様々な才能にあふれているやす子さん。
・テレビのバラエティ番組に出演
・自分が作詞作曲したラップがYouTubeで1200万回再生超え
・JUNON(出版社「主婦と生活社」)で漫画を描いている
など色々な方面で活躍されています。
夢だった漫画を毎月掲載
やす子「漫画家さんになりたくて憧れていました」
マンガもかなりの腕前で、有名マンガ雑誌に何度も応募していました。
独特なタッチで、自分に起きたエピソードなどを毎月描いています。
(例えば…「自衛隊芸人あるある→過酷ロケが多い 蜂の巣の駆除、すっぽんに噛んでもらう)
しかし、とてもお忙しいやす子さん。
今原稿送ります詐欺で2週間締め切りを遅延したこともあるそうです。
やすこ「いつも締め切りすぎたり、ギリギリだったり、ホントにやばいやつですよ。」
数少ない癒しの時間が、女性芸人との飲み会
そんな売れっ子さんの数少ない癒しが、女性芸人との飲み会。
芸人仲間にやす子さんが語ります。
やす子
「後輩とかに、なんか「やす子でも売れることができるなら簡単な世界ですね」って言われたことがあるんですよ。後輩から言われたことがあるんですよ。「売れたいんで仕事ください」って連絡くる子とかもいるんですよ。
でもその子に「好きな番組何なの?」って聞いたら、お笑いの番組は言ってなかったりとか。
「今年の賞レース見た?」って聞くと「まだ見てないです」。
でも、本気で売れたい人って、その場でリアタイ(視聴)するし、バイトも入れないくらいの勢いでやってると思うんですよ。
だから結構経ってたんですよ。1か月くらいたっても賞レース見てない。っていうと、その人が本気なのかなあって思うようになっちゃったんです。
いくつかの人に出会ってきて。自分はそういう質問をするなら本気でそういう魂をもってしてほしいなって思うんですね」
やす子の死ぬまでにやりたい10のこと(JUNONに漫画を掲載)
死ぬまでにやりたい10のうち8個を紹介
そんなやす子さんですが、今年の2月JUNONにこんな漫画を載せました。
それが…「やす子の死ぬまでにやりたい10のこと」。
そこには売れっ子さんの今の夢が…。
やす子「私は大型犬を飼うって言うのを書いてましたね。」
スタッフ「犬好きなんですか?」
やす子
「犬好きですね。飼ってましたね。はい。
ステップとワゴンっていう犬飼ってました。2匹。
うちの母が付けて…っていう感じですね。
猫はハイエースって名前なんですけど(スタジオ爆笑)。
子供だったんで、何も思わなかった。
大人になってから、あれはうちのペットのネーミングちょっと変だったのかもとは思いましたね。
でもね、犬を飼うと一生独身だよって言われてるんでね。ちょっとまだ飼えないですね」
他にも…
・薪ストーブを持つ(宮崎駿さんの『プロフェッショナル』を観て)
・大学に行く(自分の好きな分野をしっかり学んでみたい)
・ずっと芸人でいたい(生涯芸人でいたいなあ)
・家族を持つ(結婚できるかな?)
・自分のマンガがアニメ化される
など
子ども食堂を作る夢
その中で1つだけ明らかに違う夢が…
やす子「子ども食堂いいなあと思って」
しかもこの夢だけ35歳までには実現するとリミットを決めています。
やす子
「これはちゃんとやりたいなと思ってるので。
自分に必ずやるようにという意味で、あの年齢も定めてますね。
今子供たちとかでお腹減ってるなとかいっぱい食べたいなっていう子たちとかに、いっぱい食べさせたいなっていうのはありますね。」
貧しかった幼少期
なぜ夢が子ども食堂なのか?
その理由を知るため、地元・山口県宇部市へ。
小中高が一緒の友達で、中学の時は同じ水泳部で近所に住んでいた幼馴染西谷さん。
やす子さん本名は「安井かのん」。
スタッフ「水泳部ではバタフライやってた?」
西谷さん
「朝練とか行く人そんなおらんかったよね?
でも、行ったら(やす子が)絶対おって、ずっとバタフライばっかり練習してて。
あのときめちゃめちゃ尊敬した」
毎朝1人で朝練。初心者なのにバタフライ選手として大会に出場。
しかしその幼少期は決して楽しいばかりの日々ではありませんでした。
やす子
「あんまり家庭環境が良くなかったので。両親は2歳ぐらいで父親とは別れているので」
2歳の時に両親が離婚。母親が女手一つで子育てするのは厳しく、貧しい家庭環境で育ちました。
やす子
「なんか母親はずっと朝早くから遅くまで働いてるイメージで、大変そうだなあっていうのと、洗濯機がなかったので、シャンプーとかで体操服を洗ったりとか。
パンの耳で過ごしてた夏休みとかは覚えてますね。
ほんとになんか、生きるために必死だったかな。
あとは友達に家庭環境が悪かったことを悟られたくないなあと思って明るく振舞っていたような気がしますね。」
その言葉通り…
やす子「え、自分が貧乏とかだったの知ってた?」
西谷さん「いや知らんかった」
やす子「あんま言ってないよね。」
西谷さん
「でも1回さ部活の時に私がさ「早く家に帰ってご飯が食べたい」って話をしたら、「家に帰ったら絶対ご飯がみんなあるなんて思わんでね」って言われた」
やす子「ハハハハハ。言った気がする。うん。その時中学生だからね。」
お金のために自衛隊に就職
気を張って明るく振舞った学生時代。思い描いた夢も…
やす子
「中学生の時はそれこそ漫画家さんになりたいなって思ってはいたんですけど。
うちの家庭はそこまでお金もないし、就職しないといけない空気なんだなっていうのは、だんだん小学生くらいからは分かってはいましたね」
実は高校卒業後自衛隊に入ったのもお金のため。
やす子
「住むところがある所に暮らそうと思って、衣食住が揃ってるのが山口県はパチンコ屋さんと自衛隊しかなくて。
受かったときは、ああ、これでようやく好きなものが食べられるかなあって安心したのを覚えてますね。」
アンパンマンみたいになりたい 子供たちを笑顔に!
自衛隊員として2年間働き、新たな仕事を探しに上京。
仕事を探している時、友人に誘われるがまま芸人の道へ。しかし誘ってきた友人が突然逃げ出し、ピン芸人に。すると…
芸人になって1年半で大ブレイク!
やす子
「あの目標が、アンパンマンみたいになりたいなって思って。
やす子見てたら元気になるなあっていう存在になれたらいいなってことで。
子供たちが笑ってくれると嬉しいなあと思います。」
子供たちが笑顔でいられるように。いつしか夢は子ども食堂に…
やす子
「母子家庭で、なかなか厳しい時もあって。
「これ食べたいのになあ」とか「お腹いっぱい食べたいなあ」って思ってた時があって。
子ども食堂みたいなものがあったんですけど、お世話になったりしたので。
今子供たちとかでお腹減ってるなあとかいっぱい食べたいなあとか思ってる子供たちとかに、いっぱい食べさせてあげたいっていうのはありますね」