こっちのけんとさん
大阪府出身の28歳。
兄は俳優の菅田将暉さん。弟は俳優の菅生新樹さん。
2019年からアカペラシンガーとしてYouTubeで活動を開始。
2024年5月にリリースした「はいよろこんで」がSNSの総再生回数170億回超えの大ヒット。
昨年(2024年)末、日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞。
さらに、2024年の紅白歌合戦では、白組トップバッターに抜擢。
いま、世界が注目する話題のアーティスト
上田晋也「なかなか珍しいですよね?」
こっちのけんと「さすがにちょっと出たくて」
上田晋也「なんででしょう?」
こっちのけんと
「うちの父から聞いてるんですけど、ネプチューンさんがすごい素敵な人だって。
うちの父が、1回ネプリーグに出させていただいて。
めっちゃその、ホリケンさんに助けてもらったみたいな」
有田哲平「え⁉健に助けてもらった?」
上田晋也
「それは何?いやいや、この間な、ネプリーグでホリケンさんに助けてもらったから、お前しゃべくり出て来いよってお父さんに言われたの?」
こっちのけんと「言われました。だから、来ました」(笑)
上田晋也「マネージャーさんにあれ出てみない?とかじゃなく?」
こっちのけんと「なく」
幼少期
自宅出産
上田晋也「これどういうこと?自宅出産。けんとくんが?」
こっちのけんと「いや、兄弟3人とも。で、3人とも直接うちの父が取り上げた」
名倉淳「産婆さん来てないの?」
こっちのけんと「一応いらっしゃったんですけど、まあうちの父が」
上田晋也「それなんかこだわりなの?」
こっちのけんと
「その直接取り上げた事によってやっぱより愛情が爆発するというか。そういうの言ってましたね」
上田晋也「その、お母さんは?」
こっちのけんと
「むしろうちの母がなんかやっぱ出産っていうのは自然な現象だから、別に病気でもないから病院に行かず、うちはうちなりに自然に分娩するよみたいなんで、なんか。
りと母の方が乗り気で」
徳井義実「今日は子供たちはもう家に置いてきてんの?大家族の子ども達は」
こっちのけんと「いや、子どもいないです。いないです。誰だと思ってる…」
名倉潤「誰と間違えてんの?」
徳井義実「え?うちの後輩…エハラマサヒロじゃないの?」(笑)
こっちのけんと「違う違う違う…エハラさんじゃないです(笑)」
超ネガティブ少年で、親、兄弟は敵!
こっちのけんと
「いや、兄と弟は、どちらかというと、外で遊ぶ子供だったんですけど。
僕はずっと家で引きこもるというか、タイプだったっていうのもあって。
で、うちの弟からしたら、僕がメッチャ面白くなかったらしく。
「お前おもんないねん!」って急に言われて。(笑)」
上田晋也「弟さんいくつ下なんだっけ?」
こっちのけんと
「弟は3つ下ですね。はい。
覚えたての日本語ぐらいの感じで言われて。(笑)
「お前おもんないねん!」って言われて。
ほんでうちの母も、なんか家でゲームしてる子より外で遊んでる子の方が偉いみたいな。
っていうのもあり、なんかもう全員が敵に見えてた時期でしたね」
上田晋也「なんかその態度に出してたの?」
こっちのけんと
「たぶんまあ僕の中で、その弟生まれて、みんな弟の為に何かしてあげたいみたいになった結果、その「僕のことはいいから」みたいな」
有田哲平「そんなちっちゃい頃から遠慮する?もうもうもう、どうぞどうぞどうぞ…」
福田充徳「で、そんだけ遠慮したら、お前おもんないねん言われるんやろ?最悪やん」
こっちのけんと「そうなんですよ」
有田哲平「いや、子どももっとヤンチャだけどね」
おかんの教え「子供が熱中しているものを一緒にやる!」
母 好身さん
『「けんとはゲームばっかりするよくない子」と私の中で勝手にレッテルを貼っていたのだが、この考え方を変えようと一緒にゲームをしてみると、「そんなに指動けへんし!」「すごいことできるやん!」とけんとにしかできない事がこんなにあるんだと大発見!
