山崎育三郎「今日はカナダからいらっしゃって。も、もう明日帰る?」
光浦靖子「仕事納めです」
井桁弘恵「どのくらい日本ではお仕事を今はしてたんですか?」
光浦靖子「なんやかんやでね。2か月、3か月弱。2カ月半ぐらいいたかな?」
山崎育三郎「光浦さん、なんか若返ってません?」
光浦靖子「あら、嬉しい。ありがとうございます」
山崎育三郎「だって僕子供の頃からずっと見てますけど…」
光浦靖子「ああ、老けてました?」(笑)
山崎育三郎
「い、いやいや老けたじゃない。なんか変わらないというか。むしろなんか艶っぽくなられた感じが…。」
光浦靖子
「たぶんちょっとストレスとかね。心の持ちようがね。リラックスできるようになったんで。
なんかこう税理士の先生とたまにズームで会ったりすると。
いっつも「私が言うのもなんですが、以前の光浦さんはお顔にちょっと険がありましたものね」つって。
「あ、やっぱり?」つって」(笑)
50歳でカナダバンクーバーへ留学
1992年 幼なじみ大久保佳代子さんと「オアシズ」としてデビュー。
デビューからわずか数年でめちゃイケのレギュラーを獲得するなど、飾らない発言と体を張った芸風で、瞬く間に売れっ子芸人に!
ところが!2021年芸能活動を休止し、留学することを発表。
50歳で単身カナダ・バンクーバーへ渡った。
現地から書籍やSNSで現在の生き方を発信すると、「いい顔してるな~」「めちゃ若返ってる」と憧れの声も。
初めは1年の予定だった海外生活が、気づけば今年で3年半に。
メンタルが良くなかった…「休憩が必要」
山崎育三郎
「へ~。でも全部環境を変えて。今までやってきたことを全部1回ゼロにしていくっていうのは、かなり大きな決断だと思うんですけど」
光浦靖子
「どっちみちなんか、1回は休憩を入れなきゃって自分では思ってたので。
年齢的にだって体のバランスとか更年期とかそういう年代に入ってくる。
ただでさえちょっと揺らいでるところに、仕事のプレッシャーとかやっぱり色んなプレッシャーでちょっとメンタルがよろしくなかったから。
なんかあのーとってもいじわるなとか、腹が立つが止められなかったりとか。
なんかそういう…もうダメだなと思って。
それで2018年に確かめちゃイケが終わって。
※1993年~とぶくすり 1995年~めちゃめちゃモテたい! 1996年~2018年 めちゃめちゃイケてるッ!
これで私も休暇がもらえるでしょ?一応。
で、休暇がもらえるつって、2019年に仕事じまいと家じまいみたいのをして。
で、2020年から(留学に)行く予定だったのが、行く前にコロナがやって来ちゃって。
それで、2020年~2021年の夏まで(日本で)ステイっていう1年半。
だってもう仕事…「すみません。行かせていただきます」って言って。コロナきて動けんくなって。
その後でもう1回行って、「すいません。ちょっともう1回やらせてもらっていいですか?」って。
あんた、あんた、カッコ悪いったらありゃしない。(笑)
もうこうなったら行くしかねぇぞっていう。
ちょっとなんか、「しまった。外堀埋めすぎた」みたいな」
バイトや貯金を切り崩して生活
ナイトマーケット、ワークショップ、エキストラのバイト
東京から飛行機でおよそ9時間。
カナダの中でも温暖で過ごしやすい都市カナダ・バンクーバー。
光浦靖子
「街はあるけど、自然はいっぱいある、周りに。ほんと。
車で30分位行ったらもうハイキングにもってこいみたいな山もあるわ、きれいな川はあるわ。自然が近いこと」
リッチモンドのナイトマーケット(中国の夜市に近い)にカナダでできた友人が出店している中華料理のお店をたずねました。
光浦靖子
「これ私が日本に来るまであの働いてたとこです。バイトしてたんですよ、私。ナイトマーケットで」
山崎育三郎「店…お店に立ってたんですか?普通に」
光浦靖子
「お店に立ってたの。あの私、クッキングのそのカリナリ・アーツっていうコースを2年通ってて。
で、インターナショナルクラスで。
いろんな国からの歳の違う…もちろんドメスティックなカナダの子も来てる。
それで2年勉強するんですよ。
