2013年 美容専門学校に通っていた19歳の時、雑誌「MEN‘S NON-NO」の専属モデルとして芸能活動を開始
翌年2014年にはドラマ「FLASHBACK」(2014年フジテレビ)で主演として俳優デビューを飾り、その演技力を発揮
その後も、2016年「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS)、2017年連続テレビ小説「わろてんか」(NHK)、2019年映画「愛が何だ」など話題作に出演し、個性的な役を演じて唯一無二の俳優としての地位を確立。
前回の番組出演は2018年。
鶴瓶「元々は美容関係の、美容師目指してたから、その辺(髪型)はうるさいんちゃう?」
成田凌「そうですね。だいぶうるさい人だと思います。(笑)」
藤ヶ谷太輔「ちなみに、今日のモードは俳優モードなんですか?」
成田凌「…どういう?どういうことですか(笑)?」
藤ヶ谷太輔「自然なモードなんですか?」
成田凌「ああ、無で来ちゃいましたね。起きて、サウナだけ行って」
藤ヶ谷太輔「大立ち回りしてやろうって感じでもない?」
成田凌「…ないです、ないです」
藤ヶ谷太輔
「いや、あのね。なぜ聞いたかって言うと、取材した仲間がね、俳優モードで出る時となんか大立ち回りする時があるから…」
仲良しの俳優・間宮祥太朗さんに取材
最初はお互い嫌いだった
鶴瓶「え、割と仲ええねやろ?」
成田凌「そうですね。デビュー2作目ぐらいで出会ってからずっとなんで。
藤ヶ谷太輔「聞いたら、最初会った時は、お互い嫌いだったとっからスタートした」
成田凌
「そうなんですよね。間宮はたぶん俺の事、「何だこのモデルのヤツがちょっと演技したいから出てきて」くらいの感じで思ってたのかなと思いつつ」
鶴瓶「歳は違うの?」
成田凌「歳は、一緒なんですよね」
藤ヶ谷太輔「成田さんは別に間宮くんのこと嫌いとかはなかったってことですか?」
成田凌
「でもなんか、嫌な感じだったんですよね、たぶんこう…。
オーディションでこうチラッと見たときに、こう受かった顔で歩いてたんですよ。(笑)
何人か引き連れて、しかも。もうなんか、ダーッて歩いてて。
あ、なんかこう「間宮祥太朗だ」って思うわけですよ。
こっちはデビュー2作目とかなんで。
「あ、間宮祥太朗が受かった顔で歩いてる」と思ったら、現場でお会いするわけですけど。
でももう、お互い全然喋んないですね。
結構、後半まで喋らず」
鶴瓶「間宮がそうやったから、そうしようと思ったわけ?」
成田凌
「うーん、なんかこう…何て言うんですかね…。
こう、この世界入って、とりあえずみんなが敵に見えてる時間だったんですよね…」
鶴瓶「バカにされるのは嫌やと」
成田凌「そうなんですよね」
藤ヶ谷太輔「なめられないようにだし、でも同世代だから、ライバルだし」
成田凌「そうなんですよ。芸歴で言えば全然先輩だし」
鶴瓶「あ、先輩なんや?」
成田凌
「そうっすね。自分が始めた頃には、もう多分5年位やってて。
色んなドラマとか映画とかにも出ててみたいな」
藤ヶ谷太輔
「で、空き時間にね。そのなんか、成田君が当時流行ってた芸人のピスタチオさんのモノマネとかをしてたと。なんか、現場でサービスしてモテようとしてたと。
何かそういうのにも、結構イライラしてたみたいですよ」
成田凌
「いや、そうなんですよ。なんかこう、朝からとにかく自分元気なんですよね、こう。
で、こうロケバスで集まっても、みんなでワーッと喋ってたりするのが多分こう、間宮はたぶんすごい「うるっせぇな、コイツ」と思ってたかもしんないですけど。(笑)
ワーワーして」
一度ご飯に行ってから仲良くなり
藤ヶ谷太輔「でも仲良くそこから急になって」
鶴瓶「どっから仲ようなってん?覚えてる?」
成田凌
「ふいに「成田くん、たばこ吸うの?」って言われて。「吸うよ」って言って。
こう喫煙所まで連れてってくれて。
で、こう2人で…2人っきりにポコッてなったときに、「お酒飲むの?」みたいな聞かれて。
