【徹子部屋】ロッチ 波乱万丈…結成20年の大人気コンビ(2025年4月2日放送)

徹子
「ひょんなことからコンビを結成し、20年。人気お笑いコンビロッチのお2人です」

 

お互いの第一印象

「かわいらしい」「友達がいなくて寂しそう」

徹子
「2005年に結成し、もう2人は20年を超えた。お互いの第一印象はどうでしたか?」

コカド
「あ、第一印象。第一印象はホントに10代ですね。もう別々のコンビでやってて。
初めはもうね、こんな髪の毛も違うし、丸坊主で、中岡君は。
メガネもかけてなくて。かわいらしい、なんか雰囲気でしたね」

中岡
「で、コカドくんは、あんまり友達がいてない感じで。
劇場の裏の階段で1人でポツンと立ってて
ちょっと寂しそうな人だなっていう印象でした」

コカド
高校1年生の時に、お笑いを始めたんですよ。お笑い養成所に入りまして。
で、やっぱその高校1年生から養成所入るっていう人が、あんまりいなくて
みんなやっぱ大学卒業したりとか。20代の人が多くて。
だから、あのーすごい同期やけど年上の人ばっかりと接してたんで。
で、みんな学校終わってから飲みに行こう!みたいになるけど、僕高校1年生やから行けないじゃないですか。
だから、あんまりあのー友達みたいな感じにはならなくて。
で、あんまりみんなと喋れなくてポツンとしてたって感じですね」

 

コンビ結成まで

中岡「結婚しようとお笑いをやめ、5年間工場で働くものの、フラれて…」

徹子「なるほどね。最初は別々にコンビを組んでたっていうのはどういう」

中岡「はい。別々のコンビで」

コカド
中岡君は3人組で組んでて。
僕は2人組の…僕は同級生と組んでて。
で、別々でやってたんですけども。
まあ色々…解散とかなんか色んなことがあって。
中岡君は1回ね、お笑いは辞めてるんですよ」

中岡「5年間辞めてます

徹子「そうですってね。それで工場で働いてたんですって?」

中岡
「そうなんですよ。そのうちの親父が紹介してくれた工場で、5年間働いてたんですけれども。
そのお笑い辞めたのも、そのー初めて20歳ぐらいの時に彼女ができまして
で、やっぱ結婚したいなぁっていう気持ちになっちゃいまして。
で、お笑いやってたら、結婚はちょっと難しいやろなってことで、1回お笑いを辞めて。
普通に働きました

徹子「で、結婚は別にしなかったの?その時」

中岡
「そうなんですよ。あのー5年働いて、結婚資金貯めたんですけど。
その「結婚してください」って言ったら「結婚する気はございません」って言われまして

徹子「ずいぶん、冷たいね」

コカド
「冷たいっていうかたぶん、その彼女に結婚するために辞めて結婚資金を貯めてるみたいなのを直接言ってなかったんですよ。
勝手に自分の中で盛り上がってやってたことなんで、はい」

中岡
「はい。でも5年も付き合ったらね。してもらえんのかなと思ったんですけどね。
「結婚は考えてません」って言われちゃいましたね」

 

コカド「相方がいきなりいなくなり…」

徹子「で、その一方コカドさん」

コカド
「僕はそん時、あのー大阪でやってたんですけども。
大阪から東京に移って、その時の相方と2人でやってたんですけど。
その相方がもういきなりいなくなったんすよ、ある日。もう連絡も取れなくなって。
後から聞いたら、もうなんかね、結婚して子供生まれたとかでもうちょっと悩んでて、どっか急にいなくなったんですけど。
その相方が中岡君と一番仲良かったんすよ」

中岡「一番の友達だったんです」

コカド
「昔から、はい。で、中岡君はもうそん時工場で働いてたけど。
電話して「ちょっと相方が連絡取れなくなって、いなくなったけど、そっちに連絡ない?」みたいなことを聞いたんですよ。
じゃあ中岡君が「そんなことより、彼女にフラれた」っていう」

中岡
「そんなことよりも、はい。結婚するつもりやったのに。
ちょうどだからその、プロポーズして断られた2週間後ぐらいにその電話があったんで。
僕的にもタイムリーやったんで。
で、ちょっとね。お互い傷ついたね、と」

 

お互い傷ついた中、一緒に行った沖縄旅行が楽しくて…コンビ結成

コカド
「で、時間もなんかできたし。
気晴らしに、沖縄旅行でも行こっかみたいな。
で、あの友達の放送作家とかと(4人で)一緒に沖縄旅行行って。
じゃあ、その3泊4日が毎日すっごい楽しかったんですよ。
で、「こんな日が続けばいいな~」と思ってコンビを組みました」

