年齢も芸歴も違う3人が2008年お笑いトリオパンサーを結成
ここにきて3人それぞれの才能が開花
尾形 2002年入学NSC東京8期生
菅 2003年 NSC東京9期生
向井 2005年入学 NSC東京11期生
鶴瓶「不思議なんは、この中で結婚してるの尾形だけやねん」
尾形「そうなんですよ」
鶴瓶
「なんぼ話して暴れても、結婚してちゃんとしてるっていうのがあるやん。
お前らなんぼ静かにしててもしてないって。
向井、今いくつやったっけ?」
向井「今僕38です」
鶴瓶「一番年下なんやな?菅は?」
菅「僕46ですね」
向井
「あ、結構離れて…。尾形さんで9歳はなれてますから。
なかなかいないかもしれないです。こんだけ離れたのは」
菅「ごめんなさい。ちょ…これ(当時の写真と年齢)見て思い出したんですけど、46…僕42です。」(爆笑)
向井「俺も変だなと思ったの」
3人でコンビを組んだのは奇跡の偶然!?
鶴瓶「でも年齢が違うのにどうやってこうなったの?」
向井「それぞれほんと(コンビを)解散して」
鶴瓶「誰が言うたの?中心は」
向井
「これはホントにあの、みんな芸歴も違って。
僕が一番後輩で、菅さんが僕の2年先輩で、尾形さんが3年先輩なんですけど。
みんなほんとそれぞれのコンビ」
尾形
「面白くなかったね。ひどいね。
ギター漫才です、僕は。ギターとサッカー選手っていう設定で。サッカー選手やってました。
一応10番付けてましたからね。仙台育英で。エースですよ。
(*名門仙台育英高校サッカー部ゲームキャプテン。スポーツ推薦で中央大学に進学)」
鶴瓶「尾形年上やから、尾形から言うたのか菅から言うたのか向井から言うたのか」
向井さんが菅さんに「コンビを組みたい」と電話
向井
「みんなほんとバラバラで。
でもうピン芸人だったり、お笑いやってなかったり色々したんですけど。
ちょっとそろそろ僕も始めないとなと。前のトリオを解散してから。で誰と組もうかなみたいな思ったんですけど、僕同期にチョコレートプラネットとかシソンヌとかが同期なんですけど、やっぱもう面白い人たちなんで、組んで結果が出ているというか」
鶴瓶「もう出てたの結果は?」
向井
「もう、面白いってなってて。で、やっぱその時点で探しても、なかなか面白い人が余ってないというか。
ってなった時に、1回芸歴とっぱらって考えようと思って。
先輩でもいいから、喋ったことなくてもいいから、面白いなあと思って、今まだピン芸人の人誰がいるかなってなった時に、菅さんが浮かんで。
で、喋ったことないけど、初めましてでいきなり電話して。はい」
藤ヶ谷「初めまして。2年先輩。結構勇気いりますよね」
向井
「勇気いりましたね~。でももう、それしかないと思ってたんで。この人と組むしかない」
尾形さん「辞めようと決意した時に菅さんに会い…」
尾形
「で、その一方で僕もほんとに探してて。
で、菅とは僕ユニットライブみたいのでコンビ時代にやったことがあって、まあ面白いですよね考えてることが。抜群で。
で、コイツと組みてえなと思ってて。そうなんですよ。
でも俺ピン芸人でもうツルッツルだから。何やってもウケないんですよ。サンキュー尾形時代。
で、もう辞めようと思って、芸人。
辞めるしかない!もうこんだけウケないんだったら辞めるってなって。
で僕は漠然と「仙台でラーメン次郎やろう」って。
決めてたんですよ」
菅「漠然とですよ。ほんと勝手にですよ、しかも」
尾形
「修行もしてないです。
でも、最後に菅とかいたなあ、面白いやつと思いながら。
もう宮城に帰る3日前ですよ。これ何回も話してごめんね。
3日前です。僕もう宮城に帰る3日前ですよ。
でね。僕もう新宿歩いてたの。新宿知ってますよね。広い。コンクリートジャングルの。
そしたら、もう目の前から菅が歩いてくるの、菅が。
うわっ、これは。もう神様が言ってんだと。
「お前、菅に言え!」と。
で、やっぱ後輩だから言えなかったんですけど、もうその時に神様に言えって言われたんで、「ちょっと組まねえか」と。
藤ヶ谷「あ、もうじゃあその場で言ったんですか?会った時に?」
菅「その場ではなかったですね。今組もうっていってましたけど、その場ではなかったです」
尾形
「いいじゃん。まあ、飲みに行ってですけど。その場の方がいいじゃない。かっこよくて」
向井「厳密に言うと、宮城に帰る3日前じゃないですよね?」
尾形「まあ、10日前位でしたけどね。いいじゃない、別に」
向井「俺らも何回も聞いてるんですけど、どんどんドラマティックになってってるんですよ」
尾形「いいでしょ。ドラマティックの方が!」
菅
「で、組んでくんないかな?みたいな感じで言われたんですけど、それがマジで向井と同じくらいの時期ですよ。
で、今向井って後輩もそうやって言ってくれてるんですよって話をして」
藤ヶ谷「一番下がツッコむって最初の頃難しくなかったですか?