「ああ、好き」って言ったら、「あ、じゃあ今日行こうか」みたいな。言ってくれて」
鶴瓶「だから、仲良うなりたい雰囲気はあったんやろな?どっかで、うん。」
藤ヶ谷太輔
「だからね、その言ってた。
ちょっとね、なんかアイツモテようとしてるなとかってあるけど、でも、なんか言ってる感じとかちょっと面白いなとか。
ちょっと空気間似てるなとかはこうあったみたいですね。
やっぱ、きっかけがないと…」
成田凌「きっかけをくれましたね」
藤ヶ谷太輔「で、そっからすんごい仲良くなって。なんか2人で同じ楽屋…」
成田凌
「そうですね。
ホントに毎日一緒に…「じゃあ、今日ご飯行こうか」って言ってもらってから、ほぼほぼ毎日ずっと一緒に過ごしてたんで。
APさんとかも、「もうアンタは一緒でいいね」みたいな。同じ楽屋に…(笑)2人楽屋にさせられてました」
鶴瓶「よっぽど感覚合うたんやな?それは」
成田凌
「なんか同い年っていうのがたぶんやっぱ、この世界いるとすごい嬉しくなるよなっていうのはありますね」
現場でいじめられている!?と相談
藤ヶ谷太輔
「で、言ってたのが、ある日成田君から電話来て、ちょっと相談したいことがあると。仕事終わり行ったら、やっぱいつもと様子違うなと。
で、「どうした?」つったら、「あんまり言えないけども」と。
「僕、今の現場で確実にいじめられてると思うんだ」と。(笑)
「え、どういうことか?」って聞いたら、なんか、「寒くても俺のところにベンチコートがこない」(笑)」
成田凌「そうですね。いまだに根に持ってる話ですもんね…」
藤ヶ谷太輔
「やっぱり一発目にドンって主役になったりとかしたから、もうすぐいろんなものを持ってきてくださる環境下にいたから。
だからそれを間宮君は「いや、こういう、やっぱ年功序列じゃないけど…」っていう話をしたら、「あ、そうなんだ」っていう。」
成田凌
「(笑)「ほんとに、なんか八王子寒かったんだ」みたいな話をして。
で、もう祥太朗電話して、飲みに行こうって言って。
「こんなことがあったんだ」って。
「当たり前だろ」の一言で終わりましたね。(笑)
ああ、そうだよな」
鶴瓶「それは安心したやろ。ああ、これ当たり前やねんなっていう。そんなことも知らんかったからな」
成田凌「そうですね」
藤ヶ谷太輔「だから、ある意味下積みが無いから、こういうのが知らなかったけど、教えてくれる仲間がいるっていう」
初めて行ったオーディションで主役に
成田凌
「そうですね、なんか。
初めて行ったオーディションが受かっての、それが主役だったりしたんで」
※成田凌、高梨臨W主演ドラマ「FLASHBACK」(2014/フジテレビ)
鶴瓶「そりゃ、調子乗るわな」
成田凌「調子乗りますよね」
鶴瓶「そりゃそうやわ。初めて行って、それが通って主役?」
成田凌
「そうなんですよ。なんかこう、事務所に入って、1回目のオーディションで。
こうマネージャーさんにこう「オーディションっていうのは、100回受けて、1回受かったらいい方なんだよ」って言って…で、「受かりました」みたいな、なんか」(笑)
鶴瓶「すごいよね。これメンバーもすごいやんか」
成田凌「そうですね。ここに津川雅彦さんもいらっしゃって、はい」
藤ヶ谷太輔「でも、この時ってでも、何にもまだ知らないわけじゃないですか」
成田凌「何にも知らないですね。ほんとに。レッスンとかも受けてないし。」
藤ヶ谷太輔「ああ、じゃあ不安よりもでも、「よっしゃ、主役きた」っていう方が?」
成田凌「そうっすよね。それこそ、ありがたみも喜びも分からない状態だったんで」
鶴瓶「振り返ったら、すごいことやで」
成田凌「すっごいことだなって、ほんとに改めて…」
鶴瓶
「こうやってどんどん売れていくんやっていう。まあ、他の人もこんなんやねんなと思ったけど、違ういうの分かったやろ?」
成田凌
「ほんとそうなんですよね。なんかやってくうちに、2~3年目で冷た~い2月の八王子でベンチコートもらえないで震えてるみたいな」
俳優としての魅力は吸収力!
