【徹子の部屋】俳優・松本若菜 遅咲きの苦労人(2025年4月8日放送)

徹子
15歳の時、鳥取の地元で奈美悦子さんにスカウトされて、いまや大注目の俳優とおなりになりました。
23歳でデビュー。人気俳優になるまでの道のりは長かった
いくつもアルバイトを経験なすったそうです。
いまやドラマに引っ張りだこ」

松本若菜「ありがたいかぎりです」

徹子「おいくつになったんですか?」

松本若菜「41になりました」

徹子
「えーと、23歳の時に仮面ライダーでデビュー
仮面ライダーってどんな役やるんですか?」

松本若菜
「仮面ライダーで私はその主人公の仮面ライダーの、仮面ライダーになる前の人間の男の子のお姉さんをやってました」

徹子「で、そっからブレイクまで17年?」

松本若菜「はい。かかりました」

徹子
「それはかかりましたよね。
まあ、遅咲きのアラフォー女優とも呼ばれてるんですけれど、そういう風に感じる?やっぱり」

松本若菜
「去年ですかね。去年の下半期くらいから、私も色々な方に松本若菜っていう名前を覚えていただくようになりまして。
それから約9か月、10か月くらいが、本当に怒涛のように過ぎてきたので。
正直まだあんまり、皆さんにこうやって徹子の部屋に呼んでいただくような人になったなんて。
だから自分でまだ追いついてなくて。まだちょっと夢の中にいるようです」

 

3姉妹の末っ子

厳しかった父

徹子「鳥取県米子市のご出身3姉妹の末っ子。お姉さんが2人いて」

松本若菜
「はい。下の真ん中と3歳、上と4歳離れていたので。
上の2人は仲良く一緒にかけっことかするんですけど。
私はまだちっちゃかったから、かけっこしても置いてかれちゃって(笑)。
それでよく家でもう何もすることないから1人でままごとしたり。
あとあの、ローラースケートが流行ってたので、ローラースケートをしたり。
縄跳びをしたりっていう。
1人で遊んだりすることが多かったです」

徹子「ご両親結構厳しかった?」

松本若菜
メチャクチャ厳しくて。あのー特に父がとても厳しかったんですけども。
私がこうちょっとでも歯向かったら、すぐこう箸がピューんって飛んでくるような。
今はもうだいぶ丸くなったんですけど。
当時はそういう父でして。

もう門限があったんですけども。
学生の時は、えーと夜7時。で、20歳までは夜10時。
成人越えてからは夜0時だったんですけれども。
その時間を守っても怒られるんですよ」(笑)

徹子「なんで?(笑)」

松本若菜
「わからないです(笑)もう姉たちとも、なんでちゃんと帰ってきたのに怒られるんだろうねって話はしてたんですけど」

 

芸能界に入るきっかけとなった奈美悦子さんのスカウト

15歳の時、ショッピングモールで声をかけられ

徹子「あ、そう。で、芸能界にお入りになるきっかけは、奈美悦子さんが…」

松本若菜
「はい。あのーその鳥取県の米子市に、高校生(15歳)だったんですけども。
学校帰りにショッピングモールにいたら、友達が「芸能人が来てるよ」っていう話を聞いて。
「えー!米子に芸能人がいるの!?じゃあ、探そう!」って、そのショッピングモールの中走って行ったら、奈美悦子さんがいらっしゃって。
「すごい!芸能人だ!握手してください」って握手してもらって
で、その後、そのフードコートに行って友達と喋ってたら、今度は奈美さんが私を探しに来てくださって。
「芸能界に興味ない?」っていうふうに声をかけていただいたっていうのが、奈美さんとの出会いです」

徹子「芸能界誘われた時、どう思った?」

松本若菜
「そうですね。その時は、なんか二つ返事で「やりたいです!」ってことを言ったんですけど。
よくよく考えて。家にその帰ってから、両親たちにも改めてお電話をくださって
それでその芸能界っていうのがどんどんどんどん現実味を帯びてきたときに、突然怖くなっちゃって(笑)。
「東京行って仕事するのか…!」みたいな」

