【A-Studio+】加藤シゲアキさん 両親&青学友人登場(2025年3月28日放送)

結成22年目を迎えるアイドルグループNEWSのメンバー。
手掛けた小説が2作連続で直木賞候補に選出されるなど作家としての顔も。

 

NEWSのメンバーは9人→3人に

鶴瓶「まあ、こんなこと言うとあれやけど、3人になってもうたもんな」

※現在NEWSのメンバーは加藤シゲアキ、増田貴久、小山慶一郎の3人

加藤シゲアキ「まあ、だいぶ経ちますけどね。3人になって」

鶴瓶「初め9人やったやろ?」

※2003年NEWS結成当時は山下智久などを含むメンバー9人だった

加藤シゲアキ「初め9人」

藤ヶ谷太輔「なかなかでも着席してすぐにその話題ってなかなか(笑)さすがべーさんですね」

鶴瓶「一応言うとかないとな」

加藤シゲアキ「でもそれにすぐに答えられるぐらい、この話もう何度もよくするんで(笑)」

※NEWSの変遷…メンバー9人→8人→6人→4人→3人

藤ヶ谷太輔「でもやっぱ聞かれますか?色んな所で」

加藤シゲアキ
「聞かれますね。だからもう、3分の1だから、もう。
NEWSの野党って言ってます、もう。(笑)
そんくらい、ホントに。だいぶね、こう変わっちゃいましたけど」

鶴瓶「いやでも、落ち着いたよね、やっぱり。それぐらい」

加藤シゲアキ「まあ、そうですね。良くしていくしかないっていうのが、まあ本音ですけど」

鶴瓶「「絶対辞めない」言うたらしいね。「絶対辞めないよ」って」

加藤シゲアキ
「言ったんすかねぇ(笑)いや僕はでも、迷った時期も何度もありますよ。
やっぱりその、なんですかね。
グループを守るっていうことが…。
続けることが本当に守るなのか。
いい思い出で終わらせることも1つの守るという…」

藤ヶ谷太輔「確かに。なんか正解がないみたいなね」

加藤シゲアキ「そう そう」

藤ヶ谷太輔
「だし、自分はこう思ってるけど、じゃあ他のメンバーはどうなんだとか。
違う思いをしたままずっと活動してるのも…」

鶴瓶
「でも考えたら、「お前らこう組みなさい」と言われた人でしょ?
自分らがこの人とこの人と組みたいと決めたもんじゃないやん。
だから、言われてこれでNEWSやって言われたり。これでキスマイやって言われてる。
まあ、まあそれを分かって入ってんねんけどね。
どうしてんねん、そのモヤモヤ感?」

加藤シゲアキ
「いや、だからやっぱ最初9人って、今は割と普通ですけど、9人のグループって多かったんですよ。
で、多い多いってすごい言われてて。

で、でまあ、グループ組んでから、僕がなんか足を引っ張ってる感覚になっちゃって。
だから、「いや僕がいない方がこのグループいいんじゃないかな」って思ってたから。
「いや、俺はやめた方がいいのか?」っていう時期も結構若い時はあって。

でもその前にやっぱどんどん辞めてっちゃうから。(笑)
やめてっちゃうと、やめられないし、がんばろうってこう。
だから、まあそういうつらい経験がなんか頑張らせてくれたっていうのは、今となってはありますね。」

 

作家としての活動

仕事も何もなく…二宮和也さんが事務所に直談判したとテレビでみて

鶴瓶
「うーん。俺なんや、TBSの番組で、その喋ってんのを聞いたことがあんのかな?なんか。
しっかりしたやっちゃなって思ってたんよ」

加藤シゲアキ
「あ、ありがとうございます。
なんか僕の生き方って、この会社での。
ちょっと特殊じゃないすか。
なんか本書いたりとか」

藤ヶ谷太輔「その小説を書こうと思ったタイミングとか。なんか思いっていつぐらいから?」

加藤シゲアキ「この番組ですよ!僕が小説書くきっかけは

鶴瓶「ああ、そう」

藤ヶ谷太輔「この番組?」

加藤シゲアキ
「そう、思い出した!だから「A-Studio」に絶対出たいのに、全然声がかからないと思ってたんですよ。(笑)
僕が、えっとホントに仕事がなくて。グループもうまくいかない。個人の仕事も全くない
って時に、たまたまこの番組に、二宮(和也)君が出てたんですよ(二宮さんは2010年10月放送のゲストとして出演)。