藤ヶ谷太輔
「そういえば、俳優としての魅力も聞いたら、やっぱり、とにかく吸収力じゃないかって。いろんなものを吸収できるし」
成田凌
「尊敬する人と会っちゃうと、すごい引っ張られる気は、すごいするんですよね、なんか…。
それは結構今、怖いところかもしんないですね、なんか。
オリジナリティというものがどこにあるんだろう?みたいなのは…」
藤ヶ谷太輔「ああ、なるほど。その時ガッツリやってる人の感じになっちゃうみたいな?」
成田凌「なんかこう、なっちゃうというか…」
藤ヶ谷太輔「たぶん今、趣味で山登りしてるじゃないですか?たぶん、あれも井浦(新)さんの影響じゃないかって」
成田凌「そうですね。先週も3日間くらい山形の山行ってたりしたんですけど」
(成田さんが山の頂上で写っている写真を見て)
鶴瓶「どのくらいの高さやの?ここは」
成田凌「ここはたぶん2000いくつとか…」
鶴瓶「2000ってたいがいやで」
成田凌「そうですね。2000だったり3000だったりっていうところは」
藤ヶ谷太輔「その魅力ってどういうところなんですか?」
成田凌
「なんなんすかね。気持ちいいっすよね。自然…。
なんかやっぱこう、こういう日々東京で暮らしてると、「あー、自然が欲しい」って思うんですよね。
自然にとにかく触れたくなるので。
なんか最近までは、こう、登っていい景色見て、上で食事をする気持ち良さと思ってたんですけど。
なんか最近はなんか、山にも色んなルーツがあるなぁとか思いながら登ってたりとか。
なんか勉強にもなるなぁと思いながら」
鶴瓶
「いやでも、自分の友達がそれ誘われんの全部避けてる言うてたもん。
絶対誘われるから、その話してたら違う話する言うて…」
(美容専門学校時代からの友人の写真が映る)
美容専門学校時代からの友人に取材
すごいカッコ良く、みんなの憧れの存在
成田凌
「(美容専門学校の)同級生(リュウタロウさん)と(美容専門学校の)先輩(ノブキヨさん)ですね」
鶴瓶「リュウタロウはもう同級生やから」
成田凌「そうですね。一緒に住んでましたね。リュウタロウと学生時代」
鶴瓶
「そうやろ。最初だから、同級生が集まるやんか。すっごいかっこよかったと。みんな憧れてたと」
藤ヶ谷太輔「入学式の時からね」
成田凌
「初めて登校する日にホームルーム終わったら、コイツ(リュウタロウさん)が前に立ってて。
「友達になろう」って(笑)。言ってきた。」
藤ヶ谷太輔
「そっか。だから入学式で、目合って、会釈お互いしたから。
これはもうイケるって思ったみたいで。
その登校した日に「あの、この前の俺」って意味で、「よし、友達になろう」っていう」
鶴瓶「何で知ってんねん?」
藤ヶ谷太輔「いや、一緒に行きましたよ」(笑)
鶴瓶「いや、すまんすまん。これほんま冗談じゃなく、「なんでコイツ知っとんねん」」(笑)
藤ヶ谷太輔「行ってるし。(写真)残ってるし」
鶴瓶
「いやでも、カッコいいし、みんな憧れて。
それで、後輩なんかもな?成田の格好するんやけど、みんな傷ついて帰って行く…」
成田凌
「全国から集まってくる学校だったんで。どうにかして目立ってやろうみたいな。
技術はちょっと難しいなと思ってたんですけど。
とにかく格好から入って。「おしゃれ、偉い」みたいな(笑)」
鶴瓶「いやいや。絶対大事やと思う。やれるかやれないかやけどね。こういうのをね」
学生時代カリスマだた先輩と一緒に仕事する関係に
成田凌
