主演したドラマ「梨泰院クラス」が大ヒット。
2011年23歳でデビュー。
3年でブレイクし、出演作が次々と大ヒット。
ラブコメの神と称されるまでになった。
昨年はハリウッドデイが『マーベルズ』(2023年)に出演(ヤン王子役)。
インスタグラムのフォロワー数は2500万人を超える。
プロフィール
本名:パク・ヨンギュ
1988年12月16日生まれ(放送日現在36歳)
身長 185.6㎝ AB型 ソウル芸術大学校演技科卒業。
家族は父・母・弟2人。
中学生までは野球選手が夢だったが、高校1年生の頃から俳優を夢見るようになり、ソウル芸術大学演劇科へ進学。
在学中に軍務を終え(2010年5月に除隊)、キム・スヒョンとの縁からキーイーストと契約。
同事務所の「新人1号アーティスト」となる。
(以上Wikipediaより)
宮崎を訪れ、気に入った食べ物
宮﨑。
ここは彼が人目をあまり気にせず出歩ける街。
パク・ソジュン
「コンビニに行ったら必ず手に取るものを買いました。
初めて日本のコンビニに来たときに衝撃を受けたのがコレです。
このサンドイッチ(ファミマのチキンカツサンドイッチ)が美味しすぎて必ず買っています。
これも衝撃的でした。どん兵衛です(どん兵衛のきつねうどん)。
箱ごと韓国に持って帰りました」
これが4回目の(宮崎)訪問。
お忍びで行く店を2軒紹介してくれるという。
パク・ソジュン
「宮崎に来ると必ず訪れるレストランに向かっています。
チキン南蛮の店「おぐら」です」
※味のおぐらチェーン…創業60年以上の老舗洋食店
パク・ソジュンさんは看板メニューのチキン南蛮1300円を注文。
行きつけの店2軒目は…「一心鮨 光洋(こうよう)」
鮨とワインのマリアージュを楽しめる
ウイスキーがきっかけで宮崎県へ
山本舞香「一番最初に宮﨑に行った目的はなんだったんですか?」
パク・ソジュン「ウイスキーが好きで。蒸留所に行ってみたんです」
自分好みのウイスキーを作りたい。
思いを募らせていたら、宮崎の焼酎蔵にたどり着いた。
宮﨑健高鍋町「黒木本店」。
明治の昔から(1885年)、頑ななまでに焼酎だけを作り続けてきた。
黒木本店5代目の黒木信作さん36歳。宮崎県生まれ。
大学卒業後フランス留学。
家業を継ぎ、黒木本店5代目。尾鈴山蒸留所2代目。
世界を見据えた酒造りに取り組んでいる
一緒にお酒を飲み語り合い、友達のような関係に
パク・ソジュン
「昔から日本のウイスキーが好きでした。
ただ好きなだけだったのですが、自分が造ってみたらどうなるのかという思いが浮かんだので、あちこち行ってみて。
この宮﨑にも来ました。
そこで黒木さんのことを聞き、お会いすることになったのですが…」
確かに尾鈴山蒸留所はウイスキーも製造している。
しかし、その敷居は想像以上に高かった。
黒木さん
「最初にご連絡いただいた時も、まあ蔵の見学も基本的にウチはやっていないので。
正直こう有名な方が来てお酒を造りたいと言われても、自分としてはお受けできないなという風に思っていたんですけれども」
実際に会って話し始めると、お互いに発見があった。
パク・ソジュン
「コラボなどはされない方だと私も聞いていたので。
お酒に関する互いの想いを話し、長い時間一緒にいて、たくさん話し、食事もして。
何より年齢が同じで友達のように感じることもできて」
黒木さん
「僕の同級生の「一心鮨」っていうお鮨屋さんにお連れして。
3人とも歳は近い…確か一緒なので。
本当に仕事の話とかよりも、お互いのプライベートの話とか彼の趣味のゴルフの話とかも盛り上がって。
本当に一緒にお酒を飲んで、距離が近づいたなっていう。
本当にウイスキーに興味を持ってらっしゃるし、「宮崎の土地自体もすごく好きだ」っていう風に言ってくれたのが、一緒にモノを造っていけたら面白いかもなと素直に思えるようになりました」
今田耕司「ブレンドをパク・ソジュンさんがするウイスキーみたいな?」
パク・ソジュン「そうなんです」
完成したウイスキー「26」という名称には特別な思いが
試行錯誤を重ねついに完成したウイスキー
ウイスキーの名前「26」(トゥエンティシックス)
なぜ26なのか?
