【だれかtoなかい】俳優・西島秀俊さん 初めから輝いてはいなかった…俳優人生(2024年9月放送)

西島秀俊さんとムロさんは同じ養成スクール出身

オーディションに落ち、2人とも夜間有料コース

ムロ「実はですね、私19歳からこの世界をめざしてるんですけど、最初一歩目に入ったところが、『東京アクターズスタジオ』というところで」

西島秀俊「「あれ、それ僕も同じですよ!」

ムロ
「はい、そうなんですよ。
渋谷ビデオスタジオという今はなき渋谷スタジオの一番上でやってた養成所というかスクールなんですけども。そのチラシをみまして。
西島さんそこのチラシに卒業生として写真載られてたんです。
僕はたぶん4期か5期遅れて入ってるんですけど」

西島秀俊
「はいはい。僕はあのねそこはオーディションがあって、受かるとタダなんですよ」

ムロ「無料なんですよ」

西島秀俊「無料で半年間教えてもらえるところで。だから、昼の受かったってことですよね?」

ムロ「僕は落ちました」

西島秀俊「僕も落ちたんですよ」

中居正広「落ちた同士?」

ムロ「落ちると有料なんですよね。落ちると有料コースがあるんです」

西島秀俊「そう。夜間。有料だ(笑)?」

ムロ
「有料コースですか?嬉しいです!
(握手するムロさんと西島さん)嬉しい!絶対無料コースだと思ってた」

西島「いやいやいや。もう夜間(有料)。夜間第一期

ムロ「夜間第一期ですか?うわーすごい」

中居「夜間と昼間あるの?」

ムロ「昼間は無料コースです」

西島
「そう。だから裕木奈江さんとか。もうね。
みんな卒業生がすごい人ばっかりで。
嬉しい。夜間」

ムロ「いや、絶対無料コースだと思いました。嬉しいです、すっごい今」

中居「有料コースと無料コースはそんなに違うの?」

西島「全然違う」 ムロ「全然違います。全然違います」

中居「有料コースはどんぐらい払うの?」

ムロ「僕それでも月2万だった」

中居「まあ、でも月2万くらい。あと入会金とかは払わないんだ?」

ムロ「あ、払わなかった気がしますね」

西島「そんなに高くはない」

中居「習い事みたいな程度かもしれないね」

ムロ「そうですね、はい」

 

無料コースと有料コースは全然違う…有料コースが誇り!

西島「だから、だいたい夜間で色んな実験をして。なんか色んな授業ありませんでした?」

ムロ
「そうですね。あの色んな各分野の先生が来てくれて
テレビの演出家先生、あとその日本舞踊の方とか日本古典の先生」

西島
「メソッドの先生でならはしさんとか。
ならはしさんじゃないけど、なんかみんなでこう手でよけてビンタしあって。
それでうわーって引き離して、なんか罵倒しあうとか。
なんかめちゃくちゃな授業があったりして。

それでうまくいくと昼で試すっていう。
有料コースで1回試して、上手くいくと昼の授業で使うっていう」

中居「何?殴り合うって」

西島
「いや、なんか。エアーじゃなくて、手でよけるっていう。
俺がバシッてやるとよける。逆に(相手が)バシッてやるとよける。ってやってくと、段々なんか腹立ってきて。間に合わなくなってきて。
バーンってやって、みんながバーンってやると、うわーって引き離して、罵倒しあうとか。
なんでこんなことやんなきゃいけないんだろう?っていう」

中居「でもなんかためになるんだろうな?って」

西島「まあ、そのなんかこの初めての感情がこうっていう」

中居「あふれ出るものを引き出すみたいなこと」

西島「なのかな」

中居「無料コースに卒業したら行けるってこと?」

ムロ「基本そのコースはないです」

中居「有料はずっと有料なの?」

西島「有料有料」(中居(笑))

