すごい家系なのよ」
YOU「ブロードウェイだよ、絶対」
木村昴「僕がですか?あ、ほんとですか?」
YOU「え、日本をただのステップとして使ってる?」
木村昴「いやいやいや(笑)そんなことは全く無いです」
加藤浩次「日本はただのステップだと思ってたら、急に嫌な奴に見えてきたな」
木村昴「やめてくださいよ(笑)!そんなこと一切言ってないじゃないですか」
加藤浩次「すごい家系じゃない?だから、あんまり本人はテレビでこうやって言わないんだけど」
YOU「言った方がいいよ」
木村昴「いやいやいや」
加藤浩次「あんま言わないよね?」
クラシックが嫌い 厳しい指導でトラウマに…
木村昴
「そう、あの僕、ごめんなさいほんとに。
こんなこと言っていいのか分かんないですけど、まあ両親がずっとクラシックをね、音楽やってたもんで。
めちゃくちゃクラシック嫌いなんですよ」(笑)
島崎和歌子「そっちに行っちゃったの?嫌いになっちゃったの?」
木村昴
「そうなんですよ。
ていうのは、両親がプロなので、めちゃくちゃ厳しいんですよ。
4つ(歳)の時から、14歳まで、10年間、バイオリンやってたんですよ。
で、バイオリンって、特別やっぱ弾くのが難しい楽器で。
こう1音弾こうと思うと、「そこが違う!」とか」
加藤浩次「1音目でもう違うってなるんだ」
木村昴「そうなるんですよ。ホントに厳しくて。トラウマみたいになっちゃったんですよ」
YOU「ラップって怒られなかった?」
木村昴
「そこなんですけど、余りにもクラシックのトラウマができちゃったもんですから。
ある種ちょっと両親に反発するような形で、そういうラップミュージックにハマったんですよね」
加藤浩次「もう言ったら、お父さんお母さんが注意できない音楽に行きたいってなったんだね?」
木村昴「そういうことです。もう「そこの韻の踏み方!」とか絶対言わないじゃないですか」
高校卒業後、劇団を立ち上げる
- 安くてうまい一品 浅草「ひょうたんなべ」(おでん屋)
下積み仲間と食べたおでん。木村さんが特別好きなのは、マグロの目玉のおでん
師匠・スネ夫役関さんから「劇団立ち上げたら?」と言われ
木村昴
「23歳位の時にお酒飲みだして、ちょうどこう色んなところ行ってみたいなって時に、ふらっと立ち寄ったお店なんですよ。で近頃までずーっと通っているお店。」
加藤浩次「誰と行ってたの?」
木村昴「劇団員と一緒に行きました。っていうのも当時、劇団をずっと僕やってたんですけど」
加藤浩次「やってたって何?」
木村昴「えっと、高校卒業してから一昨年まで、劇団を13年間かな?」
島崎和歌子「自分の劇団ってことですか?」
加藤浩次「立ち上げたってこと?」
木村昴「あ、そうです。主宰してて。天才劇団バカバッカっていうのを」
加藤浩次「高校卒業してどっかの劇団入るとかじゃなくて、自分で立ち上げるってすごくない?何なの、それ?」
木村昴
「えっと、自分はやっぱ一端(いっぱし)の声優になるために、学業を全部全うしたら、お芝居のことだけを勉強したかったんですよね。
で、今スネ夫の声優をされてる関智一さんって方が僕の師匠なんですけど。
師匠も劇団されてるんですね。
で、僕としては、師匠が「じゃあ、ウチの劇団入る?」って言ってくれたらいいなって思ってたんですよ」
加藤浩次「あー、師匠の関さんがそれを言ってくれることを望んでいたと」
木村昴
「そうです。それまでもあのー何べんももちろん見に行きましたし。
その稽古場のバイトとか、師匠の劇団のお手伝いとかずっとしてきてたんですよ。
なので、ここらで師匠なんかスカウトしてくれたら嬉しいなと思って相談に行ったら、「じゃあ、自分で劇団作ったら?」って言ったんですよ。
「うわ~きちぃ~」と思ったんですけど。
でも、僕はやっぱすごく信頼している師匠なんで。
これにも多分何かすごい深いメッセージが込められてんじゃないかなっておもったんですよ。