頭ごなしに良くないと思うのではなく、まずはどのようなことに熱中しているのかを知るのが大切』
上田晋也「お母さんがなんかちょっと寄り添ってくれたなっていうのをこの時は感じた?」
こっちのけんと
「まあ、逆で。
その僕目線からすると、今まで敵だと思ってる人たちが、急にその自分が遊んでるものに入ってくるんですよ。
もうなんか、やってる内容次第で、首切られるんじゃないかみたいな(笑)」
上田晋也「恐怖を感じてたの?」
こっちのけんと
「いやだから、僕からしたら、めっちゃ怖かったんですよ。
褒め方も、そのなんか変じゃないですか。
ゲームやってると「すごい指の動きだね!」みたいな」
有田哲平「こっち(画面)側見るからね普通はね。こっち(指)側みることはあんまない」
こっちのけんと「すごいなんか気を使ってくれてるんだなみたいなのも怖くて」
有田哲平
「それはやっぱり敵って言って、1人で引きこもってるから、気を使ってんのよ、きっとね。
なんとかこう…家族で話し合ってんのよ、絶対」
おとんの教え①「今日会った良かったこと3つを絶対言う!」
こっちのけんと
「小学生の頃に、家帰ってみんなで晩御飯食べる時間みたいなのがあって。
(父が)「テレビを切って、みんなで会話しよう」みたいなのがあったんですけど、その時に、(父が)「今日あった良かったこと3つ言え!」って言われて。
3つ発表していくみたいなのがずっとルールであったんですよね」
上田晋也「それは連日のようにあるの?」
こっちのけんと
「もう毎日ありました。
で、そのまあ3兄弟もいるし、母もいるんで。
別にルールではないけど、空気感的に、そのかぶった事言っちゃダメみたいな」
上田晋也「でもさ、「ご飯が美味しかった」。これ一致したりするじゃない」
こっちのけんと
「だから、どんどん掘られて。それこそその、「ご飯が美味しかった」って言ったら、「どれが?」って言われて。
「あ、これが」って言ったら、「え、それの何が?」みたいな」(笑)
上田晋也「うわ~大変だね」
こっちのけんと
「そうなんですよ。結局、これもう毎日やっていくと、本当に言うことなくなってくるんで。
もうなんか最終的には、もう「今日も道があった」とか言う」(笑)
堀内健「お父さん、怒んない?怒んない?」
こっちのけんと「怒んないです 怒んないです」
上田晋也「ひどいな!そりゃあるよ」
原田泰三「深いな!深い」
有田哲平「でも、深いよね」
こっちのけんと「深いですね」
原田泰三「今日も道があった」
有田哲平「行政がしっかりしてる」
上田晋也
「お父さんがね、これをどういう狙いでやっていたのか。
えー「私の行動指針は、「笑い・集い・感謝」。なので、夕食時に「今日良かったこと3つ」を家族みんなでシェアする会話の場を作っていた。
この習慣をつけることで、いい所に目を向けるのが上手くなる。
そして、どんなことでも「まず、いい所を見よう」というポジティブな思考になる」。
大事かな?こういう細かいことを感じて行くっていうのは」
こっちのけんと
「そうなんですよ。最終的に、でも僕の中で、その「母を褒めればいいんだ!」みたいな。逃げ道見つけて。
「このご飯が美味しい」って言って「え、どこがいいねん?」って言われたら、「いや、この煮込みはきっと時間がかかるから、お母ちゃんがたぶん時間をかけて作ってくれたんや。ありがとう」みたいな。
って言えば、お父ちゃんも(笑顔で)「うんうんうん」」
上田晋也「いい子だ いい子だみたいな」
おとんの教え②「アホに自由はない!」
こっちのけんと
「あのー教育熱心な父だったので。
その勉強とかする時に、宿題しようと思って机に向かったら。
勉強机のもうど真ん中に、A4の用紙に見たことないくらい太いマッキーの字で「アホに自由はない!」って書かれてて。
なんか父に聞いた時に、そのやっぱり勉強をすることによって、人生の選択肢を増やしたりとか、自分のやりたい事ができる所を選ぶみたいな」
上田晋也「結構じゃあ、勉強面に関しては厳しかったりしたの?お父さんは」
