ゲスト
見上愛さん
2000年生まれの24歳
2019年18歳で女優デビュー。
昨年(2024年)の大河ドラマ「光る君へ」ではセリフの少ない役どころながらも、その繊細な表情とまなざしで強い印象を残した
NHK朝ドラのヒロインに決定
デビューから6年目…オーディションせずに、ヒロインに抜擢
加藤浩次
「さあ今夜はですね、来年(2026年)の朝ドラのヒロインがもう決定している。
もう注目度No.1の女優さんが来てくれます。
見上さんはデビュー何年目ですか?」
見上愛「6年ですね、はい」
加藤浩次「すごいね。6年で朝ドラのヒロインよ。オーディション受けたんですか?」
見上愛「受けてなくて、今回」
加藤浩次「え!?マジで?なにそれ!めっちゃエリートののぼり方じゃん」(笑)
加藤浩次
「6年やってきて。朝ドラっていうのは、6年目でやるって、まあ色んな方いると思いますけれど。やっぱプレッシャーですか?どうですか?」
見上愛
「まだもう一人のヒロインの方も決まってなくって。
(※見上さんは、来年春スタートNHK連続テレビ小説「風、薫る」のダブルヒロインの一人に決定)
なんかどういう風になっていくか、この1年が。
もう自分でも全く読めないので。とにかく今は楽しみですね」
島崎和歌子
「あれって今回オーディションはなかったってことですよね。どういったいきさつで聞くんですか?ヒロイン決定って」
見上愛
「あのヒロインの記者会見の1週間前に、急に事務所の社長さんにあの「お食事に行きましょう」って言われて。で、そこで言われて」
島崎和歌子「え、「朝ドラ決まったよ」って?」
見上愛
「はい。で、「1週間後の「午前NG」って書いてあるスケジュールは、朝ドラの記者会見です」って。びっくりしちゃって。
最初はドッキリだと思ってて。
みんなも結構涙ぐむ感じだったので」
加藤浩次「一緒に頑張ってきたスタッフがね?」
見上愛「はい。「あっ!ホントなんだ」と思って。だいぶビックリしましたね」
加藤浩次「友達とか「おいおい」つって。見上きてんなとかどうですか?周りの反応的には」
見上愛
「なんか意外と発表された時も、まあ数名友達から連絡は来ましたけど。
「え!すごいじゃん!おめでとう!」みたいな。
誕生日より軽かったです、おめでとうの感じが」(笑)
加藤浩次「すごいな。嫉妬とかないでしょ?」
見上愛「うん。そうですね」
加藤浩次「周りって。気負ってないんだよ。結局そういうことだよ」
見上愛さんの素顔
愉快な人&考え方がしっかりしてる&リアクションがデカい
見上愛さんの素顔とは?
親しい友人に話を聞いた。
大学の先輩でもあり、俳優でもある鈴木仁(じん)さんと既に5度の共演をしている青木柚(ゆず)さん。
鈴木仁「俺と柚が仲良いもの多分誰も知らいないと思うんで」
青木柚「見上を通じてごはん行こうみたいな感じになって。はじめまして」
鈴木仁「はじめましてって。そっから仲良くなったね」
質問:見上さんは普段はどんな人?
青木柚
「愉快な人だよね。考え方もしっかりしてるんですけど。なんかトラブルメーカーっていうか。
あの~一緒にいる時とかも、みんなで遊んでいる時とかも挙動が…」
鈴木仁「リアクションデカいよね」
青木柚
「やっちゃったみたいな時も、ちゃんと頭抱えるよね。ちゃんと。
久々に連絡来たなって思ったら、もうだいたい「ボウリング行かない?」っていう。
しかもさ、上手くないよね。気合いだけはすごい。
スコアが本当に低い」
加藤浩次「あ、もうだから、リアクションでかいの?」
見上愛
「デカいかもしれないですね。
確かにこういうのめっちゃやっちゃいます(頭を抱える仕草をする)。あ~みたいな。
ごめんごめんごめんとか(手でごめんのポーズをする)
めっちゃやっちゃいます」
加藤浩次「で、友達はボウリング誘ったりするんですか?」
見上愛「はい。最近ボウリングにハマってて」
加藤浩次「何点ぐらい?」
見上愛「この間は、33(点)でした」
加藤浩次「ヤバッ」(笑)
島崎和歌子「逆にどうやったら?」
高校1年 演劇の裏方の仕事を志す
寺山修司さんに惹かれて大学へ
1品目 渋谷「ば~ささめ」
見上愛
「ここはおばんざいが美味しいお店なんです。で、ささめさんっていう方がやってるんですけど。で、笹目さんは私の大学の先生で。そうなんです。
今、寺山修司さんの著作権管理をされてる方で」
寺山修司(1935-1983)さんは、常識を覆す舞台表現で観客を挑発し続け、前衛演劇の旗手となった演出家。
*笹目さんにインタビュー*
笹目浩之さん(ば~ささめマスター・大学の恩師)
「彼女は最初高校で寺山修司の演劇に触れて、そこから寺山修司にその惹かれるようになったという。その許諾も私が出してたんで。