徹子「そうよね。15(歳)じゃね」

松本若菜
「はい。それでもう怖気づいちゃって、その時はお断りしたっていうのが。はい。ありました」

 

一旦断ったスカウト…再度思い直し

高校卒業後地元で就職…しかし、自分らしく生きたいと奈美さんの事務所に連絡

徹子「それであの、高校卒業して、地元で就職はもうしたんですって?」

松本若菜
「はい。就職をいたしまして。えーと…22(歳)まで地元鳥取にいたんですけども。
まあ20歳超えたあたりから、なんかこう仕事をして家に帰るっていう毎日の日々が。
なんか、うーん…もうちょっと自分らしく生きれる何かがあるんじゃないかっていう風に自問自答しまして。

その時に、15(歳)の時に断ったその芸能界のお仕事。
もし、再チャレンジするなら、まあ今の歳がもう最後のチャンスかなと思って。はい。
それで今度は、えっと奈美さんの事務所の方に私からご連絡させていただいて

徹子「随分経ってたでしょ?その間」

松本若菜「7年ありました。でも、覚えててくださって

徹子「覚えててくだすったの?」

松本若菜
「はい。そうでした」

 

全て決めて土下座…しかし、母も父も反対

松本若菜
「それで、そう思い立ったが吉日じゃないですけど、とても私も臆病な性格でもあったので。
もう自分で自分の背中を押すしかないと思って、すぐに東京に出て
まあその事務所の方たちと久しぶりにお会いして。
それでじゃあ、芸能界に入ってみようかっていうその具体的なお話になったので。

まずもう両親を…OK出してもらわないといけないけど。
そのための何か材料があるかなと思って、自分が考えたものが、東京でアパートを見つけて、もうそのまま契約書…自分も全部書いて。
あと保証人の欄に父の名前を書いてもらうだけにして、それ持って帰って、鳥取に
あとは土下座をしました(笑)」

徹子「そしたらどうでした?」

松本若菜「「ダメだ」の一点張りでした」

徹子「お父様?」

松本若菜「はい。母も

徹子「お母様も?」

松本若菜「はい」

徹子「あら大変」

松本若菜
「あら大変でした(笑)。うん。だったんですけど。
でも母は、最終的にはもうたった1回の人生だし、若菜のやりたいように1度は苦労してみてもいいんじゃない?っていうふうに言ってくれて。
なんとか父にその保証人の欄にも書いてもらって…たんですけど。

上京するその日のえーと…バスで私は上京したんですけども、そのバスの停留所まで父が送ってくれてる時に、「やめるなら今だぞ」っていうのは(笑)言われました(当時若菜さん22歳)」

徹子「その時どうでした?」

松本若菜
「私はでもその時は「もう絶対何が何でもやってやる!」っていうのがあったので。
父に「もう、いや行く」っていうのは伝えました」

徹子「そしたら最終的にはお父様何て?」

松本若菜
「でも父は、私今41なんですけど。
38~39位までは、電話をするたびに「いつ帰って来るんだ」って(笑)言ってたんですけど。
でも最近こうやって色々な所に出させていただいてる姿を見てなのか、最近は言ってこなくなりました(笑)
諦めたのかもしれないです」

 

奈美悦子さんからのメッセージ

徹子「実は奈美悦子さんからメッセージが届いてるんですよ。えーと、お読みしますね」

奈美悦子さんからのメッセージ
『徹子の部屋初出演おめでとう。
あの可愛かった若菜ちゃんがどんどんキレイになって、最近ではテレビで見ない日はないほどのご活躍。
とても頑張っている若菜ちゃんを見ていて、本当に本当にうれしいです。
ずーっと会えていないので会いたいな。』

 