その時のクラスメイトで。
で、韓国の子が(お店の店長をやっている男の子)ギバンっていうんだけど。
ギバンが、コリアンチキンのフードスタンドをナイトマーケットに建てて。
それで、同級生が手伝って。
で、そう。ギバンがね。韓国ってやっぱりちゃんとあの目上の人を立てるとかあるでしょ?文化が。
で、あの狭いブースだけど、メチャメチャ暑いの。
そしたらギバンがね。「靖子はあのー売り子をやってくれ」つって。
あの、「オールドの人たちは、気を失う可能性があるから。靖子はちょっと危ないから」。
優しい。「やるよやるよ!できるよ!」つったら、「いや。靖子はオールドだから」つって。
そのオールド…だからまあ、みんな英語がそんなに堪能じゃないもんで。
オールド以外のいい言葉もあるはずだと思うんだけど…」(笑)
※カリナリ・アーツ(料理専攻)…調理の基礎、食品の衛生管理、調理の基礎概念など、シェフとして働くために必要なスキルを実践的に学ぶ
井桁弘恵「生計もカナダで立ててるってことですか?」
光浦靖子
「まあ生計…まあギリだね。ギリギリ食べれないって感じ。
だから、貯金を崩しながらだけどね。
まあ、知り合いのワークショップをやって。で、ああやってアルバイトしてとか。
あと、エキストラのアルバイトしたりとか」
山崎育三郎「エキストラ!?どういう番組ですか?」
光浦靖子
「映画とか。ドラマとか。Netflixとかさ。そういうのとか。
あの!「SHOGUN 将軍」も実はバンクーバーで撮影されたのよ。
で、バンクーバーで結構今そのー撮影多いんですよ。
で、街も結構その撮影フレンドリーで。
で、エキストラとか結構やってるお友達とかにも聞いて、面白そうだなと思って。
私もハリウッド女優目指すぞ!と思って。
「まずは、エキストラからだ」つって、自分で応募して。あの申し込んで。
それで来て。エキストラやったり。面白かった」
山崎育三郎
「じゃあその番組探せば、エキストラで光浦さん見つけられる可能性があるんでよね?」
光浦靖子
「たぶん、見つけられないと思うよ。
スーパーコンフィデンシャルだから、あの番組の名前とかもいっちゃいけないわけよ。そう。向こうは。
で、面白いのは、集合場所行っても、全く違う番組名の看板掲げてるわけよ。
だから一般の人とかが来たらいけないでしょ?あれ、なんかの撮影やってるってバレちゃいけないでしょ。
だから、集合場所も全く嘘の名前が書いてあるから。最初分かんなくて。
どこに行って…何の…どう…なんだか分かんねぇなつって行って」
井桁弘恵「え、エキストラってどのくらいもらえるんですか?」
光浦靖子「どれくらいだったかな?でも最低賃金ぐらいだったから、1時間17ドルぐらいかな。だから、1800円くらい?」
井桁弘恵「じゃあ、ゆくゆくはそっちで演技の方もガッツリっていうのも考えてるんですか?」
光浦靖子「エキストラだよ~。すごい道のり長いよ(笑)アハハハハ(笑)!」
山崎育三郎「でも、表現力はねぇ。エキストラの中でもう経験が違いますから」
カナダでの日常生活
カナダでの生活写真館
棒術の仲間にぬるっと入る
長い棒を振り回す光浦さんの動画
光浦靖子
「棒術ね。あのー2週間に1ぺん、日曜日の朝、棒振ってんですよ、私。
武術みたいのやってるカナダ人の人がおって。
で、私アクションとか好きだし、格闘技好きだもんで、見てたの。面白そうだなって。
そしたら、「君も入らないか?」つって。「ああ…」つって。
なんか、ぬる~っとそのメンバーに入って。
対人ではほとんどやんないかな。
でも、すごいですよ。こうやって敵が来たら、足をコーン払って、ドーン突いて、こめかみパツーンやって、倒れた所を喉仏ドーンって。
そんなうまくいきますかね?つって。(笑)
一応私は英語が下手だから、とにかくその英語を使える場所だったら、英会話の勉強になるし。
楽しいことだったらってなんでも」
ホームステイの家族と
②お家で外国人のご夫婦と3人のアジア系の女性が大きなテーブルを囲み、食事をとっている写真
光浦靖子「これが、私がホームステイしていたおうちです」
山崎育三郎
「あ、初めてホームステイしたホームステイ先の?