その関係もあって、大学で私の授業を受けたいっていうのもあったと思うんです。
それでまあ、学生時代もここで他の生徒たちも来てね、あのみんなでちょっとワイワイ話しながら。
カウンターの中で皿洗いもしたことありましたよ。
非常に積極的で、真面目で。まあ、レポートとかも的確な形でしたよね。
非常に好奇心があって、やる気が満々っていう感じで。
私はかなりいい点数つけましたよ」
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高1の時転部した演劇部…寺山修司さんを知り、ハマる
加藤浩次「え、同世代に寺山修司さんの話しても分かんないでしょ?」
見上愛「分からないですね。うん」
島崎和歌子「なんで寺山修司さんに結び付くの?10代で」
見上愛
「高校生の高1の途中で、あの演劇の裏方の仕事に今後就きたいなと思って。
大学受験とか色々考えてく中で、あ、演劇部に転部しようと思って、高校1年生の時に転部をしたら、転部した日がオーディションの日で。
それが寺山修司さんの「犬神」っていう作品をもうやりますって決まってて。
で、パッって台本渡されて。本当に訳が分からなくて。
こっち調べないと分かんないなと思って、寺山さんを調べ始め…。で、ハマりました。
なんかやっぱ独特な感じとか。
展示会を見に行ったときに、あの寺山さんの色んな格言みたいなものがこう並んでいて。
その中に、こう「人は元々多面的なものだから。僕が色んなことをやるのっていうのは、わざわざマルチって呼ぶ必要もない事だと思う」みたいなことが書いてあって。
でも私には、その時そんな考え方はなかったから。
ちょうど進路に迷っていて。
あの舞台の照明さんをやるか演出家をやるかとか、そういうことですごい迷ってて」
加藤浩次「あ、演出家志望でもあったんだ」
見上愛
「はい。演出家か照明かですっごい迷ってて。
えーどうしようってなってる時に、その言葉に出会って。
「あ、なんか人って色んなことやってもいいのかも」っていうので。
あ、じゃあまずは演出を学んでみようっていう風に、結構軽やかに物事を考えれるようになってって」
加藤浩次「そこにハマってって。で、大学に進学した時に、寺山修司の著作権を管理してる先生に会うってことね?」
見上愛
「そうです。でも、高校生の時点で、授業を調べていて、大学の。
もうそこに、授業名で書いてあったんです、寺山修司研究が。
で、絶対この人の授業受けたいって大学のあの志望動機みたいな欄に書いてあって。
で、出会えて、幸せ!とは思いましたね」
俳優の仕事を始めたきっかけ
大学入学に必要な演技経験のため、ワタナベエンターテインメントのスクールに…そして、大学入学後事務所に所属
今や女優として注目を集める存在になった見上さん。その道を選んだ意外なきっかけとは?
見上愛
「大学入るのに、演劇経験が2年必要だったんですよ。私の選んだ受け方が。
で、慌ててその高1で演劇部に転部したけど。
あのー一応進学校っぽい感じだったので、1年しかやらなくて。
あの1年足らなくなっちゃったんですよ。
で、どうしようってなった時に、今の事務所のワタナベエンターテインメントのスクール?がちょうど丸1年のコースがあって。
それに入ったら演劇経験になるし。
あの芸能活動禁止の学校だったので、そのワタナベエンターテインメントのスクールは習い事として通える所だったんです。
だからそれで通って。で、通い終わって。で、大学にも無事に合格して。
大学生活を送ってる途中で、「ウチに入りませんか?」って声をかけていただいて」
加藤浩次「それはナベプロから?」
見上愛
「はい。「ウチ演出家もいるし」みたいな感じで。
それこそ寺山さんの言葉を思い出して。
「あ、色んなことをやってみるのもいいかもな」って思って入りましたね」
加藤浩次
「あのー俳優さんっていうか、お芝居をやるっていう方になったのは?それはどうしてですか?」
見上愛
「なんか「オーディション受けてきてください」とか連絡がくるようになって。
「あれ?もしかしてこれは、やっぱ女優メインだったか?」って(笑)」
加藤浩次「ナベプロダマしやがったなぁ」(笑)
見上愛「私がちゃんと話きいてなくて(笑)」
加藤浩次
「これは演じるってことは、やっぱ舞台で学生時代演劇部に入ってて。
で、演じてもいたんだよね?そん時、
で、その(演劇部の)演じるのの延長線上でいけた?テレビの仕事とか映像は」
見上愛
「全然いけなかったです。演劇部の時もホントにお芝居がヘタというか。
あの椅子から立ち上がるっていう動きですらも、何で立ち上がるかが分からなくて。ぎこちなすぎて。
