【おしゃれクリップ】声優 木村昴(34) 人気俳優の仕事ぶりに密着 超ポジティブの裏に隠された素顔とは?(2024年7月放送)

ドイツ マルチタレント

1990年 ドイツ生まれ日本に来たのは7歳の時。
児童劇団に所属していた昴少年は、いつだってお調子者。

10歳で日テレ初登場(2001年モグモグGOMBO) 「木村昴です。(眼鏡をとって)羽賀研二です!!」 妹飛鳥(あすか)ちゃんとも共演。

 

山崎育三郎「妹さんも子役だったんですか?」

木村
「えーっと。同じ児童劇団に妹も通ってまして。
で、今はニューヨークに移住しまして。
で、ニューヨークでミュージカル女優やってます。」

人生の転機は14歳
ノリで受けたドラえもんの声優オーディションで、声優未経験なのにジャイアン役に抜擢され、大ニュースに。

それだけでなく、歌手、落語家、そして今期ドラマでは主演デビュー(ドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」)もされています。

 

誘ってもらえるうちが花 どんな仕事もやりたい

花

仕事現場に密着

朝の生放送に出演後…

朝10:00 短いナレーションの録音(ナレーションを一発で録り終える)

朝10:30 日テレ ヒルナンデス!の生放送(CM中にはやす子と漫才)

14:30 雑誌の撮影
16:00 声優のお仕事

 

山崎
「いろんなもちろん、声優さんもバラエティ、主演ドラマ。いろんなことやってると思いますけど、何が一番楽しいとかあります?」

木村
「うわっ!これが一番というのがあんまないんですよね。
全部楽しくやらせていただいてるって感じですかね。
なんか誘ってもらえるうちが花だなとも思ってるし。
誘ってもらえるうちは、なんかね、全部やりたいんですよね。」

 

自宅のお気に入りの癒しのスペースは、過去読んだ台本を飾っている台本ルーム。台本は全部取ってあり、アニメ、吹替、ドラマの台本をコレクションしているそうです。
だいたいこの部屋で台本を読んだり覚えたりしながら、お仕事の準備をしているとのこと。

最近はスプレーアートで絵をたくさん描いているそうで、スゴク上手できれいな絵でした。

周りを喜ばせたい+すごいと思われたいが原動力

主演ドラマの撮影現場で共演者の新川優愛さんに話を聞きました。

新川「もういっつも笑顔だし、昴さんがいるともう現場がパッって明るくなる
もう朝「おはようございます!」って入ってきたときから、なんかこうみんな一緒にテンションを上げていける。
そういう方ってなかなかいないんじゃないかなって思うから。
そこが一番の魅力だなと思います。」

 

様々なジャンルに挑戦する木村さんに原動力を聞くと…

木村
「昴すげえな!こんなこともやるの!?」って言われたくてやってるみたいなところもあるんですよね。そう。
「こんなことまで木村できるの!?やってくれるの!あいつすげぇな!おもしれえな」っていわれたいんだとおもいます。
分かんないけど(笑)」

山崎「すっごいスケジュールだね!やっぱりもう喜んでほしいとか、すげえな!ってみんなに思ってもらいたい?」

木村
「なんか、こう与えることで喜んでもらえるんだったら、なんかそれは出し惜しみしたくないなっていうか。
なんかめっちゃでかいこと言うと、自分の人生を終える時に、なんかむっちゃ色んな人が悲しんでくれたら嬉しいなって思うというか。
だから、楽しい思い出みたいなのをいっぱい作っておきたいなあというか、いっぱい作って最後べたですけど、我が人生に一片の悔いなしといいますか。
で、みんなになんか悲しんでもらえたら、「ああ、なんか、いい人生だったな」と思えるんじゃないかなっていう風に思って生きてるって感じですかね」

 

芸能活動のスタートは10歳

山崎「芸歴長いんですね?何歳からスタートしたんですか?」

木村「10歳ですね。」

山崎「10歳?きっかけは何だったんですか?」

木村
7歳ドイツから日本に越してきまして。
その当時僕ドイツ語しか話せなくて。そうなんです。日本語が全く話せなかったんですよ。
で、母が日本語の勉強になればっていうので、僕を児童劇団に入れてくれたのがすべての始まりなんですよ。」

