(石垣島の空港で待ち合わせたみちょぱさんと山本舞香さん。レンタカーで出発する)
山本舞香「なんで石垣なんですか?」
みちょぱ
「えーと、私が旦那とよく行く場所ということで。
元々旦那がホントに13年ぐらい前から毎年来てる場所で」
かくも頻繁に石垣島に足を運ぶようになったのは、夫・大倉士門さんとシュノーケリングを楽しむため。石垣島と出会い、人生が変わった。
沖縄観光
朝ごはんグルメはオニササ
みちょぱ
「石垣にきたら、まあ基本船に乗ってるんですけど。
その前に必ず朝ごはんを買って船に乗るので。
その朝ご飯をちょっと買いに行きます」
石垣島でのルーティンに組み込まれたお気に入りの朝食。
知念商会は、総菜から日用品まで取りそろえるご当地スーパーマーケット。
島の定番と言われるグルメが…オニササという食べ物。
200円のササミのフライと80円のおにぎりを透明の袋を使ってショーケースからとる(フライやおにぎりはいろいろ種類がある)。
そして、袋の中で、ササミとおにぎりを一体に潰して出来上がり。それをそのままパクリ。
「おにぎり」と「ササミフライ」で「オニササ」と言うそう。
みちょぱ
「朝からガッツリっちゃガッツリですよね。
でも海いつも潜るんで。体力使うんで。
もうすぐファッションショーがあるんで。あんま食べたくないんですけど(笑)。
いやでもやっぱ、石垣来たらコレ食べなきゃ始まんないから」
大好きなサルを見にリスざるの森へ
みちょぱ
「私サルが大好きなんですけど(笑)
旅行先にそういうサルがいるようなところ。
海外にしろ国内にしろ、そういうとこあると、必ず行っちゃうぐらいなんか可愛くてサルが。
石垣にも可愛いサルがいっぱいいるので、是非」
石垣やいま村は日本で最西端のテーマパーク。
ここにたくさんのリスざるの森というリスザルがたくさんいる場所が。
リスザルは体調およそ30㎝。アマゾン川流域の熱帯雨林に住む小型のサル。
色もリスに似ていることからそう名付けられた。
ここのリスザルはいくつかのグループに分かれ、それぞれ異なるリーダーが率いているという。(全部で70匹くらいいるそう)
リーダーが行動すると、それにメンバーがついていく。それが彼らの社会。
知り合いの船で海へ
みちょぱ
「波に乗ります。いつも私が来ると必ず乗る船があって。
それは旦那の知り合いなんですけど」
山本舞香「結婚式に流れてたムービーあるじゃん、プロポーズの。あれは石垣?」
みちょぱ「あれは石垣島です。だから、結構思い入れのある場所なんで、私にとっては」
2人の距離が縮まったのは2年前
みちょぱ
「あのイタリアンのところ行って。覚えてます?あそこ。夏のあの日。
なんか舞香さまの過去の話をなんか全部してくれて」
山本舞香「お互いの話を結構する時間だったよね」
みちょぱ
「ねえ。じっくり話しましたよね、なんかあの時。
で、あ、すごい心…あ、こんなに私に心開いてくれるんだっていうなんか、それがなんか私的には嬉しくて。
やっぱ近しいものを感じるなって思いましたね。」
山本舞香「うん。ありがと♡」
みちょぱ
「ありがと♡着きました~。
(船で案内してくれる)まーきーです。
いつもまーきーの船に乗って、色んな所…スポット行って潜ってっていう毎日を過ごしてます。
もともと旦那と…士門が20歳ぐらいの時?」
平正樹さん「20歳。大学生か」
みちょぱ「そっから私が連れてきてもらって知り合った」
(船にのる3人)
みちょぱ・山本舞香「Let‘s GO~!」
島を訪れるようになって早5年。揺れる船の上でもすっかりくつろげる状態になった。
日中はほぼ海の上で過ごし、シュノーケリングを楽しむ。
撮影時はシーズンオフ。潜るには寒かったので、とりあえず海がキレイに見えるポイントへ。
みちょぱ「石垣島初めてという事でしたけど、どうでした?」
山本舞香
「メチャクチャ海キレイでしたね。メッチャキレイだった。
次はプライベートで来てちょっと潜ろうよ」
みちょぱ「ぜひ」
山本舞香「じゃあ4人で行きましょうか。旦那同士が仲良くて。もともと。」
みちょぱ「でも4人でまだ会った事ないですもんね」
山本舞香「まだない。別。美優がいないとか」
中3で結成したギャルサーの総代表
ここで怒られながら学んだ礼儀
みちょぱ
「私はそうですね。グループで生活してきたな、今までは。
渋谷のもうギャルサー。
ギャルのサークルを作って「総代表」っていうのをやってましたね」