向井
「そうですね。別にツッコむこと自体は別にいいんですけど。
やっぱコントで、同級生の設定のコントが結構何本もあって。
でそうなるともちろん、「いや、お前さあ」みたいな導入になるんですけど、それが、(尾形は)納得がいかないと。
やっぱ部活をずっとやってた人だから。その縦。もう先輩に逆らうなんてたぶんあり得ないっていう環境でずっとやってたから」
菅さんはよくモテる
タレント安田美沙子さんとパンサーの3人は名古屋の番組「#やすだの歩き方」で約7年間共演。(2012~2019/CBCテレビ)
菅「安田さんは僕と向井にほんとすげえ良くしてくださってくれたっすよね」
尾形「俺は?」
鶴瓶
「なんか呼ぶときも2人は呼ぶけど、呼ばなかった。
「呼んだれ」っていったけど、「いや、あの尾形さんには偶然会うんです」。偶然会うの?」
尾形「(公園で)偶然会いました。そう。そうそうそう。偶然会って」
鶴瓶「よく街でも偶然会うねんな?」
尾形「会います会います。なんかあるのかもしんない」
鶴瓶「だから、それでいいんですって。だから菅のことはほんまにめっちゃ好き」
向井「結婚される前から番組一緒にやってたんで、これなんかあんのかなと思った時期は正直ありました」
尾形「空気がな。なんか2人の時、ちょっと空気がちょっと違った」
向井「うん」
鶴瓶「どんな空気やったん?」
尾形「なんか道で会った時と違いますね、やっぱり」
鶴瓶
「いや、でも他の人みんな言ってたわ。菅はようモテるいうて。
まっちゃん(チョコレートプラネット松尾駿)も言うてた。
週8回位(松尾と)飲みに行くって」
向井
「だから、まっちゃんは本当に仲いいから。
僕らって相方って、このどっちかの女の子の関係ってあんま聞けないというか。今更なんか、彼女とどうなの?とか、今好きな人いるの?とかあんま聞かないじゃないですか。
だからまっちゃんだけがなんか菅さんの女性関係みたいなのを唯一多分知ってる後輩というか」
鶴瓶「あと誰か言うてたで。吉本のとこあるやんか。あの事務所。あの近くでキスしてたいうて」(笑)
菅「これは絶対松尾です」
鶴瓶「あの又吉は一緒に住んでたんよな?向井は。で、部屋がきったないと」
向井「それはほんとそうなんですよ」
菅
「一番ちゃんとしてる感じで。
だってほんといい加減ですぎて、昔、向井のカバンからドアノブでてきたことあります。これ意味が分からない。
これドアノブ?カバンから出てきたけどなに?」
向井
「それもう、究極の面倒くさがりやなんで、一回自分家に帰ったときに、ドアノブが外れたんですよ。普通にかちゃってまわしたら。これだけ手元に来て。
で、うわあーっと思って。
こっから鍵の業者とかよんだら時間かかるし、なんか面倒くさいなと思って。そしたら、はめてみたら、はまって、空いたんですよ。
てことは、もうずっとこれで生活すれば、そのいけるかな。
で、でっかい鍵として。外からも開けられないんで」
尾形さんの妻あいさん、向井さんの父きよしさん、菅さんの甥ケンさん、姪リンさん登場(写真)
鶴瓶「あいちゃんも可愛らしい人やな。ほんとに」
尾形
「そうなんっすよ。じゃあ、藤ヶ谷さんも会ったってことっすね?
うわ、俺やだわそれ。
俺もうカッコいい人と会わせたくないんですよ!
師匠行ってくださいよ!こういう時は」
鶴瓶「俺が行っても、うまいことするよ、あいちゃんに。俺の方が危ないかもわかんない」
尾形「うまいことってなんですか!」
藤ヶ谷
「でも、すっごい褒めてて。もういざとなったら、絶対に守ってくれるような頼りになる存在ですって。
うんそう。あと色々聞かせていただいて。
あの向井さんのお父様は、毎年父の日になったらプレゼントを。
菅さんもね。昔から変わらないけど、でもすごく優しいと。それこそ一緒にYouTubeやったりとか」
菅「(甥と姪と)3人でやってます。もう僕の死ぬときに見たいと思って。」
尾形「(向井の父きょしさんは)真面目なお父さんなんだよな」
向井「ほんとに真面目で。大学の教授をやってたので。副学長とかやってた人なので。まあ、真面目」
藤ヶ谷
「向井さんと2人でご飯食べに行ったときに、やっぱり仕事の話をすることがあると。で、その向井さんが今のこの芸能界の自分のポジションに悩んでる話とか。
いや、でもお父様と(そういう話が)できるのはいいなと思って。で、お父様は「いや俺はそういう世界分からないから」じゃなくて、要は教員の中でもそれはそれでそういうポジションのこともあるし、今まで許されてたことが許されなくなる年齢、キャリアがあったりするとかって言う話をしてるってなって、なんかすごいいい」
向井
「だからホントに年齢とかの話とかは、お父さんにしましたね。
だから38ってなんか微妙な年齢になっちゃって。
ずっと若手だったんですけど、若手ではないけど、ベテランかって言われたらそうでもないというか」
尾形「いや、もう若手でいきゃあいいんですよ。これはもう。若手ですよ、お願いしますよでいいんですよ」
向井「47でも?」
尾形「そうそう。歳なんて関係ないから。若手の方が」