【ボクらの時代】山田孝之(40)×仲野太賀(31)×岡山天音(30)(2024年10月13日放送)

山田孝之
「(岡山天音に)現場でもさ、そんな喋ってないじゃん、いっても。
今回聞いた時に、何喋ったらいいんだろうって思ったけど。
なんか太賀とは元々仲良くて、家を泊まったりとかしてたって」

岡山天音「無理やり泊ってました。太賀くん家に」

山田孝之「あ、天音が泊まってたんだ?」

岡山天音「そうです」

山田孝之「へー。だって元々仲いいんでしょ?仲いいわけじゃないんか?天音的には」

岡山天音「いやー、僕大好きっす」

仲野太賀「僕も大好き。でもなんか、一方通行な気がする」

岡山天音
「アハハハハ(笑)めんどくさい彼女みたいな(笑)
始めた頃からずーっとお世話になってるんで、太賀くん」

 

趣味の話

山田孝之さん「釣り」 野村周平さんとラブラブ

岡山天音
「山田さんって趣味何なんですか?でも今、いろいろやってますもんね?ほんとに。畑とか」

山田孝之
「うーん、趣味…趣味って言うと釣りになるのかなぁ。
でも釣った魚をさばいて、食べてっていう」

仲野太賀「(映画「賊軍」の)撮影中も」

山田孝之「あ、行った行った。(野村)周平と」

岡山天音「夜通し撮影してそのまま朝釣り行ってみたいな」

山田孝之
「だからやっぱこうほら、気を紛らわしていかないと。
海に出て、日を浴びて、ああ、気持ちいいなつって」

仲野太賀
「すっごい楽しそうな写真いっぱいとってましたもんね?きれいな海の前で。
宿もすごくない?孝之さんが用意してくださった。
俳優部のために現場の近くに民泊を借りてくださって
で、まあ撮影日々大変な中。
いつでも泊っていいよっていう宿を用意してくださって」

山田孝之
「まあ、普通だとさ、その千葉だからさ、撮影地が。1時間ちょっとだけどさ。
やっぱ朝方とか絶対混むじゃん、アクアラインが。
で、やっぱ3時間くらいかかった時に、これはちょっとヤバいと思って。
往復だって、4時間、5時間ってなったら、その分睡眠削られちゃうわけじゃん。
だから、これちょっと無理だなと思って」

仲野太賀「生活力が、めちゃめちゃありますよね」

山田孝之「40でなかったら、ヤベェだろ」

仲野太賀
「俺とか周平とかが散らかしたもの全部「ああ」っていって、全部片づけてくれて。掃除機かけて(笑)」

山田孝之「それはさ、単純にさ、俺の家じゃねえから。お借りしてる場所だから。」

岡山天音「すごいっすよね。先輩が、一番先輩が、一番いろいろやってくれてる」

山田孝之
「やっぱできるんだったら、お借りする前よりきれいにして返したいじゃん。
車もだから、洗車して返したもん。ガソリン満タンにして」

仲野太賀「(野村)周平なんて、ほぼ毎日泊ってたんじゃないですか?」

山田孝之「いたね」

岡山天音
「周平くんとか、もう泊まらなくてもいい日とかも泊ってましたもんね?
次の日出番ないみたいな時とかでも」

山田孝之
「いやーもうだって、なんかデートしてるみたいな気持ちだったもん。
周平の俺、彼女みたいになってたもん」

仲野太賀
「途中から…途中から2人なんか付き合ってるみたいな空気出てましたよね」

山田孝之
「ちょっとね、やっぱね、好きになってたね。
で、だから終わってからも結構会うんだろうなと思いつつ、意外と連絡来ないわけよ。
結構ね、寂しい思いしてる。
で、まあ向こうは向こうで待ってるのかな?」

仲野太賀「絶対待ってると思いますよ」

岡山天音「テラスハウスみたいな、もう。同じところで過ごして好きになっちゃう」

山田孝之「ちょっとね。生まれちゃったね」

仲野太賀「なんか、はぐくまれてましたね」

山田孝之
「魚さばいて、ちょっとなんかバーナーであぶって料理とかしてくれて。それを俺動画で撮って。
それ見返したりしてたからね。1人で」(笑)