中学3年生の時にギャルサーを結成。その名も「美舞羽凛(ひまわり)」。
総代表としてメンバーを束ねていた。
みちょぱ
「あの私が作ったサークルはもう一番…何百人といる中の1番下の(グループ)。
中3の女の子限定のサークルを作ったので。
一番もう下っ端の下っ端みたいな感じだったんで。
みんなね、大体もう結構地元とかを出て渋谷に来る人とか。
そうやって集まってくる人が多かったから。
まあ言うたらちょっとヤンキーの人たちが多かったかもしれない(笑)。
だからメッチャ厳しかったんですけど」
14歳にして序列や礼儀が重要な世界に自ら飛び込んだ
みちょぱ
「早かったと思いますね~。色々怒られながら学んできたので。
なんか色々経験するのが早くて。
でもそれのお陰で芸能界で1回も怒られた事ないんで。
うん。あそこにいて、まあちょっとの間でしたけど、いて良かったなと思う事は結構ありますね」
モデルになるきっかけ
先輩がやっていたPopteenの読モの人数合わせで頼まれ
山本舞香「ギャルサー?」
みちょぱ「ギャルサーです。でも分かりますよね?こう上下関係の世界は」
山本舞香
「メッチャ分かる。そのギャルサーからモデルになるのは、声かけられたって言ってたっけ?」
みちょぱ
「そうですね。サークルの中でも先輩の人たちが、Popteenの読モ(読者モデル)みたいのをやってたりとかして。
なんか人数合わせでスナップ行ってくれって言って。」
山本舞香「すごくない?でもそっからPopteenのモデルになってさぁ」
みちょぱ
「で、そっからちょっとお小遣いもらえるし。
中学生でバイトもできないから。
お小遣いなんてもらえないけど、その謝礼として軽く貰えたりとかするのが。
え、雑誌に載れて金貰えるのラッキーみたいな(笑)。
そんな感覚でした、最初は」
欲がない「出れてラッキー」ぐらいの感覚
そのうち、藤田ニコル、越智ゆらのと共にブレイク。
バラエティ番組のオファーも増えていった。
みちょぱ
「そう。だから、何も緊張もせずたぶんその場にいる…その場に来る人ってやっぱりモデルを目指して、みんなスナップ撮影とか来て。
そっからやっぱ違う企画に呼んでもらってって目指してる子が多かった中、遊び感覚で来ている人なんてたぶんなかなかいなかったから。
緊張感もなく行ったのが、逆によかったっぽかったですね。
でも今も確かに思えば、別に緊張もしないし。
まあ、元々欲がないので。
「あ、なんか出れてラッキー」ぐらいの感覚なんですよ、今も。
テレビもこんだけ呼んでいただいて。ありがたいけど、ラッキーみたいな。
まあ、もうちょっと責任感持った方がいい部分もあると思うけど。
でもなんかそんぐらいだからこそ、気を張らず、張り過ぎずできてんじゃないかなっていうのは、今も通ずるとこはある気がします。
もっともっとがないんですよね。
結構私はもう狭い中で、もう今が満足してるんだからいいんだよっていう人なんで。
わざわざ視野を広げなくてもいいかなっていう。
何かきっかけがあって広げるタイミングがあって知る事は別にいいと思うんですけど」
夫・大倉士門さんとの出会い
中3の時Popteenで出会う
石垣島を訪れるようになり、視野が劇的に広がった。
気張らずとも、視野が広がるタイミングは自然と訪れる。
彼との出会いもそうだった。
みちょぱ「芸能の世界に入ってきて、ちょっとした時に初めて現場で逢って」
山本舞香「士門くん(夫)と出逢った?」
みちょぱ「そう。Popteenで中3の時に出逢いました」
アウトドアな夫の影響で広がった視野…人生が豊かに
交際を始めると、生活が変わっていった。思いもよらぬ方向へ…
みちょぱ
「私元々めちゃめちゃインドアな人で。
仕事とかで会ったら喋ったりはするけど、なんかプライベートは全然外に出ない人だったけど。
旦那と付き合うようになって、すごいアウトドアな人だから。
ダイビングとかも素潜りとかも、全然やった事も興味も湧いてなかったけど、旦那がやるからついて行ったら、めっちゃ楽しいじゃんみたいなのとか。
なんか色んな所連れてってもらって、色んな経験・体験をして、成長している感じはあるので。
16(歳)から一緒にいるから。
まあいわゆる青春の時代をずっと私は(彼と)一緒にいるので。
もし旦那がいなかったら、何してたんだろうと思うと怖すぎるっていうか。
ほんとにこの仕事もそうだし、旦那と出逢えた事もだし。
