【だれかtoなかい】俳優・柳葉敏郎さん「意外な出演歴と踊る大捜査線の意外な感想」(2024年11月10日放送)

柳葉敏郎さんが中居&ムロに謝りたいこと

実は二日酔いでずる休み

柳葉敏郎「あのさ、あの~ホント久しぶりで」

中居正広「お久しぶりです。なんで逃げるんですか?」

柳葉敏郎「あのな、俺は中居さんにな謝っとかなきゃいけねえことが1つあってな」

中居正広
「何ですか?急に最初から。何でそんな秋田弁でそんな…(笑)
ちょとまあ、お掛けください」

柳葉敏郎「いやいやいや。これ許してもらうまで俺座れねぇんだ」(笑)

中居正広「そんな、僕に謝ることじゃない…」

柳葉敏郎「あるんだこれが。いいから座ってくれ!頼む!」

中居正広「じゃあ、ギバさんも座ってください」

柳葉敏郎「いんや~…」

中居正広
「お掛けになってもお話できますから。お久しぶりなんで。
謝るようなことなんか、何があるんですか?」

柳葉敏郎「むかしむかし、ご一緒させていただきました。レギュラー番組」

中居正広「『中居君温泉』?深夜番組ですよ。それで何で謝るんですか?」

柳葉敏郎「1日休みを取らせていただきまして」

中居正広「はいはい。でも分かんない」

柳葉敏郎「で、あの…その時…。熱が出て動けなくて、今日はちょっと無理だと」

中居正広
「まあちょっと僕も具体的なところまで覚えてないし。
でも収録何か来れなかった日はあったような。コンディション…風邪ひいちゃった…」

柳葉敏郎
「でも、でもね…それね、嘘でね。
あの~…朝まで飲んでて。むちゃくちゃ二日酔いで。で…休んでしまいました
許してください」(笑)

中居正広「ギバさん、何年前の話してるんですか」

柳葉敏郎「俺ね。ずーーーーっと引っ掛かってたの」

中居正広
「だってその間も、番組色々来てくださって、一緒に何かやってたじゃないですか。
そん時には、全然そういう話聞いたことないです」

柳葉敏郎
「でも、こうやってお話するような番組じゃなかったでしょ?俺さ、死ぬ前にさ…」

中居正広「大げさ。ちょっとおかけください」

柳葉敏郎「許してくれるか?ほんとに?」

中居正広
「許す…もちろんです。ただ…ね。
ただ…まあ、こんなこと言うのもちょっとおかしな話ですけども。
僕も含めて、他のレギュラーの人とかスタッフも…みんな気づいてます。(笑)
ずる休みだっていうのは。そんなんすぐ入ってきますよ。
何をずーっとこう…ずっと思ってたんだって…。
何か背負ってるようですけど…申し訳ないですね。
僕なんかもうその日に消化できてるというか。(笑)
アハハハハ(笑)」

 