岡山天音「恋過ぎるな」

仲野太賀「めちゃめちゃLOVEでしたよね。で、かみ合ったんすよね、なんかすっごい」

山田孝之「あ、コイツいいやつだな、まっすぐでと思って

仲野太賀
「あいつの純粋さと…なんかだってあいつ、何だっけな…あのー「俺、孝之さんのいる現場全部いきたい!」とか言って。
孝之さんのいる現場って俺全部いきたいわ!とか言って。
ずーっと言ってましたよ」

山田孝之「言ってたね」

仲野太賀「惚れに惚れてたね」

山田孝之「どっちがべったりか分かんないけどね」

 

仲野太賀さん「写真」 小学生の時、親友の実家の写真館で過ごし…

山田孝之「太賀写真すごい撮ったりしてるじゃん?」

仲野太賀「そうっすね。僕写真大好きなんですけど」

岡山天音「太賀くん、でも仕事で結構色んな人撮ったりとかしてますもんね?」

仲野太賀
「そう。撮らしてもらったりすることが増えてきて。
嬉しいからさ。そうやって写真撮ってくださいって呼ばれて。引き受けるんだけど。
もうその仕事と仕事の間になんかそういう日をとらしてもらうんだけど。
普段と違うことしてるからリフレッシュするっていうのもあって。」

山田孝之「人も撮る?」

仲野太賀
人ばっかり撮ります
なんかすごく人に対して興味があるんで。
だからこそ、こう普段こう喋るのととは違う、もう一歩踏み込んでその人を見てみたいみたいな感覚になるんですよね」

山田孝之「きっかけなんかあったの?」

仲野太賀
「あのー自分の地元の親友の実家が写真館だったんですよ。
で、親が共働きで。預かってもらってたんですよ。
で、写真館で鬼ごっことかかくれんぼとかするみたいな中で、周りの大人がこうみんな写真に携わる大人ばっかりで。
大人の道具=カメラみたいな。だから、そういう認識だったんですよね。
で、たぶんそれがすごく憧れに直結して。
小学生のお年玉でカメラ買ったんです。
それこそデジカメだったんだけど。
好きだけど使いこなせないみたいな中、俳優始めて。
で、そのタイミングでなんかねフィルムカメラってあったんですよね。
で、フィルムカメラ使ってみたら、すごくハマったっていうのが。
そこでしっくりきた。
僕写真大好きなんですけど、(天音)は絵です」

 

岡山天音さん「絵を描くこと」 物心ついた時から絵を描いていた

岡山天音「絵好きですね」

仲野太賀「めちゃくちゃ良い絵描くんですよ」

山田孝之「なんてことなしに、描きだしてたの?」

岡山天音
「でも、絵はもう物心ついた時から描いてて
途中ですごいマンが好きになったりとか。っていうのもきっかけになって。
模写したりとか。
最近でもめっちゃコラージュしてますね。」

仲野太賀
「で、菅田(将暉)が天音の絵が大好きで。CDのジャケットにしてるんです」

山田孝之「どっちも個展とかできるじゃん」

仲野太賀「個展とかやってる?」

岡山天音「全然やってないです。マジで誰にも見せないんで」

山田孝之「それは、見せたくないの?」

岡山天音
「見せたくなくはないんですけど、基本たぶん気使われるだろうなみたいな、リアクションを。
っていう絵とかコラージュとか。
自分しかいいと思ってないだろうなみたいなのをひたすらやってるんで」

山田孝之
「その何か新しいことを挑戦するっていう時に、やっぱり特に今の時代はねっとやSNSがあるから批判の声を恐れて行動できないことが多いんだけれども。
でも初めてやることって下手くそで当たり前だと。
だから、とりあえずやってみたらいいじゃん。って言って。

まあ、何をやったってつまんねえとかそんなのやんなくていいだよっていう人は絶対にいる。何をやったって。どんな絵描いたって。どんな写真撮ったって。

だから、まあそれは好きな人は絶対にいるわけじゃん。
とりあえずやってみて見せてみて。誰かが何か俺もやってみようとか。
いいと思うよ、俺は。
やらないと最初に不安を考えちゃうんだよね。
で、仲間を結構ね、みんな先に探そうとするんだけれども。いないんだよ、仲間なんて、最初は。