それでだいぶ人生豊かになってるなぁとは思います」
山本舞香
「舞香も東京から出ない人だったの。
あのー田舎から出てきて。怖い。どこの地方行くのも。
なんか新幹線も自分で取れないし。飛行機も自分で取れなかったから。
なんか、仕事じゃなきゃ外出ない。
でもやっぱ旦那と一緒になって、地方とかめっちゃ行くじゃん?ツアーで」
※山本舞香さんの旦那さんはロックバンドMY FIRST STORYのHiroさん(森進一さんと森昌子さんの三男)
みちょぱ「めっちゃついてってますもんね」
山本舞香「で、そっから舞香も全然なんか明るくなった、心が」
みちょぱ「うんうん。確かに前までだったら、海外旅行とかもなんか全然行ってるイメージ…」
山本舞香
「そう。「行きたいね」で終わってたから。そう。パートナーのお陰もあるし。
ANOTHER SKYのMCやらせてもらってから、海外の楽しさを学べるんだよね。
収録をすればするだけ。うわ、行きたい行きたい。で、ハワイ行ってるから」
みちょぱ「あ、みていったんだ?あ、そうなんだね」
山本舞香「超楽しいじゃん。やって良かったなって思うわけ」
みちょぱ「おお!これ(この番組)も繋がってる」
山本舞香「そう。全てが繋がってるから。今すごい充実してる」
プロポーズされた思い出の場所へ
ロマンティックだったプロポーズ
3年前、人生最大のサプライズが待っていた。
みちょぱ
「やばい。久々かもしんない。ここ来るの。私の想い出の場所です。
ここは大崎ビーチ。
結構船で海に行く事も多いんですけど。ビーチエントリーって言って、ここから(ビーチの砂浜から)入って潜ったりすることも多いんで。
人が全然いなくて、よく来るんですよ、ここら辺。
ここで。ちょうど3年前のこの3月の時期にプロポーズされた場所です。
ここの奥に荷物置いて2人で潜りに行って。
で「私日焼けしたいから先上がるね」って言って、1人で上がってきて寝転がってたら…。
いつもだったら上がってきたら起こすんですよ、旦那が。「上がったよ」って。
でもなんか私がパッてふと起きたら上がって来てて。
(私が)「なんで起こさないの?」とかって言って。
(旦那が)「いや、ちょっと色々やってた」みたいな
でもそこも別に私も怪しいと思ってなかったから。
とりあえず(私が)「トイレ行きたい」ってトイレ行ってる間に、(携帯のカメラを)セットしてたらしくて。
この(大きな木の枝の)くぼみに携帯を置いて、あっち側を撮る感じで。
で、トイレから帰ってきて「そろそろ帰んなきゃね」なんて言ってたら…急にプロポーズされました(笑)」
みちょぱ
「で、その結婚式でお色直し後の再入場の時に、その一部をVTRいれて流したんですよね。
だから、来てくれた人からしたら、たぶん「あ、みたことある場所だ」っていう」
山本舞香
「めちゃくちゃいい映像だったんですよ。そのプロポーズしてもらってる時の美優の素の感じが。
「あ、旦那の前でこんな感じなんだ」みたいな。
全然違う。なんかいいなって思った」
みちょぱ
「なんか荷物ガサガサしだして。(指輪)パカってやられたんで(笑)。パカやられましたね。
「理想のプロポーズは何ですか?」とかやっぱ聞かれるじゃないですか。
それでホントに思ってたのは、マジで、家でゆっくりしてる時に急にされるとか。日常的な。
いや、そんなロマンチックなものとか別に私そんなに興味がなかったんで。
そうやって言ってたんですけど。
まさかのこういうなんかメッチャいいロケーションで。
で、ちょうど夕日ぐらいだったんで、めっちゃロマンチックだった(笑)。
予想外なロマンチックだった。
ま、ていうのも、本人がこういうそういうね、旅行行ったりとかを日常的にしようっていう意味を込めてのここ(プロポーズしたビーチ)だったみたいなんですけど。
でも、なんかされてみたらいいもんですね、ロマンチックなのも(笑)」
この島での生活を、日常にしよう。
非日常が日常となる。それくらい視野が広がった。
みちょぱ
「なんか海に出るようになって、それこそもう海なんて広くて広くて。
そういうダイビングとか素潜りするようになって。
まあ、まだ知らない所いっぱいあるなって思うし。
でもそれ東京にいたら絶対思わないし、そんな感覚。
だから、唯一視野を広げれる場所なのかなとも思うし。
間違いなくそれは。
インドアが…動きました、あのインドア少女が(笑)」