で、二宮くんが、その仕事がなくて。自分だけグループで仕事がないから、会社に直談判に行ったと。
で、そこで、「オーディション受けさせてくれ」って言って決まったのが、まあ(映画)「硫黄島」だったって話をされてたんです。

それを見てて、自分も同じ状況だから。
会社に何かさせてくれって言っていいんだと思って」

 

夜中にすぐ事務所に電話…来月までに小説を書いてこいと言われ

加藤シゲアキ
「で、その夜中の11時半とかにもう事務所の偉い人に電話して。
でも、出なかったんですけど。夜も更けてたんで。

でもそれがきっかけで。
加藤が夜中に直接電話してくるなんておかしいと。
だから、ちょっと時間を作って話そうってなって。
やりたいことあるのか?」って言われて。
いつか小説を出してみたいとは思ってる」って言ったら。
いつかとか言ってるようじゃ何にもならないから、来月までに書いてこい」って言われたんです」

鶴瓶「あ、あれか?」

加藤シゲアキ「(小説)『ピンクとグレー』っていう(2012年/デビュー作)」

鶴瓶「うそ!あれがそうなん?」

加藤シゲアキ「だからこの番組にはホント感謝してて」

 

構想は何もなく…とりあえず書き終わればいいと書いた小説『ピンクとグレー』

藤ヶ谷太輔「それって、その時ってまだなんかちょっと構想があったのか、もうゼロ…」

加藤シゲアキ
「何にもない。何にもない。だから、書きたいと思ってるけど、何書きたいとか、何書いていいとか分からないし。なんか…」

鶴瓶「そんな状況やったの?」

加藤シゲアキ「そんな状況でした」

藤ヶ谷太輔「そうか。だって書きたい思いがあっても、書き方とか」

加藤シゲアキ
「そう。わかんない。とりあえず書き終わればいいと。
その出るか出ないかはどうでも、もはやよくて。なんか…」

鶴瓶「自分の表現を書いてこい言うた人に見せなあかんてこと」

加藤シゲアキ
「そうです。なんかもっと言うと、自分が人生で本当に頑張れる事って、頑張れるタイミングって、本当に一握りしかないかなって。
今できなかったら、きっと人生何にもできないっていうなんかマインドになってたんで」

鶴瓶「で、その人は見てくれたわけやろ?」

加藤シゲアキ
「見てくれて。「うちの会社で、でもこの小説が面白いのかどうかわからないから、あの…角川っていう出版社の人に見せる。で、その人に判断してもらおう」ってなって。
角川の方があの…ウチでやりましょうってなったのが始まりでした」

 

書いた本の手直しに最初は反発

藤ヶ谷太輔
「これってでも出すってなった時に、やっぱ結構直しも出てくるじゃないですか。
そうやってこう自分が生み出したものを直されてくっていうのは、どういう気持ちなんですか?
その正直なところ。一番最初の時とか」

加藤シゲアキ
「でもね。やっぱり自分がすごい自信があるけど、プロの意見とか、読むのは読者だから、色んな人の意見をなるべく聞くようにはしてて。
だから、「違います!」って突っぱねなくはなってますね。
初めの頃は違ったかもしんないですけど。今は…」