だから、とにかくでも、一歩踏み出していけば、それをどこかで誰かが一歩踏み出した人となんとなく方向が一緒だったら、いつか交わって一緒になるんだよね。で、チームができてくわけよ。

で、そん中でもどんどん詰めていくと、ピンポイントで全く同じところ目指してる人っていうのは1人もいないと思うわけ。

だから、意見の食い違いが出たりもする。だけども、ちゃんとコミュニケーションをとって、どうやってもっと伝えてこうかという次の段階に行けるから。

だからやっぱやった方がいい。特に若い人には言ってるな。もう年齢的にもこういう年だし」

仲野太賀「今日来てよかった。いい話聞けて」

 

俳優になったきっかけ

仲野太賀 ドラマ「ウォーターボーイズ」を観て

山田孝之「ドラマの俺が出てた「ウォーターボーイズ」見てたでしょ?小学生でしょ?」

仲野太賀「小学生です。小5とか」

山田孝之「あれを見て、俳優をやりたいと思ったわけ?」

仲野太賀
「あれを見てまずシンクロやりたいと思ったんですね。
シンクロやりたいと思って。
あの俺、プールでも使えるっていうCDプレイヤー。防水のCDプレイヤーを買って。
で、あのーDVDボックスを持ってるんで。そのーメイキングとかも見てるわけですよ。
で、そのスカーリングっていう技術を自分なりに練習してて。
いわゆる、スカーリング、こうやって浮いて(手を動かしながら浮いて)、足をあげる、これ。
あれを地元の市民プールで1人でやってたんですよ。曲かけて。
おっきい曲かけるとあれだから、ちっちゃーくここに置いて。
でもうこうやってる時に、「あ、俺がやりたいのこれじゃないかも」って思ったんすよ。(笑)」

山田孝之「あ、気づいたの?」

仲野太賀
「はい。気づきました。「俺、これじゃない」と思って。「俳優やろう」って(笑)」

 

岡山天音さん 人生で初めて楽しかった NHKドラマ「中学生日記」出演

人生15年間で初めて感じた楽しいという思い

山田孝之「なるほどね。え、天音は?きっかけは?」

岡山天音
「きっかけは、『中学生日記』っていう、あのNHKの事務所とか所属してないほんとの中学生があの参加するドラマ…」

※ドラマ「中学生日記」:中学生が抱える様々な問題を題材にした学園ドラマ

山田孝之「あ、あれってそうなんだ?」

岡山天音
「そうです、そうです。それに参加して、なんか初めて楽しくて
その…その15年間で。アハハハハ(笑)」(仲野太賀 アハハハハ(笑))

山田孝之「なるほど。生まれてきてからね」

岡山天音「あ、これが喜怒哀楽の喜?みたいな。楽?みたいな

仲野太賀「初めて知ったんだ」

岡山天音「初めてあって。撮影の日々が楽しかったから。事務所探してみたいな」

 

注目されるのが苦手で、いつも逃げていた

山田孝之「じゃあ、なんかこう人前に出てやってみたいって気持ちはあったんだ?」

岡山天音「いやーでもどうなんですかね?」

仲野太賀「緊張しなかった?最初」

岡山天音
「あ、めっちゃしました。
あと、学校の劇とかでもめちゃめちゃ嫌で。
あともう、運動会とかも苦手でした。
走る…行くんだけど、あのー自分のリレーの番になったら、どっか隠れたりとかして。
自分のリレーの番終わったら出てくるとか」

山田孝之「誰…誰かが代わりに走るってこと?」

岡山天音「たぶん…」

仲野太賀「めちゃくちゃ迷惑じゃん」

岡山天音「ヤンキーとかに怒られてました」

山田孝之「そうだよね。ヤンキー本気だからね」

岡山天音
「ヤンキーは本気じゃないですか。「お前、逃げんなよ」みたいな。(笑)

だから毎回その自分のなんか注目浴びる時は、音楽の授業も1人ずつ歌うテストみたいな時とかは、自分の番の1個前の人になったら、出て、外。あの、廊下に。
で、終わったら戻ってきて、みたいな。

だから劇とかも役とか与えられたら、断ったりとかしてました、普通に」

山田孝之「でもやっぱり、ここの今もう仕事だから…」

岡山天音「でも今もちょっと…」

山田孝之「逃げたい気持ちはあるよね?」

岡山天音「今とかも逃げたいです。2人に見られて」(仲野爆笑)

