オープニングトーク
山崎育三郎さん(以下山崎)
「ちょっと懐かしい感じがする。この女子に囲まれる感じ。高校時代はほぼ女子高に通ってたんで。音楽高校の付属高校だったので、最後クラスで男子2人で。」
いとうあさこ「バカみたいにモテましたでしょ?」
山崎「スーパーモテました」
山崎育三郎さんプロフィール
1986年(昭和61年)1月18日生まれ
東京都出身 177㎝ A型
会社員の父と歌好きな母の間に生まれる
4人兄弟の3男(4歳上の兄、2歳上の兄、2歳下の弟)
2015年12月29日 元モーニング娘。の安倍なつみと結婚(2011年7月の舞台『嵐が丘』で夫婦役で共演。交際期間4年)
2016年7月26日 長男誕生
2018年10月31日 次男誕生を発表
2022年12月27日 三男誕生を発表
幼稚園の時アニーを見て感動。何度もアニーの曲を聴き耳コピーして歌っていた。引っ込み思案な性分を心配した母の勧めで歌のレッスンを受け、1997年全国童謡コンクールにて審査員特別賞を受賞。
歌の先生から小椋佳企画のアルゴミュージカル『フラワー』のオーディションを勧められ初挑戦し、3000人の中から主役に抜擢される。
1998年『アルゴミュージカル』に主演。
中学3年生で変声期を迎えるまで舞台・テレビなどに出演。
変声期を迎え、オーデションに受からない日々に絶望的な気持ちを味わう。
音楽系の高校に進学することを決心し、中学3年生の夏休みから本格的に受験勉強を開始。
2001年 東邦大学付属東邦高等学校声楽科に入学。
2002年 アメリカ合衆国ミズーリ州にあるノースカンティー・ハイスクールへ語学留学。
→当時同校にアジア人は1人でいじめの標的にされたが、3か月後のダンスパーティーで中央に飛び出て無我夢中でダンスを踊った所、周りの目が一気に変わり、翌日から人気者になった。この経験から「自分が行動しなければ何も変わらない」「怖い所にしか成長はない」と語っている。
2003年5月 全米高校生クラシック声楽コンクールのミズーリ州大会にて上位入賞
2003年6月に帰国し、9月から 高校2年生2学期開始
帰国後は家族がそれぞれの場で活動していたため、要介護の祖父母と3人暮らしで、学校と介護の両立を続けた。
2005年3月 東邦音楽大学附属東邦高等学校声楽科を卒業。東京音楽大学声楽演奏家コースに進学
大学在学中に『レ・ミゼラブル』のマリウス役に抜擢され、2006年9月に大学を2年で中途退学し、翌2007年の同公演で正式デビュー
私生活の全てがミュージカル
野々村友紀子さん
「やっぱプリンス感がすごいですね」
山崎育三郎さん
「全然そんな感じではないですけどね、普段は」
野々村
「手の出し方は普段からプリンスなんですね」
山崎
「動きはちょっとそうかもしれないですね。
(醤油取ってという時も)想いをそこに乗せる。醤油に対しての。
例えば店員さんとかでも(コップを)バンッっておくよりも、こうやって置いた後に、「どうぞ」っていう想いとか、「ありがとう」とか、「醤油どうぞ かけてね」とか。
物に対しての想いがそこにあると余韻が残るんですよ。
それがキレイな所作になっていくというか。
そこで雑にバンバンバンってやるのは、それに対して愛情がないっていうか。
動き1個1個に対して優しさ・想いがあったらちょっと優雅になるというか。
それこそミュージカルとかでも、ローソクをとってフッと消すシーンがあって、このフッと消すだけでも1時間近くやらされるんですよ。
あと1㎝この角度が…とか。所作をずっとやらせる。
でもそこで気持ちを想いを乗せるっていうのは、もうちょっと癖になってるっていうのはあるかもしれない」
プライベートを知る友人 尾上松也さんの証言(ミュージカルの共演依頼10年来の親友)
「普段から完璧なプリンス。
あそこまでプリンスと呼ばれることを惜しげもなく受け入れている人間も見たことないってくらい普段からプリンスです。
かっこつけてるわけじゃありません。これ誤解しないでほしいんですけど。
かっこつけるのとプリンスでいるのは恐らく違うんだと思う」
誰もが持つネガティブな感情を全て封印
野々村
「お聞きする所、イライラしたり怒ったりすることがないとおっしゃったと」
山崎
「はい。ないですね。わっと思っても、それがイライラとか物に当たるとか、感情的になるってことはないですかね。だから、イラっとしないですね。イラっとってします?」