藤ヶ谷太輔「最初の頃はやっぱちょっとこうムスッとするっていうか?」

加藤シゲアキ「してたね~、やっぱり…」

藤ヶ谷太輔「あ~やっぱり言ってた通りだ」

加藤シゲアキ「え?あ、まちこ~!」

(加藤シゲアキさんの担当編集者高尾真知子さんと藤ヶ谷太輔さんの2ショット写真が映る)

加藤シゲアキ
「あ~高尾さんありがとうございます。
そうっすね。僕が最初に『ピンクとグレー』の編集者。
だから、このくらいの時は…その一発目なんで。
その書き上げた時の自信もあるから。
あの、大人たちを信用してないんですよ。
それはその前の世界っていうか。
どんどん大人に自分が面白いと思ってるものをつまらなくされるかもっていう感覚もあって。
もう自分の何て言うんですかね?美学をどう守るかっていうことを考えてたんですけど。
結果的にはやっぱり大人の言うことは聞いた方が良かったんですけど」

鶴瓶「まあ、そうやね。やっぱり…うん」

加藤シゲアキ
「プロの意見は。でもやっぱりあの時に、何でそうなのかって一回考えれたからよかったし。
小説を出す時に、本当に新人としてやったんですよ。
そのまあ、その時は書店周りって言って、本屋さんをいっぱい回ってるから。
で、色々こう書店の話を聞いたりとかして」

藤ヶ谷太輔
「そう。それ言ってました。渋谷の書店回ってサインしたりとか。
あと、どういった思いでこれを書いたんですっていうのを各書店員さんに伝える

やっぱり人と人だから、それによって例えば、「あ、じゃあアイドルの書いた本ですね」だったら、やっぱり置く場所がそのアイドルのところにいくし。

やっぱそういうのも全部こう体験しながら」

 

吉川英治文学新人賞を受賞

鶴瓶
「でも、じゃあそっからやで。もう信じられんぐらい。
まあ、もっと後やろうけども。吉川英治の賞もろうたりとかするやろ?」

加藤シゲアキ「はい。吉川英治文学新人賞

※小説『オルタート』(2020年)…第164回直木賞ノミネート、第42回吉川英治文学新人賞を受賞

鶴瓶「そんなん、もらえへんよ。それも嬉しかったやろ?吉川英治の…」

加藤シゲアキ
「あれは嬉しかったですね。
やっぱりそのータレントだから今度は本出してるという風に思われてるし、自分でもそう思ってたんですよ。
やっぱり、小説出す一般的なプロセスって、新人賞とって、賞取ってからスタートするんですけど。
僕は取ってないで、横入りしたような感覚があって。
そう。そこの申し訳なさ。
その出版界とか小説界の棚を奪ってる申し訳なさもあったから。
いつか早くその新人賞なりをいただかなければ、そのー続けてる…何て言うんですかね、後ろ盾がないというか。
あまりにも申し訳ないっていう感覚があって」

鶴瓶
「申し訳ない言うたってやな。これ「お前なんか書いてこい」言うて、書いてきてそれ『ピンクとグレー』書いてそれが出てやで。
それが吉川英治新人賞をもらうっていうのは。
だからもう、誰かに言いたいやろ?親に言うのか…」

加藤シゲアキ
「でもウチの会社の人たちはもうホント喜んでくれましたね。
そのー最初直木賞の候補に入ったのが、一番最初のスタートだったんで」

 

NEWSのために書いた本

藤ヶ谷太輔
「あとこの本はこのNEWSのために書いたっていうのを言ってたのがすごく印象的に残ってると」

鶴瓶「どういうこと?」

加藤シゲアキ
「あのーやっぱりこう…抜けてったメンバー。
離れてないメンバーから抜けてったんですよね、当時。
なんで。こう何がどうなるか分かんないけど 、小説家がいるグループだよねとかなったら、NEWSのイメージが(笑)
なんか今まではこうなんて言うんですかね…こうグループに引っ張ってもらってたし。そういう…」