山田孝之「でも出るわけには…逃げるわけにはいかないから、この輪のちょっと外にいるみたいな」

岡山天音「あ、そうかもしんないっすね」

 

誘われたら1回は行ってみる

仲野太賀「天音と友達になりたかったら、どうすればいい?」

岡山天音
「いやでも、なれるっすけどね、基本。
だから、誘われたら結構絶対行くんで、基本。1回は

山田孝之「あ、そうなの?ああ、1回はね」

岡山天音「苦手な人…っぽい人でも行きますね。それはそれで興味あるっていう」

山田孝之
「何が苦手なんだろうか、みたいなね。ああそれは分かるわ。
で、やっぱ苦手なんだよね」(笑)

岡山天音「そうっすね」

仲野太賀「そこで再確認する…」

山田孝之「なんかわかんないけど、なんか合わないなっていうのはあるよね、やっぱ」

岡山天音「確かに」

山田孝之「たぶん相手もそういう時は思ってんだろうね。観察してみたいね。天音の日常」

岡山天音「山田さんとかも、一人でいる時どんなんなんだろうって。マジでやってほしいですけどね、ABEMAとかで」(笑)

山田孝之「なんでABEMAなんだよ(笑)」

岡山天音「いやだから、そのとがった企画」

 

仲野太賀さん「NHK大河ドラマの主演が決まったと告げられ…」

岡山天音「大河いつからなんですか?まだまだ先ですか?撮影」

仲野太賀「うん、まだ先。6月とか。来年ですね」

岡山天音「最初聞いた時、嬉しいんですか?」

仲野太賀
嬉しかった。(映画)「賊軍」の鋸南…ロケ地の鋸南の山の中で、帰り道聞いたんですよ。
ヘロヘロの時に。ガガガガガガの…30分位車で下るんですけど。ガガガガガって」

岡山天音「え、あるかもみたいなのはあったんですか?事前に」

仲野太賀
「ない。ないない。
なんか珍しくチーフのマネージャーさんがその日来てて。で、何か一緒に車乗ってて。
で、マネージャーさん運転してて。チーフの方が助手席にいて。
ノールックでなんか「太賀くん、これ」みたいな。(前を向いたまま後ろに紙を渡す)
企画書。「これ」って言われて。
「ん?なんすか?」って言って見たら、『NHK大河ドラマ 豊臣兄弟』って書いてあって。
「うわーバババババ」みたいな。
あのー漫画でよくある〇×□ババババみたいなのが口から出た感じです。
うわーバババババみたいな」

山田孝之「主演でって書いてあるわけだもんね?」

仲野太賀「そう」

山田孝之「おー」

岡山天音
「え、それどうなんですか?家着くまでどんな状態なの?ずっと喋っちゃうみたいな」

仲野太賀「いや、ずっと喋ってた。(笑)ずーっと」

岡山天音「落ち着かないっすよね。すごいな」

仲野太賀「びっくりした」

岡山天音「途中だったんですね、(映画)賊軍の」

仲野太賀「だから途中芝居変わってると思う」(笑)

岡山天音「あ、だからか。熱量すごかったっすもん」

仲野太賀「熱量上がったタイミングあったでしょ?あれが…そう話来てからだから」(笑)

山田孝之「意識が変わったんだね」

仲野太賀「意識が…あ、見られ方変わるかもみたいな(笑)」

山田孝之「うん。まあそりゃ変わるね、世間的には」

岡山天音「はずっ」

 

3人の育った家庭

仲野太賀さん「溺愛されていた」

仲野太賀「うちは、すべて溺愛系で売らしてもらってるんだけど」

岡山天音「全部見てるんすか?太賀くんのやつ」

仲野太賀「うん、見てると思う。うん」

岡山天音「聞いたりするんですか?感想」

仲野太賀「言ってくる、言ってくる。「最高!」って」

岡山天音「え、なんかちょっとみたいな時もあるんですか?」

仲野太賀「ない。(笑)」

 

岡山天音さん「母子家庭で育ち…母親は美意識高く、今はダンスに夢中」

仲野太賀「え、見てくれますか?」

岡山天音
「あ、でもー母親…母子家庭なんですけど。
母親はすっごい美意識が…アート好きで、美意識高いんで。
見ないのとかはマジで見ないっす。
「見れない」みたいな。「見てらんない」みたいな。