ムロ
「たまに無料コースの帰りと有料コース行がばち当たるときがあるんですけど。すっごい悔しいんですけど、みんな華やかなんですよ」

西島「全然違うんだよね」

ムロ「全然違う!」 西島「全然違う」

中居「アイツら無料コースだぜみたいなこと?」

ムロ「そうそう」 西島「もう全然」

中居「同じ出身じゃん」

ムロ「まさかの有料(笑)」

中居「無料だと思ってたのね?」

ムロ「思ってました」

西島「もう夜間からのし上がった。もうもうね、地べたからね。」

中居「同じ出身いいじゃないですか。でも、どっちも有料同士でよかったね(笑)
有料(と)無料だったらちょっとやっぱり、ちょっと違うから」

西島「僕はでも、有料出身を誇りに思ってますから」

ムロ「僕も、僕も誇り」

西島
「だっていいメンバーだったし。
すごい癖の強い、本当に癖の強いいいメンバー」

中居
「西島くんのその話初めて聞いたから。
誇りに思ってたら結構言ってると思うんだけども…」

西島「だって聞かれたことないもん。有料?無料?ってきかれたことない」

中居
「誇りに思ってたら常々「僕は…」って話すればいいけど。
聞いたことが無いから」

西島「これから言う。これから俺は」

中居「いるから。有料コース2人」

ムロ「今日分かりました。本当の直属の先輩だということが分かりました」

中居「良かった。それは名乗っていいんじゃないですか、それは」

 

知り合いの紹介で芸能事務所へ

映画にとにかく関わりたい!

ムロ
「僕は最初はアクターズスタジオですけど、西島先輩は一番最初は…。
じゃあ、最初は事務所に入る前きっかけは?自分で何かオーディションとか」

西島「いやなんか、映画にとにかく関わりたくて
で、まあ正直本当の何にも知らない頃だったんで。
撮影所があって、そこでは毎日映画を撮っていて
なんかそこにこうとにかく潜り込んで、毎日撮影…毎日映画の撮影したい

中居「肌で感じようと」

西島
「っていうんで、周りの人にちょっと「映画の撮影現場にとにかく潜りみたいんだ」っていう話をしてたら。
まあ高校のバスケ部の9つ上の先輩が、「履歴書もってこい」って言って」

中居「9つ上?」

西島
「9つ上の先輩が、しかもアン・ルイスさんのバンドのギターのDEKAPANさんっていう人のボーヤをやってたんです。で、全然関係ない。まあ、いい人で。

全然関係ないんだけど「いいや、持ってこい」って言って。
その人が何か回したのが、まあその最初の事務所の…。
しかも、俳優のセクションがなくて。
で、その芸人さんの所で、これからじゃあ俳優やってきましょうか、若手っていうんで。
まあそこでオーディションがあって、そこで」

 

大ヒットドラマに出演!…でも電車で通い、洗濯機もない部屋で生活

中居
「だから、それ入ったことによって、映画に直じゃないかもしれないけども、入り口…」

西島
「映画の現場っていうのに入れた。
まあ、それで…まあ、(ドラマ)『はぐれ刑事純情派』の新人刑事役が決まって。
それで…そう、そう。あ、ごめん。他局だけど」

中居「『純情派』って…10チャンだ」

西島「そのころ10チャン」

ムロ「5じゃないですね」

西島「で、藤田まことさんに、もう全部教えてもらってっていう」

ムロ「すごい経験されてますよ」

西島「あれはホントに大きな何か体験だなと」

ムロ
「で、その後、僕らの世代でやっぱ西島さんをさらに知ることになるのが(月9ドラマ)『あすなろ白書』になるんですよね。
(※あすなろ白書:1993年フジテレビ。石田ひかり&筒井道隆のW主演。一大ブームを巻き起こした月9青春ドラマ。西島さん当時22歳)

僕らもちょうどそのまだ連ドラを見てた頃なので。
反響がすごかったと思いますけど、あすなろ白書は」

西島
「そうですね。その時は僕はまだあのー洗濯機も置いてない部屋に住んでて。中野新橋の。

だからそのーホントに、コインランドリーにいつも洗濯しに行って。
定食屋でご飯食べて、取りに帰ってみたいな生活をしてて。
で、中野新橋から何かこう撮影に電車で行くような…。

あれどこだっけな?TMCか何かで撮影してて。
だから電車でこう行ってて。

でもドラマが始まって、だから何か…ねえ。
電車乗ってても、なんかヒソヒソ言われる

ムロ「やっぱ言われる…。まあそうですよね。あの当時」

西島「でしたけど。生活はそんなでしたね」

ムロ
「もう、キャンパスライフ。
もう大学行ったら、あんなキャンパスライフが待ってると思ってましたもんね。
ドキドキするような」

西島「ねっ!夢のようなね」

ムロ
「うん。全然なかったですもん。僕も大学行って。
3週間で大学辞めるんですけど」

西島「東京理科大でしょ?だって」

ムロ「僕理科大です。国大ですよね?」

西島「僕は理系だからわかるけど、全然違うもんね」

ムロ「全然違いました、理系は」

 

 

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