ムロツヨシ「なんと、Perfumeさんにとって大事な方が来ていると伺ってますが」
あ~ちゃん「もうこれは私たちの恩人です」
中居正広「ホントに恩人なの?」
かしゆか「いや、本当だよね」
あ~ちゃん「本当の意味の恩人です」
かしゆか「ホントにです」
あ~ちゃん「しかも、こうやってちゃんと話すのもう十何年ぶりとかだよね」
中居正広「恩人って結構会わない?(笑)年1ぐらいで会うんじゃない?恩人って」
あ~ちゃん
「だから、もう恩知らずの不届き者なんですよ(笑)
雲の上の人みたいな。私たち的にはもう、大恩人で、大先輩です」
アーティスト 木村カエラさん登場
木村カエラ「久しぶり~」
(Perfume3人と両手でハイタッチ)
中居正広「ホントに?ほんとそんな仲なの?」
木村カエラ
「いや~大好きです。
ね、今恩人って言ってて。ちょっと何か急に緊張してきちゃって」(笑)
中居正広「何で?そういうのもちゃんとお互い理解してんじゃなくて?」
木村カエラ「全然。ちょっと緊張しちゃって…どうしよう!中居さんどうしよう!?」
アーティスト 木村カエラさん
2001年 17歳の時にミスセブンティーンに選出され、モデルとして芸能活動をスタート。
2004年 MCとして出演していた音楽情報番組をきっかけに「Level42」でメジャーデビュー。
2009年 ゼクシィのCMソングとして話題を呼んだ「Butterfly」をリリース。
結婚する友人のために作ったというこの曲は、今なお結婚式の定番ソングとなっている
2024年10月 デビュー20周年を記念したニューアルバムをリリース。10月には12年ぶりに日本武道館でのライブを開催する。
デビュー20年 13歳でカットモデル、18歳で音楽情報番組MC
中居正広「(デビュー)同じくらいじゃないの?カエラちゃん何年ですか?」
木村カエラ「今年20年です」
中居正広「何年ですか?」
あ~ちゃん「来年デビュー20年?」
中居正広「だから、一緒くらいじゃん」
かしゆか「でも、デビューと違うんだよね」
のっち「(木村カエラさんは)デビューする前からテレビにも出られてて」
中居正広「出てた!?」
あ~ちゃん「だって、大人気で」
ムロツヨシ「あのーテレビ神奈川のやつ?」
木村カエラ「あ、そうそう」
※『saku saku』(テレビ神奈川):2003年~2006年に木村カエラがMCを務めていた音楽情報番組
ムロツヨシ「テレビ神奈川で、何かすげぇ面白い子が出てきたって僕らで評判で。テレビっ子たちで」
中居正広「え!?」
木村カエラ
「あれは18歳の時からやってて。
で、そうカットモデルとかはもう13歳からやってたんです」
中居正広「じゃあ、歌じゃないんだ」
木村カエラ
「そうなんです。歌をずっと夢で。そのために全てのことをこうやってきて。
で、2004年にようやくデビュー出来たんですよ」
恩人・木村カエラさんがずっとPerfume推して発信してくれた
木村カエラさんがラジオでずっとPerfumeの曲を流してくれた
中居正広「一緒ぐらいでしょ?」
木村カエラ「だから、今聞いたら1年しか変わんない」
中居正広「恩人と大先輩って…」
かしゆか
「でもね。待望のメジャーデビューと。こっちは誰も知らないメジャーデビュー」
中居正広
「ま、そっか。認知度みたいのも含めてってことなのかな?