これなんでみんな、すっごく笑顔なのに、お父さんツーンとしてるんですか?」
光浦靖子「たぶん、思うに、ケンがジョークを言ったと思う。それでみんなが笑って」
英語が出来なさ過ぎて、料理学校へ
山崎育三郎「なぜそもそも料理学校に行こうと思ったんですか?」
光浦靖子
「英語があまりに出来なさ過ぎて。
とりあえず、英語をある程度喋れるまでは帰んないぞ!と思って、1年目に。
で、そん時に1個何かせっかくだから勉強したいと思って。
で、こうやってなんか色々見てったら、この料理のコースなら私も合格できるし、ちょっと将来自分の身にもなるかなと思って」
井桁弘恵「でもなんか専門用語多そうですよね?料理って」
光浦靖子
「分かんなかったです。なんかも…もう…全然分かってないけど、厳しいシェフとかはさ、「キッチンは軍隊だ!」つってさ。
「お前たちにはYexシェフ!以外の言葉はない」とか言っちゃう厳しい人もいるわけよ」
井桁弘恵「全然英語の練習になんないじゃないですか(笑)」
光浦靖子「「Yex!シェフ!」「Yes!シェフ!」そればっか言ってた」
山崎育三郎「住んでみて一番こう日本との違いって何ですか?」
光浦靖子
「やっぱりね。物理的に広いは大きな心の余裕にもやはりちょっと繋がることはあると思う。
でも、バンクーバーだって都市よ。カナダでまあ3番目に大きい都市かな?
それでもやっぱり東京に比べたら、あの通勤ラッシュはないわけで。
イライラしない、まず1個の条件があって。
あとは移民の都市なので、もうホントにいろんな国の人がいっぱいいっぱいいるわけ。
で、もうそれぞれの言語で話したりもするから。
なんだろうな、文化も違うから、ちょっとしたことをしゃーないって思うことがちょっと上手になったかもしれない。
なんかね。日本におる時は、こんな小さなことでもさ、「なんで?」みたいないちいちピックして、大きくして怒ってたけど。
そういうことがちょっと減ったかなぁと思ってる」
井桁弘恵「いちいち色々気にならなくなる?」
光浦靖子「うん、そうね」
カナダでの生活を助けてくれた作家・西加奈子さんが見た光浦さん
井桁弘恵「今回ですね。バンクーバーの生活を助けてくれた恩人からコメントをいただいております」
作家・西加奈子さんがカナダでの光浦靖子さんについて語りました。
西加奈子
「やっちゃ~ん、元気ですか?ウチやで~(光浦「アハハハハ(笑)嬉しい」)
意外な繋がり。「サラバ!」で直木賞を受賞した作家の西加奈子さん。2019年~2022年にカナダに移住。
知らない土地に住む光浦さんにとって、心のよりどころだったという。
50歳で単身留学してきた光浦さんをどうみていたのか?
誰よりも頑張っていた
西加奈子
「芸能人って、うち、もっと裏ルートあるのかと思ったら、マジで正攻法で頑張ってるし。
アメリカやったら、たぶんアーティストビザ取りやすいらしいんですけど、今カナダアーティストビザがないので。
本当に頑張って、学生で(笑)
なんか頑張って勉強して、卒業してワーク(=働いて)稼いでとかやってるのが、オモロイって言ったら怒られるけど、やっぱおもろいです。
あの、すごいなって思います。
誰よりも頑張ってたし、めちゃくちゃ学校行ってるやん、朝からとか。
学校の20代の子にいじめられて(笑)なんかすごいと思います。
それに対して、本気で怒るし、本気で泣くし。もう嫌だって言うし。
でも気持ち切り替えて頑張るしっていう」
※アーティストビザ…科学、芸術、ビジネス、スポーツ、教育の分野で優れた能力を持つものに認められるビザ
本来の真っ直ぐな光浦さんのままでいられる国
カナダ暮らしをする中で見た光浦さんの変化とは?