徹子
「その2人が?じゃあ、とにかく2人はコンビを組もうってことになって。
それで、結局コンビは組んで良かったと思う?」

コカド
「まあ、結果こうやってこの徹子の部屋に出れてるってことは、良かったんだなと、今改めて実感してますけども」

 

コカド「小学生の頃父親がいなくなる」

「お風呂に行ってくる」と言ったまま未だ帰らない父

徹子「で、コカドさんは、お父様は小学生の頃」

コカド
「はい。お父様は、僕が小学校2~3年の頃に。
あのー「お風呂屋さんに行ってくる」って言って。銭湯に。
そのまんま、まだ帰ってきてないですね。
小学校のちっちゃい頃ですね、僕が」

(一軒家の新しい家の前で小型犬2匹と一緒に写る、コカドさん小学3年生ごろの写真が映る)

徹子「このぐらいの時に?可哀想~」

コカド
「かわいそう(笑)
だから、これもうち犬飼ったことないので。この犬も違うとこの犬で。
この家も違う家ですね、これ。
裕福に見えますけど、そんな感じではないですね」

徹子「で、お父様もまだ帰ってきてない?」

コカド「帰ってきてないですね、はい」

中岡「長風呂って2人で言うてますね。長風呂してんな~つって」

コカド
「でも、お父さんがある日ホント急に帰ってこなくなったんですけど。
母親とお姉ちゃんが、別にそのこと触れずに、何にもない感じで日々を過ごし始めたんですよ」

徹子「それもまた随分すごいわね」

コカド
「はい。だからそのまま僕も別に「お父さんは?」ってきくこともなく。
ずーっと今まで、はい(笑)」

徹子「何年ぐらい?」

コカド「40年近いかな~」

徹子「(笑)40年!?」

コカド
「だって、10歳やとしても、今僕、46なんで。36年」

 

色々なお金を2歳違いの姉が払ってくれた

コカド
「でも、そのーホントにあのお姉ちゃんがだから、色んなもの…ゲームとかも買ってくれたりとか。
クリスマスはなんかチキン買って帰ってきてくれたりとか。
で、免許…車の免許のお金とかも、お姉ちゃんが出してくれてましたね」

徹子「優しいね」

中岡「優しいですね。2つしか違わないんですよ、お姉ちゃん」

コカド「そう。だからお姉ちゃんは学校行きながらなんかハンバーガー屋でバイトしたりして」

徹子「で、あのーコカドさんはお姉さまには恩返ししたの?」

コカド
「恩返しというか、お姉ちゃんがもうずっと、あのー筋肉少女帯の大槻ケンヂさんの大ファンだったんですよ。
で、僕もお姉ちゃんの影響で好きになって。
で、こうやってお笑いやって。
1人でトークライブをやろうってなった時に、僕は好きやから、大槻ケンヂさんにゲストで来ていただいたんですよ。
その時に楽屋にお姉ちゃん連れて行きました。
会った瞬間もう泣いてましたけどね、お姉ちゃんは。もう嬉しくて。
もうホントに好きやから、大槻ケンヂさんのことを。
だから、まあそれが唯一なんか恩返しというか。
なんかお姉ちゃんが喜んでくれたので良かったなと思いましたね」

 

中岡「父に勘当され…」

徹子
「なるほどね。一方、中岡さんは工場を辞めて、それで芸人に戻った。
そしたら、お父様が大変お怒りになった

中岡
「そうなんすよ。まず、最初にお笑い始める時もちょっと反対してて。
で、お笑い1回辞める…普通に働きたいって言った時も。
ね、「1回決めたことは10年続けなあかんのや」つって怒られて。
「そんなすぐ辞めるやつはあんま良くないぞ」って言いながらも、会社紹介してくれて。
また「会社辞めてお笑いやりたい」って言うたもんだから。
もうそれは怒っちゃいまして。
「そんな子に育てた覚えはない」と。「もう二度と中岡を名乗るな」っていう話をされまして」

徹子「勘当っていうことですか?」

中岡「まあそう、勘当ですね、はい」

徹子「お父様が、紹介した会社を辞めちゃった?」

中岡「やめちゃったんで、僕が。そりゃあもう、怒ってましたね」

徹子「で、お父様との仲はその後はどうなったの?」

中岡
「その後はやっぱり、徐々に徐々にですけど。
そのー姉の結婚式があったりとか。
その僕がテレビ出るようになって家に帰ったりするので。
で、だんだんだんだん、なんとなく許してくれるようになったんですね」