何?恩人って何ですか?ほんとに思ってる?(笑)
伝わってこないのよ、恩人が」
あ~ちゃん「いや、思っとんよ」
のっち
「Perfumeっていう存在をいち早くカエラさんが見つけてくれて。いち早くこう発信してくれた」
あ~ちゃん
「しかもこんなおしゃれな可愛くて素敵なアーティストが言ったってことは、私ら僕らも確かに音楽カッコいいって思ってたけど、カッコいいって言うのちょっと恥ずかしかったんだよなっていう人たちが、カッコいいって言うようになってくれたんですよ。
中居正広「あ、なるほど。ちょっと確認しよっか。カエラちゃんは言ってたの?」
木村カエラ「めちゃくちゃ言ったんです」
中居正広「あ、言ってたの!?ホント!?」
木村カエラ「ホントに私めちゃくちゃ発信しすぎて…」
中居正広「いつ頃?20年ぐらい前?」
あ~ちゃん・のっち「2007」
木村カエラ
「私が「めちゃくちゃPerfumeがいいんだ!」って発表した後に、『ポリリズム』を出してるもんね?」
中居正広「え⁉『ポリリズム』の前に言ってんの?」
かしゆか「そうです!カエラさんのラジオで、ず~っと流してくれてたんですよ。Perfumeの曲を」
あ~ちゃん「『チョコレートディスコ』。ずーっと」
中居正広「えっ?あの~時系列…1枚目が何なの?」
あ~ちゃん
「1枚目から振り返ると、だいぶありますよ。
『リニアモーターガール』(2005)。で、『コンピューターシティ』(2006)。『エレクトロ・ワールド』(2006)。『チョコレイト・ディスコ』(2007)ですよ」
木村カエラ「それで『ポリリズム』ね。」
あ~ちゃん「次がポリリズムなんですけど」
エレベーターでたまたま見たPerfumeのMVを見て魅かれ…「これは売れるべき!」
木村カエラ
「そう。たまたま、それもなんか仕事の帰りかなんかに、エレベーター乗ったら、そのああいうモニターが壁に埋め込まれてて。
で、パッと見たら音が流れてなかったんですよ。
でも3人が踊ってるミュージックビデオが、エレベーター内で、5階から1階に下がるぐらいの長さで流れてて。
「んっ?」ってなって。「待て。この子たち誰だ?」ってなったんだけど。
そのホントに一瞬だったんで、文字とかも見えなくて…」
中居正広「グループ名も分からないと」
木村カエラ「そう。そうです。で、気になりすぎて。ダンスがまずカッコ良すぎたんですよ」
中居正広「ていうか、わかんない。たどりつけないよね」
木村カエラ
「だから、そこにたどりつくのがまず大変で。
あの、もう家に帰って、その…「3人組 ダンス特殊 レーザー ピコピコ系」?
もう調べまくったら、ようやくたどりついて。
で、曲を聴いて。ミュージックビデオもうわーっと(見て)。
その先ほど言ってた前の曲たちの見たときに、おいおいおいと。
もう、これは…「売れるべきだ!」みたいな」(笑)
中居正広「すっごい刺さったんだね」
木村カエラ「刺さりましたね」
中居正広「何だろう?その刺さりは?」
木村カエラ
「いや、なんかもうやっぱその見たことのないダンス。
そして3人が…まあ、アイドルと見られる。
なのに…真顔。
うん。何かこびを売ろうとしていなくて。
で、音楽をさらに聴いたら、めちゃくちゃカッコいい。
「あ、これはもう超新しい」と思って」
ラジオではPerfumeの曲だけ何週もかけ続ける
中居正広「埋もれてるだけだと、今」
木村カエラ
「そう。でも、もちろん私が発見する前から、あのPerfumeを好きなアーティストの方々もたくさんいたじゃない?
そう、でもたまたま私がそのラジオ番組を持っていて。
で、何かその自分の好きな曲を2時間半の中で、こうねあの何曲か選べたりするから。
でもその選べる自分の好きなコーナーは全部Perfumeをかけたんです。(笑)
それを何週も」
中居正広
「1アーティスト1曲だよ。いろんなジャンルやるんじゃない?
J-popだとかロックだとか、何々って。全部Perfumeなの?」
木村カエラ
「うん。全部Perfume。(笑)
あの宣伝で入ってくるじゃないですか、曲。
「何日発売のアーティストの曲があるんで…」(かけてください)。
それ以外、全部Perfume。」
中居正広「すげえかけてる子いるよって入ってくるよね?情報が」
かしゆか「噂が入ってきました」
のっち「木村カエラが?って」(笑)
ムロツヨシ「なるよな?うん」
中居正広「すげえかけてるぞ!って」
あ~ちゃん
「しかも結構洋楽系のラジオ局なんですよ。
じゃけん、私らの歌をずっとかけ続けるなんて、たぶんカエラさんの権限でしか絶対無理、普通は」
木村カエラ
「権限も何も、もう無視みたいな感じ。(笑)
ほんとに…だからもう何も言わず。
あの、だからもうとにかく、すぐ紹介の時とかは、
『チョコレイト・ディスコ』みたいなん言ったら、もう「またか」みたいな。」(笑)