で、あとめちゃめちゃ踊ってるんですよ、母親が今
僕がもう1人立ちして。そっからこうダンス始めて。コンテンポラリー。
僕がこう一人暮らし始めたの遅かったんで。
で、そっからダンス始めたんですけど、今はなんかもう振り付けとかやってるらしくて。
もうめちゃめちゃスケジュールにダンス入れてて。
踊りに踊ってる。どんどん元気になってきてて。キャッキャしてて。
だからなんか、それどころじゃないみたいな。
私の…私の人生中だから

仲野太賀「(笑)最高だね!」

山田孝之「ステキだね。息子自立したんだから」

岡山天音
「そうですね。会った時とかも、「ダンスが」みたいな。
「こういうことあって」みたいな。ワーッて喋って。
たまになんか喋り終えた後、ハーハーハー(肩で息するくらい荒い息遣い)。え、まだ自分の肺活量把握してないの?っていう」

山田孝之「吸うことも忘れるくらい喋っちゃうんだね」

岡山天音
「歩きながら喋っててもなんか当たってくるんですよ、俺に。
「あのね」「なんとかで」みたいな。
で、「ここどこ?」みたいな、気づいたら。
「どこ行こうとしてたんだっけ?」みたいな」

山田孝之「ああ、なんかそういうお母さんで、こうなったのもなんか分かるな」

岡山天音「でもちょっと変わった人です」

 

山田孝之さん「自由人の父…好きなことをずーっとやってる人」

仲野太賀「どうですか?今の孝之さんの活躍を見てるんですか?」

山田孝之
「いや、分からん。全然会話しないから、そういう。そういう会話はね。
ま、親父はその元々自由人で。

で、結局僕その姉もあのーお芝居やったり、長女は。
で、演出もしてるのかな。とかやったりとかして。

で、次女はまあ元々ずっと歌を歌っていて。
それこそ絵とかすごい好きで。美術部だったし。

なんかでも大人になってから、この影響って親父だよねっていう話になったことはある」

岡山天音「じゃあまあ、みんなやっぱこう血を継いでるところはある感じがあるんですね」

山田孝之
「うん、色んなたぶん好きでやってただけだけど。
でもまあ自分も親になったから思うのは、何かこっからこう刺激を与えて、何かこう始めたらいいんじゃないかな?っていう気持ちは分かるわけよ。

だからもしかしたら親父も、そういう気持ちがあったかも。

写真やったりとか、音楽だったりとか、色んなことを…それこそその骨董品が好きだったりもして、そういうの集めるのも好きだし。

両親で喫茶店をやっていたんだけど。なんか蔵。蔵を借りて、そこの中で。
壁全部小説とか。骨董品とか。なんか。まあ、かっこよかったわけ。

だからなんかたぶんそいうので、知らず知らずと刺激を受けていて。

で、昔っから小説とかも書いてたの。
あの俺が小学生の時とか、その姿見てて。
その1回どさっと、脚本みたいに落とし込んだのか、送られてきたことがあんの。

要はたぶん、30とか位からさ、プロデュースとかもなんかやりだしたことで、企画にしたかったんだと思うの。
でも、面白くなかったの。

すっごい本読む人だったから、たぶん俺の色々足りてないものが多くて、面白さが分かんないんだろうっていうのもあるんだけど。

ずーっとなんか、その賞に送ってたんだって、昔っから。

でも、もう全く引っ掛からないから。
もう諦めたっていきなり前きたことはあったね。」

仲野太賀「そうなんだ。じゃあもう、クリエイター…作家さん」

山田孝之
「いや。もう好きなことをとにかくずっとやってる。一緒だね。
で、何年前だっけな。いきなり写真付きでメールが来たときに。
「来年からは路上ライブの旅を目指します」って。

目指す!?
なんか。やるんだったらまだ「ああ、好きにやれば」みたいな。

でも、だって60(歳)超えてからだよ。
「ああ、でも素敵だなこの人」って」

岡山天音「ステキですね」

仲野太賀「三者三様で、親御さんがみんな自由な」

山田孝之「それでこの仕上がりか。我々は」(笑)

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