松本若菜「ありがとうございます。嬉しいです。そんな風におっしゃっていただけて」

 

初オーディションで合格

仮面ライダー電王のオーディションに合格

徹子「上京なすって、もうすぐにオーディションに受かったんですって?」

松本若菜
「はい。実は初めて受けたオーディションで、初めて受かりました(笑)
それが仮面ライダー電王という。はい。
仮面ライダーが電車に乗るんです。(笑)
電車の運転席がバイクになってる。そういう、はい。仮面ライダーでした」

 

続く暗黒期

仕事が無い日々…アルバイトでカフェの料理長になったことも

徹子「それでよかったんですけど、それからちょっと暗黒期に入ったんですって?」

松本若菜
「入りましたね~。そのー全くお仕事がない期間もありましたし。
オーディション受けても落ちてしまうものもありましたし。
お仕事ありがたくいただいても、その名前がない役というんですかね。通行人みたいな。
そういう時もありましたし。
なかなか自分が思い描いていたその俳優像とはずいぶんかけ離れた時でした」

徹子「そうですか。でも15年ぐらいも仕事がないと、ちょっとどうかな?と思っちゃわない?」

松本若菜
「(うなずく)うん。ありましたね~。自分にこの仕事が向いてるのかっていう時は…はい。思い悩んだ時もありました」

徹子「うん。でも、よくアルバイトもなさったんですって?その時」

松本若菜
「はい。上京してからあのーずっと私は飲食店で。色々な所ではあるんですけど。ずっと飲食店でバイトしてました

徹子「なんかカフェの料理長にまでなったとこもあるんですって?」

松本若菜
「(笑)そうですね。一番最後にやっていたカフェでは、あのー料理を考えたり、あとまあ実際料理作ったり、あと発注とか。そういうものもすべてやっていました」

徹子「あ、大変だわね」

松本若菜「大変でした(笑)」

徹子「でも高校時代に調理師免許は取ってらしたんですって?それ随分手早かったですね」

松本若菜
「それが本当にもう…とった時はただただ何かうーん…まあ調理師免許持ってても、ね?将来自分で何か作る時とかにもきっと役に立つなぐらいな感じで撮ってたんですけど。
上京してからアルバイトして。調理師免許持ってるって言った時の待遇が全然違くて。違います」

徹子「でもその頃なんか雨漏りもするアパートに住んでらした」

松本若菜
「(笑)上京してすぐくらいです。上京してすぐくらいのところが、そうなんです。
木造2階建てだったんですけど。私1階に住んでたんですけど。
1階なのに雨漏りして(笑)
サッシの部分からなんかこう…横風の時に、雨もワーッてなって。
そこでサッシから裏を伝って入ってきたのか分からないんですけど。
ほんとにあのよくテレビで見たり、漫画で見てたりした鍋置いて。
ポチャンポチャンっていうのを体験しました」

徹子「へえ~。そういう生活してると、もうなんか嫌だなって思っちゃわない?」

松本若菜
「いやーまだでもその時は…確かに嫌だなっていうのは思ったんですけど。
でも「なにくそ!」っていう根性で。はい。思ってました」

 

やめようと思った時に、母の「わかった」という一言に感じた愛情

徹子「あ、やめようと思ったことが1回だけあったんですって?なんか」

松本若菜
「はい、ありましたね。ちょうど32~33(歳)の辺りだったんですけど。
もうこれ以上自分の成長がないんじゃないか」っていうふうに思って。
もうやっぱりこの業界は私の居場所はなかったのかな~」って思って。
でその時に、次決まってる仕事をやめたら、鳥取に帰ろうと思って。