 

ジャイアン役は友達を盛り上がらせたいノリがきっかけ

山崎「どういう流れで、その声優っていうところに行き着くんですか?」

木村
「いや、まあこれがまた、運命のいたずらといいますか。
子役時代、やっぱ色んなテレビとかにこう出ると、芸能人に会えるじゃないですか。そう。
で、それを次の日学校に行って「昨日誰々に会ったんだ」っていう話をすると、クラスメイトがめちゃくちゃ盛り上がるんですよ。もう、僕それが生きがいで。

ちょっとそろそろ、もう一発同級生がぶち上がるなんかエピソード欲しいなって思ってたんです。

で、その時に「ドラえもんの声優交代オーディション開催」っていうニュースがあって。

ドラえもんってもれなく同級生全員知ってるだろうなと思って。同級生に「俺ドラえもんのオーディション行ったんだぜ」って自慢したいがために受けたオーディションだったんですよ。」

山崎
「えー!じゃあ、もう声優になりたいとかっていう事じゃなかったんですね。初めきっかけは。」

木村「そうですね」

山崎「友達を喜ばせたいって言うだけで」

木村
「それだけです。もうお調子者炸裂しちゃって。で、オーディションに行ったのが、もうすべての始まりですね」

 

3秒以上目が合うと好きになってしまう

ハートの風船

やってきたのは新小岩。(木村「地元ですね、新小岩」)
葛飾区立小松南小学校

小学校からの親友 田崎さんと山下さん。
親友だからこそ知る木村の意外な一面は?

基本的に女の子が大好き

「何ならクラス全員好きなんじゃないか。すぐかわいい。すぐときめいちゃう
まあ、その中学1年生の時に、僕が付き合っていた彼女を昴がすごく好きで。僕はもう付き合ってたんだけど、昴がどうやって告ったらいいかな?とか。どういう場所に呼び出したらいいかな?とか。僕にすごい相談してきて、あの子が好きだっていうので。
ちょっとその熱量で付き合ってることを全然言えなくて」

「知ってたけどね、俺らは」

「昴だけがしらなかった。」

 

木村
「あれ、めちゃくちゃショックで。
ただまあなんか本人もあまりに俺が「好き!好き!」がスゴクて、言い出せなかったみたい」

山崎「その後アプローチはしないまま?」

木村
「なんか逆に親友の彼女かって思ったら、いやなんか今までより距離が近づいたなと思って。
それはそれでテンション上がっちゃったんですよね。
「え!じゃあじゃあさ。俺ら遊ぶときさ!連れてきてよ!」みたいな。そう。ファンみたいな感じになって。
そこで、3人で遊びに行ったりとかもうよくしてましたね。」

山崎
「すぐ好きになっちゃうと言うのは、どういう所見て好きになっちゃうんですか?」

木村
「もう、3秒以上目が合ったら好きになっちゃう
なんて言ったらいいんだろうな。こう運命を超信じてるんですよ。3秒以上目が合うってこれお告げ?みたいな。(スタジオ爆笑)なんか、あれ?あれそういう事?みたいな。」

 

中学校の卒業文集

人生

井桁弘恵
「木村さん結構すごいんですよ。
タイトルが「世界一BIGな男になってやる!」」

木村「恥ずい恥ずい恥ずい!!はず~」

内容
『僕の将来の夢は、男としても、人間としても、地球人としても、BIGな男になることです。それも超有名人で、超お金持ちで、超カッコ良い、器の超デカい最高にBIGな男に。世界一の男に!!』

木村「中3で俺これ書いてるんですか?小学校の卒業文集でしょ!」

山崎「どうですか?BIGな男になれてますか?」

木村
「でも、今その文章を聞いて。あれ、俺気持ちあんまり変わってないなって思いました、今。なんか。」

山崎「でも、そんな感じする」  井「私も思いました」

木村「ビバ俺!なんか。ハハハハハ(笑)よくやったなと思いますよ」

 

師匠スネ夫役声優関さんの背中を追いかけ続けた

井桁「そして、今回ですね。師匠と慕う方からもコメントを頂けました」

ドラえもんの声優として木村と歩んで20年。
スネ夫役 関智一さん。2005年~役を受け継ぐ

役を受け継ぐプレッシャーは相当なものだったのでは?


