毎日の生活
早寝早起き
加藤浩次「料理の方は作ったりもされますか?」
石田ゆり子「あの~複雑なものは作らないですけど。まあ、簡単なものは」
加藤浩次「食べに行くのは好きですか?」
石田ゆり子
「美味しい所に時々行くのは好きですけれど。
基本的に私は夜は家にいたいタイプで。
たぶん、子どもなんですよね、感覚が。
で、小学生の時みたいな感じ。
夜は家に帰って、お風呂とか入って、好きなテレビ観て、寝るもんだと、早く(笑)」
加藤浩次「てことは、朝起きるの早いですか?」
石田ゆり子「放っとくと、私は(午前)3時ぐらいから起きてます」
加藤浩次「3時!?ごめんなさい、何時に寝てるんですか?」
石田ゆり子「(午後)9時ぐらいには寝ます」
加藤浩次「早っ(笑)!え、で、3時に起きて何してるんですか?」
石田ゆり子
「あのまだ暗いじゃないですか。
でも私はその、朝日が昇ってくるのを見るのがすごい好きなんですね」
加藤浩次「あ、メッチャいいな~」
石田ゆり子
「ちょうど私の住んでる部屋が、朝日が昇ってくるのと夕日が沈むのとがどっちもすごくキレイに見えるロケーションなんですよ。
だから、朝早く起きて、朝日昇ってくるの見て、夕日沈むの見て。
もうそれが幸せ。」
加藤浩次「お、すごい生活ですね、それね。体調良いでしょ?メッチャ」
石田ゆり子
「そうですね。そういう暮らしをちょっとここ最近しばらくしてたので、今元気ですね」
水泳が得意
オリンピックの強化に選ばれるほどの実力だった
実はですね、すっごい久しぶりにカメラの前に立ってるんですよ。半年ぐらいぶり。
ちょっとロングバケーションをとってまして。まああの、意図的に休んでたんですけど。
だからスゴイ今日、緊張っていうか、あの…ああ、こういう感じだったなっていう(笑)
この間もパッて観たら、(この番組に)妹が出てて」(笑)
加藤浩次「だから、お姉ちゃんはすごかったって言ってましたよ」
石田ゆり子「ああ、水泳ですか?」
加藤浩次「水泳」
石田ゆり子「ああ、そうですね。水泳だけはちゃんとやりました」
加藤浩次「だって、オリンピックの強化だったんですよね?」
石田ゆり子「う~ん…ロサンゼルスオリンピックのまあ強化選手になれるかね?っていうぐらいですか。
5㎞…5000mぐらい泳ぐんですよ。毎日。
なんでこんなに泳がきゃいけないのかっていうぐらい水の中で。
なので、今日たまたま収録日が七夕じゃないですか。
で、私は当時、七夕の短冊に「エラ呼吸になりたい」って書いて。(笑)
七夕になるとそのこと思い出す(笑)」
中学校の3年間台湾へ
日本人学校で勉強し、頭が良くなって帰って来る
1品目 子どもながらに接待した台湾料理
石田ゆり子
「こちらはですね、あの父が仕事で台湾に…まあ、台北市に赴任することになって。
中学校の3年間、その家族で住んでいた台湾の台北市にある「青葉(チンィエ)」ってお店のしじみの醤油漬け」
加藤浩次「台湾は思い出深いですか?やっぱり」
石田ゆり子「あの、子どもだったんですけど。こうどっか日本のこう親善大使みたいな気持ちをずっと背負わされて」
加藤浩次「え、それなんで?」
石田ゆり子
「え、自然にそうですけど。
その海外に家族で行ってると、どうしてもこう日本人としての…日本代表みたいになるわけですよ。
だからこう、日本人として恥ずかしくないようにしなきゃいけないとか。
なんか…何でしたっけ?(笑)
今頭の中が真っ白になっちゃった。ヤバい」
加藤浩次
「だから、日本から来るお父さんの仕事の関係の人来たりしたら、あれですか?おもてなしするみたいな感情ってあったんですか?」
石田ゆり子
「あ、そうですね。お客さんたちを家族全員で接待するような文化があって。
だから子どもなのにも関わらず、こう立派なレストランで、大きな円卓で、なんか大人に混じってご飯食べたりとか」