鶴瓶「え、何番目ぐらいやと自分は思ってたの?9人おった時に」

加藤シゲアキ
「いやーでもホントに、一番後ろだと思ってましたね。
気持ち的には前だと思いたいんですけど。
やっぱりこう、追いつかない感覚がすごいあって」

 

芸能界に入ったきっかけ

母の友人が好きで…寝起きの写真を撮られ事務所に送り

鶴瓶「でも事務所入りたいよって思ったのは自分自身でしょ?」

加藤シゲアキ「まあ、あと両親も…」

鶴瓶「両親?あ、お母さんか?」

加藤シゲアキ
「母…母のね、親友みたいな人がね、すごい好きだったんですよ。
はい。それで、朝早く起きて「あの写真撮るから」って言われて。
起きてなんか「写真撮るわよ」みたいな。寝起きのボッサボサのひっどい写真を」

(事務所に送ったアパートの前で撮った写真が映る)

加藤シゲアキ「アハハハハ(笑)!何で知ってんの?何でもうこれ」

鶴瓶「これ送ったん?」

加藤シゲアキ「これ送ったらしいっすね」

 

小4で合格したが、連絡がきたのは小6…中学受験の塾も行っていた

鶴瓶「で、通ったん?」

加藤シゲアキ
「通りました。でも、これ小4で。返ってきたの小6だったんで。
2年位反応がなかったんで。落とされたと思いました」

鶴瓶「そりゃそうやろ。2年も考えんの?」

加藤シゲアキ
「だから電話かかってきて。明日オーディション…まあ、(藤ヶ谷も)そうだったと思うんだけど。
明日オーディションだから来てよ」って言われて、会社の人から。
たまたま空いてて。あ、塾休んだのかな、だから。それで行って」

鶴瓶「あ、塾。あ、そうか塾も行ってたんや」

加藤シゲアキ「そう。中学受験の塾行ってたんで」

鶴瓶「中学受験の塾行ってて。ややこしいことすんな。どっちか通ってからにせえや」(笑)

加藤シゲアキ「そうそうそう。ホントでもそうだと思います」

 

家族

芸能活動を応援してくれた家族

鶴瓶「せやろ?でもお母さんはそれで認めてくれたわけやろ?通ったんやから」

加藤シゲアキ
「そうですね。だから、みんな応援してくれてましたね。うん。割とその…」

鶴瓶「お父さんもな、素敵な人でな、あの人」

加藤シゲアキ「えっ!?」

鶴瓶「いやいや、お父さん。なかなか素敵な人やねん」

(ご両親と鶴瓶さん藤ヶ谷さんが話してる写真が映る)

加藤シゲアキ「あら!」

鶴瓶「おとうさん素敵よ。だいぶ喋ったよ、お父さんと」

加藤シゲアキ「藤ヶ谷も?いや嬉しいわ」

鶴瓶「お母さんもちろんそうやけど、お父さん素敵やったよね」

藤ヶ谷太輔
「うん。でもなんかいずれは、まあなんか表というよりはなんか裏方やんじゃないかなっていうのは、お父様は思ってたみたいですね」

加藤シゲアキ「へえ~。ほんとかなぁ?」

鶴瓶「いやいや。ほんまやって」

加藤シゲアキ「でもそういうことを僕に言ったことたぶんない」

 

父の大病をきっかけに変わった父への思い…父を喜ばしたい

鶴瓶「お父さんも大病しはったからな?」

加藤シゲアキ「ああ。その話もしてました?」

鶴瓶「お父さんが死ぬか生きるかみたいな病気しはった。白血病やっておっしゃってた」

加藤シゲアキ
「そう。白血病で。元気な人だったんで。
アクティブだし、ゴルフ好きだしみたいな。そう。だったんですけどね。
やっぱりまあそれが発覚してから。まあ、大丈夫だって僕はね、信じてましたけど」

