サスペンスドラマでおなじみ、俳優の山村紅葉さんが語った危機管理能力が高いエピソード。
お母様が推理作家の山村美紗さん。
小説は数多くドラマ化され、お母様のサスペンスドラマに娘の山村紅葉さんが出演されていました。
この日お話しされていたエピソードはお母様に関連するものも多く、さすが推理作家!と思うもので、大変興味深かったので、紹介させていただきます。
山村紅葉さんプロフィール
1960年10月27日生まれ(出演時年齢63歳)
京都府京都市出身
156㎝ A型
1985年 早稲田大学政治経済学部経済学科卒業
学生時代に母・山村美紗さん原作のテレビドラマで女優デビュー。
その後も学生時代にドラマ作品に20本程出演。
元国家公務員…1984年に国税庁国税専門官試験に合格し、卒業後女優業は引退して大阪国税局に勤務。国税調査官として働く。
26歳で結婚し、退職。
結婚後専業主婦になるつもりだったが、出演依頼が殺到し、本格的に女優としての活動を再開。
母:推理小説家の山村美紗さん 夫:元財務省官僚
祖父:民法学者・京都大学名誉教授木村常信
(以上Wikipediaより)
家に防犯カメラを何台も置いている
部屋の中もペットカメラを各所につけて、留守中はケータイでペットカメラを見守っています。
ペットは一匹もいない。
いないのに、不審者は入ってきていないかとか、キティちゃんが盗まれていないかとか。
と語った山村さん。
上田さんは「ちょっとサスペンスドラマ出すぎたかもしれませんね」とツッコミを入れていました。
ペットカメラで見守っているとのことだったので、ペットを見守ってるんだと思っていたら、まさかです。ペットはいなかった…。
犯人と間違えられたら嫌なので、証拠を確保してから財布を警察へ
お財布を道で拾ってすぐ届けても、もしかしたら財布をすった人が、現金だけ抜いて捨ててる場合がある。
私が取ったと思われて犯人と間違えられたらいやなので、
・防犯カメラ近くにあったら、これで(映して)見てもらおうとする
・5分前に銀行のATM行ったから、(ATMの)防犯カメラに映っているはずなので、すぐ銀行に「もし今財布を届けて犯人に間違えられたら、アリバイをそのビデオで証言してくださいね」って電話する
このようにしてからでないと、警察に届けに行けない。
とお話しされていました。
司会の上田さんは「ちょっとしばらくサスペンスドラマやめときましょうね」とツッコミを入れていました。
仕事の前日から固形物は食べない
硬いものを食べると舌かんだり、唇かんで血が出たり、歯が欠けたりする(可能性がある)。
もしそれで収録に迷惑かけたら(いけない)と思うから、前の日から絶対に基本的に液体か流動食(しか食べない)。絶対固形物は食べないです
とお話しされていました。
母 作家 山村美紗さんは家の中でいくつも暗証番号付きのカギをかけていた
(危機管理能力が高いのは)母の影響が強いです。
母が泥棒に入られた時のためにとか、1階から2階に入る所とか、とにかく暗証番号付きのカギをかけまくるんですよ。
母の部屋とか全部何か所もA-12345とか押さないと入れないカギにして、それも見られたかもしれないからと言ってすぐ変えるんですけど。
私が実家に帰るときに、電話で(暗証番号を)聞くと盗聴されてるかもしれないから、「パンがないからケーキ食べておいてくれる」と(母が)いうと、それはフランス革命。
アントワネットが言った言葉だから、(暗証番号は)A-1789(とわかる)。
※1789はフランス革命の年号
とお話しされていました。
家の中にも何個もカギをかけたり、盗聴されてるかもと暗号で伝えるってさすが推理作家としか言いようがありません。
凡人の私には思いもつかない世界です。
上田さんは「もうオーシャンズ11ですもんね。やってることはね。」とツッコミを入れていました。
母 山村美紗さんにワイヤレスマイクで盗聴されていた
小さい時ブランコから落ちたりしたら、母が飛んできてくれた。
スーパーマンみたいだなと思ってたら、実はワイヤレスマイク・盗聴器みたいなのをつけられていた。
母が家のラジオで書きながら聞いてて。だから遊んでるのを全部盗聴されていた。
だからのちにベビーモニター(赤ちゃんが泣いたら、お母さんが台所でわかる機械)が出来たときに、あの時特許取っておけばよかったとか言って。
あれ作ってたらだいぶ身銭入ったのになあって言ってました。
と語られていました。
有名人の子供が誘拐されるという事もままあることですし、きっととても心配だったんでしょう。
ずっとついているわけにもいかない。
でも、ずっとラジオで様子を聞いていて、何かあったらいつでも飛んでいく。
とても、深い愛情を感じます。
母 山村美紗さんと誘拐された時の合言葉を決めていた
だし、もし誘拐されたときに、一言だけ声聞かせてって言ったら、「ママ助けて」ってなんか一言だけは言える。
その時に犯人の特徴を知らせるために
・「ママ」って言ったらいつもママって言ってるから知ってる人(犯人は顔見知り)
・「お母ちゃん」って言ったら関西だけど知らない人(犯人は関西圏の人)
・「お母さま」って言ったら関西圏以外の人とか(犯人は関西圏以外の人)
あと場所
・「早く迎えに来て」だったら近くにいる
・「ゆっくりでもいいから来て」だったら割と遠くにいる
突然の抜き打ちテストもあり、
「はい、東京の男の人に誘拐されて、遠くへ連れていかれました。はい!電話代わりました。一言どうぞ」と聞かれたそうです。
きっと、本気で誘拐も心配だったのだと思いますが、ここまでいろいろなことを想定して備えているってすごいです。
さすがミステリー作家山村美紗さんです!
何かあったら、作家西村京太郎さんに小説の続きを書いてもらう約束をしていた
(母は)もし何かあって倒れて、(小説が)書けなくなったときに、8本くらい連載してたので、基本的にはやっぱり作家仲間の西村京太郎先生とお互いに、もし倒れて書けなくなった場合はお互いが書き継いで完結するって決めてたんですよ。
現実には母急死したので、あとは西村先生が書きつないでくださって。
完結して本にもなりました。
とお話しされていました。
山村美紗さんと同じく何作もテレビドラマ化されている推理作家西村京太郎さん。
山村美紗さんの間でこんな約束が交わされていたのはなんか感慨深いです。
若い頃は、推理小説が好きで、よく西村京太郎さんと山村美紗さんの小説も読ませていただきました。なんだか、素敵なエピソードですね!
まとめ
とにかく、山村紅葉さんのお母様山村美紗さんの危機管理能力はすごい!としか言いようがありません。
さすが、推理作家です!
それと共に、母親としても山村紅葉さんを愛し、とても大切に思い、心配し、色々なことを想定して危機管理していたのだと、母親としても立派な方だったのだと思いました。
心配しすぎではないか…とも一見すると思ってしまいますが、有名でお金がある人達はいくら危機管理してもしすぎという事は無いのかもしれません。