こっちのけんと「それこそ、テレビ見ちゃダメとか」
上田晋也「唯一、これいいよとかもなかった?」
こっちのけんと「「ガイアの夜明け」とか」(笑)
上田晋也「子ども見ないだろ!」
有田哲平「それこそ、音楽は?」
こっちのけんと
「あ!厳しさはありましたね。
なんか流行っている曲というよりかは、父が好きなそれこそ吉田拓郎さんとか。
フォークソング聴けみたいなありましたね。
なんか机の上に急にアルバム置かれてたりとか」
堀内健
「だからさ、ギリギリダンのさ、プロモーションビデオのあのアニメあんじゃん。
あれスゴイ昭和チックじゃん。あれだから、お父さんのちょっとそういう入ってるんだろうね」
上田晋也「それは関係ない?」
こっちのけんと
「関係ないっすね。(笑)
あれは本当に僕がこの曲にあうのはまあタイトルも日本語なので、こういう昭和チックなのがいいなと思っただけなので。あの、父は関係ないです」
堀内健「もう1回聞いたよそれ」(笑)
小さい頃から3兄弟を自慢していた父…その予言通りの道を歩む
上田晋也「他どう?お父さんここ凄いなと思う所は」
こっちのけんと
「ちっちゃい頃からなんか父が、その父の友人に僕3兄弟のことを結構自慢することが多くて。
「うちの長男は、俳優でトップいくからな」みたいな」
上田晋也「まだ、俳優さんになる前?」
こっちのけんと
「なりたてぐらいですね。
で、「うちの二男のけんとは、絶対歌手になるから」。
で、「うちの弟は、何でも今可能性あるから、もう最強の秘密兵器やから、皆楽しみにしといてな」みたいなのをずっと言ってたんですね。
勝手に「もう自分は歌手になるんだ」みたいな。
なんかそういうなんか潜在意識みたいなのを結構埋め込まれてましたね」
上田晋也「泰造の親父さんとかどんな人だったの?」
原田泰造
「いやもう、ほんと昭和のお父さんだな。厳しかったね。
もうお金盗んだら、本当に…(上田「当たり前だろ!」)
ボッコボコでね。木につるされたりね。
ヒモつけられて、腕だけ。
お父さん的には、宮本武蔵みたいにこうしたかったんだ、木に。
だけど、お父さんさあんまり人のこと縛ってあげたことないからさ。
俺の手だけを結んでこうやって、このままずっと泣いてて。
近所の人たちが、こうやって見に来てさ「泰造くん何してんの?」って。
俺「え~ん、え~ん」ってさ。お父さん照れながら、こんなヒモ戻してさ」
上田晋也「徳井は?」
徳井義実
「家族旅行行くっていう日に、なんか小学校の時に、僕その家族旅行放課後行くっていうの忘れてて。みんなでドッチボールしてたんですよ。
ほんなら、親父がチャリンコ乗って「お~い!!って言ってきて。みんなで旅行行くんちゃうんかい(怒)!」って言われて。
「ああ、ごめん」って言って。
ほんで温泉行く言うて、家族でまあ一応気とり直して、親父運転して、オカンが横のって、僕と妹が後部座席で。
で、なんかCDかなんかかけて。
俺妹とキャッキャ言うてたんですよ。
ほんなら、親父がクルッと振り返って「はしゃぐな!(怒)」」
上田晋也「はしゃいでいいだろ、旅行なんだから」
徳井義実
「はしゃいだら怒られんねやってそん時に。
だから、調子乗ったらアカンっていうのメッチャ植え付けられたんですよ」
中学・高校時代
中学①「兄が俳優デビューし、一躍スターに!プレッシャーがのしかかる…」
こっちのけんと
「中学の時に兄が俳優デビューしてっていうのがまあこの時期で。
で、まあなんとなくですけど、もう僕の中で勝手に、やっぱその兄が俳優になった、芸能人になったから、なんか弟として、兄の顔に泥を塗らないようにちょっと自分も頑張ろうみたいなので、なんか勉強頑張ってみたりとか。友達にちょっと優しくするみたいなのをめっちゃ気を付けて生きてた時期です。
たぶん、その徐々に徐々にあのー兄のことがメッチャ好きになってて」
有田哲平「何がきっかけ?」
こっちのけんと
「いや、もうシンプルに仮面ライダーとしてテレビに出だしたので。
もう誇らしすぎて。そっからもう…」
有田哲平「境目が分かんなかった?現実と…」(笑)