サバンナ高橋「ちゃんとお行儀良くしなきゃダメですもんね、そこでは」
石田ゆり子「そうですね。なんか、そんな毎日でしたね」
加藤浩次「え、高校で戻ってくるんですか?」
石田ゆり子「中学3年の秋…2学期から戻ってきました」
加藤浩次
「それってどうなんですか?日本人学校だからあんまり変わんないんですか?勉強という意味では。すぐ受験じゃないですか。高校受験になっちゃうから」
石田ゆり子
「すぐ受験でしたけど、すんごい勉強するんですよ、日本人学校って。
なので、帰ってきたときは、すっごい私…何て言うんでしょう…頭が良くなって帰ってきたっていうか、その(笑)」
加藤浩次「あ、メッチャ出来る方になってたんですね」
石田ゆり子「そうなんです(笑)」
芸能界へ
15歳の時、自由が丘でスカウト「真田広之さんに会わせてあげる」
加藤浩次
「え、それであれでしょ?妹さん言ってましたけど、自由が丘の…自由が丘でスカウトされたんですよね?亀谷万年堂でしたっけ?」
石田ゆり子「その話してましたっけ?」
加藤浩次「してました してました」
石田ゆり子「そうなんです」
島崎和歌子「たまたま歩いてたんですか?そこが通学路だったんですか?」
石田ゆり子
「いえ、たまたま歩いてたんです、半ズボン履いて。
そしたらまあなんか、「劇団の方ですか!」って声かけられて(笑)」
サバンナ高橋「第一声が?」
石田ゆり子「そう」
加藤浩次「あ、もうなんか所属してるのかな?みたいな」
石田ゆり子「そうですね。それが15歳かな?15歳の春」
加藤浩次「そん時は、もうやりたいっていう願望はあったんですか?俳優業」
石田ゆり子
「あ~…当時私、真田広之さんが大好きだったんですね(笑)
真田さんの大ファンでして。「真田広之さんに会わせてくれる」って言われたんですよ」
サバンナ高橋「怪しい口説き文句やけどな~」
加藤浩次「それ怪しいわ、うん」
石田ゆり子「それですっごい、もうやる気になって」
真田広之さんに会い夢が叶った…もう辞めてもいい
加藤浩次「え、真田さんにはどこかでお会いした…?」
石田ゆり子
「会いました 会いました。事務所入って、ほどなくして、会わせていただきました」
サバンナ高橋「ホンマに会わしてくれたんや」
加藤浩次「それは仕事場じゃなくて、全然別場所でですか?」
石田ゆり子「なんかイベントか何かに連れてってくれたんですよね」
加藤浩次「で、どうでした?ファンだった真田さんに会った時は」
石田ゆり子「いや、もう~なんか…夢が叶っちゃったので。もう辞めてもいいなって思って」(笑)
加藤浩次
「早めにやめたくなったな~(笑)
夢が叶っちゃったと。そしたら、もうここにいる意味がないですもんね」
石田ゆり子
「そうなんですが、やっぱり仕事をポツポツもらう中で、全然何にもできない自分がいるわけですよね」
加藤浩次「そうか。他の子たちはレッスンしてたりもするし」
石田ゆり子「そう。当時は、現場に何もできないままバーンって放り込まれて。そうじゃなかったですか?」
島崎和歌子「あ、でもそうでしたね。そのままもうとりあえず行ってこいっていう感じでしたよね」
石田ゆり子
「そう。何もできないのがいいみたいな。
それでもう、けちょんけちょんに「もうダメだ!ダメだ!」ってすっごい言われて」
スカウトされて1年後に全日空のキャンペーンガールに…自分の人生が変わる瞬間を感じた
加藤浩次
「あ、そうか。でも普通そうですよ。でも、キャンペーンガールとか仕事は入ってくるわけでしょ?キャンペーンガールもやられてましたよね?もうすぐやってました?」
※1987年 全日空の沖縄キャンペーンガールでデビュー
島崎和歌子「あれはスカウトされてどれぐらいですか?」
石田ゆり子
「えーあれはスカウトされて1年後?