藤ヶ谷太輔
「なんかそういうの、こうまあきっかけにというか、何か変わりましたか?そのまあ身近な存在、家族の…」

加藤シゲアキ
「まあでもホントになんか、みんな割と仲いいんだけど、自由なんですよ。両親も。
なんで、親だからっていうよりは、大切な人だからっていう感覚でずっと付き合ってるんですけど。
その病気が発覚してからは、やっぱり父親だ!っていう感覚がなんか…。
まあ、父親を喜ばしたいっていう。
なんかゴルフとかもまだやってないですけど、その親父が体だいぶ元気になってきて、またやる気になるんだったら、一緒に始めたいなっていうか」

鶴瓶「やったことないの?」

加藤シゲアキ「ないんですよ、僕はゴルフ」

藤ヶ谷太輔
「でもそれでいうと、お父様はやっぱ息子と一緒にゴルフ回んのが夢だと。
で、その夢をなんか俺がかなえてあげたいって」

(勝地涼さんと藤ヶ谷さんの2ショット写真が映る)

藤ヶ谷太輔
「勝地くんも(加藤さんのお父さんと)仲いいから、「息子とゴルフ周るのが夢なんだよな」っていうのを聞いて。
それを聞いて、「ああ、じゃあ俺がその夢を叶えたい」。
で、あと、勝地くん自身も、シゲと同じまあ趣味を持ちたいと。
だから、一緒に出来るもの。
で、麻雀かゴルフかをまず2つ出して。今は麻雀からスタートしたみたいな。共通の趣味」

加藤シゲアキ
「そう。麻雀始めたんですよ、だから。最初はオヤジとやれるかなと思って」

鶴瓶「オヤジは麻雀するの?」

加藤シゲアキ
「するんですよ。だから、僕すごい趣味が多いんです。すっごいなんでもやるんで。
なんかしかも、割とこう形になってきちゃうんですけど。
なんか常にこう、素人のものを1個もっときたいんですよ」

鶴瓶「料理は上手いやろ?」

加藤シゲアキ「料理はうまいというか、まあしますね、はい」

 

青山学院時代の友人に取材

運動神経は全然ダメ

鶴瓶「せやけど、運動神経は全然あかん

加藤シゲアキ「アハハハハ(笑)!それ勝地が言ってました?」

鶴瓶「いや、勝地やない。俺勝地に会うてないもん」

(加藤シゲアキさんの母校「青山学院」の前で鶴瓶さんがとった写真が映る。
加藤さんは中学から青山学院に通学)

加藤シゲアキ「えっ!?青学行ったんすね」

鶴瓶「青学行きましたよ。青学行って連れに会いましたよ」

(青山学院の校門前で鶴瓶さんと加藤さんの友人4人が会ってる写真が映る)

加藤シゲアキ「うわっ、マジか~」

(青山学院の同級生に取材
小学から青学 岩上さん
中学から青学 小川さん
高校だけ青学 田上さん
大学から青学 鈴木さん)

藤ヶ谷太輔「あ、じゃあ、小中高大?」

鶴瓶「そうそう。鈴木がたぶん集めてくれたんやと思うけど」

藤ヶ谷太輔「え、この4人は繋がってるんですか?」

加藤シゲアキ「繋がってないと思います。鈴木だけが大学で僕と同じ学部だったんですよ」

鶴瓶「あとはもう中学から?」

加藤シゲアキ
「もう忘年会、必ず参加メンバーっすね。青学の。そこにいくとは思わなかったな~」

(リモートで参加した大学から青学の池野さんがパソコンに映っている写真が映る)

加藤シゲアキ「池野?うわっ、久しぶりだな~」

鶴瓶「池野はシンガポールからやねん」

加藤シゲアキ「あ、そうっすね。でも変わんないなぁ。10年ぶりぐらいにみましたけど」

藤ヶ谷太輔「それで話題に出たのが運動神経ってことですか?」

鶴瓶「そうそう。運動神経は全然ダメ。嘘や!いうて。走り方が女みたいな(腕を横に振って)」

加藤シゲアキ「そうかな?いやいや、そうだったかもしれないですね(笑)」

鶴瓶「鈴木が言うてたけど、ようおごってもろうたと」

加藤シゲアキ「アハハハハ(笑)!確かに」

鶴瓶
「みんなの前で言うたら、他のやつが「奢ってもろうたことないよ」って。なんで鈴木だけおごるの?