こっちのけんと「いや、でもホントに、ホントにちょっとわからない時期があって」
有田哲平「これ向こうでは本当にやってんのかな?みたいな」
こっちのけんと「なんか東京にいっぱい怪獣出てるんじゃねぇかみたいな。本気で思ってて」
上田晋也
「そのプレッシャーっていうのはさ、今兄貴が頑張ってるから、よし、じゃあその名を汚しちゃいけないっていうプレッシャー?」
こっちのけんと
「なんでしょう。やっぱ兄がすごいなんだろうな…もう仕事をしてるっていうのもあって。
自分もその中学生ながらに、なんか高校入った時ぐらいから、なんか仕事というか、しないといけないのかなとか。
なんかそういうちょっと、色んな焦りを持ってて」
上田晋也「自分の進む道を早く見つけなきゃいけない的なこと?」
こっちのけんと「そうです そうです」
オカンの教え「けんとだけ特別扱い」…お弁当に毎日メッセージ
母
『焦るけんとの状況を変えるべく、けんとだけを特別扱いしようと思い、「メッセージカード付き お弁当大作戦」を敢行。
「お弁当をキレイに食べてくれてありがとう」「笑顔で話してくれて嬉しかった」などの一言を紙に書いて、3年間けんとのお弁当にだけ1日も欠かさず添えた。
母親として「けんとをちゃんと見ているよ」とつたえたかった。』
こっちのけんと
「で、やっぱまだ、自分にとって母とかはちょっと敵というか。
って思っちゃってたところがあったんですけど。
もう毎日お弁当で、僕のいい所をずっと褒めてくれるんですよ。
ので、なんか母とも仲良くなって。
それがきっかけで、メッチャ明るくなったとこありましたね」
原田泰三「スゲェ!」
福田充徳「それけど、友達とかに見つかってさ、「何だよ、これ!」みたいなことなかった?」
こっちのけんと
「いやこれホント、バレるのが嫌で嫌で。
で、最初そのお弁当開けて。で、もうお弁当の真上にあるので。
チャック開けてからもうすぐ裏に(入れて)。
チラッとパッと読んでこう裏にやって」
上田晋也「で、実際バレたことはないの?友達とかに」
こっちのけんと
「いや、1回あって。
そのでも運良かったのが、そのちょうど卒業式シーズンというか。
の時に、みんなで最後のお弁当食べようねぐらいの気持ちの時に、僕も油断して、なんかちょっとエモーショナルになってたので。
じっくりここで、「ああ、お母さんから手紙。卒業おめでとうみたいな書いてるわってなってたら、もうみんな見てて。
で、それでバレたけど。「うわ!恥ずかしい」と思った瞬間、みんなもちょっと泣いてて。
(友達が)「その手紙なに?」みたいな。
こっちのけんと「いや、これうちのお母さんが毎日入れてくれてて。
みたいな言ったら、全員で全員のお母ちゃんを褒めるみたいな会になって」
堀内健「そんな学校、超いいじゃん」
こっちのけんと「めっちゃ素敵で」
上田晋也「中高生であんま母親褒めるってないよね~」
中学~高校②「自身がつきモテ期到来!女子キラーに」
上田晋也「中学入って、急にモテるようになったの?」
こっちのけんと
「中学入ったぐらいから、そのー僕も母のお手紙の力で変な自信がちょっとで出だして。
バレンタインとか結構ほぼ全員からもらうっていう」
堀内健「ほぼ全員!?モテる要因は何なの?足が速いとかさ、面白いことを言うとかさ」
こっちのけんと
「いやたぶんまあ、なんか自分で言うのもあれなんですけど、そのやっぱダンス習ってたんで。
文化祭でダンス踊ったりとか。ちょっと目立ってましたね」
高校時代の友人山田さん(男性)と下西さん(女性)、森本さん(女性)が登場
上田晋也「山田さん、けんとさんがモテてた時代ってご存知?」
山田さん(男性)「ずっとモテてましたね。いや~毎年こう彼女をとっかえひっかえ」
こっちのけんと「違う違う違う違う」
有田哲平「そんなの聞いてないけどね」
上田晋也「そんな尻軽男だったの?」
山田さん「めちゃめちゃモテてましたよ」
上田晋也「下西さん、実際女子からも憧れの的だったんですか?」