禁止されていたムロツヨシの本名を連呼し…

柳葉敏郎「まあでも…俺はスッキリしたな。(笑)まだあるんだ、俺。ムロ君」

ムロツヨシ「僕ですか?」

中居正広「僕だけじゃないんですか?」

柳葉敏郎「そうなんだ」

中居正広「そうなんだって、ムロさんとの距離が僕分かんないんですけど」

柳葉敏郎「あのーある番組でゲストで来ていただいて。食べ物の値段あてるやつ」

ムロツヨシ「あっ…はいはいはい!最後ご一緒したのは…」

中居正広「『ぐるナイ』いいですよ。他局ですね。ゴチ。はいはい」

柳葉敏郎「その時にあの~。本名を言っちゃダメだと

中居正広「ムロツヨシ。芸名。はい」

柳葉敏郎「ていう話を前もっていただいて…」

中居正広「まあ、言いたくないっていうか、ちょっと隠してますよね?」

ムロツヨシ「そうそう。なんか、いろいろ事情があってっていうのがあって」

柳葉敏郎「ね?俺ね…連呼しちゃって

ムロツヨシ「そうでしたっけ?」

柳葉敏郎「そしたらね…怒っちゃって。「いいかげんにして!」って言われて」

中居正広「それは言われます」

柳葉敏郎「まあもちろん、オンエアはされてないんだけど」

中居正広「だって、非公表…非公表だもん」

柳葉敏郎
「でも俺ほらちょっと…いたずら…したくて。
それからずーっと俺の目を見てくれなかったね」

ムロツヨシ「いやいや、そんなことないですよ!でも、ギバさん、そんなことないですって」

中居正広「それから会ったの?それからお会いしてないんですか?」

柳葉敏郎「うんうん、そう。お会いしてないの。で、あの~…共演NGなのかなって思って」

ムロツヨシ「全然そんなことないですよ。そんなことないんです」

中居正広「マジの方。マジの方だなって」

ムロツヨシ「そんなこと怒らないですって」

中居正広「え?本名なんて言うんですか?」

柳葉敏郎「(笑って頬を両手で押さえる)」(笑)

中居正広「その顔…言いそう。ダメダメ!言いそう!面白そうじゃないです。危ないじゃないです」

ムロツヨシ
「僕ね、ホントに覚えてなくて。
逆に覚えてるのは、収録してあれ最下位の方がゴチをする番組じゃないですか。
僕最下位だったんですよ。僕ギバさんからお金借りてるんですよ。足りなくて。
自腹で持ってったお金が足りなくて。」

柳葉敏郎「嘘?あれ?全然覚えてねぇな、俺」

ムロツヨシ
「で、僕お金足りなくて、パッて目が合って。
「ギバさん、お金貸してもらっていいですか?」って言ったら、「おう、いいよ」って言って貸してくれたんです」

中居正広「それ以来会ってないの?」

ムロツヨシ「それ以来会ってないです」

中居正広「えっ?返し…」

ムロツヨシ
「パクってないです。で、後日、返しに来たいんですけどつったら、まあちょっと本人が行くとみんな気ぃ遣うからって言って。
次の収録の時にスタッフさんを通して返す…」

柳葉敏郎「全然覚えてない(笑)。俺は俺でそっちの方で頭がいっぱいで…」

中居正広
「機嫌を損ねてしまったな。後輩とはいえ。
でも、僕の方が…こっちのが立ち悪いですね。
非公表って分かってていたずらしてるんだもん」

柳葉敏郎「うんうん。ごめんね。許してくれる?」

ムロツヨシ「全然大丈夫です。全然大丈夫」

 

柳葉敏郎さん 役者になったきっかけ

劇団ひまわりをきっかけに上京(19歳)

ムロツヨシ
「あの、ギバさんはまず役者きっかけ?上京のきっかけっていうのは、役者きっかけですか?」

柳葉敏郎「役者きっかけ。あの、劇団ひまわり

中居正広「あ、劇団ひまわりなんですね?」

柳葉敏郎「劇団ひまわりなのよ」

中居正広「その当時だから何年…40年前?」

柳葉敏郎「19(歳)の時」

ムロツヨシ「に上京ですか?」

中居正広
「43年…43~44年前!?
こんなこと言っちゃあれですけど、秋田ですよね。
その当時の秋田と東京って今よりもなんか遠いというか」

柳葉敏郎「あっ!遠い遠い遠い。それは。全然遠い」

中居正広「何かまだ、憧れの東京じゃないですけど。それよく10代で来ましたね」

 

人気番組『スター誕生』本大会に出演

柳葉敏郎「当時あの~…『スター誕生!』てのがあってさ」

中居正広「『スター誕生!』…どっち?えっ?『お笑いスター誕生!!』?」(笑)

柳葉敏郎「違う。お笑いじゃない方。あのー萩本(欽一)さんが司会してたんだよ」

※『スター誕生!』:日本テレビで1971年から12年間放送。萩本欽一が初代MCを務めた視聴者参加型歌手オーディション番組。

中居正広「はいはいはいはい。だから、えっと…誰がいたっけ?歌手の人。(山口)百恵ちゃんとかか」

柳葉敏郎「そうそう。中三トリオ」

中居正広「それを秋田で見て…」

柳葉敏郎「出たんだよ、俺。」

中居正広「『スター誕生!』!?」

柳葉敏郎「うん(笑)。出たんだよ。本大会に」

中居正広「えっ!?それ知らない!初めて聞きました」

柳葉敏郎「うん」

中居正広「な…だ…誰がそんな事言ったんですか?(笑)他薦?自分で俺はスターに…(笑)」

柳葉敏郎
自分で。自分で!ただ、歌手になろうと思ってないわけさ、別に。
ただ当時あのまだ受験生だからさ。まあちょっと、気分転換したかったんだよね。
それで受けたら、受かっちゃったから。で、本選出て落とされて