西加奈子
「何か分からないですけど、私逆に戻ったんちゃうかなっていうか。
やっちゃんの私の中の魅力って、ちっちゃい頃からの彼女が想像できるんですよね。
真っすぐ生きてきた。
で、日本で真っすぐ生きるって、イコールめやくちゃ軋轢(あつれき)が生じるんですよ、たぶん。
でもカナダって、まず物理的にスペースあるし、全員の精神的なスペースもあるし。
それぞれ違う(国の)人への許容範囲のスペースもあるので。
彼女の真っすぐさがマジで真っすぐなままいれると思うんですよね。
本来の彼女のままでいれるんじゃないかなぁっていう気がします。
バンクーバーはやっぱり指折りにリベラル(自由)ですし、とにかく女性が生きやすいんです。
もう日本から行ったらホントに思うのが、特にその日本で中年女性っていうと、もうある程度のレーベル(枠)に入れられるじゃないですか。それがなくて。
年齢関係なしに、好きなことしていい。
それこそ、裸で川飛び込んでもいいし。もう何してもいい。
誰も何にも言わへんみたいなのは、この年代の女性にしてはすっごくやっぱ生きやすい街やと思います。
何のジャッジもないんで。うん。
もう、でもでも、50(歳)で留学生はそれでも珍しいですけどね。
だから、すっごい希望になったと思います、もういろんな人の、ホントに」
光浦靖子さんへメッセージ
西加奈子「ホンマに大好きです。これからもよろしく」
英語が喋れないことがプラスに
(スタジオで)
光浦康子「嬉しい~。さすが。全部言ってくれた」
山崎育三郎「変わったっていうのは、逆にもどったみたいなことおっしゃってましたけど。自分としてはどうですか?」
光浦靖子
「確かにその通りだなと思って。
(カナダで)学校行って、ケンカばっかりしてたけど。
あの、クッキングだから、やっぱり共同作業になるから。
どっちがボスになるかとかで、もうさ。
「同じ学生なのになんで私がアシスタントだよ!」みたいなさ。
命令する子もいるわけ。「持ってこい」とか。
「いやいやいや」みたいなとか。
そういうのとかも、真っ向から私文句言うとるし。うん。
それでなんかちょっとバトルになるけど。
結局、どっちもインターナショナルな生徒だから、言葉が100%自分の気持ちを表現できるわけじゃないから。
どっちもなんか、こう片言でケンカするから。
なんつっていいのかな…あとくされがないケンカなんだよね。うん。
私もね、言葉が好きだし、日本語に、言葉にすごくとらわれちゃうので。
何か言葉のすごく小さなもので傷ついたりとか。SNSもそうだけど。とにかく言葉が怖いっつうか。
だから、英語がとっても喋れないことが、私にはプラスになったっていうか。メンタルの部分は。
なんかね。ちょっと、子どもに戻った気がします」
相方・大久保佳代子さん
旅立つ日も戻って来る日も絶対教えない
山崎育三郎
「留学決断する時って言うのは、誰かに相談しないんですか?大久保(佳代子)さんだったり」
光浦靖子「全く。誰にも相談せずに決めました」
山崎育三郎
「大久保さんから「ちょっと相談してよ」とかはなかったんですか?」
光浦靖子
「全く。そう。私、旅立つ日も言わずに旅立って。もう勝手…。
たまに戻って来る日も絶対教えないっていう、今ね(笑)」
山崎育三郎「それ何でですか?何でですか?」
光浦靖子
「だってある日突然さ、楽屋にいてさ。
ある日突然また楽屋からいなくなってさ。
で、忘れた頃にまたある日突然「お~い」つって楽屋にいると面白いじゃん(笑)
で、向こうは向こうで私に「どんな生活?」ってメールかLINE送るのは負けた気がするつって。
「絶対送んねぇ!」つってんの、今。(笑)
こっちはこっちで「絶対おしえねぇ!」つって。」
山崎育三郎「どういう関係性何だろうな?お互いにもう報告することもなく?」
光浦靖子
「そう。で、たま~になんかさ、日本でさ、Yahoo!ニュース見てさ、「大久保佳代子億ション買う」って。「あいつ買ったのか!」って」
大久保佳代子さんインタビュー
何も言わずに行き、何も言わずに帰って来るのもミステリアス
小学生の時に出会い、大学時代に光浦さんの誘いでお笑いコンビを結成。
スタッフ「今回大久保さんが光浦さんに言いたいことがあるって聞いたんですが?」
大久保佳代子
「言いたいことがある…まあ、これは直らないんでいいんですけど。
やっぱりあのー3年以上前になんかもうカナダ最初に行きましたよね?