下西さん(女性)「いや~カッコよかったかなとは思うんですけど、モテてたかというとそんなに…」
有田哲平「チョコレートあげたんでしょ?」
下西さん「タッパーでみんなに配って」(笑)
有田哲平「配給じゃん。配給。並んだヤツでしょ?「はい、配るよチョコレート」」(笑)
上田晋也「森本さんも高校の同級生?モテてた?」
森本さん(女性)「モテてないです」
有田哲平「いや、みんなチョコレートあげたって聞いたんです。あげましたよね?」
森本さん「友チョコであげました」
有田哲平「入れ物なんですか?」
森本さん「タッパーで」(笑)
こっちのけんと「言わせてるやん!言わせてるやん!」
上田晋也「山田さん、なんか他にモテてたよっていうエピソードあったりする?」
山田さん(男)
「地元のショッピングモールで、まあダンス踊ってたんですけど。
全く知らない同じ年代の固定ファンみたいなのがいたんですよ」
堀内健「他校に?固定ファンがいたわけだ」
有田哲平「他校では人気あったの知ってたでしょ?」
森本さん「人気ないと思います」(笑)
(当時ショッピングモールで踊っていたこっちのけんとさんの映像が流れる)
徳井義実「これはモテるんじゃない?」
上田晋也「下西さんも森本さんも思い出したでしょ?ああ、これ確かにモテてたかもしんないなと」
下西さん
「高校1年生の時の初めのところだったんで、その時はまあちょっとカッコよかったかな~って。
で、しゃべっていってから、なんかちょっとう~ん…ウケない」
有田哲平「しゃべったらウケない?」
下西さん「ああ、そうですね。なんか自分のこと面白いと思ってるんですけど」
しゃべくりメンバー「最悪や!最悪だ!」
有田哲平「違う、面白いですよ、十分。なんですか?」
原田泰造「自分を面白いと思ってる?」
上田晋也「けんとくんは、自分のこと面白いと思ってるの?」
下西さん「そうです」
上田晋也「でも、あなたたちからすると、あんまおもしろくないの?」
下西さん「これ女子からはちょっとサーッと引く感じ」
中学③人生初の告白で撃沈
上田晋也「どういうこと?バレンタインとかはもらうんだよね?」
こっちのけんと「もらってますね。告白する人からもそれで言うともらってました」
有田哲平「じゃあ、じゃあ鉄板じゃない」
こっちのけんと
「で、告白しようと思って。休み時間その教室のベランダに呼んで。
で、告白するんですけど。
ちょっとさすがに教室のベランダだと、あのクラスメイト全員見てて。
その勢いもあって思い切りフラれて」
原田泰造「教室の窓はあいてんの?」
こっちのけんと「閉じてはいるんですけど、もう全員なんかゾンビみたいに見てるみたいな」
堀内健「でもちょっと自信あったの?」
こっちのけんと「ちょっとありました」
上田晋也「ちなみにどういう感じの子だったの?」
こっちのけんと
「は、ちっちゃい頃ダンス習ってたって言ったんですけど。
その時に、同じスクールの人で。
で、当時その1個上の先輩だと思ってたんですけど。
いざ中学に上がったら、まさかの同級生で。
で、そっからなんか意識しちゃって。
で、どんどんなんかその、明るい子だったので、なんかそういう所が素敵だなと思って好きになって。
で、いざ告白したら「ちょっと違うかも」って言われて。
あんな明るかった子が、メッチャ暗く「あ、違うかも」って言われて」(笑)
上田晋也「お名前なんておっしゃる方なの?」
こっちのけんと「あ、リカちゃんですね」
有田哲平「いや、リカちゃん絶対好きだったよ」
人生初告白の相手リカさんがスタジオに登場
上田晋也「何年ぶり?」
こっちのけんと「え、何年ぶりだ?だいぶ…」
リカさん「7~8年ぶりぐらいですかね」
上田晋也「教室のベランダに呼び出された時の事って覚えてます?」
リカさん
「そうですね。もう言った通り、ホンマにゾンビみたいに見られてて。
告白の場所とは思えない場所で(笑)」
上田晋也「で、ずっと好きでしたっていわれて、違うかもっておっしゃったんですか?」
リカさん「「あ、ちがうかも」ってなりましたね」
有田哲平
「思わずでしょ?本当は違いますよね?本音は。