中居正広「本選で落とされて」

柳葉敏郎
「そうそう。で、その時に、ある審査員の先生に「君たちは歌をナメてる」と。
で、まあまあ、そりゃそうだよね。別に歌手になりたくて、受けたわけじゃないから。

でも、なーんかその言葉が引っかかって。なんか悔しくて
ほんで、じゃあ、行くなら東京出て行くかとか思って。

それがきっかけ。東京出て行くきっかけ」

中居正広「へぇ~そのVTRないかな」

柳葉敏郎「いや、やめてやめてやめて!やめてよ!絶対やめてよ!!」

 

フジテレビ最初の出演は『欽ドン!』(1983年)

ムロツヨシ
「どうしました!?いや、ここフジテレビなんで、フジテレビにはその『スター誕生!』はないんですけど、フジテレビに残る柳葉さんの一番最初の映像を見つけました」

中居正広「一番最初!?何だろ?」

 

(当時のVTR)『欽ドン!良い子悪い子普通の子おまけの子』(1983年9月19日放送)

コント 「校長 教頭 良い先生 悪い先生 普通の先生」

柳葉さんは、ヨシ川先生という役で出演

柳葉敏郎さん当時22歳の時のVTRが流れる

(VTR後)

中居正広「いや~!見ちゃうな~!」

柳葉敏郎
「ちょっちょっちょっ…いやいや。
フジテレビのものって言うからさ。ちゃんと…ドラマの何か…」

中居正広「90年代のね?」

柳葉敏郎「こっち?」

中居正広「最古の映像が『欽ドン!』なんです」

柳葉敏郎「だって…僕この世界入る前ですから。見てましたもんね」

ムロツヨシ「僕も見てました」

水川あさみ「(1983年)私生まれた年でした」

柳葉敏郎「マジ!?」

中居正広「だって、俺なんかもまだ小学校とかだもん」

 

一世風靡の稽古中に「オーディションに来ないか?」と誘われ

ムロツヨシ「役者目指して『欽ドン!』に…オーディションなんですか?」

柳葉敏郎「これはね…あのー…」

中居正広「劇団ひまわり」

柳葉敏郎「から出て」

中居正広「あ、出たんですか!?」

柳葉敏郎
「もう出て。それで、まあ後々その一世風靡っていう団体のやつらと出会うわけ。
で、出会って、そこで活動してたのよ。もうすでに。
で、そのリハーサルしてて。自分らの。
稽古してるところに、どっかのディレクターだったかな。

「お前とお前と」って…まあ、武野ってやつと。

おい、ちょっとオーディション受けてみないか?」って言われて。

いや、元々役者希望でずーっと言ってるから、なんかドラマか何かのオーディションかと思って行ったら、あの『欽ドン!』のセットがあるわけよ」

ムロツヨシ「えっ!?オーディションにセットあるんですか?」

柳葉敏郎「あのまんまのセットで。で、オーディションするの」

中居正広「うわっ、こわっ!それ。急にセット?」

 

オーディションには萩本欽一さんもいて…面白い合格基準

柳葉敏郎
「でも別にやりたくなかったから。そういう方面は。
だから、いいかげんにやってたんだけど。
「うーん…秋田弁でやってごらん」とか言う。欽ちゃん(萩本欽一さん)がね

中居正広「そこに欽ちゃんいるんですか?オーディションで?」

柳葉敏郎
「そうそうそう!目の前にいるのよ。
まあ、落ちていいよっていう気持ちでやってたんだけど。
あの、まあ1次が通って、2次に呼ばれて。

で、2次。「じゃあ、もういいよ帰って。みんな帰っていいよ」ってなって。
そしたら今終わって、「オーディションが終わって家にいるヤツは何にもないヤツだ」って。
仕事も付き合ってる女性もお金も
そいつは真面目にやるだろうっつって。
俺たまたまいたんだよね」(笑)