加藤シゲアキ
「上手なんですよ。「兄さん!」。同い年ですよ。普段お兄さんなんて言わないのに、「兄さん!メシ奢ってください!」みたいな感じで。かわいい人なんで。

まあ、青学。あとは、あの中高の人たちはみんなこうフェア。
僕のことをそのタレントだとは全く思わずに付き合ってくれてたんで
だから、いまだに割り勘するし」

鶴瓶「いい感じの付き合いやんな?」

加藤シゲアキ「そうですね~」

藤ヶ谷太輔「長いね。付き合いもね」

加藤シゲアキ「やっぱ小中学校からいっしょですからね」

 

俳優・勝地涼さんとの関係

会うと元気になる存在

藤ヶ谷太輔「でも、勝地くんも長くない?それで言うと」

加藤シゲアキ「勝地も長いね。もう8年ぐらいになってきたかな」

鶴瓶「勝地はなんかドラマかなんかで一緒になったの?」

加藤シゲアキ
「あ、いや、違うんですよ。勝地は同じマンションに住んでたんですよ。
たまたま同じマンションに住んでて。
で、共通の知り合いが、あの2人同じマンションに住んでんだから、1回会わせるよってなって。あったのが始まりで。

僕とある意味真逆なんで。凄い元気になるんすよね、会うと」

藤ヶ谷太輔
「だから勝地くんも夢があって。
そのー一緒にお芝居の共演だと、まあね、タイミングがあったらできそうだけど。
じゃなくて、シゲが書いた作品を例えば勝地くんが主演でやるとか。
プロデュースをなんかどっちかやるとか。
そういった、なんかこうかかわりをしたいと。
でもシゲは「勝地と芝居やると暑苦しそうで嫌だ」って言われる」(笑)

加藤シゲアキ「いや、友達と仕事するのって嫌じゃないですか?」

鶴瓶「嫌やよな。ダメ出すのも嫌やもん」

加藤シゲアキ
「そうそう。気ぃ使っちゃうし。(勝地は)結構ケンカ腰なんで(笑)ぶつかるかなぁと思って」

藤ヶ谷太輔「去年ケンカしましたって」

加藤シゲアキ
「そうそう。それ最低で。
僕達の問題じゃなくて。
僕達の仲良い人達がもめてるっていうことがあって。お前の友達何なんだみたいな。
お前の友達も何なんだってなって。
その本人たちの問題じゃなくて、人の代理戦争になっちゃって。
結構危ないことになって。その日はみんなが止めてくれて。
いや、でもなんかいいなと思って。
俺も次の日やっぱ腹立つし、すぐ謝れないっすけど。
まあ、彼からちゃんと連絡あって。まあ、話し合ったんですけど。
僕そんなにケンカしないし。けど、こうなんか奮い立たせるやつはこの人しかいなくて。(笑)
大人だからもうないじゃないですか。
その瞬間はやっぱ気まずかったっすけどね。
2週間くらいやっぱそのケンカしたのの気まずさみたいな(笑)
まあでも、そうそう」

鶴瓶「でも今はもう全然?」

加藤シゲアキ「今、全然」

 

NEWSメンバー脱退

劇団新感線の舞台を観て、泣きながら帰った日…芸能活動が好きだと再確認

藤ヶ谷太輔
「勝地くん舞台をやってる日に(加藤くんが)観に行った時に、要はNEWSのメンバーが脱退するっていうのを発表する日で。
で、舞台観終わった後、泣きながら帰ってたとか」