「自分の問題でしたね、どっちかというと。自分が納得いくのか。自分がその役を預かって、許せるお芝居がちゃんと自分の中でやれるのかっていう方が結構大きかったですかね。

だからそこは木村君は大変だったんじゃないですか?

なんか、そのちょっと訛ってたんですよね。なんか、少し。
のび太のことをの「び」太って(真ん中を強く発音する)ずっと言ってて。

あの当時そこからやっていたので、木村君にとってはやっぱり結構大変だったんじゃないかなという。はい。」

 

17歳年下の新人声優木村を前に、関さんには特別な思いもあったそうで…


「別の役者さんになんかアドバイスするっていうのは、ちょっとなんかおこがましいなと思って。あの他の現場では一切したことはないんですよ。

ただ、この14歳の木村君と一緒になった時に、そろそろ後輩にも何か自分が学んできたものを伝えないといけないなと思い始めてた時で。よし、じゃあ練習で木村くんにだけは、なんか気づいたことがあればアドバイスをしてみようと思って。

ちょっと気づいたら、もうちょっとこここういう感じでやってみるのもアリかもねとか。いうようなことを僕の問題としてやってましたね。はい。

だから、木村くんになんか教えてほしいと言われたというよりは、押しかけ師匠みたいな。そんな感じでしたね。」

 

木村「嬉しい!!」

山崎「でもやっぱり、関さんとの出会いっていうのは大きかったですか?」

木村
「めちゃくちゃ大きかったですよ。
さっき師匠は、その押しかけ師匠。まあ、自分の問題として木村くんにアドバイスしてたって言ってらっしゃいましたけど。
いや、あれもね。ちょっと関さんの優しさで。

さっきセリフが訛っちゃうってお話しがあったと思うんですけれども。僕日本語を覚えてまだ7年目だったので。
だからちょっとドイツ語訛りじゃないですけど、そういうのがすごく強かったんですよ。

で、ただでさえ初めて演じるBIGなキャラクターっていうそいうプレッシャーもあって、やっぱ緊張もあって、全然うまくできなかったんですよね。

で、そういう時に、お手本となってずっと背中を見せてくれてたのが関さんで。僕はだからもうその1話の収録の時から、「ああ、もうこの人に一生ついていく」って決めて、今日まで本当に師匠と慕って追いかけ続けた人ですよね。」

 

山崎
「でも、この大きな役を引き継ぐっていう中で、不安とかプレッシャーはどうやって乗り越えていったんですか?」

木村
「うわーどうでしょう。
ま、あの逃げ出す…逃げ出すって言ったらちょっと違うかもな。えっと、やっぱ怖くなる瞬間って何度かあったんですよ。

ドラえもんのオンエアーが始まって、やっぱ最初の頃っていうのは、やっぱ世間様のお声っていうのは、厳しいものが非常に多かったので、やっぱ中2の僕にとってはちょっとハードだったんですよね。

でも、やっぱ考え方なんですよね。
その、強い風当たりをこれ乗り越えたら、たぶんむっちゃかっこいいことになるだろうなと。たぶん、地球上で俺だけだなと思ったら。いわゆるそのジャイアンというキャラクターを引き継いだ地球上で唯一の人なわけじゃないですか、僕が。

ていうか、考えたら、逃げ出すルートも全然あったと思うし。
あの別のルートで回避することもできたと思うんですけど。
やっぱどうすればすげえ!って言われるかって考えたら、やっぱこれやり切って、最終的に「よくやった」って褒められるまで続けることが、たぶん一番イカしたルートだろうなと思って、

まあ続けてきたって感じですかね」

 