ムロツヨシ「そのとき、一世風靡の皆さんと一緒にいなかったんですね」

柳葉敏郎「いなかったんだよ」

ムロツヨシ「たまたま?」

柳葉敏郎「たまたまなの」

中居正広「たまたまじゃなくてホントに…」

柳葉敏郎「だってそのとき付き合ってた彼女もいたんだもん」

中居正広「いたの?でもたまたま会わなかった」

柳葉敏郎「たまたま1人でいたの家に」

ムロツヨシ「電話が鳴るわけですか?」

柳葉敏郎「電話がかかってきて。「もう1回来なさい」って言われて」

中居正広「ああ、そう…欽ちゃんの基準面白いっすね」

柳葉敏郎「そうなのよ。嫌だったけどね」

ムロツヨシ
「あ、でもそっか。ちょっと乗り気ではないけど、でもあんな風にお客さんがすごくウケてるというか」

中居正広「今となっちゃえば本当にいい経験…」

柳葉敏郎
「そりゃもう!もちろんもちろん。そりゃあ、もう。萩本(欽一)さんに教わったことはね」

中居正広「お芝居ですもんね」

柳葉敏郎
「やっぱそのちゃんとしたその間合いとか。
お笑いの間合いでもあり、お芝居の間合いでもありっていうことはね。
ああ、これはもう今だからこそ言える感謝ですよね」

中居正広「きっちり教えてくれるんですね」

 

『踊る大捜査線』の脚本家君塚さんも『欽ドン!』の作家として参加

ムロツヨシ「僕、その時に、『欽ドン!』の作家さんに君塚さんもそこにいらっしゃる

柳葉敏郎「そうそう。君塚さんがいらっしゃる」

ムロツヨシ
「その君塚さんって、『踊る大捜査線』の脚本家ですけど。
それ後に…『踊る大捜査線』の君塚さんがそこに一緒に『欽ドン!』を作ってたんです」

※君塚良一(脚本家・放送作家):大学卒業後、萩本欽一に弟子入りし、番組の構成を担当。ドラマでも『踊る大捜査線』など数多くのヒットを手掛ける

柳葉敏郎「そうそう。」

ムロツヨシ
「うわっ!そこで室井さんが生まれるんだ。すごい!欽ちゃんの血が。
萩本さんの血も少し入っているという」

中居正広「しびれますね」

 

トレンディドラマに多数出演した90年代

ムロツヨシ
「その『踊る』もそうですけど、『踊る』の前にやっぱり柳葉さんとお話するには、80年代後半から90年代。
柳葉さんの数々のドラマの一部ですけど、作品名と共演者の方々こちらです」

〈80年代後半から90年代 柳葉敏郎出演 トレンディドラマ〉
88年 『君の瞳をタイホする!』 陣内孝則 『ニューヨーク恋物語』 田村正和
89年 『ハートに火をつけて!』 浅野ゆう子 『愛し合ってるかい!』 陣内孝則・小泉今日子
90年 『すてきな片想い』 中山美穂
94年 『29歳のクリスマス』 山口智子

 

月9を作ったのは俺たちだ!?

中居正広「やってますね~柳葉さん。これトレンディドラマ?」

ムロツヨシ
「そうですよね。W浅野さんが出てて、なんかその次というイメージかな。なんか陣内さんとか…」

柳葉敏郎
「W浅野さんの前よ。『君の瞳』は。
だって、『君の瞳をタイホする!』は月9の始まりなんだから(当時27歳)。(笑)
陣内さんと俺は「俺らだよな。月9つくったの」」(笑)

中居正広
「どの世代でもね、トレンディドラマって出てるじゃないですか。
柳葉さん、このトレンディドラマっていう1つのキャッチフレーズ?」

柳葉敏郎「俺は嫌いなの。トレンディドラマは直訳すると「流行りドラマ」でしょ?」

中居正広「トレンドだからね。俺、ど真ん中の人がどういう風に受け止めてんのかなぁって」

柳葉敏郎「田舎から出てきてさ、何かちょっと1つ覚悟を決めてやってたつもりでいるから」

水川あさみ「えーでも、1つの時代を作った人たちっていう印象」

柳葉敏郎「あそう?」

ムロツヨシ「水川さんが何か言うとすごく嬉しそうですね」

中居正広「受け入れるの早いっすね」

柳葉敏郎「じゃあそうするか。そうだそうだ。そうだな!」

水川あさみ「そうですよ!ほんとに」

中居正広「受け入れるの早いっすね。「そんなことないよ」ってひと言挟んでくださいよ」

柳葉敏郎「やっぱりね。人の話は聞いた方がいいよね」

 

