ゲスト 生田斗真&中村倫也
本日のもう一人のゲスト・中村倫也さんについて
ムロツヨシ「生田さんとはどんなご関係でしょうか?」
生田斗真
「そうですね。僕より年が2つ下なんですけれども。
まあ、彼の方がちょっとしっかり者のお兄ちゃんっぽいところもあって。
僕はいつもこう「しっかりしなさいよ」って言われてるタイプです」
もう1人のゲスト中村倫也さん登場
2人の出会い
最初の出会い…刑事ドラマでの共演 「すげぇヤツがいるな」と思った
ムロツヨシ「2人が最初に会ったのは?」
中村倫也
「他局なんですけど、僕が18歳で、斗真くんが20歳とかだったね。
あのー刑事ドラマ。
(※ドラマ『刑事部屋~六本木おかしな捜査班~』(2005年テレビ朝日。主演柴田恭兵の刑事ドラマ。生田斗真は新人刑事役を演じた)
僕デビューしてまだ1年も経ってない時に、(生田斗真は)刑事ドラマのレギュラーで出てる若い刑事役で。
僕は最終話のゲストででる容疑者というか、取り調べを受ける役で。
3シーンくらいそこで一緒で、スタジオで。
それが一番最初っていえば、一番最初。」
中居正広「覚えてる?」
生田斗真
「めちゃくちゃ覚えてて。上手いヤツがいるなと思ったんです。本当に。
同じぐらいの年で、何でこんなにお芝居上手なんだろうなって気になって。
「うわあ、すげえヤツがいる」ってずーっと思ってたんです。
だからすごく印象的に覚えてて。」
中居正広「すぐにだから一緒にご飯食べよう、連絡先っていうまだ距離じゃないよね」
2回目の出会い…ムロさんの舞台の控室で声をかけられ
中村倫也
「全然。現場で誰かと話すようなこともしてなかったんで。
分からないし、勝手。
でも、2回目は覚えてます。
2回目はムロさんと一緒にした『フル・モンティ』っていう舞台(2014年主演山田孝之)。
それを(生田斗真が)観にいらして。
で、僕とかムロさんみんなが大部屋にいたところに。
まあ、ムロさん仲良かったんで、「来たよ」みたいな感じで。
で、僕は「あ、生田斗真だ」と思ったんですけど。
でも僕デビューしてちょいだったんで、覚えてるわけないだろうなと思って、着替えたりしてたんです。
そしたら、「おいっ!久しぶり!」みたいな感じで。
「え!あ、どうも」みたいな。
ちゃんとあんな無名な若手を覚えてるし。はい」
中居正広「嬉しいね~それ。でも、そんなつもりで言ったつもりじゃないよね」
生田斗真
「そうですね。僕はほんと強烈に「すげえヤツがいる」ってずーっと覚えてたんです。
だから、「あ、あの時の中村倫也だ」と思って、楽屋で「おいっす!元気?」って声かけたんです」
中居正広「嬉しいよね」
中村倫也「いやもう、きょどっちゃいましたよね(笑)。」
中居正広「え?僕のことかな?って」
中村倫也
「え?ウソでしょ?って思って。「いや、どうもどうも」つって。
それが2回目。3回目がさっき出てた一緒にやった舞台」
※舞台 劇団☆新感線『バサラオ』(2024年7月~10月)
中居正広
「あ、でもやってるね。そう考えてみるとね。早い段階で。
そっから仲良くなった?」
生田斗真
「すごく仲良くなりましたね。
いや、舞台ってやっぱ稽古から含めると、半年ぐらいもうずっと一緒にいることがやっぱ多いので。
地方とかも一緒に行きましたし」
今回の2人の共演舞台は97回公演
中居正広「あれ、今回の舞台何回やるんだっけ?」
中村倫也「97(回)です。おかしいでしょ?ムロさん」
ムロツヨシ「俺も1回90以上経験したことあるけど、すごい」
中居正広
「あの、稽古はするでしょ。
稽古の準備と他に自分個人でやらなきゃ…その長い4か月97、100回近くやるにあたっての個人でやる準備っていうのは何があるんですか?」
生田斗真
「体力をつけるために走ったりとか。あとは喉を鍛えるためにボイトレ通ったりする人もいるし。立ち回りが多いんで、こう木刀振ってる人もいるし。」
中村倫也「僕はイメージトレーニングを主に。」
中居正広
「無理だよ。(笑)そんなの俺だってできるよ。
イメトレで100回出来るっていうなら、俺だって出来るよ。」
中村倫也「じゃ、無理です(笑)」
プライベートの仲は?