「でこう、(先輩の)ノブキヨさんっていう方に1年生の頃緊張してこう…やっぱカリスマなんで。
電話して、髪切り行ったら、「ダセェ」みたいな。言われて。
「ハッ!ダサいんだ」と思って。
もうそっからこう、この人に嫌われない生き方をしようって思いましたね。
今はね、こう、お仕事で今一緒にできてるのが嬉しいんですけど。
今はすごい、そんなこと言われないですけど。学生時代・・・」
鶴瓶
「いや、でも言うてたよ。アイツもプロ意識強いから、なんぼ自分が先輩でも、自分がこうやった(成田さんの髪を整えた)後に、ちょっともう一遍変えようよって」(笑)
成田凌
「そうっすね。10分前ぐらいに。行くよって言われてんのに、「1回洗っていいですか?」みたいな。「これじゃ嫌です」みたいな(笑)。」
鶴瓶「それ、よう言うよね」
成田凌「大先輩ですけど。「俺もこれ仕事なんで」と思って(笑)。
結構、はい。申し訳ないなと思いながら」
鶴瓶「向こうもそれは認めてるから、「いや、俺も気づかされることが多い」って言うてたよ」
成田凌「そうっすね。色々言っちゃ…(笑)」
鶴瓶
「いやだから言うてたよね、リュウタロウがね。みんなちゃんとしてなかったら、怒られる言うて」
藤ヶ谷太輔「それ、言ってましたね。名言。「集中してれば風邪ひかねぇぞ」」(笑)
成田凌
「そう、なんか…そうっすね。同期とはよく、美容学校の時の同期とよく集まるんですけど。酔った勢いですよ。適当なことばっか言ってますけど」
周りの人にはモデル・俳優を勧められたが、やる気はなく
藤ヶ谷太輔
「あとあれ教えてくれて。2年生の時ですかね?
あの、「あ、俺、もしかしたら裏じゃなくて、表の人間かもしれない」って言って、なんか芸能界への興味が?」
鶴瓶「で、周りにも言われたんやろ?」
成田凌
「そう…学生時代、バイト先の先輩とかにも、「いや、美容師なんかやめて、お前、モデルとか俳優とかやれ」って言われてたんですけど。
「いやいやいや」って思って。
なんとなくこう、ノブキヨさんとこで働こうかなぁとか。
で、学校も奨学金借りて行ってるしと思いながら。
だったんですけど」
鶴瓶「まあ、親にも怒られるしな?」
バイト中にスカウト…名刺を見て世界が一瞬で変わる
成田凌
「はい。いざバイト中に、今のマネージャーにスカウトされて。
古着屋でバイトしてるときにスカウトされて。
で、なんかそこで、まあそれも「まあまあまあまあ…はいはい…」みたいな。
「まあ、美容師やるんで」みたいなんだったんですけど。
いざこう名刺もらったら、なんかこう、「俺もしかしたら、やりたかったんじゃない?」みたいな。
で、こう所属タレントとか裏に書かれてて。
「あ、なんか俺入るんだ…」と思ったら、なんかクルってなっちゃったんです、世界が」
鶴瓶「え、一瞬で?」
成田凌
「思考が。ヒュッって変わって。で、そして、こうノブキヨさんに言ったんです。
「美容師になりません」みたいな、言って。
で、「ああ、いいじゃん」みたいな(笑)思ったより軽めできたと思って。
「あ、いいんじゃない?」みたいに言われて」
近道を探し、MEN‘S NON-NOを受ける
成田凌
「で、こうちょっと出遅れてるわけです。
それこそ間宮(祥太朗)だったりとか、同級生はドラマを…。
テレビつけたら、同級生だったり年下が出てる。
ヤバい。ちょっとこう近道を探さなきゃと思って。
MEN‘S NON-NO受けてみようみたいな。
一番日本で有名な雑誌出たら、ちょっとまた違う人も見つけてくれんじゃないかなぁみたいな。」