大好きな中山美穂さんと共演

中居正広
「ギバさんどうなんですか?こうお芝居やってて、ちょっともう…こう連チャンだったりすると何かプライベートと仕事が全部気持ちがつながっちゃうみたいな」

柳葉敏郎「俺仕事楽しかったからね~。」

中居正広
「だって、なかなかの共演者の人じゃないですか。みんな綺麗な人じゃないですか。
それ、気持ち持ってかれちゃったことはなかった?」

柳葉敏郎「ああ、それはないな。」

中居正広「あっそう?」

柳葉敏郎「うん。そこは自分の中で線は引いたな」

中居正広
「俺ギバさんから聞いたの覚えてるんですけど。
ギバさんは、ミポリン(中山美穂)が好きだったんですよ」

柳葉敏郎
「それね。そっちかよ」

中居正広
「俺は本人から聞いてるからね。本人がいる前じゃなきゃ話さないけども。
いやーミポリンいいぞ!」。
もう、「やっぱ…やっぱ隙がねぇんだよ、ミポリン。いや、無理だったな」って(笑)
やっぱ俺は年下なんだけど、チャーミングに見えちゃって。
いや、よっぽど好きだったのよ。「いや、中居ホントに…」

「いや、俺ミポリン会ったことありますよ」って。「キレイだろ?」って。
「いや、キレイっすよ」って。
「あんなん毎日会ってたら、俺やられちゃってさ。
ほんとに、俺マジほれてたんだよ。でもミポリン、見向きもしてくれなかった」って。
でさ、今カッコつけてさ、「いや俺、線引いて」(笑)」

柳葉敏郎
「違う違う違う。違うって!違う違う。ちょっと待ってちょっと待って。いやいや…。
確かにたださ、あのさ、うーんとね。
俺さ、いやいやミポリンの大ファンなのよ。大ファンなの。
それをさ、あるプロデューサーが耳にして。
ちょうどあのドラマをどれかやってたころだよ。
で、「おい、柳葉。お前なんか中山美穂のファンらしいな」。
「ああ、大好きっすよ」。
「ふーん」つって。
「じゃああれだろ?お前。中山美穂と共演なんかできないだろ?」って言うから。
「はあ?」。ブチーってキレて。
「上等だよ。それが設定できるならしてみろや」つったら、設定されちゃったのよ」

中居正広
「うれしそう!これも作戦なのよ。ブチギれてるつもりで、会いたくてしょうがないんだから。ただただ会いたいのよ。(笑)」

※『すてきな片想い』(1990年)純愛ラブストーリードラマで中山美穂と共演

 

『踊る大捜査線』秘話

嫌になった役柄「室井」…「殉職させてほしい」とお願い

ムロツヨシ「『踊る』の話に戻りますけども。

『踊る大捜査線』シリーズ誕生したのが、1997年。今年でドラマスタートから27年。

この先ほど表に出てた柳葉さんのイメージ(トレンディドラマのイメージ)から、『踊る大捜査線』の室井慎次という役は、ガラッとイメージ変ったというか」

中居正広「トレンディとはかけ離れますね、やっぱりね」

ムロツヨシ「ご本人としてはどうだったんですか?」

柳葉敏郎「あのね。もう途中から嫌になっちゃって

ムロツヨシ「あ、室井?」

柳葉敏郎「室井が」

中居正広「途中って、どの途中ですか?」

水川あさみ「何でですか?」

柳葉敏郎「つまんなくて」(笑)

ムロツヨシ「いいですね。正直ってやっぱいいですね。何だろ?すごい興味がわきますね」

柳葉敏郎「あの…全然動けないじゃん

ムロツヨシ「あ~そうですね。動きませんね」

柳葉敏郎「もうストレス溜まっちゃって、溜まっちゃって。ほんであのー亀山P…プロデューサー」

ムロツヨシ「ああ、プロデューサーの亀山さん」

柳葉敏郎「もう殉職させてくれってお願いしたぐらい」

柳葉敏郎
「あの~まあ…俺も結婚して間もない頃で。
で…うちのかみさんが、あの見て。
「あ、かっこいいじゃん」つって言ったから、続けることにした

ムロツヨシ「奥さんの言葉大きいんすね」

中居正広
「回路が単純だよね。回路が。後押しもさ、もうホントね、ピッと押すだけでポッってなるでしょ。(笑)」

ムロツヨシ
「でも先ほども「動けないしさ」っておっしゃってたんですけど、室井慎次が動かないってのは、台本に書いてあったんですか?それとも、柳葉さんがその芝居を選んだってことなんですか?
あれト書きには…僕たちの台本には書いてないですよね。

