ミキ 両親に反対された芸人への道
ムロツヨシ「ミキのお二人はいつからこの世界に行こうとか?」
ミキこうせい
「まあ、僕の方が先輩なんですよ。その芸人でいうと。4年先輩なんで。
兄ちゃんでもあり兄さんでもあるっていう。
後を追って亜星が入ってきたみたいな」
ミキ亜星
「だから当時僕は実家にいて、お兄ちゃんはもうその大阪「もう出ていく」って言って行った。もう親泣いて」
ミキこうせい
「あんまりこの世界ってそんな今ほど胸張って言える世界じゃなかったんで。ちょっと裏の。
すごい嫌な空気が流れたらしいんですよ家で」
ミキ亜星
「実家で、テレビを付けたら当時もうバラエティーやって。
それ見ておかんはもうお兄ちゃんを思い出すから見たくない。
テレビを。
で、テレビがまずあんまつかなくなって。
そのでもテレビは見たいから。家族テレビ好きやから。
そのNHKの鹿とかチーターとかが追いかけられてるようなやつを家族で」
ナイツ塙「ダーウィン、地球ドラマチックとかね」
ミキ亜星「はい。夜の7時位からずっと見てる。すごい速いなあとか」
ミキこうせい
「僕一回帰った時びっくりしました。家族でご飯食いながら沖縄の海みてました。」
ミキ亜星「その思い出したら…ジンベエザメとかが、うわっこんなキレイなとこあるんや」
中居「のどかな映像じゃないと」
ミキ亜星「そう。思い出しちゃうし」
ミキこうせい「もう大反対でした」
中居「サラリーマンになろうとしてたの?」
ミキこうせい
「大学生で、もう大学行きながら、途中でもうこの道やなっていうて、大学卒業と共にもう家出たみたいなんで」
中居
「えーだから上岡(龍太郎)さんが親戚でいるわけでしょ?
それはだったら別になんかあんじゃないの?
その流れというか、その習慣があったりしないのかな?」
ミキこうせい
「いや、どうなん?でも、そのお母さんが上岡さんの妹なんですよ。」
中居「それだから勧められるんじゃないのかな?」
ミキ亜星「厳しい部分も見てたんちゃいますかね?」
ミキこうせい
「おばあちゃんには言われました。おばあちゃんに。
だから上岡さんのお母さんですけど。
おばあちゃんに漫才師になるって言うたら、
「ああ、いや、あんたはアカン。優しすぎるから(芸人に)向いてない」って言われて。
上岡さんどんな人間やったって思って」(笑)
賞レースが素晴らしいではなく、目の前のお客さんを大事に
ミキこうせい
「そうですね。別に賞レースがもう素晴らしいという考えでもないというか。
なんか僕ら毎日寄席に出てるので。
賞レース出てる子らと僕らも出てるんですけど、出てる人とかを見てたりとかしたら、なんか時々いるんですよ「今日はちょっと試す」みたいな。
賞レースのネタを試す。
今日のお客さんに試すっていう言葉が僕はあんまり好きじゃなくて。
試すって今日のお客さんどう思ってんねん。
今日来て、もう何年も楽しみにしてきてるお客さんがいんねん。
試すってどうなんやろう。
で、「今日のお客さんには伝わらへんわ。まあええわ」とか言うやつもいるんですよ。
それも結構僕吉本内で注意するんですけど、楽屋とかで言っていったらいつの間にか吉本内で「最年少老害」って言われるようになって。(笑)
ミキ亜星「老害。最年少。もう今いる最年少の老害なんですよ」
中居「初老害だね」
ミキこうせい「で、最近はおとなしくしてるんですけど、でも」
中居
「難しいなあ。でも寄せ毎日やってますって人も毎日がチャレンジで、毎日試してとかっていうことだもんね」
ミキこうせい
「試すっていうのもまたちょっと違うニュアンス感というか」
中居
「若い子達は志・目標がここの賞レースの為そのステップでしか思ってないと思うとそれは失礼なんじゃないか」
ミキこうせい
「失礼やし、なんかこの人間っぽさがどんどんなくなってきてんなって。
漫才は絶対人間でやるもんやなのに、全然人間でやってない舞台の上で稽古したことを只々やってるなっていうのを言ってったらまあ」
漫才師になりたくてこの世界に「とにかく漫才がやりたい!」
ミキこうせい
「とにかく漫才がやりたいんで、漫才はもうとにかく新ネタ作ってっていうのをやりたい。
で、最終的な目標はNGK(なんばグランド花月)の看板芸人さんになりたいです。
NGKの正面の所に看板が飾られるんですよ。あっこに名前が載るようになりたいなては思いますね。
だから僕らはテレビというか漫才師になりたいと思ってこの世界に入って来たんで。」
中居
「でもなんかテレビに出て芸能人に会いましたとかわーっって楽しいの見てると、こっちに心奪われそうになったり」
ミキこうせい
「あ、でも全然それはあります、僕は。
僕めっちゃミーハーなので、共演した女優さんとか全員と写真撮るんですよ。
絶対そうです。そこはそう」(笑)
中居「一番誰?この人可愛かったって」
ミキこうせい「土屋太鳳ちゃんかわいかった」
ミキ亜星「きれいやったな~」
ミキこうせい「入ってきたときな。女神さまや思ったもんな」
ミキ亜星「永野芽郁ちゃん。永野芽郁ここにきてたじゃないですか。永野芽郁ちゃんはもう」