ここ(ベランダ)で言われたから嫌だったんですよね?」
上田晋也「だから、この場所違うかもと。けんとが違うかもじゃなく。そういう違うかも?」
リカさん「あ、いや。けんとが違うかも」(笑)
有田哲平「チョコレートあげたじゃないですか。チョコレート」
リカさん「あげました」
上田晋也「それはどういう気持ちなの?」
有田哲平「好きだからですよ」
リカさん「あ、そうです。すごい大切な大好きな子なんですけど」
有田哲平「大好きって今言いましたね。言いました」
堀内健「けんとくんだけですよね?あげたのは」
リカさん「けんと、それからあの子もかな…結構」
有田哲平「配給スタイルってことですね」
上田晋也「けんとくんがリカさんに好意を持ってんなっていうのは気づいてたんですか?」
リカさん「思ってなかったんで。だって、メチャメチャ兄弟みたいに仲良くて」
上田晋也「そんな恋愛対象として見たことはリカさんの方はなかったわけだ?」
リカさん「そうやから、びっくりしちゃった」
上田晋也「リカさん何か伝えたい事とかありますか?」
リカさん「別のけんとと結婚しました」
こっちのけんと「あ、そうやん!」
有田哲平「え、あっちのけんとですか?あっちのけんと?」
上田晋也「どっちのだよ!けんとさんっていう方と?」
リカさん「あ、そうなんですよ」
有田哲平「そっちのけんともいるんですか?」
上田晋也「いや、けんとはいっぱいいるだろ!」
有田哲平「あっちもこっちもそっちも?」(笑)
こっちのけんとの意味
上田晋也「で、何なの?こっちのけんとっていうのは、そもそもどういう意味なの?」
こっちのけんと
「あーもともと普通にサラリーマンしてた時期があって。
その時になんかスーツ着てネクタイ締めてる自分が、なんかちょっとアウェーの自分というか。
っていうので、あっちのけんとってしてて。
で、家でリラックスしてたりとか、歌を歌ってる時をできるだけ素の自分。こっちのけんと。ホームのけんとっていうので。
なんとなく自分で使い分けてたのをちゃんと芸名として使うようになったって感じですね」
上田晋也「どんな感じなの?あっちのけんとは」
こっちのけんと
「は、もうホントバッキバキの目になっちゃって。
その、なんか(目をバキバキにして)「あ、おはようございます。よろしくお願いします」みたいな。なんかそういう。
なんかちょっと自分を良く見せようとしてる感じが出ちゃうというか」
原田泰三
「あっちの福田の話をさせて!
こうさ、みんなで飲んでる時にさ、アリペイ(有田哲平)が勇気を振り絞ってさ、「これ、言わせてもらうわ」って言って。
「え?なにアリペイ、どうしたの?」って言ったら、「こんなことは言いたくねぇんだけどさ。福田ってさ、なんか背中がおじいちゃんみたい」って言いだしたの。(笑)
「どういうこと?」つって。
(サウナで)アリペイが福ちゃん(福田充徳)探してたんだって。
で、おじいちゃんしかいなかったんだって。(笑)
で、あれ?福田どこ行ったんだよつったら、おじいちゃんが…」
有田哲平
「水風呂にこうやって(背中丸めてゆっくり入っていって)。(笑)
こんな人がいたから、「あ、大丈夫ですか?」って言ったら、福田だったのよ(笑)。
後ろ姿がマズイつって」
アルバム 大学時代~
アルバム①「ハモネプを見て歌手を目指すも、兄が歌手デビュー」
こっちのけんと
「そのハモネプ(リーグ)を初めて見て。
そっからなんか歌ってものにまたハマって。
で、そっから、本気でちょっとアカペラ頑張って。
で、その頑張ってる時に、まあ普通に兄が歌手デビューしちゃって。
なんかそれがきっかけで、「あ!なんか自分はもう歌はやらない方がいいのかな」というか。
菅生家っていうそのなんかパーティーメンバーを見たときに、歌手が2人もいるってなんか違うのかなみたいなのをなんか思っちゃって」
アルバム②オトンの教え「ADをやってみろ!」…日テレ「マツコ会議」のADに
こっちのけんと
「アカペラ始めて、兄が歌手デビューしちゃって、一旦挫折して。