そん時も、特に直接いついつ行きますからねっていうまあ報告なく行く。
で、帰ってくるのもマネージャーから。
「光浦さん帰って来ますんで」つって。
「ああ、そうなの?」だし。
今回、今年ですよね。
も、まあマネージャーの方から「光浦さん帰って来ますんで」とか。で、まあ来ましたよね。
で、たぶんですけど、また私が知らない間にいなくなると思うんですよ。聞いてないんで。
なんかちょっとモヤっとするかな。まあ、まあいいっか、別に。
まあ、言ってもいいしね。言わなくてもいいし。
言ってもいいですよね~なんかね」
スタッフ「言ってくれた方が気持ちの準備できますよね?」
大久保佳代子
「う~ん。でも、そこがまたミステリアスっていうの?
急に現れて。
急に何かスケジュール見たら、光浦さんとなんか仕事が入ってて。
「ええ?帰って来るの?」って言ったら、「帰って来ますよ」って言って。
なんかちょっと何て言うの?そのドキドキ?
いつ現れるか分からないっていうのも楽しめるのかなって、今思ってます」
(光浦靖子「私が言ったことと同じこと言ってましたでしょ?」)
神経質な性格がカナダに行って変わった…カナダにいても東京にいてもどっちでもいいがうらやましい
大久保佳代子
「かなりセンシティブな人なんで。まあ、神経質なね。
ちょっとちっちゃいことが気になったり。ちょっとちっちゃいことをどんどん大きくしちゃうようなところあるなと思ってたんですけど。
カナダ行って戻ってきたら、そこがないんですよ。
だから私が唯一その人間性としてね。
「光浦さん、こう神経質で、この人は生きづらいだろうしな~」って若干こう下に見てたとこあるんですけど。
そこがちょっと消えて帰ってきてるきがして。
いや、そうなると困ったな…っていう。
(光浦「私に勝てる所が1つもないだろう!」)
この前、まあ仕事で会った時に喋ってて。
「え、もうカナダに戻りたくなってない?」って言ったら、「いや、なってないなぁ~」って言って。
東京でやっぱりあのー色んな人と会うと、やっぱこの芸能界の人と会うことが多いんで。
「全員話が面白いんだよね」つって。楽しいらしいんですよ。
だから、別に東京にいてもいいし、まあ別にカナダに戻るってなって戻るけど。
戻ったら戻ったで、またそこでカナダの生活はそれなりにもう分かってるって言い方したら…まあ楽しめるから。
「まあ、別にどっちでもいいんだよね」って言い方したのも、「え~超いいじゃん…」ってかその…なんか「どっちでもいい」って言えるのってね。いいなと思って」
(スタジオで)
光浦靖子
「でも、どっちでもいいも大変ですよ。
帰ろうと思えばいつでも帰れるので。
で、まあ明日帰るでしょ?「わしは、なんでカナダ帰んだ?」つって。
急になんかそういう風になってきて。
だから、今、どっちでも働けるっていうそれが私の夢で、目標で、ずーっと頑張ってきて。
さあ、どっちでも働けるぞってなった時に、こっちでもやりたいことあるし、こっちでもやりたいことあるし。
「まあでもまた戻んのか…何で戻るのかな?そんな頑張って」っていうのは」
大久保佳代子
「だからまあ、刺激にはなりますよね。
向こうでそうやって、自分の夢なのかやりたいことやろうとしてるっていう人がまあね、いるっちゅうことは。
「ああ、私もなんかこんな仕事してて」って不安になる時に。
「ああちょっと今日、なんか似たような感じの番組だけど、今日頑張ってみようかな」とか。