ゴルフ&ご飯&2人で飲みに…
ムロツヨシ「お2人はどっか遊びに行ったりはするんですか?プライベートで」
中居正広「2人はない?2人でご飯食べに行ったりとか」
生田斗真「あのーゴルフするので。ゴルフ一緒にいったりとかします
中村倫也「ゴルフ行ったり。まあ、ご飯も行ったり」
生田斗真
「ゴルフ行くときも、本当に気遣いの人なんで。
冬のゴルフって寒いじゃないですか。耳も痛いし、手も痛いし。
で、こう待ち合わせして、ゴルフが始まって着替えてる時に、あのー倫也くんが「あ、じゃあこれ斗真くんの分ね」って言って、ホカホカのカイロを2つ用意してくれるんですよ。」
中居正広「ほれてまうやろー」
生田斗真
「僕はもうずぼらだから、なんか気合で行けるかなって思うんだけど。
ちゃんと彼が用意してくれて。で、温かいお茶とかこう出してくれて。」
中居正広「何でできんだろうね?2人でゴルフ行くの?」
生田斗真「2人もあるかもしれないですね」
芸能界の友達は3人だけ…
中居正広「2人もあるの?2人で飲みに行くことは?」
中村倫也・生田斗真「ありますよね」
中居正広「え!?そんな仲良いの?(驚)そんな2人で行くって相当だなあと思って」
中村倫也「いやでも、お2人は交友関係広いじゃないですか。僕あんまりいないんですよ。芸能界の友達とか」
中居正広「あ、分母が少ないのね」
中村倫也
「そうなんです。僕、斗真くんとムロさんとあと小池栄子さん。
この辺が唯一甘えて飲みにいける3人。
その3分の2ここに揃っちゃってる」
中居正広
「あ、そっか。ちょっと待って。なんかここに小池が来るみたいな?
そんな風に出さないで。寂しくなるから。
お互いの直してほしい所
中居正広「でも、こんだけ仲良かったら、なんか直してほしい所とかないの?」
ムロツヨシ
「僕ありますよ直してほしいとこ。タイミングブスなんですよ。本当に。生田斗真僕にとって。
時々、友人たちと酔っぱらって、家知ってるもんだからピンポン鳴らすんですよ。
で、出なかったら電話かけてくるんですよ。
僕その時ちょうどその地方にいたんで。
家にいなくて電話に出たけど、(深夜)1時位だったから、なんかあったのかなと思って。
最近そんな夜飲んでないのに。
パッと電話に出たら「開けて開けて」って言って。たちわるいんです。
で、後ろから知ってる声が2,3人が声出してきて」
中居正広「小栗旬でしょ?」
ムロツヨシ「そう」(笑)
生田斗真「いつもいる」
中居正広「まだないね小栗旬」
中村倫也
「僕、飲み屋で会う事はありますけど。
仕事したことないんですよね旬くんと。
だから飲み屋で会うたびに「中村倫也~仕事しようよ」って言われて。
「したいですけどね~」って言って」
中居正広
「そうだね。自分で言うもんね。
やっぱちょっと寂しがり屋で、自分でちょっとかまってちゃんなところあるって言えるのが、まあちょっとかわいいなって。
こんな交友関係広いところも、そこをそういえるのが面白いなって思ったりするかな」
俳優としてのお互いの評価
中村倫也さん→生田斗真さん 「芝居が真っ直ぐで希少性がある」
中居正広「倫也くんから見て、生田斗真という俳優さんはどういう俳優さんですか?」
中村倫也
「あのー改めてすごいなって最近も思うのが、見た目も誰が見てもどう見ても整ってる。
で、立ち姿も真っ直ぐ立てる。
で、芝居というか投げる球も手癖がない球が伸びてくる。
すっごい希少性があるなって思うんですよ。
僕どうしても手元で曲がるような球投げたくなっちゃうんで」
中居正広「クセを付けてるつもりじゃないんだけども、ちょっと変化したりだとか」
中村倫也「それがなく真っすぐピューッってこう回転するの。きれいな球を投げれるところが僕無い」
中居正広「だから正統派。こんなど真ん中な正統っていうのかな」
生田斗真さん→中村倫也さん「足りない所をちゃんと補える」「出る時は出る」
中居正広「斗真くんからみて倫也くんは?」
生田斗真
「やっぱり、舞台の時に特に感じるんですけど、誰も立っていない立ち位置を瞬時に察知して、そこにスッと入れる。
みんな同じ色だとつまんないじゃないですか。
みんなが赤だとつまんない。で、みんな赤だなと思ってスッて青になれる俳優さんです。
足りてない所をちゃんと補えるっていうか。
それも補ってますよ!っていう感じを出さずに、フッと支えられる。」
中居正広「やってる感出さないのね」
生田斗真「出さずに、そっと」