で唯一それを伝えたのが母だったんですけれども。

まあ母に電話してそのことを伝えたら、「わかった」っていう一言で。
「なんで?」とか「なにがあったの?」とかは一切聞かず。
「わかった」っていうことを言ってくれて

それが、その時の私にはすっごくありがたくて。はい。
全てを肯定してくれた気がして

だけど、その言葉もあったおかげで、やっぱり私はこの世界にい続けたいっていう風に思えて

それで、もう1回気持ちも入れ替えてやろうと思ってたら、その時にえっと出演した『愚行録』という映画のヨコハマ映画祭で助演女優賞をいただきまして」

徹子「びっくりしたでしょ?」

松本若菜
「びっくりしました。
それでですね。改めて私はここにいよう
ここで私は人生をしっかり過ごそうっていう風に思いました」

徹子「でもそん時にお母様のあのー「わかった」っていう一言がとっても背中を押してくれたんですって?」

松本若菜
「かなりそうでしたね。もし「わかった」じゃなくて、「なんで?」とか「もういいよ。じゃあ帰って来なさいよ」とかだったら、帰ってたかもしれないです。
だけど「わかった」っていうだけのその一言になんか母の…うん、ものすごく熱い愛情っていうのに感じましたね」

徹子「ああ、そう。でもお母様もその時そんな歳じゃないだろうと思うんだけど。」

松本若菜
「そうですねぇ。でも母もその後、何年か経った後に確か姉から聞いたのかな?
なんか、その私が分かったって言った時のことを話してたみたいなんですけど。
きっと若菜は「分かった」って言っても帰ってこない自信があったから。だから、何にも言わなかった」っていう風に言ってたみたいで。
母は何でもわかるんだな~って(笑)はい」

 

家族みんなで旅行へ

5人全員で泊まれる部屋を探し…

(松本若菜さんの愛猫もずくの写真が映る。現在14歳)

松本若菜
「愛猫です。名前はもずくですね。相性はもんちゃんですね。
でも、もうおじいちゃんなんですけど。」

徹子「それじゃあ、寂しくない?」

松本若菜
「寂しくないです。帰ったら、もうもんちゃんが待ってくれてるんで。はい。
どんなに遅くても、どんなに朝が早くても、元気もらってます」

徹子「かわいいわね。じゃあ、お休みの日なんかはこの猫と一緒に過ごす?」

松本若菜
「はい。一歩も外出ないって決めて。はい。(笑)
それでもうもんちゃんと遊んだり、まあ台本読んだり、うんと…寝だめしようと思って、いっぱい寝てます」

徹子「故郷にお帰りになる機会はその後あったんですか?」

松本若菜
「最近は、ちょうど去年の今頃だったと思うんですけど。3月、4月ごろに。
えっと久しぶりに地元に帰って。
まあ今まで心配ばかりかけてきた両親とあと姉2人を連れてその…米子にある皆生温泉っていう場所があるんですけど、皆生温泉のホテルにみんなを招待しました(笑)。
みんな5人で寝れる部屋っていうのがどうしても私は良くて。その部屋を見つけて」

徹子「じゃあ5人のとこで布団なんか敷いて」

松本若菜
「はい。久しぶりにね。一応その父と母はこうベッドがある部屋。
で、その隣に好きなだけこう布団を敷いて寝れる場所があったので、そこで姉妹3人で寝たんですけど(笑)
姉妹3人で寝たのなんてもう30年以上ぶりだったと思うので。なんか嬉しかったですね」

徹子「色んなお話なんかしたりして?」

松本若菜
「はい。してたんですけど、もうみんな歳とってきて。
もう眠たくなってきて、もう1人寝て、2人寝て(笑)」

徹子「ご両親はあなたのお出になったもの見てくださってる?」

松本若菜
「えーと。見てくれてると思うんですけど。
そんななんか「見たよ」って電話とかもあまりくれなくて。
ま、映画とかはそうですね。観に行ったよっていう風には伝えてくれるんですけど。
ドラマだったりバラエティだったりっていうのは、毎回連絡とかはしてこないですね。うん」

徹子「あ、そう。でも見てくださってるだろうと思ってる?」

松本若菜「のはずです(笑)はい」

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