野々村
「イラっとしてばっかりですよ。この前もエスカレーターで並んでるのに横から入って、ぐっていく人とかいるじゃないですか。順番抜かす人とか。あ、イラッ…」
山崎
「ああ、でも急いでるんだなあっていう感じ。
どうぞ。そうだよね。気を付けてね。
基本的には人は変えることはできないと思うんですよ。
自分が変わるしかないと思ってるので、人にああだこうだって言って人を変えようとかっていうのではなくて。
自分がその人との向き合い方とか受け止め方を自分が変化していくしかないっていうのは基本ある気がするんで、相手に求めたり変われっていう感覚はないといいますか…」
スタジオで…
山崎
「心の中では(スタジオのみんなが思うようなイライラするのと)同じこと思ってるんだと思います。ただ、それを出さないってことなのかな。出すことがよりそういうイライラとか不機嫌な気持ちを作ると思ってるんで、それは出さないし」
野々村「(イライラの)感情を出さないコツみたいなのあるんですか?」
山崎
「変な感覚もあって。みんな誰かの子供じゃないですか。お母さんがいてとか。そういう風に思うとみんな愛おしくなる瞬間もある。
ここにいるみんなそうじゃん。お母さんがいて、実家があって、家族がいてって。そん中でみんな頑張ってるじゃないとか。
結構想像力を使うと思うんだよね、人に対して」
テンぱらない、焦らない
野々村「テンぱったり焦ったりもしないとお聞きしましたけど」
山崎「そうですね。あまり…」
野々村「怒り、てんぱり、焦りがないんですか?あんまり」
山崎
「あまり意味がないかな。意味がない。
感情的になることに、そこには何も生まれないといいますか。
感情的になったり、うわ~!ってなってから何か起こるかっていうとそこには別に何もない。」
野々村
「その時になったら焦ることってないですか?
例えば、あれスマホない!さっきの店に忘れてきたんかな?トイレかな?とかないですか?」
山崎
「でもありますよ。スマホを無くしたこともありますけど。
「あれ?…?まいっか」。
いやそれで「わー!財布!わー!(汗)」っていうのが何の意味があるんですか?
それが結果無かろうが、見つかろうが、「わー!」っていうのがなんでだろうって」
いとうあさこ「よく舞台で感情出せますね」
山崎「いや、感情はあります。だから、喜んだり楽しんだりはすごいです。うわー!ってなります。ただ怒りとかそういう所にはすごくㇲッってなっちゃうっていうか。まず落ち着こうみたいなところがあって。」
絶対に焦らない育三郎さん。
もし舞台中に台詞が飛んじゃったら?という質問に…
山崎
「そういう時はもうね…泣きます。例えば歌ってて、歌詞が飛ぶわけですよね。たとえば…(歌う)「戦う者の歌が聞こえ…(舞台の演出っぽく泣いてごまかす)」
ファーストサマーウイカ
「怒りがこみ上げるような曲もあるじゃないですか」
山崎
「そういう時はですね。実は、オーケストラの指揮者の先生から歌詞のパスが来るんですよ。ミュージカルはオーケストラが下にいて、指揮者がいます。歌詞が飛んだら、(指揮者が)「歌が」「聞こえるか」って(歌詞が)飛んだ人に声でパスを(出す)」
山崎
「(舞台で)一番大変だったのは、それこそさっきの映像があったモーツアルトっていう作品で、初演…初めてやった時。24歳の時なんですけど、初日に初めての帝劇主演で、3m位の所からジャンプして、僕がダイブをして、8人位の男性で自分を受け止めるっていうシーンがあって、マイクのこれ(送信機)を胸につけてたんですよ。その胸に当たって、あばらが折れたんですよ。本番中。
それで、折れたまま、その後ビックナンバー1人で歌わなきゃいけなくて。でもその時も気合いでなんとか歌いきったんですけど。だから、そういうハプニングも常にある。」
この何事にも冷静すぎる男性女性からすると時にイラっとする瞬間が。
指原「お付き合いとかしててけんかになった時に私が一番嫌なのは、相手が冷静だとメッチャむかつくんですよ。「でも、これって○○ですよね?」(って言われたりすると)。こっちがもう感情的になってるのに、相手が正反対に冷静だとめっちゃ悔しいんですけど。けんかになっても冷静ですか?」
山崎「冷静かもしれないですね。わーとか言わないんで」
いとうあさこ「こういうとこが嫌なんだよ。なんでこういうことしたの!(って言われたら?)」
山崎「うん、それしたのはこうこうこうでこうだから…」