この数字はパク・ソジュンにとってとても特別な意味を持つ。
パク・ソジュン
「私が俳優になろうと決心してデビューをして、皆さんが俳優としての私を知るのが26歳ぐらいの時なら良いなと当時思っていて。
SNSのIDにも2013とついているのですが、それは26歳になる年だったんです」
2011年23歳で芸能活動を開始。
そこから仕事に励み、2013年にはドラマ初主演。名の知れた存在に。
そしてその翌年2014年、ドラマ「魔女の恋愛」への出演をきっかけにブレイク。
さらに主演した恋愛ドラマが立て続けにヒット。
「2013」と銘打たれたInstagramのフォロワーは今では2500万を突破。
有言実行を果たした。
パク・ソジュン
「その意味で、26歳が私の「はじまり」のような気がして。
ウイスキーの名前に「はじまり」に関係するこの数字を付けました」
パク・ソジュンさんの役作り「想像し、分析して演技する」
自分ではない台本の人物になりきるため、とことん分析
役作りに臨む姿勢は、昔も今も何ら変わらない。
パク・ソジュン
「自然に表現するというより色々考えてしまうタイプで。
役の性格、状況、血液型、MBTIまで、様々なことを分析して演技をします。
本来の自分ではないので…」
※MBTI…16の異なるタイプに分類する性格診断
台本の人物を演じ切らなければならない。
まるで異なる人物になり切る。
そのためにはどれだけ分析しても足りない。
もっともっともっと…。分析の余地を探し続ける。
パク・ソジュン
「(MBTIについて)それだけでその人がどのような人か決まるわけではないですが、キャラクターを分析するのにはとても役立っています。
想像が大切で、私の中にある想像力を働かせて、こうかもしれない ああかもしれないと様々な可能性を想像することが毎回必要だと感じます」
俳優には豊かな想像力が必要。
想像力の欠如は致命傷になりうる。
そしてイメージしてしまったら、妥協できない。
だから貪欲なまでにイメージする。
パク・ソジュン
「運動選手の役なら、そのように見えないといけないです。
「サム、マイウェイ」というドラマでは、総合格闘技の選手を演じました。
食事制限もしないといけなかったので、本当に大変でした」
そこまで想像をめぐらす必要があるのか?
分からない。だけど…想像できたからには、とことん具現化するしかない。
だから、人の心を動かせる。
初めてとった1年のお休み
自分が削られ、振り返る時間が必要だと感じ…
想像や分析は孤独な作業。苦しい…が、続けるしかなかった。
休むことも忘れてしまうほどに…
パク・ソジュン
「仕事を始めてからというもの、長く休んだことがありませんでした。
もちろん楽しい時間も沢山ありましたが、自分自身が少しずつ削られているようで、身体的にも精神的にも疲れて…」
(スタジオで…)
パク・ソジュン
「演技だけに専念してきたら、自分の中に新しさがなくなったように感じました。
「振り返る時間が必要だ。1年休むしかない」と思いました」
のどかな場所で気持ちの入れ替えができた
心身ともにギリギリだった。
ほぼ初めて長期休暇を取った。
そして訪れたのが宮崎だった。
パク・ソジュン
「普段 都会にばかりいる中で、のどかなここにきたら、気持ちの入れ替えができました。
ゴルフが好きなので、来たときはゴルフもしましたし、美味しいものも多いので色々食べて。
来るたびに楽しく過ごしています」
これまでにない感覚に包まれた。
空っぽだった容器がたちまち満たされていった。
良い演技をするためには休むことも大切だと知った。
知らない場所を訪れ、様々な人と出逢い、多くの経験を積んだ。みなぎった。
パク・ソジュン
「経験は貴重ですよね。感情を表現する職業なので、それらすべてのことが記憶に残ると思います」
想像力を極限まで振り絞り、枯渇したらまた潤しにくればいい。
前へ進むために、深く掘り下げるために
パク・ソジュン
「これからも宮﨑にはもちろん来ます。なので言語を勉強しなければとも思っています」
(スタジオで…)
今田耕司
「今回ご縁があって、日本のこうして番組に出ていただいて。出日本の作品っていうのも…」
パク・ソジュン
「もちろん良い機会があれば、やりたいという気持ちはあります。
日本語をより勉強する動機にもなるので、チャンスを待っています(笑)」
今田耕司
「それは来ますよ、でも。そんなん言うたら。これは日テレさん押さえていただきたいけど。
頑張っていただきたいな~」