加藤シゲアキ
「あのーその時はまだ友達じゃないんですけど。
僕がだから続けられてる。グループの仕事を続けられてる理由が、まああって。

その6人から4人になるっていう発表をする日に、僕劇団新感線の舞台を観てたんですよ。
で、あのその本番中に発表になってるんで。僕はその時(舞台を)みてるんですけど。
で、あのーその舞台が僕はすごい好きで。キラキラしてて、俳優さんたちが

で。一方僕はそのもうライブとかこの先の芸能活動が危うい状況で。
まあどっかで、もうそれも仕方ないかって思わなきゃいけないのかなみたいな気持ちが半分あったんすけど。
そん時に出てた俳優さんたちが、すっごいうらやましくて。ステージで輝いてて

で、そもそも俺がいるべきはあそこだったはずなのに、なんで俺はここで今悔しい思いをしながら観て、ただただ苦虫を噛んでるだけなんだってなったのが、あのやっぱ悔しくて。刺激をもらって

その時に出てたメンバーの1人だったんですよ、勝地が。
だからあの時に、その自分と世代が近い役者たちが、ステージで輝いていたっていうのが。
俺はまだそこと戦いたいんだと。
悔しいって思ってるってことは、その人たちの横に立とうとしてるんだということで。

あ、俺はやっぱ好きなんだなと思ったんですよ、芸能活動が
それがすごい、いまだにやっぱりあのー強くありますね。」

 

華やかなメンバーが脱退し、「イチゴのないショートケーキ」等と言われ…

鶴瓶
「いやだからもうそれは、不安やって。色んなもんがね。
小説書いたっていうてもやね。いうたらアイドルが小説書いてんねんって。
何も見んと、読まないでそういう人もおるやんか」

加藤シゲアキ
「いや、いまだに多いっすね、やっぱそういう。その直接はいないけど。
そのレビューとかね。見に行くと、やっぱりいるんですよ」

鶴瓶「そりゃあまあ、偏見もあるやろな。それは」

加藤シゲアキ
「うん。そうですね。でも、そういうのはもう。
もうそれにもなれちゃったというか。何とも思わなくなりましたね、だから」

鶴瓶「腹立ったやろ?昔」

加藤シゲアキ
「腹立ちましたね。そのグループもね。やっぱ散々言われて。
その6人から4人になる時に、華やかなメンバーがいなくなるから、こう「イチゴのないショートケーキだ」とか。「具のないおでん」とか。
書いてあったんですよ。

それこそだから、その劇団新感線を観た帰りに打ちのめされて。
1時間ぐらい家まで歩いて帰ってる途中に、こうもうなんか乗り物に乗れなくて。
とにかく、歩きたくて。歩きながら、そういうなんか…」

鶴瓶
「華やかなものを観てきて。あそこにいときたいみたいなこともあったけども。
自分の現実みたいなものが」

加藤シゲアキ
「そんな厳しい言葉が。「4人のニュースなんかやってけないだろ」みたいな感じをもう。
でもやっぱあん時に、そのそれをちゃんと直視したんですよ。ちゃんと見ようと思って。
どう思われてるのかっていうのを。
ちゃんとそして傷ついて。
ちゃんとそっから立ち上がろうってなったのが、やっぱり大きかったっすね。
あの時にちゃんとこう、くじかれて。心が折れて。
でもそっから、その小説を出せたので。
今思えば、ホントにあの…あそこで傷ついてよかったなっていう」

 

最後に…加藤シゲアキさんの考え方

鶴瓶
「シゲは自分の中で昔から決めてることがあるらしいです。
それはね。やりたいことをやるために、やりたくないこともやるっていうことですね。
えー生きていくことが、一生そんな安定することはないと。
もし安定した時は、きっとつまらなくなってるやろと。
だから、思う存分、面倒くさいことに挑戦してみたいって。
それがいつか自分のスキルになってくるやろって。
そういうものの考え方なんですよ。
その考えがあるっていうのはすごいですよね。
これからもとてつもないことに挑戦して、スキルアップしていくと思いますね」

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