メインの料理に必要な物は「みそ汁」
勝俣
「本当に時代時代によって主役の人が変わっていくじゃないですか。番組って。
で、例えば「とんねるずって東京の洋食」なんですよ。
やっぱメインだから。
だから「ウッチャンナンチャンって2人とも熊本、香川でおふくろの味のなんかのおかず」なんですよ。
そっから、西からダウンタウンとかさんまさんっていう粉物がきたりとか。
たけしさんはたけしさんで下町の煮込みとか。
そうすると、そこに何が必要かって言うと、美味しいお味噌汁が必要なわけですよ」
中居正広「どんな洋食でも和食でも、みそ汁さえあれば。」
勝俣
「それは水道橋博士から言われて。
水道橋博士がテレビを分析した時に、「どんなお店でも勝俣の味噌汁が出てくる」って。
で、「その味噌汁が美味しいから、またおかずが進んで、ご飯をおかわりする」っていう。
だから、僕はその「味噌汁」というものを極めようと思ったの。」
中居正広「え?それいくつくらいですか?」
勝俣
「それやっぱりでも、30位かな。
(笑って)いいとも!でやっぱり関根さんと2人で学んで。
で、色んな人。とんねるずとかウッチャンナンチャンとかダウンタウンとかと」
中居正広「え?とんねるずともやって、ウッチャンナンチャンもやって、ダウンタウンともやって」
メインの人は得意なことでメインになるが、苦手なものも持っている
勝俣
「さんまさん、タモリさん、(和田)アッコさん、たけしさん。
でもね。テレビに出て気づいたのは、メインの人って得意なことでメインになるんだけど、みんな苦手なものを持ってるんですよ。
とんねるずは、台本読まない。
だから、軌道修正する人がいなきゃいけないんですよ。
曲がったらどんどん曲がって行っちゃうから。
誰かが戻さなきゃいけない。
その役目をやらされてたんですよ。
ウッチャンナンチャンはもう本当に性格はいいんだけど、2人とも人見知りなんです。
気分は上々という旅番組で、ゲストと旅行くんだけど、喋れないんですよ。
だから僕が間に入って、大御所とウッチャンを結び付けたり。うん」
中居正広「この立ち位置って、なかなかいないですよ。そう考えると」
中居正広さん「勝俣さんを目指していた」
勝俣
「だから、中居君に言われた言葉ですごい覚えてるのは、「勝俣さんって、勝俣さんというジャンルを作っちゃいましたよね」って。
だから「勝俣さんを目指せない」って。うん」
中居正広「いや僕は目指してたんですよ」
勝俣
「知ってます。
まだSMAPがデビューしてない時に、「アイドル共和国」という番組をやってたんです。
で、(SMAPの)歌が出てないから、CHA-CHAが歌で出てたんですよ。で、SMAPはゲームをやる。僕(CHA-CHA)は歌をやる。
で、歌ってる時にいつも袖で一人の男の子がいつも見てたんですよ。
で、「あの子いつも見てるな」と思って。
たまたまそっちに歌い終わってはけたら中居君がいて。」
陣内智則「当時いくつぐらいですか?」
中居正広「16くらいです」
勝俣
「他のSMAPのメンバーは見てないのよ。
で、中居君がいつもいるから、「いつも見てるね」って言ったら、中居君が「僕、勝俣さんみたいになりたいんですよ」って言ったんすよ。
そして、俺が「早く来いよ」(笑)
そしたら、すぐ来て、すぐ抜いてった。うん。
すぐ。横並びの時なかったもん。ドーンって」(笑)