けど、もう1回アカペラやりたいってなって。
で、そっからアカペラの全国大会とか優勝できるようになったんですよ。
優勝したわりと近々に、うちの兄が日本アカデミー賞とかを受賞して。
なんかやっぱ、自分はまだまだだなみたいな」
上田晋也「まあまあ、比較する方がおかしいんだけどね」
こっちのけんと
「だったら自分もその、なんだろうな。
並走して頑張るよりかは兄の裏方に入って、なんかサポートする側というかをした方がイイかなと思ってうちの父に相談して。
だったら、そのADとかやってみたらどうだ?って言われて」
上田晋也「実際やってみたの?」
こっちのけんと「実際やらせていただきました。番組が「マツコ会議」さん」
上田晋也「マツコ会議のADくんやってたの?」
こっちのけんと「はい。やってましたやってました」
原田泰造「石原さんとか?」※石原さん=マツコ会議出演の石原プロデューサー
こっちのけんと「はい。そうです そうです」
原田泰造「え?石原さん知ってるの?」
こっちのけんと「石原さん、知ってます」
上田晋也「一緒にやってたの?」
石原P「気立てのいいかわいい子でした」
原田泰造「覚えてるの?」
堀内健「石原さん出てたもんね」
原田泰造「2016年はここに(マツコ会議にADとして)いたんだ」
上田晋也「実際どうだったの?ADくんの業務的には」
こっちのけんと
「1個トラウマがあって。編集所っていうところに行って、そこでもいつも通り皆さんのお昼ごはん注文して。
僕もサバの味噌煮を注文してたんですけど。
いざ届いて食べてたら、気がついたら自分が食べてるやつ見たら、ホッケの塩焼き食べてて。
編集所で1番仕事してる編集者さんが気を使って僕におこらず、サバの味噌煮食べてくださってて。
なんかちょっとトラウマになって、ちょっとテレビ業界から離れようと思って」(笑)
上田晋也
「そんな気にすることでもない!
あの、お父さんがどういう狙いでADやってみろっておっしゃったのか。
「色んな業種を経験してみる!学んだことは誰にも奪われないから」ということでけんとくんにそれを…」
有田哲平「お父さん教育うまいよね」
堀内健「お父さん誰に教わったのかな?自発的なのかな?」
こっちのけんと
「絶対自発的ですね。
なんか、何かで勉強したというよりかは、なんか社員を育てるみたいな感覚でたぶん子供たちも育てる。で、そのために何が必要かっていうのをちゃんと人事部長として考えてくれてるみたいな。」
アルバム③安定を求めて会社員になるが、挫折…
こっちのけんと
「僕の中で会社員になる選択として、やっぱ兄が俳優やってて。
弟も当時、俳優やりたいって言ってたので。
なんか自分ぐらいはすごい堅い仕事しておかなきゃなみたいなんがあって、コンサルタントになってやってたんですけど。
やっぱその新入社員で1~2年目ぐらいの時に、社長にアドバイスするっていう仕事だったので。
まだこっちも知識がない中、ちゃんとアドバイスできてるのかっていうのが不安になってて。
気がついたら倒れちゃって」
上田晋也「それでちょっとやっぱもうこれ無理だから辞めようかなってことで?」
こっちのけんと「そうですね。それで1回辞めて」
上田晋也
「ここにお母さんからの情報で
『仕事で追い詰められてしまったけんとに夫は「甘いんとちゃうか」とイライラを募らせていたが、「しばらくそれは言わず今は見守ろうよ」とブレーキをかけてもらうことを徹底した。
けんとは「周りに迷惑をかけている自分は情けない」という気持ちだったと思うが、一番身近な家族だからこそ、その声に耳を傾け、選択を尊重し、世界一そして宇宙一の味方になれる。
それが、親としての特別な役割だと思っています』」
有田哲平「お母さんもすごいね」
こっちのけんと
「そっとしてくれてたのは確かにそうなんですよ。
で、まあ僕がやりたいことを見つけるまで、なんかそっとして、僕のことを信じて待ってくれていた時期ではあったので。
改めてメッチャ感謝の気持ちでいっぱいですね」
「はいよろこんで」は元々「病の町」という曲だった!