全日空の沖縄の当時夏キャンっていうのがありまして。
何千人ものオーディションで、なぜか私通ってしまいまして」
加藤浩次「嬉しかったですか?その時」
石田ゆり子
「あ、それは嬉しかったです、はい。もともとスゴク大好きなキャンペーンだったので。
そこに選ばれたっていうのは、なんか自分の人生があれ?って。
なんかすっごい勢いで変わる瞬間を感じました。(笑)」
加藤浩次
「え、それって、学校行って、あれ?って。
高校もう通ってるわけじゃないですか。
で、こう同級生から「すごい!キャンペーンガールやってんじゃん」みたいになりませんでした?」
石田ゆり子「うん、でも、私…普段はこんな白いんですけど。そのために、すっごい日焼けをしたんですね」
島崎和歌子「あ、あのためだけにですか?」
石田ゆり子
「そう。真っ黒…真っ黒だったんですよ、もう。ホントに真っ黒で。誰も気がつかない。
今美白ブームですけど、当時はもう夏っていったら焼く!っていうね」
島崎和歌子「どこで焼いたんですか?」
石田ゆり子「沖縄で」
島崎和歌子「え、焼くために沖縄に?」
石田ゆり子「そう。1か月ぐらい前に沖縄入って。で、1か月間、ただただ日に焼くために」
加藤浩次「え~メッチャ良いな」
島崎和歌子「今じゃできない(笑)」
石田ゆり子「ホントに。夢のようでしたね(笑)」
勉強したくて大学へ…毎日夜6時~9時
加藤浩次「で、大学はいかれるんですか?」
石田ゆり子
「大学はですね、あの~どうしても、その学校に行きたくて。
夜学に行ったんですよ、私。夜間の学校。短大に行って。それが栄養士の学校で。
な~んか勉強したかった。勉強するの割と好きで、はい。
(午後)6時位から9時位まで、毎日」
加藤浩次「え、じゃあ、その時間は仕事なしっていう風に事務所に言ってってことですか?」
石田ゆり子「そうですね」
加藤浩次
「でもなんか、地に足付いてるっていうか。
だから、そこからなんか変わってないような気がしますね」
石田ゆり子
「う~ん…そうですね。まあ今も私英語のレッスンをずーっと週2回、ズームでやってるんですね。
そう、それもなんか学ぶ…学び続けるっていうか。
なんか定期的に自分の暮らしの中にこう何かを勉強するっていうのを組み込むのが好きなのかもしれない」
加藤浩次
「おっ!すごいわ。あ、これはすごい。それメッチャ大事ですよ。
この年になればなるほど学びが大事だと思う。もう勉強しないと、ダメ!」
石田ゆり子「私たち同世代…同級生ですもんね」
加藤浩次「そう同級生なんですよ。年齢一緒なんですよ」
石田ゆり子「何習いたいですか?何か学ぶとしたら」
加藤浩次「陶芸ですね」
石田ゆり子「あ~」
島崎和歌子「すでに少しやってるっていう風にね?」
加藤浩次「やめちゃいましたけど」
島崎和歌子「やめたんですか?」
加藤浩次「やめました」
石田ゆり子「なんで?なんでやめちゃったの?」
加藤浩次「あの等々力のマダムたちに囲まれて。なんか、やめたくなりました(笑)恥ずかしくなっちゃって(笑)」
19歳 時代劇に出演
共演した西田敏行さんから学んだこと
オススメのお店
大先輩たちからごちそうされた鉄板焼き
京都の嵐山「ぼるた」
石田ゆり子
「私19歳の時に、その太秦撮影所というところで。
あのー西田敏行さんが主演の(時代劇)「翔んでる!平賀源内」(1989年)っていう、当時ナショナル劇場っていう枠(月曜夜8時)があって。
で、半年間、京都と東京行ったり来たりする生活してて。
それでその大人の西田さんはじめ、森繫久彌さん、松山英太郎さん。
すごいそうそうたる大人の皆さんの中で。
それで連れて行ってくれた中でも一番好きな、もう何食べてもおいしい。
こう「今日はボルタに行くから頑張ろう」って朝から楽しみにするようなお店です」
加藤浩次
「覚えてますか?西田(敏行)さんで。なんかこう色々お話したこととか、何か教えられたこととか」
石田ゆり子
「もうチームのトップとして、その出演者全員にいつも気を使ってくださって。
もういっつも美味しいものみんなで食べに行って、全部ごちそうしてくださって。
で、カラオケ最後連れてってくださって(笑)で、一緒にあのー「もしもピアノが弾けたなら」を歌って。
もう西田さんのこと思い出すと、なんかちょっと胸がつまりますけど。
西田さんのことみんなが大好きですよね、どんな時も」