あ~ちゃん「でも、毎週かけ続けてくれて」
木村カエラさんのラジオがきっかけでCMが決まる
かしゆか
「で、そこのずっと流してくれた『チョコレイト・ディスコ』をたまたまラジオで聴いてたCMの監督が「この子たちイイ」ってなって、声をかけていただいて」
ムロツヨシ「CM業界につないだね」
中居正広「すごいね!」
木村カエラ「イエーイ!最高!」
中居正広「それは3%は(カエラさんに)入れないと」(笑)
木村カエラ「考えたことなかった!なかった!さすがだな、うん」
かしゆか「そこで生まれたのが「ポリリズム」なんです」
あ~ちゃん「で、そのCMが決まって。公共広告機構のCMが決まって」
木村カエラ「それでね、もう決まった!みたいなね。何かうわ~!なったもんね」
あ~ちゃん「もうそこから!」
中居正広
「それって、レコード会社の人が、いくら頑張っても…営業を。
事務所の人がいくら売り出しても、届かないとこだよね」
あ~ちゃん「そうですね」
今は陰からPerfumeを応援
木村カエラ
「で、ちょっとあまりにも好き好き言いすぎて…。
で、ライブもめちゃくちゃ見に行ってたんです。
で、さすがに、なんかウザがられるかもと思って。
それこそ私以外にもたくさんファンの人も私と同じようにPerfumeが好きな人がいるわけじゃないですか。
でも何かライブでこう「木村カエラ来た」みたいな感じとかをなんかやたらやってたら…「アイツなんかウザくね?」って…なると思って、もう引いて。
あんまりこう…。
だから陰でずっと見てる」(笑)
ムロツヨシ「あそこまでラジオでかけてたのに、ある時から距離置いたんだ、ちょっと」
中居正広「自分はテンション上がってんだけども、ブレーキしてんの?自分で」
木村カエラ
「でも、もうみんなのPerfumeだし。
何か私がそれでライブとかに行ったり、あまりPerfume、Perfumeこれ以上言ったら、もう…いや違う!みたいな。
もう彼女たちはホントに素晴らしいから。
もう姿もくらまして。陰で応援するぐらいな感じの感覚で生きてたんで。
なんか20年それでやってて、今こうやってお話できるって。
もうすごい最高」
あ~ちゃん
「ライブも一緒にやらせてもらったりもして。
一緒にコラボもさせてもらったりしてるんですよ。
一緒に踊らせてもらったりとか。
で、そん時も、「楽しいね」とかリハーサル中もずーっと声かけてくれて。
もう、一生楽しい」
木村カエラ「(笑)え、超いい言葉!」
中居正広は木村カエラの歌が好き
中居正広「僕、カエラちゃんの歌好きナノデス」
ムロツヨシ「「好きナノデス」。急に片言になりましたけど」
中居正広
「でも自分が好きになってしまったこととか、自分で分析したいのね。
何でこれに引かれたのかなとかって。
で、歌詞だとかメロディーだとかもちろんあるんだけども。
あのー僕なんか…僕はグループでユニゾンで歌ってるから、なかなか僕なんかには経験できないんですけども。
やっぱ1人で歌っている人の独特な特性だと思うんだけど…。
ブレス、息遣いがしっかり入ってんのね」
木村カエラ「入ってますね」
中居正広
「あれが、僕たぶんハマったところだと思うんです。
ほら、グループでユニゾンで歌ってると、その息遣いって消されちゃうじゃん。
5人で歌ってましたよ、3人で歌ってましたって、3人、5人のハァーっていうのをそりゃ消さないとやっぱりね。
整理しなきゃいけないだろうから。すごいよね。
一切消してないよね」
木村カエラ「そうですね。何かそれ意識したことないです」
中居正広「だからほんとに、ワンテークみたいな」
木村カエラ
「そうですね。なんか、なるべくつなげてこう歌って。
その1曲でやっぱり始まったところから終わりまでで、やっぱこう盛り上がっていく感じだったりとか。
その息の荒くなっていく感じとか。
何かそういうのも含め、そう、そのままちゃんと残せるようにっていうのは何となく…」
中居正広
「ライブ感とかリアリティーみたいのがCDそのまんまで。
どの曲もそうだったりするから。
それがなんか歌詞とその呼吸とかブレスがなんかすごくリンクしてて。
だからたぶん、言葉入ってくるんだろうなと思った時があるの。
たぶん僕がなんか惹かれてるっていうのは、こういう所なのかなと思いながら聴いてた。そう」
木村カエラ「うれしい。でもそうだ、それ…以前言ってくださいましたよね」
中居正広「これ言ったことあったわ。『うたばん』で」
木村カエラ「しかも番組終わった後に言ってくださって。もう私すごい感動して、その時」
中居正広「え、私何か初めてのようなこと言ってたけど、今俺2回目?」(笑)
(うなずく木村カエラさん)
木村カエラ「もうホントそれこそ10年以上前の話だと思いますよ」
中居正広「そうだよね。あら、アタシ1回言ってた?