こっちのけんと
「自分がそのうつ病とかになっちゃってた時期で。
自分の中では病気と闘ってる期間があったんですけど。
それは多分周りから見ると、本当に何もしてない期間に見えちゃってて。
そこに対する怒りを最初は曲にしようと思って書き始めたのがこの「病の町」だったんですよ。
最初とかだったら、『僕自身が死なずに暮らしたら、生きてる僕にもうみんな慣れたのか?皆まで求めるか?生きてるだけで良かったって言ってくれたあの優しさはどこにいったんや』みたいな。
そういうみんなにおこるというか、ブチギレてるような内容で」
上田晋也「よくこの「はいよろこんで」っていう逆方向のそのポジティブな方向にいったよね」
こっちのけんと
「確かに今この収録しててすごい思ったのが、基本メッチャネガティブなんですけど。
うちの父の教えで、やっぱいい事を考えるというか。
良かったこと3つ考える癖が、たぶんここで発揮して。
それでたぶん、ポジティブな言葉を増やそうと思って、はいよろこんでだったりを増やしてましたね」
福田充徳「こっち(「病の町」)やったら、子ども歌っておどってないよね」
こっちのけんと「いや、そうですね」
※『病の町』(『はいよろこんで』の原曲)
「死なずに暮らしたら “生きてる僕”にもう慣れたのか?皆まで求めるか?『生きてるだけで良かった』のは?」
ナーバスを繰り返す 君たちだけに届く歌
大丈夫。心配ない。反省文なんてない。
差し伸びてきた手 さながら正義仕立て
嫌々で生き延びて わからずやに盾
大丈夫。心配ない。反省文なんてない。
中途半端な声で 救われる気はしないな 僕の声なんてしない 僕の声なんてしない
ギリギリダンスギリギリダンス(踊れ)
ギリギリダンスギリギリダンス(もっと慣らせ)
ギリギリダンスギリギリダンス(踊れ)
ギリギリダンスギリギリダンス(もっと慣らせ)』
※「はいよろこんで」
『はい喜んで』『あなた方のため』「はい謹んで」『あなた方のために』
差し伸びてきた手 さながら正義仕立て 嫌嫌で生き延びて わからずやに盾
奥様にアンケート
出会いは大学のアカペラサークル
上田晋也
「で、番組スタッフが奥様にも色々アンケートをいただいたと。
奥様とのそもそもの出会いは何だったの?」
こっちのけんと
「は、大学のそのアカペラサークルで。
めっちゃ友達でもなかったんですけど。まあお互いファッションが好きだったりとか。
で、まあ徐々に仲良くなってったみたいな感じ」
上田晋也
「まあ、けんとくんと出会った時の第一印象を聞いてみたと。
『面白いことを言わなきゃ友達として認めてもらえなさそうな怖い雰囲気を放ってました。
気軽には話しかけられなかったです』
意外と毒舌
けんと君は家ではどんな人ですか?と。
これなんて答えてくれてると思います?
こっちのけんと
「家ではぐーたらしてるので、なんかだらしない人ですみたいなんじゃないですかね」
上田晋也
「『優しい顔をしていますが、意外と毒舌です。
オーディション番組や恋愛リアリティー番組を見ていても、「あかんで」「それはないわ」とテレビに向かってぶつぶつ言っています』」
有田哲平「だれにでもいい所を探すあの気持ち、どこいったのよ!」(笑)
上田晋也「つい言いたくなっちゃうの?」
こっちのけんと
「つい言いたくなっちゃいますね。まあでも、2人でそれを言い合って、楽しむみたいな」
家族仲が良い
上田晋也
「で、ご家族について聞いてみました。
『驚いたことは、家族のグループLINEが常に動いており、定期的にみんなで会っている事です。
本当に仲が良く、この家族に仲間入り出来て嬉しく思っております。』と」
こっちのけんと
「うちの父とうちの妻がもうホントメル友というか。
メッチャ仲良くなってて。
父が旅行行ってて、なんかハワイで撮った自撮りとかも送ってくるみたいな。
妻も妻で「ああ、なんかすごく素敵なところだね」みたいな感じで」
夫へのメッセージ
上田晋也
「けんとくんに伝えたいメッセージはございますか?と聞いた所
『お付き合いを始めた時から今日までずっと絶え間ない愛情をくれてありがとう。
2人でふざけ合う毎日が楽しくて仕方ありません。
永遠にこんな時間が続いてくれたらいいなと心の底から思っています。
けんとさんの気分が落ち込んでしまっても、いつでも笑わせる準備はできているので、ありのままの自分でいてくれたら嬉しいです。
これからも音楽でたくさんの人を救って、みんなのヒーローになってください。
P.S.いびきだけどうにかしてくれ』
こっちのけんと「いい妻だな。なんかちゃんとオチ作ってくれてありがたいです」