ソリストの母の影響がポジティブさを生んだ

バイオリン

バイオリニストになってほしかった母の想い

山崎「お母さんはジャイアン決まった時ってどういう反応ですか?」

木村
「びっくりしてたんじゃないですかね。
あの、母は自分がバロック音楽のソリスト。声楽科をやっていたもんですから。まあ、自分の楽団もあって。でそれでヨーロッパ中をこう周ってコンサートをしてたんですよ。で、僕にいつかバイオリニストになってもらって、まあ母の楽団を僕にやってほしいみたいな夢があったらしいんですよ。

だからもう4つの頃からかな?あのずっとバイオリン僕もやっていて。で、いつかもうバイオリニストになるべくこう生きてきたんですけど。

なんかね。やっぱ母がその音楽のことになると厳しかったんですよ。でそれがもう怖くて怖くて。僕はもう本当にバイオリンが大嫌いだったんですよ!(笑)そう。どんどんこう嫌いになって、トラウマっぽくなっていっちゃって。しまいにはもうレッスンの時に、バイオリンのケースぱかっって開いた時に、気を失っちゃったんですよね。

だから、母としては、「あ、声優になっちゃった…」みたいなちょっと複雑な思いもあったんじゃないかなと思いますね。

中学3年生までバイオリンは続けてたので。ここあのちょっと重なってるんですよ。ジャイアンのデビューと。」

 

すごく褒めてくれる母が今の明るさを作った

井桁「でもその明るい性格っていうのはどういうところから?

木村
「どうだろうな。まあ、母ちゃんの影響も非常に大きいと思いますよ。あの、子供の頃からですけど、すごく褒めてくれる母だったので。バイオリンのこと以外は。ハハハハハ(笑)。」

山崎「たくさん愛情を伝えてくれたり?」

木村
「そうですね。小学生の頃、もうむちゃくちゃおっぱいが好きで。ごめんなさいね。あのノートに毎日おっぱいの絵ばっか描いてたたんですよ。いや、それがね。結構リアルなんですよ。

そう。で、おっぱいの絵描いてたら、やっぱ先生に親呼び出されちゃって。要は、「木村くんが授業に集中してない。お母さんから注意してやってください」と。どういう教育してるんですか?っていうことを言いたかったんでしょうね。

でも僕の母は、「立派だわ」と。あなた絵上手ねっていうんでめっちゃ褒めてくれたんですよ。なんかそれにすごい救われてきたなって思うんですよね。

否定しないですね。」

 

母からのメッセージ

山崎「で、今回そのお母さんからですね、昴さんにメッセージをいただいたんです」

木村「えー!!!えー!嘘だ!マジで言ってます?初めてかも母ちゃんからの手紙」

母からのメッセージ
『昴へ妹がニューヨークに移り住んでから、早いものでもう5年の月日が経ちましたね。あの日、空に消えてしまった飛行機が見えなくなっても、しばらく柵に手を掛けうごかないままうつむき肩を落とす昴の横顔が、今でも目に焼き付いています。思えば昴は、その日から今日まで息子と娘の両方の役柄を担い、寂しがる私のそばに寄り添い、優しくいたわってくれました。たくさんケンカもしましたね。でもそれよりももっとたくさん、昴の夢について話しましたね。絶えることなくあふれる夢を抱き、毎日をどうHAPPYに過ごそうかとワクワクして、一つ一つを実現させようと努力する。昴の前向きで陽気な人柄こそが、私には何よりも尊く、かけがえのない宝物です。これからもその宝物は、丁寧に大切に見守っていきたいと思っています。昴、いつもありがとう。これからもどうぞよろしくね。 母より』

山崎「いかがですか?」

木村
「なんか、あんまこういう話って、こう面と向かってできないじゃないですか。だから、うん。照れくさいような気もしますし、いいなあ、やっぱ自慢の母ちゃんだなという風に思いました、今。

俺だったらいけるっしょ!みたいな。なんか自分を疑わずにこられたっていうのはなんかやっぱよかったなって思いますね。

僕今になって考えると、声優になったことで、あきらめた夢、今全部で来てるんですよ。熱っ!って思ってます。」

 

 

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