っていうまあ、思ったり思わなかったりしてますね」
光浦さんは親友でも、戦友でもなく、面白い人
最後にスタッフは大久保さんに確認したいことが…
スタッフ「大久保さんにとって、光浦さんって親友なんですか?」
大久保佳代子
「いや~これは分からないな。
友達っていえば、確かにずーっと田舎で一緒だったけど。
まあもう、それよりもこっち…コンビ時代の方が長いから、友達も違うし。
よく言う戦友っていうのもピンとこないし。なんだろう…。
面白いし、あの人。面白いし。うん。
まあ…気になる人ですかね。面白い人ですかね。
一番の誉め言葉になっちゃうかもしれないけど。
ちょっと他に形容の仕方が分からない、うん。
また、今年も待ってますんで!連絡は事前にいらないんで。
帰って来てね!」
大久保さんが大好きで、遊んでもらえなくなる不安からお笑いサークルに誘った
山崎育三郎「どんな存在なんですか?」
光浦靖子
「どんな存在…最初は大好きでしたよ、大久保さんのこと。
大好き、大好きで。
ただのお友達で。私がもう片想いしてるくらい。
だってお笑いサークルにまず入ったりとかも、大久保さんが千葉大(学)で、スカッシュサークルに入って「これから私は男性部員たちとキャピキャピした女子大生生活を送るかもしれない」の一言で焦って。
「いや、もうかよちゃんが私と遊んでくれなくなる!」と思ったら、あの人スカッシュよりもお笑いが好きだから。
「お笑いサークル入ろう!って言えば入るかもしれない」つって。
私がもう東京中…自分の学校にお互いなかったから、お笑いサークル。(※光浦さんは東京外国語大学卒)
それで、早稲田の大学は他の大学生も(お笑いサークルに)入れてくれるぞってそこまで調べて、全部お膳立てして。
「かよちゃん、お笑いサークルあるよ!」つって。
そこまでしたんだもん」
山崎育三郎「は~。もう好きすぎて?離したくないって思いで」
光浦靖子
「うん。そう。で、そっからデビューして。仕事のパートナーになって。そこからちょっと仲悪くなったりして。
だけどなんかもう、田舎に帰れば同じグループで一緒にさ。
あの盆暮れ正月はさ一緒に過ごしてさとか。
なんかへんちくりんな関係性でずーっと。
だから今なんか、ただのおばさんとおばさんって感じで楽ですよ」
井桁弘恵「じゃあ、今の関係性がちょっと落ち着いてるというか?」
光浦靖子
「ああ、いいです いいです。ほんと楽です。
あの人もね、頑張ってますからね。偉いですよ、ほんとに。
もうみんなが言うもん。
日本に一瞬帰った日本人の人が戻ってきたら、「もう大久保さんすごい売れてるよ」とか。
「大久保さんが 大久保さんが」って言うもん。」
井桁弘恵「それはどういう風に受け止めるんですか?」
光浦靖子
「「うるせえ!」(笑)…とは、そう、そう返しておきますけどね…うん。
本心は、「あ、すごいな」と思う、初めて。離れて感じた」
今後どうするかはこれから…
山崎育三郎「今後、光浦さんどのように進んでいきたいみたいのってありますか?」
光浦靖子
「だから、こっからがどうなるのかなと思って。また1個。
自分のどういう風に未来を決めればいいのかなっていう。
また大きな悩みから、またちょっと小さなね。0.4悩みぐらいの時期が、さあこれから始まるので。
まあ、それはそれで楽しいかなと思って。
きっと傷つくとかグチグチしちゃうとかまだまだありますけど。
まあ、それも含め、いいんじゃないの?っていう」