鶴瓶「それは親にもどう言うの?」
成田凌「どうやって言ったか覚えてないですけど」
鶴瓶「そんなん、誰でも上手くいくわけやないやんかとは思ってしまうやろ?」
成田凌
「そうですよね。うーん、そりゃそうっすよね。
「一握りだよ」って言われたのは覚えてますけど…」
藤ヶ谷太輔「美容師やるって言ってたのに、急に」
成田凌
「あ!「2年下さい」って言ったんですわ。親には。
2年。2年で結果を残しますって言って。
どういう結果が残ったのか分かんないけど…(笑)」
鶴瓶「まあでも、最初主役やんか」
成田凌
「そうっすね。どのぐらいまで不安があったか分からないですけど。
今は大丈夫と思ってくれてると思いますけど」
鶴瓶「今はね。そりゃ、そうやろ。こんな世界って、どないなっても不安は残るからね」
成田凌
「そうですよね。いや…不安はやっぱぬぐえないですけど。でもやっぱ、楽しいんでね、やっぱり…。楽しい」
全然セリフが出てこない!時は逃げ出したかった
藤ヶ谷太輔「しんどいな、辞めたいなとかもないですか?」
成田凌「辞めたいなって思ったことないですね。逃げ出したくはなるときありますけど」
鶴瓶「あ、そう。逃げ出したい!?」
成田凌
「いや、この間もあって。全然セリフが出てこないみたいなのがあって。
もう、めちゃめちゃ迷惑かけて。なんか、びっくりするんです。
真っ白になるんです、喋ってる途中に。あれ?って」
鶴瓶「それはリハーサルのとき?それとも本チャン?」
成田凌「本チャンです。無になったりして。うわってなって」
鶴瓶「え、見てる人間は分かんの?」
成田凌
「いや、そう。もちろんです。何回もやるんで。びっくりしましたね。
今思い出すだけでも、手がしびれますね。
いや、もう二度とあんな経験したくないと…」
藤ヶ谷太輔
「いや、分かる。俺も経験ありますもん。
いや、なんかたぶん、もうずっと寝てないとかもあったりとかして。
そのカメラが自分の目の前を通過したら、セリフを言いだしてくださいつって。
あ、わかりましたって言って。
その通過したの分かって、言う言葉も(頭に)あるんですけど、口から出なくて。
「あ、もう一回です。どうしました?」「あ、わかりました。もう1回です」つって。
20何回やりました。ずーっと。出てこなくて。
で、1回もう今日はヤバいから、やめようつって、撮影終わらして。
で、また別日にそのシーンをやるってなった時に、別日で出なかったら、俺たぶん喋れなくなっちゃうんじゃないかな?ってめちゃめちゃ怖かったですね。」
鶴瓶「で、でた?」
藤ヶ谷太輔
「出ました出ました。でも、ずーっと寝てなくて、その時期って、なんか。
撮影が重なったりすることあるじゃないですか。
だから、もし、ちゃんと寝たのに出なかったらどうしようとか色んなことをもう…」
成田凌「そうですよね。残っちゃうとね、記憶が…」
鶴瓶「え、どないしたの?それ?出るようになったの?」
成田凌「寝たら…あ、あ…寝たらじゃないか」(笑)
藤ヶ谷太輔「そ、それ僕の。それ僕のですね。それ僕のエピソード」(笑)
鶴瓶「人のバトンとって走ってどうすんの」
藤ヶ谷太輔「で、分かんないじゃないですか。またこうなりそうだなが分かんないから、急に来たときの対処法も分かんなければ…」
成田凌
「そうっすね。でもなんかこう、不安を持たないようにすることですかね。
なんかこう、急に、風呂とか入ってる時にふわっと良くない未来が見えたりすると、ああ、いかんいかんいかんと思って。
