俳優吉田羊さんの初耳学出演の追加エピソード。
仲が良かった両親について、兄弟の仲にあった鉄の掟、女優の戦い方について語りました。
とても仲が良かった両親
林「お父さんとお母さんとっても仲が良かった?」
吉田
「すごく仲が良いいんですよね。
で、母が亡くなった後も、うちの実家にピアノがあるんですけど、母が弾いていた。そのピアノの上に母の遺影があって。
で時々実家に帰ると、季節ごとに母が帽子が好きだったので、その母がお気に入りだった帽子が季節の帽子に掛け変わってるんですよね。
それくらい、今も父は母のことを愛してます」
林「お父様が変えられるんですか?」
吉田
「そうですそうです。
で、母が存命中も、何か物事を決める時に、母に相談すると、「うーん、父さんにも聞いてから返事をするね」って必ず。
独断で絶対に答えを出さないくらい、父のことも尊重する母でした。」
吉田家5人兄妹の鉄の掟
愛情深い両親に大切に育てられた吉田家5人兄妹には鉄の掟がありました。
林「小さい時に好きだった歌手の方とかいらっしゃるんですか?」
吉田
「昔小さい時は、聖子さんとか。
はい。松田聖子さんは私高校の先輩なんですよ。そうなんです。
私テレビっ子だったので、ザ・ベストテンとか音楽番組で見る歌手の方の曲は大体網羅してます」
林「ザ・ベストテン毎週見てましたね」
吉田
「毎週見ていましたね。あのうち我が吉田家には不思議なルールがあって、5位から上は観られなかったんです。
なぜならば、あれ9時からでしたよね?9時半になると、寝なきゃいけないんですよ。
で、私5人兄妹なんですけど、兄妹上からみんな9時半に寝かされてきた。9時半になると下の子たちに「さあ、もう寝なさい」ってその中学生、高校生のお姉さんたちが、強制的に寝かせるわけですよ。
自分たちもそうやって見れてこれなかったんで。いつも隣のお部屋から、これくらい開いた隙間から、こうやって、「ああ、1位は寺尾聰さんか」みたいな」
人生に役立つ金言「女優は飲み勝つか、喋り勝つか」
林
「ちょっとこの(エッセイの)中に気になったフレーズがあったので、伺ってよろしいですか?女優仲間に言われたひと言という事で、『女優は飲み勝つか、しゃべり勝つか出来ないとね』っていうのはこれどういう事なんですか?」
吉田
「私に着付けを教えてくれた子でもあるんですけども、その子が酒豪を通り越して、ザルを通り越して、枠みたいな。大酒飲みなんです。
で、彼女がご自分の実体験として、飲みの席で仕事が決まったり、そして飲んで腹を割って話すことで、相手とわかり合って、コイツと何か作品を作りたいと思うことがよくある。だから、まずは飲めなきゃダメだよって言われて。お酒を鍛えなさいって言われて。元々私下戸だったんですけど、そこから少しずつ飲んで、鍛え上げていきました」
林「今はもう酒豪の域に達したと?」
吉田「今はどうですかね?たしなむ程度に」
林
「でもまあ、お酒は体質的にダメな方はダメですけど、そういう方は喋り勝って、酒席で何かを勝ち取れと。そういうアドバイスなんですね?」
吉田「そうですそうです。お酒で戦うか、言葉で戦うか。」
林「酒中に真ありと言いますからね。酔っぱらっているときに実は真実があると」
吉田「また難しいこと言う(笑)」
まとめ
今回は、前回放送に入りきらなかったエピソード。
両親はとても仲良く、母は父をとても尊重し、父親も母親が亡くなってからもまだ愛しているという素敵なご両親の姿を知ることが出来ました。
今後も吉田羊さんがでるドラマや映画を楽しみにしたいと思います。