徹子「それは良かったですね」

中岡「ああ、良かったです。ホントに、はい」

徹子「で、残念ながらお父様は…」

中岡「はい。昨年他界しまして、はい」

徹子「お父様は何で亡くなったの?」

中岡「お父さんは病気で倒れてですね、はい。ちょっと去年亡くなっちゃいました」

徹子「でもあなたの場合は、お父様がなくなる前に結婚式ができた?」

中岡
「そうなんですよ。タイミングよく、その去年僕が結婚できたんすけども。
その前に、お父さんが亡くなる前にこの結婚式の姿を見せれたんで、良かったです。
なんか、ギリギリ」

※昨年(2024年)5月に奈良で結婚式を行った

中岡
「奈良県の橿原神宮ってところでやらしてもらった…うちの親もここで結婚式あげたんで。
同じとこであげさせていただいて」

 

コカド「3年前から趣味のミシンに夢中」

40歳まで趣味がなく…やった瞬間「求めてたものはこれかも!」

徹子「で、コカドさんは3年前からミシンを始めて。お笑い界の裁縫王子

コカド
「(笑)それは僕が自分で「お笑い界の裁縫王子です」とは言ってないんですけど。
なんか周りの方が言ってくれてますね、そうね」

徹子「どうしたことから?」

コカド
「僕今46なんですけど。40歳までもう趣味が何にもなかったんですよ。
で、趣味を探したいなと思って、なんか趣味ある人見てて、なんか何かに熱中してる人って毎日がなんか豊やなと思って
で、何か僕も熱中できるものを探そうと思って。

なんかミシン1回やってみようぐらいの感じで始めたんですよ。
ミシンを…だから、ハマるかもわからなかったので。もう中古のミシンをまず買って。
で、糸となんかはぎれを何枚か買って。

で、ダダダダダって始めた瞬間に、「あ!なんか求めてたものはこれかもしれない!」みたいな。ほんとに。
なんかうわっと。だから、鳥肌も立って
で、もうずーっとやりたいやりたいなって

でも、そん時は、そのどうやって動くか。
で、はぎれしかないから。ちゃんとした生地なかったから。
もうはぎれが十何枚、何百円みたいなのしか買ってなかったから。
もうこれしかないけど、これでとにかく何かを作りたい!と思ったんですよ。

で、そん時に初めて作ったのが、この小っちゃいバッグ(持ってきた手のひらサイズのバッグを見せる)。
これはホントにだからはぎれやから。この大きさにしかならなかったんですけど。
ほんで縫うのもめちゃくちゃなんですけど。
でもこんな取っ手がついて、中に物が入れれる。もうバッグとして使えるっていうので。

なんかこれができた瞬間に、もう感動して。
で、そっからもうホント毎日のようにずーっとやってます

徹子「ミシンの魅力っていうのは何かありますか?」

コカド
「もうホントに僕あのミシンのこの動かしてる時が、もう楽しいんですよ。
ダダダって縫ってる時が。
だから、その瞬間も楽しいですし。
まあプレゼントして使ってもらえた時も楽しいですし。
で、自分で服作って着てる時も楽しいですし。
なんか楽しい瞬間がいっぱいあるんですよね。うん。
だから、どんどん作りたくなって」

徹子「ミシンは一生の趣味になるだろうと思う?」

コカド「はい。そうしたいと思ってますね。うん」

 

中岡「1か月のうち、1週間は海外に」

徹子「一方中岡さんは、海外ロケ三昧で。1か月のうち、海外はどのくらい?」

中岡「1か月のうち約1週間くらい。だから、1年で言うたら、4分の1は海外にいてるかもしれないですね」

徹子「そんな?でも、体を張ったロケばっかりで、大変じゃないですか?」

中岡
「僕も今年48の歳になるんで。なかなかその体的には、大変なんですけど。
その番組で一番体張って、一番年齢がいかれてるのがデビ夫人なんすよ。はい。
84歳でロケ行ってらっしゃるんで。今年5の歳だと思うんですけど。
で、僕らもあんまり歳のことは言えなくなっちゃってるんですよ。
あの人がやってるんだからってことで」

徹子「新婚なのに奥様は心配してないの?」

中岡
「そうですね。もうお付き合いしてる時間が13年ぐらいあったんで。もう慣れてくれてるというか。それはもう」

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