見ないように。こう、見ないように見ないようにして」
鶴瓶「いや、この間映画観たけど、見た見た見た」
※映画「スマホを落としただけなのに~最終章~ファイナルハッキングゲーム」2024年公開
成田凌
「ありがとうございます。第三弾ですね。
こう、こういう映画で、殺人鬼の役なんですけど、殺人鬼やるのって、なかなか難しいじゃないですか。
なんか最近お芝居してて、なんかどこに行ってもいい気がして。最近なんか。
いままでこう、こういう人間って言ったら、こうなんとなくこう狭めちゃってたのが…やってんの俺だしなとか思うようになってきて、最近。
何してもいいかなぁみたいな」
今泉力哉監督に取材
※映画「愛がなんだ」(2019) 映画「街の上で」(2021)などで成田凌さんを起用
一生一緒に仕事をしていきたい
鶴瓶「この人もオモロイなぁ」
成田凌「いやー面白い人間ですね」
鶴瓶「「愛がなんだ」の時もだいぶ助けてもらった言うてたよ」
成田凌
「いやいやいや。そんなことは絶対ないですけど。
今泉さんは、一生一緒に仕事をしていきたいなぁというか。
作品を観ていたいし、もしよければ、ずっと出てたいなぁと」
藤ヶ谷太輔「どういうスタイルの監督さんなんですか?」
成田凌
「また、独特な方なんでね。
こう2人で芝居する時とかに、片方にだけこうそっとこう(耳元で言う)。
ハプニングを楽しむ方だなぁと思って。」
監督との出会いはワークショップ
藤ヶ谷太輔「監督との出会いっていつなんですか?」
成田凌
「ワークショップに行ったんです。監督の。
なんかこう、若い頃、それこそこう何となく仕事はあるけど、勉強したことがなかったんで。
とにかく色んな監督のワークショップを応募して行ってたんですよ。
で、こう失礼な話、途中で帰っちゃったりとか。面白くないなとか。があったんですけど、今泉さんのワークショップが本当に楽しくて面白くて。
終わった後、毎日のように食事行って、飲み行ってみたいな。
で、そこから、いつか仕事しましょうねって言いながらもこう…ただ飲み仲間みたいな感じだったんですけど。
いざ、「「愛がなんだ」っていうこういう原作と脚本があるんだけど」って言って、やっと数年越しに」
成田さんの自宅で飲み明かす仲
鶴瓶
「でも、俳優と飲みに行ったこととかそんなんないねんけども、成田の場合は行って。
成田の家でベロベロになって寝たことあるみたいやね?」
成田凌「そうですね。たぶんウチで何回か寝て、このメガネとかもウチに忘れて行ったりしてますよ」(笑)
鶴瓶「メガネ忘れる?」
成田凌
「はい(笑)あ、前住んでた家の一番最初のお客さんが今泉さんでしたね。
ほんとに地べたに座って。何にもない地べたで…」
藤ヶ谷太輔「あ、もうほんとの一番っていうか、その家具とか入れる前…」
成田凌「ほんっとに地べたで、こう缶の酒を飲んで、喋って。お菓子食いながら…っていう感じですね(笑)」
鶴瓶「だからよっぽど合うたんやね。それが今も続いてるってことは」
成田凌「いや、なんか…よく、今泉さんみたいな監督がこう相手してくれるなと思いますけど」
鶴瓶「こういう人の出会いってものすごい大事で。やっぱり刺激されるしね」
成田凌
「そうですね。もうほんとにもうなんか…うーん…簡単には言えないですけど、ほんとにこの人のおかげで今がある。この人のおかげでこういう自分がいる。こういう自分がいる。みたいなことが、最近本当に思うんで」