なんで、「分かりました。じゃあ、作ります」っていうんで、もう高校卒業してすぐ劇団旗揚げしたんですよ」
加藤浩次「ちょっと今回関さんに聞いてるんですよね」
スネ夫役・関さんのお話し(VTR)
スタッフ「「自分で劇団作れば?」と言ったっていうのは、それは何で?」
関智一
「いや、なんかそうやって言うんですけど。
そもそも分かりにくかったんですよ。その相談が。
ドラえもんの収録しているときに、木村君が僕の隣に座ってきて。
「僕は役者を頑張って行こうって思うようになりました」みたいな。
「どうしたらいいと思いますか?」って聞いてきたんですよ、僕に。
でも木村くんは、その時に僕に、じゃあ、ウチの劇団に入って一緒に芝居やってこうぜ!って言ってくれるかなって思ったって言うんですけど。
そんなこと言うわけないと思いません?その質問の仕方じゃ。
僕が勘が鈍いみたいにいろんなところで喋ってるんですけど、全然そんなことなくて。
いってくれたら、入れてましたから。全然」
木村昴「あ~うれしい~」
加藤浩次
「うれしいっていうか、話全然違うじゃない!(笑)
関さんにしてみたら、「関さんの劇団いれてください」って言ったら、「おお、いいよ。一緒にやろうよ」って言ってたよっていう」
木村昴「はい。ていうか、回りくどかったんでしょうね、僕が」
加藤浩次
「で、今までずーっと関さんが鈍いみたいな話し方してきたんでしょ?(笑)
なんで?それは言えなかった?プライドで」
木村昴「いや、なんかその~、「師匠の方から誘ってくれたら嬉しいな~」みたいな」
加藤浩次「いや、それは頼む側としてはおかしいよ」
木村昴「アハハハハハ(笑)」
YOU「子供だったから」
木村昴「許してくださいよ」
元ジャイアン役のたてかべさんに会い…
不安で不安で仕方なかったジャイアン役
- 安くてうまい人生最高の一品 蟹しんじょう 高田馬場「福茶庵」
木村昴
「これはジャイアンの声優やることになった当時、先輩の声優さん方とこの交流する事だったり、会うことっていうのは、まあ、禁止されていたわけじゃないんですけど、まあなるべくないようにっていう風に」
加藤浩次「え、それは何で?」
木村昴「要は…アドバイス求めちゃったりするじゃないですか、きっと」
島崎和歌子「え⁉だめなの?」
木村昴「まあ、それで、やっぱ声が近づいちゃったりする可能性があると」
加藤浩次「だから、スタッフ的には、新しいドラえもんを作ってくださいということだから」
木村昴
「もちろん、そのドラえもん以外の現場でお会いする機会はあると思うので。
そういう場合はまあ仕方がない。
ただ、わざわざそういうセレモニーは行いませんということだったんですけど。
とにかく僕はもう不安で不安で仕方なくて。
どうしたもんかなって思った時に、ドラえもんの声優さんになった水田わさびさんって方が、(元ジャイアン役の)たてかべ和也さんと交流があって、仲が良かったんです。
で、今だから言いますけど、内緒でこっそりわさびさんに、「どうか、たてかべさんに会わせていただけないですか?」っていう風にお願い…。」
加藤浩次「何年目の時?」
木村昴「これはもう、始まってすぐくらいです。1年経ってないぐらいの時で」
加藤浩次「で、たてかべさんに頼っちゃったの?」
木村昴
「頼りたいなと思って。合わせてくださいって言って、初めてたてかべさんに会ったお店なんですよ、ここは」
加藤浩次「会っちゃダメだろ?」(笑)
YOU「中学生だから」
加藤浩次「ここは、たてかべさんが予約してくれたのかな?」
木村昴
「そうです。たてかべさんがよく通っていたお店で」
※たてかべさんは、入り口近くのカウンター席によく座っていた。
お店には、初めて会った時に2人が書いたサインが残っている。
サインには、初代ジャイアン、今ジャイアンと書いてある。
何も答えてくれず…
当時ジャイアン役に不安を抱えていた木村さん。
たてかべさんとはどんな話をしたのでしょうか?