たぶん伝えたかったと思うんだ、俺」
あ~ちゃん「ホントに思ってることなんだ」
木村カエラ
「だからなんか、その時と変わってないことが、すごい嬉しかったです。うれしい!」
ムロツヨシ「やっぱずっと続く魅力なんだろうな」
中居正広「あるんだろうな~。さすがに、ここ(ムロと木村カエラの関係)はないか?」
ムロツヨシとは15年位の仲
家でムロ鍋を作ってくれる
木村カエラ「ここはだって、ムロ君はね、家でムロ鍋を作ってくれたり」
ムロツヨシ「長いんですよ!」
Perfume「え~!」
ムロツヨシ「中居さん、俺長いんですよ。すいません」
木村カエラ「ムロ鍋…ムロ鍋つくりに来てくれるんですよ」
中居正広「家に!?」
ムロツヨシ「15年位ですね、はい」
あ~ちゃん「ムロ鍋って何?」
木村カエラ
「ムロ鍋っていうのがあるのよ。味噌にこだわってて。具材も…。
だから一緒にスーパー買いに行ったもんね」
ムロツヨシ「そう。一緒にスーパーに買い物行ったりして」
中居正広「そもそもでも、役者さんだけじゃないの?」
ムロツヨシ「あっ、でも…」
木村カエラ「そうそうそう。私のほら、旦那様が(永山)瑛太さんだから」
中居正広「あっ!そうだよね!?そうだ。全然忘れてた。瑛太君と」
木村カエラ「そう。だからそこのつながりで、もうほんとにずっと最初から仲がいいから」
ムロツヨシ「そう、僕、瑛太と20年の付き合いなんですけど」
中居正広「みんな20年付き合ってない?」(笑)
ムロツヨシ「そうそう。ちょうど映画デビューが20年…」
木村カエラ「え、すごいじゃん!全部20年!?すごいね」
かしゆか「みんな20年だ」
サプライズで瑛太&木村カエラ夫妻の結婚祝いパーティー
ムロツヨシ
「長いんですよ。
ほんとあの、あんまり言わないようにしてたんですけど、初めて言うんですけど。
あのお2人のご結婚の友人仕事関係だけが集まるパーティーを催したんですよ。
それはあのーサプライズで。」
木村カエラ「そうサプライズ。私たちにサプライズでね」
ムロツヨシ
「そう。その仲間内から「ムロ君が司会やってくれ」って言われて。
僕全く仕事やってないから、関係者一同「誰だアイツ?」みたいな空気の中、司会やって。
司会大スベりしたんですよ」(笑)
木村カエラ「え、してた?」
ムロツヨシ「その時一緒にいた松田龍平が「ドンマイ」って言ったんですよ、俺に」(笑)
中居正広「すごいメンバーだね。松田龍平君も…誰がいんの?あとは」
木村カエラ
「もういろんな人が。リリー(・フランキー)さんとか。
私たちも結婚式が出来なかったので、みんながサプライズで開いて…ホントこの話言うの初めてだよね。
私も言ったことない」
あ~ちゃん「いいの?ここで」
木村カエラ「ね?確認した方がいいのかな?」(笑)
ムロツヨシ「そうかもな!ごめんごめん!俺も何にも…」
木村カエラ
「いや、全然平気。
そう、でも何かそれでみんなが「今日ご飯みんなで食べようってなってるから、そうカエラとそう一緒に瑛太君来てよ」みたいな感じで」
中居正広「2人はまだ、ただのお食事だと思ってるんだ?」
木村カエラ
「そうです。で、「はい、こちらへどうぞ」みたいな感じで。
もう…もうウエディングドレスに…(着替えさせられて)。
で、それでやってくれたんですよ」
若い時やってしまったこと…お客さんに「呼び捨てにすんじゃねぇ!」
ムロツヨシ
「みんなでやったんですよ。でもせっかく20年。
若気の至りじゃないですけど、若かったなとかやっちまったなみたいなことってあります?」
木村カエラ「はい、あります!」
ムロツヨシ「即答!もうある顔してたもんね、今ね」
木村カエラ
「ホントに私口が悪くて、若い時。
で、もうほんとに心の声が出ちゃうっていうか…直結?」
ムロツヨシ「ふたがないんですね」
中居正広「そうなのよ。ロックなのよこの人。」
木村カエラ
「それで、それこそライブを初めてした時に、まあたくさんのお客さんが来てくれて。
私のことをお客さんが、「おい、木村!木村!」って呼んだんです。
で、「木村?なんで呼び捨てにすんだコイツら」と思って。
「木村って呼ぶんじゃねーよ!」って言ったの、その時。
ムロツヨシ「来てくれるお客さんに?」
中居正広「だってカエラちゃん、会いに来てんだよ?」
あ~ちゃん「そう。お金払って」
木村カエラ
「でしょ?それでもうその時に、「呼び捨てにすんじゃねぇ!」って言ったの。
そしたら、次の日の新聞で「女版毒蝮三太夫」って書かれて。(笑)
でも、もうそんなことはないです。やっぱりもう大人になって。
すっごい丁寧な人間になったと思います」
中居正広
「いやでもそれは、ふたをしているだけであって。どっかのボタンを押されたら、パーン!って出てくると思うよ。
木村カエラ「だからもう、すごくキレちゃったときとかってことですよね?」
中居正広「キレちゃだめよ、もう」