指原「今の「うん」っていうのがすごい嫌なんですよ。「うん」っていうやつが、悔しい。こっちが焦ってるのに…「うん」ってやつが嫌なんですよ」
山崎「うん」 (爆笑)
指原「悔しい」
山崎「でも、同じテンションではいけないかもしれないですね」
若槻千夏「相手がわーってなってたらどうしたらいいんですか」
山崎「でも、まず聞いてあげるかな。言ってること。かわしてたらむかつくじゃないですか。それを真正面に受け止めて、何言ってるかっていうのをちゃんと聞こうっていう努力はするかな。…うん…だめ?」
他人を羨ましいと思わない
野々村「他人のこと羨ましいなとかはないですか?」
山崎
「ないですね。素敵だなとかは思いますよ。でもなんか悔しいとか羨ましいなとか、そういう感じはないかな」
スタジオで
山崎「レ・ミゼラブルというミュージカルで。自分の役がマリウスという役で、4人いたんですよ。同じ役に。
だから、比べられるのが当たり前からスタートしたんで。そこまであんま誰がどうこうっていうよりは、基本的には自分との戦い。
自分がどうしたいかでしかなくないですか?」
アンミカ
「私は4か国以上しゃべれますって人。1つ言語を覚えると、2か国、3か国、4か国語簡単なんですって人が。めっちゃ言うじゃないですか。
いろんな国のミュージカルを自分の言葉で、どんどん世界ツアーでいろんな国の言葉で参加できる人とかすごいなと思いません?」
山崎
「素敵だなって思いますけど、でもそれもなんかすごい高音が出るとかそういうことと同じように、その方の努力の中でなんで。
それ羨ましいっていうよりは、自分がそうなりたいかどうかってところですかね。」
アンミカ「その人はその人。自分は自分?」
山崎「素敵だなと思いますけど、自分がそうなりたいんだったらやればいいし」
若槻千夏
「台本1回見ただけでセリフバッて入っちゃう方いるじゃないですか。めるるとか(福田)麻貴ちゃんとか、セリフ覚えがめちゃくちゃ早くて。そういうセリフ覚えが速い方とかは羨ましくないですか?」
山崎
「あ、羨ましいです。それは素晴らしいな、すごいなと。もうそれは憧れます。」
アンミカ「育三郎さんは時間かかる?」
山崎「時間かかる」
三時のヒロイン福田麻貴「じゃあ、育三郎さんが唯一羨ましい相手が私?」
若槻「違う違う」
夫婦円満のために必要なこと
野々村「夫婦円満のためには何が必要ですかね?」
山崎
「女性がプリンセスでいられるかどうかじゃないですか?ほんとに。
男側がやっぱりすごく女性に寄り添って優しくて。
ママが「ちょっと私もうできない!」とか。
ちょっと(ママが)お姫様の瞬間があってもそれを受け入れられるような男性である夫婦っていうのはすごく幸せそうに見えるんで、僕は見てて。
だからなんかそれが理想な気がしますけどね」
(素敵~という顔をする野々村さん)
野々村「さすがプリンス。じゃあもう普段からこう「プリンセス~」みたいにこう手を出してくれたりするんですか?」
山崎「うん、自然に。そんなもうなんかオーバーにはやりませんけど」
野々村「ちょっと階段降りられない」
山崎「そんなの全部やる」
野々村「ドア開けてほしい」
山崎「うん、開けるよ」
野々村「じゃあ、例えば女性がね、イライラしてるとか、焦ってるとかっていうのを見ると嫌やなあとか思わなかったですか?」
山崎「でもそれがまたかわいく思えたり。なんか自分にないものなんで。それもいとおしいなと思うかもしれないですね」
若槻「素敵だな。考え方」
いとう「逆はないんですか?育三郎さんが甘える日っていうか」
山崎「あります、あります。甘えることも多いです。」
指原「甘えるって、どういう感じで甘えるんですか?」
山崎「テレビ見てるとか映画見てる時」
(いとうあさこさんにひざ枕してもらう育三郎さん)
起き上がって…
山崎「おん、おん、おん」
まとめ
山崎育三郎さんはかなり心が落ち着いた方だという事が分かりました。
山崎育三郎さんについて大まかにまとめると…
・ネガティブ感情な感情は持たない
・何が起こっても焦らない
・イライラしない
・他人を羨ましいと思わない。自分がやりたいならやる
・女性がプリンセスでいられるかどうかが夫婦円満には大事と考えている
とのことでした。
様々な舞台で主役を演じている山崎育三郎さん。
人生の色々なことを経て、常に落ち着いた心、周りに対して冷静に丁寧に温かく接することができる精神力を身につけられたのかもしれません。