加藤浩次「お芝居も段違いですよね?」
石田ゆり子
「私が全然芝居ができなくても、それをこう傷つけないように。
例えば(映画)「釣りバカ日誌」でその漆を塗る工程を説明するシーンがあったんですけど。
覚えたとおりにやってたんだと思うんですね。
それを「ゆりちゃん、それはね」って言って。
「この器の気持ちになって。こうでしょう?こうでしょう?」ってなんか何て言うのかな。
本当に生きているものを愛でるようなセリフの言い方。
あれはちょっとこう…魔法をかけてもらったなぁって思う瞬間ありました」
※映画「釣りバカ日誌17 あとは能登なれ ハマとなれ!」(2006年)…石川県輪島市出身のヒロインを石田が演じた国民的人気シリーズ
加藤浩次「でもそういう方なんだろうなぁ」
石田ゆり子
「まあでも私は全然西田さんみたいな先輩になれないですけど。
まだ入ったばっかりの若い後輩が、もし困っていたら、なるべく緊張させないようにしたいっていうか。
っていうのは、やっぱり西田さんから学んだことかなとは思いますね」
大親友・板谷由夏さんに聞く普段の石田ゆり子さん
男気があり、読書家で物知り
『ふんわりとしたパブリックイメージかもしれませんが、実はとても男気があるカッコイイ女です。
また、自分の好きなことに対して、アンテナが伸びまくっています。
とても読書家であり、物知り。私も教わることが、多々あります』
加藤浩次「え、男気がある?思い当たりますか?男気」
石田ゆり子
「なんだろう。何のこと言ってるのかな?
でもきっと。例えば買い物とかする時。
割とこう大きな買い物する時に、割と迷いなく決めるんですよ」
加藤浩次
「あ~そういうことか。それ何で迷わないんですか?例えば大きな買い物って何ですか?家具とかですか?」
石田ゆり子
「まあ家具とか、あとアートとか。
本当に欲しい時は、「誰が何と言おうと買います」みたいな(笑)
そういうことなのかな?」
加藤浩次「すごい。それすごいですね」
今後の人生について
正直に、本当にやりたいことをやりたい
加藤浩次「楽しみたいっていうのはありますか?これからの人生」
石田ゆり子
「50代半ばって、こう何かの過渡期っていうか。
こう本当にこれ以前、これ以後っていう境目に自分がいるような気がするんですけど。
だからなんか割と、正直に生きていきたいというか(笑)
はい、そう。あんまりその…自分が本当にやりたいことをやりたいなっていうか。
加藤浩次「でもずーっと正直に生きてきてません?石田さん」
石田ゆり子
「そうですね。私…思ったことしか言えなくて。
だからちょっと色々墓穴を掘る時もあるんですけど。そう。
正直者で生きていきたいと思ってます、はい(笑)」
運動
泳ぎ過ぎたので、泳ぎたいと思わない…今はジムで筋トレ
加藤浩次「今でも運動はされるんですか?」
石田ゆり子
「運動はしますけど、あの当時泳ぎ過ぎたので、全然泳ぎたいと思わないんですよね、はい。
水は好きなんです。海も好きですけど。
プールに入ると、その条件反射でこう無我夢中で泳いじゃうんですね」(笑)
サバンナ高橋「5㎞。5㎞いってまうんや(笑)」
加藤浩次「は~。他はやってるんですか?トレーニングとかは」
石田ゆり子「いわゆる筋トレ?はい」
サバンナ高橋「ああ、ジムみたいな」
石田ゆり子
「ジムに。だから私、まあ誰も気がつかないんですけど、脊柱起立筋って言って、この背中の筋肉。ものすごい強いです(笑)
流しそうめんできるって言われるぐらいこう」
加藤浩次
「ああ、そうなんだ。溝になってんだ。
スゴイですね。両面持ってるっていうか。
文科系のことも好きですし、運動系も好きっていう」
石田ゆり子「そうです…かね?すごい体育会系だと思ってますけど(笑)」
加藤浩次
「え、じゃあ後輩が、挨拶しなかったら、「え、挨拶なかったね?」とかっていうタイプですか?「おい!1年並べ!」」(笑)
石田ゆり子
「そ、そ、そうですね。で、でもまあ、そうは言いませんけど、心の中ではあの…(笑)思ってますね」(笑)
島崎和歌子「ヤバい!気をつけよう(笑)」
サバンナ高橋「えー」
加藤浩次「若手俳優の方々気を付けた方がいいよ、それは」
オススメの店
南青山「銀座ウエスト」 カスタードのシュークリーム
これ1個だけを買うために車で行ったりする。ご褒美。