木村昴
「まあ、お座敷のお部屋だったんですけど。
ふすま開けて僕が入ったら、もうその座ってる感じがもう、めちゃくちゃジャイアンなんですよ。(笑)
もうホントに僕はもう藁をもつかむ思いで、「たてかべさんはどうやってジャイアンを演じてらしたんですか?」どういう気持ちで。
で、どんな声の出し方をして。
どんな…僕もう全部聞きたかったんです」
加藤浩次「聞いたの?それで」
木村昴
「聞きました。
そしたら、たてかべさんは「いや~よく分かんねぇよ、俺は」と。
「もうジャイアンは昴のもんだから、俺がとやかく言うことは何もないよ」っていうんで。
何も答えてくれないんですよ」
加藤浩次「え~、めっちゃいい人だな」
木村昴「これが、もう僕はもどかしくて仕方なくて」
加藤浩次「え、それ理解できなかったか?」
木村昴
「できないですよ。だって、いやいや僕はだって。
じゃあ、こういう気持ちでやってたよとか。
例えばじゃあ、リサイタルするシーンは、こういうことを想像しながらやるといいとか。
声出す時は、喉のこういう所を使って、こういう風に声出すといいっていう、やっぱそのテクニック…技術が欲しかったんです。
加藤浩次
「テクニカルな方ね。一番たてかべさんが嫌いなやつだろ、それ。
たてかべさんの粋な答えでしょうよ、それ」
6年後20歳にもらったアドバイス「豪快に思いっきりやればいい」
木村昴
「僕はもう全く理解できなくて。やっぱ技術が欲しかったんですよ。
で、僕は20歳になって、やっとたてかべさんとお酒が飲めるようになった時に…」
加藤浩次「ジャイアンやって6年ぐらいね?」
木村昴
「そうですね。たてかべさんが、もう後にも先にもこれが最後のアドバイスになるんですけど。
「ジャイアンは豪快なヤツだから、思いっきりやりゃいいんだよ」と言ってくれたんですよ」
たてかべさんは亡くなる時までジャイアンをやり切った
木村昴
「この意味が分かったのが、もうたてかべさんが亡くなった時なんですよ。
まあ、棺に入ってるたてかべさんと1回だけそのお会いできたんですよ。
お顔を見る時間が。ホントに1対1で。
で、もう忘れもしないんですけど、収まってる姿見たら、オレンジのストライプのTシャツ着てらして。ジャイアンのTシャツですよね。
マイク。ジャイアンのリサイタルの時のマイクとか。
ぬいぐるみとかがいっぱい入ってて。
もうこの人、最後までジャイアンやり切ったんだなっていう。
これは、僕が手に入れたい技術みたいなものとかよりも、やっぱりもう人生懸けて演じるキャラクターなんだなっていうなんか覚悟がそこでまた決まったっていう感じなんですよね。
なんかもう、とにかくその姿が忘れられなくて」
加藤浩次
「たてかべさんじゃなくてよ。
全然違う人が前ジャイアンやってて、「いや、もっとこうすれば?喉こうやって使うんだよ」ってなってたら、今の昴くんが作りあげたジャイアンには俺絶対なってないと思う。
ずーっと迷い続けると思う。だってずーっと前の人のまねをするわけだから。
でも、たてかべさんがそれ言ってくれたっていうのは…。
今できたのは、たてかべさんがいたからだよね、絶対ね」
(大きくうなずく木村さん)
木村昴
「感謝してます、本当に。
だからまあ、僕は僕のジャイアン像をやっぱ豪快に今後も続けて行こうかなと。
たてかべさんから学んだことをこれから」
加藤浩次
「でもいつかね。昴くんが次の人にバトンを渡す時が来るじゃない?
その時には言っちゃダメよ」
(うなずく木村さん)
YOU「ベラベラ喋るわよ、この子」
今後の夢は…ハリウッドデビュー
木村昴
「今なんかトライしてみたいなと思う分野があって。
ちょっと夢はでっかく、ハリウッドデビュー」
加藤浩次「いいじゃん」
島崎和歌子「行けばいいじゃない」
YOU「全然もう。すぐできんじゃん」
木村昴
「で、前代未聞なのが。
英語でお芝居したもの。その映画が日本で公開されるときに、自分の役は自分で吹き替えたいんですよね」
加藤浩次「あ、いいじゃん!」
島崎和歌子「ステキじゃない。そんな人いなかったでしょ」
木村昴「なんかちょっと、今後そんなチャンスがあったら、トライしてみたいなと」
加藤浩次「じゃあ、オーディションバンバン受けに行った方がいいよ」
YOU「え、ジャイアンをステップにしたのね。やっぱりな」
木村昴「待ってください。それ、それはなんか…」
加藤浩次「だから、ハリウッド行ったとしても、ジャイアンは続けるんでしょ?」
木村昴「もちろんですよ!それは当然ですよ!一番大事ですから」
加藤浩次
「頼むよ。ハリウッドいって、で、ジャイアンが他の人になってたとか言ったら、俺もうほんとに、ロスでもニューヨークでも行って、ぶん殴るからな」(笑)
木村昴「そんなことない。絶対ない」