中居正広「それが嫌味なくというか。だから、本当に心からできてるんだろうね」
生田斗真
「でも、決して裏方タイプっていうわけでもない。
ちゃんと、自分が出なきゃいけない時にズバッってこう自分のオーラを前面に出すことができる」
ムロツヨシ「引きすぎないってことでしょ?後ろに引きすぎてもダメだしね」
生田斗真「ちゃんと、出る時は出る」
中居正広「最高の誉め言葉だね」
中村倫也
「なんか核心つかれすぎて恥ずかしいですけど。
モノ作りする上で、結構気を付けてること今言われてるんで。
で、僕は自分の役は立たせる場所はそれは立たせるのが仕事なんで、ガーッとやりますけど。
どっちかっていうと、この人をこのシーンは立たせなきゃいけないをやりたいんで。
なんか歳を重ねてきて、キャリアを重ねてきてね。
巡ってくものだと思うんですけど」
舞台をする上で心がけていること 「お客様を大切にすることと媚びることは違う」
中居正広
「あるの?舞台とかやってて、なんかこれだけは心がけてるとか。
これから2人で。
最低限心がけてるとか。舞台に対してのアプローチってなんかあるのかな?」
生田斗真
「いや、昔先輩によく言われてたのは。
そのお客さまを大切にすることと、お客様に媚びることは違うんだってことはよく言われた記憶がありますね。
やっぱりその、コメディータッチのちょっとギャグっぽい台詞とかだと、こう特にお客さんに寄り添いすぎると、「今からいきますよ。面白いギャグいきますよ」ってやっても全然ウケなかったりとか。
本当に僕劇団新幹線の舞台に17歳の頃に初めて出させていただいたんですけど、そこで演出家の方に言われて。
「このセリフの時、高くジャンプして。台詞いいながら」。
で、わけもわからずやったら、ボーンってウケたんですよ。
「おっ、めちゃめちゃウケた。よっしゃ、明日はもっと高く飛んで、昨日よりもウケねらってやる」。
思いっきり飛んだら、ダダ滑りしたんですよ。
「あれっ?昨日より高く飛んだはずなのにな。おかしいな」。
で、次の日。
「よし、もう1回初心に戻ってやってみよう」。
またウケないんですよ。
「あれっ?これどうやってやればいいんだっけ」ってずっと繰り返して繰り返して。
ま、なんかお客さんとの距離を取っていくというか。
中居正広
「だからもうその瞬間の、その前からおかしいんだろうね。
ウケようって思ってとか。
ちょっと流れとは違うような、ちょっと邪念が入ってたのかもしれないね。
でも、全然こびない。っていうか、お客さん相手にしないような役者さんもいるからね。
だからあまりにもお客さん無視して、ここだけ(舞台上の自分たちだけ)で盛り上がっちゃうような役者さん」
ムロツヨシ「そうすると、お客さんどんどん離れてっちゃいますしね」
SMAPは親しみがあるのに、距離もある
生田斗真
「だからそういう意味で、中居さんとお客さんとの距離感ってたぶんあると思うんですけど。
今やっぱりお客さんとの距離ってすごく近いじゃないですか、時代的に。
SNSがあったりとか。
だけど、ある程度の距離感ってすごく必要じゃないですか。
で、こうSMAPって、誰もが知ってて、全員フルネームで名前言えて、いつもテレビで見てて。
こんなに親しみがあるのに、生で見たりとか、ライブに行くと、本当に近づけなくなるって。
これ、このからくりは何なんだろうなってずっと思ってるんですけど」
中居正広
「うん。それはたぶんだけど、自分たちで作ったというよりか。
まあ、やっぱり分かりやすく言うとやっぱ緊張感じゃないかって思うんだけどね。
この人たち、仲良いの?とか。この人たち本当は何考えてんの?とか。
え?日ごろ何やってんだろう。
ああいう風に言ってるけど本当なのかな?あの瞬間って何だったんだろうな?
ってみんなが「え?なに?」っていうのが、まあ僕らの良いところだったんじゃないのかなあと思ったりするね。
未だに誰も、今でもSMAP仲良いかなんてわからないでしょ?緊張するでしょ?
だって、慎吾来ましたって言っても緊張するでしょ?みんなが「はっ!」って。
僕らにとってはなんてことないことかもしんないけど、「え?やるんだ!?」。
別になんてことなかったりするけども。
それが僕らエンターテイメントなのかなって思ったりするかな。
だって、怖くない?SMAPさ」
生田斗真
「いや、本当に。いや、怖いって言うとちょっとやっぱ語弊がありますけど。
ま、圧力がもうとんでもないです、やっぱり。」