たぶん、ギバさんがいろんな選択肢から見る時も相手をそこまで見ずに、真正面を見てやるお芝居を結構選択されてるイメージなんですよ。で、いざという時は、こう見る。

演出なのか。それ僕たちは聞いていいのか…」

柳葉敏郎「え、自然とやってた

水川あさみ「書かれてないってことだ。室井は動きに制限があるって設定してたってことですね」

柳葉敏郎「自分の中でね」

水川あさみ「面白い!」

柳葉敏郎「ホント?」(笑)

中居正広「相当水川あさみ好きだぜ」

柳葉敏郎「好きよ」

中居正広
「違うもんだって。俺なんかの…俺なんかが思い切ってこう体全体で振り切ってんのと、水川さんがちょっと言ったのと全然リアクションが違う」

柳葉敏郎「いや、もうだってね。お仕事ご一緒した時からあのー…好き」(笑)

ムロツヨシ「ちゃんと言った!ちゃんと2文字言いました(笑)」

中居正広
「何かさ、言葉のレパートリーもそんな多くないのよ。
もうちょっと前後つければいいんだけど。めんどくさいのか分かんないけど…。
「一緒に仕事したんだけど…好き」(笑)」

 

水川あさみさん「初めてのお芝居が『踊る大捜査線』」(14歳)

ムロツヨシ「『踊る大捜査線』にですね。水川さんも出演しております」

柳葉敏郎「らしいね」

ムロツヨシ「そうなんです。で、僕も出演してるんですけども(2010年映画『踊る大捜査線』)」

柳葉敏郎「らしいね」

ムロツヨシ「らしい…僕は面と向かってるんですけど。水川さんは覚えてらっしゃらない?」

中居正広「今からだから27年前

水川あさみ「もうホントデビュー…あの、ドラマデビュー(水川あさみ当時14歳。中学生の役)」

ムロツヨシ「えっ!それが『踊る』なの?」

水川あさみ「そうなんです。そう」

ムロツヨシ「えっ!『踊る』が初なの?」

水川あさみ「初」

中居正広「あ、そうなの!?」

(2人の『踊る大捜査線』出演VTRが流れる)

中居正広「ギバさんとか(ムロさんと)対面してましたよ」

柳葉敏郎「全然覚えてねぇ」

ムロツヨシ
「僕一番最初は、あの~…『交渉人 真下正義』っていうので。
実は『踊る大捜査線』って有名な階段のシーン。
階段が有名なロケ地といいますか。場所があるんですけど。
僕そこに初めて立たせてもらったときに、僕ユースケ・サンタマリアさんの真下と一緒に初対面」

柳葉敏郎「ごめん…」

ムロツヨシ「いいですいいです。それは僕の思い出なんで」

ムロツヨシ「いやでも水川さんですよ。何よりも。」

中居正広「え、いつからお芝居やり始めてるんですか?」

水川あさみ「このとき

中居正広「14歳から?すごいなこれ」

柳葉敏郎「それは何?自分で選んだ道なの?」

水川あさみ
「今ですか?そうですね。そうそう。お芝居する…したいなと思ったのはそう

中居正広「この子(14歳の水川あさみ)大人になったら、ギバさんに「好き」って言われんだよね」(笑)

ムロツヨシ「27年後?」

中居正広「27年後、室井に「好きだよ」って」

水川あさみ「すごいですね」

ムロツヨシ「すごい人生だなぁ」

中居正広「あの室井だよ」

柳葉敏郎「室井が言ってるわけじゃない(笑)」

中居正広
「不思議な縁…何だろうね。こっからやっぱ…ごめん、夫婦になるとはさすがに思わない。見当つかないな」

柳葉敏郎「そうだな~」

ムロツヨシ「四半世紀経って、夫婦やってるんだもんな」

水川あさみ「ホントに。びっくりしちゃいますね。今改めて考えると」

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