ずっと居残りで椅子から立ち上がる練習をしてるぐらい」
2品目 大学の合格を祝ったアフガニスタン料理専門店 東京・東中野「キャラヴァンサライ包(パオ)」
見上愛
「私が大学に合格した時に、7個ぐらい年上のお姉さんみたいなお友達が連れてってくれました」
大学の入学式ですごい輝いてる女の子がいて…
念願の大学生活がスタートした見上さん。そこで、思いがけない出会いがあったそうで…。
見上愛
「大学入った時に、入学式でもんのすごい輝いてる女の子がいて。
なんか私すごい人見知りなんですけど、そん時だけものすごく勇気が出て。
絶対に声かけないと後悔すると思って。
「すみません。友達になってください」って声をかけたのが、河合優実さんだったんですよ」
加藤浩次「えー、女優さんじゃない」
見上愛
「女優さん。そん時もう優実は出演されてて。
私は、まだそのお仕事をしてなくって。
でも、本当に失礼なことに、全然お仕事をしてるってことも知らなくって。
もうその日のうちに、ちょっとお茶したりとか。
仲良くなって話を聞いてたら、女優さんって聞いて」
仲の良い家族
加藤浩次
「どう?今の女優の活動をされてる、俳優の活動をされてる見上さんを見て、お父さんお母さんは何て言ってますか?」
見上愛
「意外となんか…あんまなくて。まあでも、全部観てくれてます。
私あのーこう仕事が忙しくて、こう部屋が散らかったりとかもしちゃうんですけど。
あの、父が来て、お皿洗ってくれたり」
加藤浩次「一人暮らしの家に?」
島崎和歌子「お父さんが?」
加藤浩次「家は東京都内でしょ?だったら、実家から通えばいいじゃない」
見上愛「あ~…その発想がなかったです。なんか、独り立ちしなきゃと思ってました」
加藤浩次「お父さん嬉しい反面さみしいと思いますよ。仲良い家族だね?」
見上愛
「そうですね。あのー今も家族旅行の計画練ってます、4人で。
今回は朝ドラの撮影も始まっちゃうので。
始まる前にどっか行けたらいいよねって言って、今ちょっと考えてます」
加藤浩次
「また変わると思いますよ、見上さんの人生が。
みんなが朝ドラ見てくれるわけだから。
ガラっていい意味でも悪い意味でも。変わるような気がするなぁ」
島崎和歌子「でも、大河(ドラマ)出た時も、全然反応違ったでしょ?」
見上愛
「そうですね。それこそこうボウリングを友達としてる時に、隣に40~50代の女性の方が6人ぐらいでいらして。
「あれ?中宮様?」って。(笑)
いやでも、すごい恥ずかしかったです。その(ボウリングが)下手なもんで、こちら」
加藤浩次「33点なんか俺出したら、ホントに表歩けねぇよ」(笑)
今後の夢
アイスランドで陶芸家になりたい
加藤浩次「今後こういうことやっていきたいとか、今後こういう俳優さんになりたいとかはありますか?」
見上愛「アイスランドで陶芸家になりたいです」
加藤浩次「なんなんだい?どうしたんだい?(笑)君はどうしたんだい?」(笑)
島崎和歌子「なんでアイスランドなの?」
見上愛
「アイスランドに去年行ったら、プライベートで旅行に行ったら、ものすごいハマっちゃって。
あとそのアイスランドもものすごい陶芸が盛んでなんですよ。やっぱ山が多いので。
でも陶芸もすごいハマってて、窯とかも買ったんです。
いつかアイスランドの土で陶芸をしたいです」
加藤浩次
「日本にもいい土いっぱいありますよ。
陶芸の窯がこんだけ多い国、世界でないですからね。
いろんな土地の土を使ってっていうの、日本の陶芸作家さんて、世界でも多い国なんですよ、日本って。
で、なぜアイスランド行っちゃうんですか?
日本でやってもらっていいですか?」
(ペロッと下をちょっと出す見上さん)
加藤浩次
「舌ペロじゃないんですよ。(笑)
陶芸私も好きなんですよ。(笑)
去年陶芸教室通ってました。ろくろも持ってますし。はい。電気窯も持ってますよ。はい」
その他
マイムマイムにハマり…
加藤浩次
「最後にちょっとお聞きしたいことあるんですが、いいですか?
なんか学生時代に、マイムマイムがなんかすごいハマった時期があったって聞いたんですけれど」
見上愛
「はい。高校の私の周りの友達が、なんかみんなハマってた時期があって、なぜか。
なんかせっかくだから、色んな学年とかでできたら楽しそうと思って、学校の先生に許可もらいに行って。
「グラウンドにみんな集合してください」みたいな放送も入れて。
全く人来なかったです。(笑)
みんなベランダからこうやって見て。
「あ…ホントにやってるんだぁみたいな感じで」
加藤浩次「何人ぐらい集まったの?それ」
見上愛「え、6人ぐらいじゃないですか」
加藤浩次「アハハハハ(笑)」
見上愛「その友達だけですよ」